ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

紫外線のうそ・ほんと

2008年09月04日 | 雑感
環境省のホームページにアクセスしていたら「紫外線 環境健康マニュアル 2008」と題する資料を見つけました。
http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/full.pdf

9月に入り、流石に一時期ほどの暑くはなくなりました。でも、紫外線はまだまだ強いようです。紫外線は1 年のうちでは春から初秋にかけて強い(4 ~9 月に1年間のおよそ70~80%)とのこと。この資料の一瞥をお勧めします。

既にご存知の方も多いでしょうが、基本的で大切な事柄を以下に紹介します。日光浴には充分な注意が必要ですね。

誤り: 日焼け(サンタン)は健康的であり、日焼け(サンタン)は太陽紫外線
を防いでく れる。
正しい:日焼け(サンタン)は、私たちの体が紫外線による被害を防ごうとす
る防衛反応ですが、その効果は小さく、注意信号と考えるべきです。
(コラム:メラニンって何?参照)

誤り: 曇った日には日焼け(サンバーン、サンタン)をしない。
正しい:薄い雲の場合、紫外線の80%以上が通過します。

誤り: 水辺では日焼け(サンバーン、サンタン)をしない。
正しい:水面の反射は紫外線のばく露を増やすといえます。また、水はわずか
な紫外線しか防いでくれません。

誤り: 冬の間の紫外線は危険ではない。
正しい:一般的に冬の紫外線は弱いですが、例えば、雪による反射により2倍
    近いばく露となります。特に、高い山では注意が必要です。

誤り: 日焼け止めを塗っていれば、非常に長い時間日光を浴びても大丈夫
     である。
正しい:日焼け止めは紫外線を浴びることが避けられないときに、防止効果を
    高めるものですが、太陽に長時間当たるために使用するのは間違いです。

誤り: 日光浴の途中で定期的に休憩をとると、日焼け(サンバーン、
サンタン)を起こさない。
正しい:紫外線ばく露は一日をとおして蓄積されていきます。

誤り: 太陽の光に暑さを感じない時には、日焼け(サンバーン、サンタン)
を起こさない。
正しい:サンバーンは私たちが感じることのできない紫外線 によるものです。
    暑さを感じるのは赤外線によるもので、紫外線ではありません。