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M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

至近距離

2007年04月23日 04時45分02秒 | Arts
夕方、ミュンヘンに戻ってきました。
朝の散歩でhotelと美術館の距離感覚がわかる写真を撮りました。手前の大きな建物が美術館、ちょっと凹んだ街並みの向こうに緑の旗がついているのが泊まったhotelです。もっとも、美術館の正面入り口はこの画像の手前方向にずっと歩いて角を左折したところなので、ちょっと距離があります。私はそそっかしくもこの道路に面した通用口のようなところから入ってしまい、国を代表する美術館にしては入り口が粗末だなあと思いました。庭と、そこにあるrestaurantは改装中で閉鎖。礼拝堂をそのまま持ち込んだ部屋は"安全上の理由で閉鎖"でした。まあ、目的とする絵がゆっくり鑑賞できたので、些末なことに文句は言いません。
 また来る機会があったら、もっと市内の便利なところに泊まり、美術館には電車で来ることにしようと思っています。


Bosch

2007年04月22日 07時17分26秒 | Arts
この街に来たかったのは、たった一枚の絵のせいです。どうしてここにあるか、保管者の美術館でもわからないらしいのですが、人騒がせなことに、普段の行動圏から大きく離れた土地に確かにありました。画像は作品の構造をちゃんと真似した絵はがきで、倒れないように支えているのはhotelの支配人の好意によるportの瓶です。

これが、問題の絵のある美術館。ついでに絵はがきみたいな画像を載せておきます。今日は1.2GBほど撮影しましたが、全く整理がついていません。

樫の木の修道院

2006年10月11日 01時22分01秒 | Arts
今日は、誰もいない部屋でこの絵と対面できました。大フリードリヒ展にも来ていなかったので、前回ここで人の頭越しに見て以来です。日本のguidebookはいい加減なのが多く、今でもこの絵がCharlotenburgにあると書いてある本がたくさんあります。
 大展覧会に貸し出し中の"孤独な木"は、元々どの場所にあったか知りたくて、展示室にいた女性係員に質問したら、うまく通じなかったようで"今はHamburgに行っています"と噛み合わない返事。それは知っているよ、7月にEssenで観たからと言ったら、急に態度が変わりました。単に、物好きを見る目になっただけかも知れませんが。


貸し出し中

2006年10月06日 02時03分00秒 | Arts
会議の合間に隣の国の美術館に行ってきました。一部の作品は日本に貸し出し中だそうで、帰国後の宿題になりました。それでも、見たかったBoschやその他の画家の作品の大半を見ることができ、訪問した国も一つ増えました。

チョコレートの分子式については、師匠の助言を期待しています。

正しい分割

2006年08月12日 01時28分26秒 | Arts
 これまでは紀伊國屋が変な映画との組合せでしか売っていなかったので、ずっと手を出さずにいたのですが、やっとまっとうに分売されました。早速入手し、自分で歩いた場所の確認をしてみたりしています。
 惜しむらくは登場人物がイタリア語で喋っていることで、せめてドイツ語なら、字幕が大幅にはしょっているところをもう少しちゃんと掴めるのにと残念です。LondonのENOのように、どんなoperaでも英語で上映するという方針が、こんなときには懐かしくなります(フィガロが"You are my father"などと唄うので、最初はちょっと戸惑いますが)。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000CEVWOW/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o08_s00?ie=UTF8&psc=1

フリードリヒの一日

2006年07月09日 04時08分43秒 | Arts
 今暑い季節に、さらに球技で熱くなっている土地に出張するに際しては、もしかしたらこの展覧会に行けるかも知れないというのが抵抗感を多少和らげる方向に働いていました。かくして、朝から空模様を気にしつつ電車に揺られてEssenに。これまでに例のないフリードリヒを集めた美術展です。会場は、普段の美術館よりは混雑していましたが、人の波をうまくかわすことで、好きな作品の前で時間を過ごすことができ、緊張感に満ちた感動を得て帰ってきました。
 日本の美術展は、どこかband-pass filterを通ったとおぼしき女性の団体に遭遇することが多いですが、今日はHigh-pass filterだったようで、年配の方がほとんどでした。
 画集は重いので敬遠し、ドイツ語のアナウンスしかないと言われつつDVDを買ってきました。絵を観るのに説明はなくてもかまわないとの判断です。これに来たおかげで、ロシアや旧東Europe地域にある美術館を訪問しなくてもすんだ気がします。


フリードリヒ騒動

2005年09月18日 14時40分09秒 | Arts
 先日の出張以来、C. D. Friedrichの絵を追いかける格好になりました。Kolnで観て、そこで彼の画集を買ったら、Dusseldorfにもあることがわかり、翌日美術館を探索して観てきました(hotelで教えてもらった美術館は別のところで、人の言うことを信じてはいけないことが改めてわかりました)。
 帰国後、Dresden美術館展を上野でやっていたのを思い出し、もしやと気づいて調べてみたら、彼の絵が三点来ていると判明。都内で仕事をした後、閉館間際に駆け込んで一目散に最後の展示室に。混雑していても、人の波がとぎれる瞬間があったので、じっくり観て帰ることができました。
 数年前、Berlinの美術館でかなりまとまった数の作品を観ましたが、どうもこの街には他の場所にも分散しているようです。街全体があちこち作り直しの最中でもあり、思うように調査が行き届きません。もうちょっとちゃんとドイツ語が読めれば、Internetで検索して調べがつくのでしょうが、安直にBerlin, Friedrichなどとkeywordsを入れても、王様がずらずら出てくるばかりで、埒があかないのが実態です。