「～は自明」で何でも片付けようとする人たち

こういうもの言いについて、前から薄々感じてはいましたが、何らの説明にもなっていないにも関わらず、矢鱈と大上段から「どうだ」って感じで（無知な者どもはひれ伏せ、みたいな？）言う人たちがいるみたいなんですよね。何かの必殺技のつもりなのか、最終兵器（？）的な決まり文句なのか知りませんが、立論の根拠が尽きてくると使われる言い回しなのかもしれません。

一応、それに類する解説みたいなのがあったので、取り上げたことがありました。

＞元陸将・山下氏の提言は参考にならない～普天間基地問題

鳩山総理のような弱い人間には効き目がある、ということなんでしょう（笑）。元陸将の山下氏曰く、「確実に抑止力および即応性が低下することは火を見るよりも明らか」だそうですが、「～は自明」と言ってるのと近いんですよ。

ヘンな宗教とかにも似てるかな。
「儀式が病気を治してくれるのは自明」とか説明されたら、即座に賛同するというんでしょうか。


それ以前にも似たような話は書いていたみたい。

＞理解を超えた騎士団・３

＞海賊狩りは戦争じゃない・２



何かといえば、「国益、国益」とか連呼している連中も似てるな。何の説明にもなってないのに、抑止力だの国益だの安全保障だのと、一般人にはよく判らないような語句を用いれば済むと思っているかのような評論家なんかもいるな。

彼らの言うのは、論理的でも何でもない。ただの感想。或いは、願望に過ぎない。

だからこそ、説明なんかできないのさ。


そうして、説明に窮すると最後は「～は自明」「～火を見るより明らか」で誤魔化して終わり。ヘンな新興宗教と手口は一緒なんだよ（笑）。