かつて、日本経済が危機的状況に陥った時、90年代終わり頃の「金融危機」と喧伝された時代には、日本の当局者たちが「債務を隠してるんだ、不良債権を隠蔽してるんだ」ということで、濡れ衣だろうと何だろうと、無理矢理数字を出させられた。
あの時代、銀行の人間たちは大勢が自殺したり、リストラの嵐に巻き込まれたりした。
監督官庁の大蔵解体、日銀も被害と無関係でいられるはずもなかった。
そして、下火になった後になってでさえ、竹中平蔵が登場してきて、やっぱり同じように「不良債権問題」という虚像を作り出され、一部銀行等金融機関が生贄とされたんだ。「貸し剥がし」「貸し渋り」が横行し、監査法人をも標的とされた。
これらの時代に共通していたのは、兎に角、海外投資家勢の「情報を開示しろ、もっと不良債権があるんだろ、借金を隠しているんだろ」という強行な主張であった。買い叩きに遭ったんだ。
そして、日本は国家破綻する、と喧伝された。
格付けは、みるみる引き下げられ、為替暴落だの国債暴落だのという脅し文句に屈したわけだ。
ところが、である。
未だに、日本円は「安全資産だから通貨が買われ、円高になる」などという”デタラメ”の風説が報道でも堂々と流されているのである。そんなバカなことを言う前に、まず米英日等の主要国の格付けの一覧を出してから、「ドルより円が買われました」とか「ポンドより円が買われてしまいました」とか「ユーロより円が買われるという不可解現象が起こっています」、等々、解説すべきだろう。
トリプルAって、どこの国の話ですか?そこより、円が安全資産なんて話は、どこからどうやったらできるのですか?、って聞いてやれよ(笑)。
ま、昔話はいい。
問題は、米国の債務が本当はどうなっているのか、という話だ。
>http://thutmose.blog.jp/archives/30026570.html
少し以前の記事のようですが、ネットで偶然遭遇したので。
この記事によれば、2010年頃に連邦債務以外の、州政府や自治体の債務の推定規模について、米国での論文があったということのようです。
(『元米財務副長官のロジャー・アルトマンという人物が2010年に債務に関する論文を発表』との記述あり)
偶然と言ってはなんだが、拙ブログ記事でも当時から書いていた。
こちら
2010年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0e68ef2c26b510113796569367a13ff9
当方は、日経記事を契機として、推計を書いてみたものですが、当時からGDP比で200%という推計は、そんなに大きく外れていないのではないかという感触を得ていました。アルトマン氏の論文というのがいつのものか不明ですが、直観的には似た線になっても不思議ではないかな、と思えます。
で、その後にも、米国債務とか、米国の経済統計の数字の変更や不一致というのが、過去に遡って行われているのではなかろうか、という疑いは続いていたわけです。
2013年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ebe17155a61443acd2fcc2f59b826765
2015年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/63415ff19126e62f57161dd7609eabc2
2015年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3532fc5a0ba66037db67b5c00aecbe7a
2015年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8ed53e767d3f8a4df57a4b194119e166
2013年10月
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0bf8e08970c02a347fdd35eab731f22f
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f0374cef63396afc2d7530ffcac823a7
どうして、米国の巨額債務の持続可能性は、問題とされないのか?
プエルトリコのデフォルトくらいとはケタが違う。海外勢が債務を支えないと無理なのに、一体全体誰が米国債を買っているのか?
米国の家計と企業が一般政府債務を支えているって?
本当ですかね?
なら、経常赤字が継続しないでしょう?
海外からの入金が超過しているんですよ。とすると、海外勢の比率が過半数となってもよさそうなのに、何故かそうならないわけだ。おかしいですよね?
外貨準備が減ってるなら、誰もドルを買えないはずなのに、ロシアルーブルも人民元もブラジルレアルも、対ドルで歴史的通貨安が達成されているわけですわ。誰か、どうやってドルを買っているのでしょう?何の通貨で?(笑)
円ですか?
違いますよね、だって、円高になったから。対ドルでは、円が買い超過であり、ドルは相対的に売られているわけで。ならば、ユーロでドルを買っていると?
ユーロは対ドルで上がっているから、やっぱりドル売りユーロ買い、という傾向にあるというはずですわな。
ドルでドルは買えない(爆)。
これが、胴元のかっぱぎシステムってやつですか?
為替支配、通貨取引システムを制御している側の特権、と?
謎すぎる。
日本には、極端なまでに情報を開示せよ、と要求しておきながら、米国は情報隠蔽、経済統計数値の「条件変更」という名の捏造同然の書き換え等、怪しいことが多いのだ。
中国の統計に文句など言える立場にはない。
あの時代、銀行の人間たちは大勢が自殺したり、リストラの嵐に巻き込まれたりした。
監督官庁の大蔵解体、日銀も被害と無関係でいられるはずもなかった。
そして、下火になった後になってでさえ、竹中平蔵が登場してきて、やっぱり同じように「不良債権問題」という虚像を作り出され、一部銀行等金融機関が生贄とされたんだ。「貸し剥がし」「貸し渋り」が横行し、監査法人をも標的とされた。
これらの時代に共通していたのは、兎に角、海外投資家勢の「情報を開示しろ、もっと不良債権があるんだろ、借金を隠しているんだろ」という強行な主張であった。買い叩きに遭ったんだ。
そして、日本は国家破綻する、と喧伝された。
格付けは、みるみる引き下げられ、為替暴落だの国債暴落だのという脅し文句に屈したわけだ。
ところが、である。
未だに、日本円は「安全資産だから通貨が買われ、円高になる」などという”デタラメ”の風説が報道でも堂々と流されているのである。そんなバカなことを言う前に、まず米英日等の主要国の格付けの一覧を出してから、「ドルより円が買われました」とか「ポンドより円が買われてしまいました」とか「ユーロより円が買われるという不可解現象が起こっています」、等々、解説すべきだろう。
トリプルAって、どこの国の話ですか?そこより、円が安全資産なんて話は、どこからどうやったらできるのですか?、って聞いてやれよ(笑)。
ま、昔話はいい。
問題は、米国の債務が本当はどうなっているのか、という話だ。
>http://thutmose.blog.jp/archives/30026570.html
少し以前の記事のようですが、ネットで偶然遭遇したので。
この記事によれば、2010年頃に連邦債務以外の、州政府や自治体の債務の推定規模について、米国での論文があったということのようです。
(『元米財務副長官のロジャー・アルトマンという人物が2010年に債務に関する論文を発表』との記述あり)
偶然と言ってはなんだが、拙ブログ記事でも当時から書いていた。
こちら
2010年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0e68ef2c26b510113796569367a13ff9
当方は、日経記事を契機として、推計を書いてみたものですが、当時からGDP比で200%という推計は、そんなに大きく外れていないのではないかという感触を得ていました。アルトマン氏の論文というのがいつのものか不明ですが、直観的には似た線になっても不思議ではないかな、と思えます。
で、その後にも、米国債務とか、米国の経済統計の数字の変更や不一致というのが、過去に遡って行われているのではなかろうか、という疑いは続いていたわけです。
2013年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ebe17155a61443acd2fcc2f59b826765
2015年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/63415ff19126e62f57161dd7609eabc2
2015年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3532fc5a0ba66037db67b5c00aecbe7a
2015年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8ed53e767d3f8a4df57a4b194119e166
2013年10月
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0bf8e08970c02a347fdd35eab731f22f
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f0374cef63396afc2d7530ffcac823a7
どうして、米国の巨額債務の持続可能性は、問題とされないのか?
プエルトリコのデフォルトくらいとはケタが違う。海外勢が債務を支えないと無理なのに、一体全体誰が米国債を買っているのか?
米国の家計と企業が一般政府債務を支えているって?
本当ですかね?
なら、経常赤字が継続しないでしょう?
海外からの入金が超過しているんですよ。とすると、海外勢の比率が過半数となってもよさそうなのに、何故かそうならないわけだ。おかしいですよね?
外貨準備が減ってるなら、誰もドルを買えないはずなのに、ロシアルーブルも人民元もブラジルレアルも、対ドルで歴史的通貨安が達成されているわけですわ。誰か、どうやってドルを買っているのでしょう?何の通貨で?(笑)
円ですか?
違いますよね、だって、円高になったから。対ドルでは、円が買い超過であり、ドルは相対的に売られているわけで。ならば、ユーロでドルを買っていると?
ユーロは対ドルで上がっているから、やっぱりドル売りユーロ買い、という傾向にあるというはずですわな。
ドルでドルは買えない(爆)。
これが、胴元のかっぱぎシステムってやつですか?
為替支配、通貨取引システムを制御している側の特権、と?
謎すぎる。
日本には、極端なまでに情報を開示せよ、と要求しておきながら、米国は情報隠蔽、経済統計数値の「条件変更」という名の捏造同然の書き換え等、怪しいことが多いのだ。
中国の統計に文句など言える立場にはない。