ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

エネルギーの使い過ぎを反省するチャンス

2011年03月14日 | 雑感
<大震災の影響で審査を延期>

大震災の影響で交通機関に大幅な乱れが出ているため、顧客とメールで協議(電話が繋がらなかったので)し、明日からの審査を延期することになりました。
本来の予定では、今日は名古屋で前泊し、明日の午前中は名古屋、午後は上尾に戻って審査し、明後日は東京で審査を実施することになっていました。

審査や出張の準備がすっかり整っていましたが、昨夜のうちに東電が計画停電を通知したため地元の浦和を通るJRは不通、新幹線も間引き運転されており、スケジュールどおり行動することが無理でした。

<エネルギーの使い過ぎを反省するチャンス>

最近は、過度とも思えるライトアップや、停電時には手の打ちようが無くリスク管理を無視した「オール電化」など、無駄遣いや無防備な発想が蔓延していたと思えます。しかも、今の日本人のエネル―消費を世界中でまねると地球が2.5個必要だと言われています。

「オール電化」では家庭からのCO2排出量がゼロと謳っているようですが、発電段階から考えればガスを使用した生活のほうが「オール電化」よりCO2排出量が少なくなります。しかも東京電力の発電の多くは、今回の福島原発の事故のように危険極まりない原子力発電に多く依存しています。

福島原発の耐震性は過去の地震を参考にしてそれを上回る条件で設計したと言われていたはずですが、人類はチリ地震など既にマグネチュード9.0以上の地震を経験しているにも拘らず、学者も東電関係者も今回の地震は想定外の大きさだったと言っています。腑に落ちませんね。原発の場合、安全性を絶対優先とし、経済性を優先してはいけないことを示しています。

この地震の影響で東電は計画停電を実施し始めましたが、エネルギーの有難さを実感し、使い過ぎを反省する良いチャンスにしたいものです。