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M S Technical Laboratory

趣味の電子回路工作の成果を披露する場として開設しました。他の趣味に関わる画像も掲載します。

MS-707 画竜点睛

2024年05月31日 22時32分07秒 | DIY Electronics
 電気的には完成していたVT62 ampですが、機構的に課題を残していました。シャーシ上に置いた電源部を収容するcase coverを固定するビスが一本締められなかったのです。
 画像で▶が示しているのがcaseとシャーシを連結するビスで、この後coverとcaseをビスで固定します。
そのうちbonnetを固定するためのangleと至近距離にあるため、ビスを入れるのに難航していた箇所が青の矢印です。

 Angleは鉄製だし、ここにdriverが入る直径の穴を開けると強度が低下する恐れがあります。ネジ山の進行方向にある程度の力を掛けながら狭いところでビスを締めるのは予想以上に大変でした。

 試行錯誤の結果、M3x5のspacerをビスに見立てることにし、ネジ山の部分を細いピンセットでくわえてcase側のtapの位置に置きつつcase側に加圧、六角柱の部分を大きめのピンセットで回転させることで、どうにか篏合。あとはラジオペンチで締めて行き、最後はspannerで仕上げ。
何とか5月中に竣工させることができ、まさに画竜点睛でした。


電源基板一段落

2024年05月11日 22時45分57秒 | DIY Electronics
 初段の電源は左右独立で用意しました。4本直列になっているZener diodesで出力電圧が決まるので、最下段のdiodeを選別しました。

MOS-FETのdrain電圧(入力)とsource電圧(出力)です。

 2本並んでいる電解コンデンサの手前に空き地がありますが、実機で出力電圧を450Vに設定する抵抗を実装するところです。ここは組み込んでからの工事になるので、基板としては一段落です。

初段高圧電源に移行

2024年05月09日 22時21分10秒 | DIY Electronics
 初段FET用bias電源の動作確認ができ、初段に供給する高圧電源に取り掛かりました。Tubeを被った不思議な造形は9VのZenor diodesの在庫が少なくなったため、6.2V品を直列にしてそれらを向かい合わせた結果です。MOS-FETのGS間の保護用で、石によっては内蔵されていることもありますが、いちいち確認するのが手間だとたいていの場合は実装しています。

高圧電源動作確認

2024年05月07日 22時13分08秒 | DIY Electronics
 まだ正規の電圧に設定していませんが、実験用の電源につないで安定化動作を確認しました。
空き地に組み始めたのは初段のFETに与えるbias電源です。これまでは高圧から延々と降圧して供給していました。今回は電源トランスの高圧巻線に余裕がないため、余っているHeater巻線から供給する方針に変更しています。C, Rのpickingを忘れていたことに気づき、工作は中断する羽目に。