技術会議の前に立ち寄り。ずっと愛読してきたので知っている内容も多かったのですが、展示のしかたにさまざまな工夫があり、楽しい時間でした。特に古いradioのcollection(実際に音が出ていたが、電波を受信している感じはしなかった)と、棚の裏側に展示された工具や測定器に見入ってしまいました。
都内に出たついでに、Virginia Lee Burtonの「ちいさいおうち」展を観てきました。ギャラリーへの入り口が見つからず、猛暑の中を探し回ってしまいました。

ちいさいおうちの現物(?)なども展示され、なかなか有意義な内容でした。


ちいさいおうちの現物(?)なども展示され、なかなか有意義な内容でした。

Jeff Hecht著 "City of Light: The Story of Fiber Optics"をkindle版で読み終えました。
光通信の歴史を解説した本で、技術の進歩を誰がやったかと組み合わせて描いています。当然、知り合いの名前もいくつか出てくるわけで、特に日本人の研究者に関する記述には、"英語が下手で、意思の疎通に時間が掛かった"とか、"発表の英語が強烈に訛っていたので、何を言っているかよくわからなかった"などと余計なことも書いてあります。その分、気楽に読むことができました。
Bell研がGaAs laser diodeの寿命が10,000時間を超えたと発表したのが、1975年から76年に掛けて。その直後から仕事で関わってきたために、この本の後ろ1/3ほどをreal-timeで経験したことになります。通信bubbleの頃の国際学会の参加者数が崩壊後のそれと並べて紹介されていますが、そのうちの一人だったりもしました。
写真は、気分を変えて読み始めた新刊です。
光通信の歴史を解説した本で、技術の進歩を誰がやったかと組み合わせて描いています。当然、知り合いの名前もいくつか出てくるわけで、特に日本人の研究者に関する記述には、"英語が下手で、意思の疎通に時間が掛かった"とか、"発表の英語が強烈に訛っていたので、何を言っているかよくわからなかった"などと余計なことも書いてあります。その分、気楽に読むことができました。
Bell研がGaAs laser diodeの寿命が10,000時間を超えたと発表したのが、1975年から76年に掛けて。その直後から仕事で関わってきたために、この本の後ろ1/3ほどをreal-timeで経験したことになります。通信bubbleの頃の国際学会の参加者数が崩壊後のそれと並べて紹介されていますが、そのうちの一人だったりもしました。
写真は、気分を変えて読み始めた新刊です。
朝日の書評で気に掛かっていながらも、結構高い本なので手をこまねいていました。幸い、図書館で借りることができて、返却期限を目前にしてせっせと読みました。それにしても誤植の多い本で、編集者は何をやっていたのかと思います。この著者の作品は「スペンサーの料理」を読んで以来かも知れません。
50回以上USに出張したので、さんざん現地の食に接したのですが、読むまで忘れてしまっていた料理もいろいろ出てきて、当時を思い出すきっかけになりました。共感したのは、"スープか、サラダか"の選択を迫られることの違和感についての詳しい記述で、駆け出しの出張者が感じていたわだかまりとつながりました。
アメリカ(合衆国)はどこに行っても同じような料理が出てくるのはなぜかについての記述も、興味深いものでした。
一方で、駆け出しの頃に食べたNew Orleansのfried chickenやNew YorkのReuben sandwichには、そこはかとない土地柄を感じた記憶があります。当時は何でも珍しかったし、新鮮だったのですね。
50回以上USに出張したので、さんざん現地の食に接したのですが、読むまで忘れてしまっていた料理もいろいろ出てきて、当時を思い出すきっかけになりました。共感したのは、"スープか、サラダか"の選択を迫られることの違和感についての詳しい記述で、駆け出しの出張者が感じていたわだかまりとつながりました。
アメリカ(合衆国)はどこに行っても同じような料理が出てくるのはなぜかについての記述も、興味深いものでした。
一方で、駆け出しの頃に食べたNew Orleansのfried chickenやNew YorkのReuben sandwichには、そこはかとない土地柄を感じた記憶があります。当時は何でも珍しかったし、新鮮だったのですね。
英語の本を紙媒体で読むのは久しぶりです。行方不明や墜落など20例が解説されています。Air Disasterシリーズに比べて解析が大まかで、もの足りない印象が残りました。
それでも、北極点を目指して気球で飛び立った人がいたなど、民間航空以外の"帰らぬ飛行"が含まれているので、知識の幅は広がりました。
それでも、北極点を目指して気球で飛び立った人がいたなど、民間航空以外の"帰らぬ飛行"が含まれているので、知識の幅は広がりました。