シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ファンタスティックフォー~超能力ユニット

2005-09-12 | シネマ は行

こういうタイプの作品があまり得意ではないワタクシは、ただ試写会が当たったからというだけで見に行くことにした。なんかアメコミの映画化にしては有名なのはジェシカアルバくらいであとの人はたいして有名でもないし、もしかしてB級???と思っていたら、アメリカでは結構ヒットしたらしいし、原作のほうもアメコミの元祖的な人気があるらしい。(上映前に出てくるお姉さんの説明ね)その説明の中で笑っちゃったのは、「スパイダーマン」(原作)のエピソードの中でこの「ファンタスティックフォー」に就職しようとするエピソードがあるらしい。…就職って。スーパーヒーローが???

このお姉さん、ずっと「超強力ユニット」って言っててさー、後で怒られたやろうな…映画の題名間違えたんじゃあな。かわいそ。

物語のほうは前半はなんでこの4人がこんな能力を身につけたかってことなんやけど、まぁ、そのへんは宇宙嵐っちゅうわけの分からんもんを浴びたからという、ハイ、みなさんあんまり深く考えないでくださいねー。ってとこです。

この4人っちゅうのが、

まず光の屈折を操れるようになったインヴィジブルウーマン、ジェシカアルバでしょ、

んでその元恋人(と書けば最後はどうなるか分かりますね?)で体が自由自在に伸びるようになったミスターファンタスティックでジェフゴールドブラムをちょっとすっきりさせたようなヨアングリフィス

その親友で体が岩みたいになっちゃったザ・シングは、ブルースウィリスとアンタッチャブルの山崎を足して2で割ったようなマイケルチクリス

全身炎男のヒューマントーチはジェシカアルバの弟役のクリスエヴァンス

なわけなんですが、この筋肉ムキムキのヒューマントーチくんが超軽いふざけ男で、本当に自分の周りにいたらぶっとばしたくなるかもしれんけど、映画の中では面白パートを引き受けてて結構笑っちゃいました。超能力が備わってはしゃいでる姿なんかは完全にガキそのものなんだけど、他の3人がクソ真面目に悩んじゃったりしてるもんだから、こっちもこのヒューマントーチくんと一緒になって「そんなに堅く考えんでもせっかくなんやから楽しんじゃえば?」って気になってくる。最後のパフォーマンスもいかにもいかにもでワタクシは好き。それに見た目もチャーミングだしね。女ったらし役も説得力ありで、このクリスエヴァンスくんは「セルラー」に出ていたらしいけど、まだ見てなくてお初にお目にかかりましたがこれから要注目ですね。

それで、その宇宙嵐とやらに当たったのはもう一人いて、そいつが悪役なんだけど、この人はなんだろ?体が金属?んで磁力を操れるのかな。そのミスタードゥームを演じるのはなんか四角いケビンスペイシーみたいなジュリアンマクマホンです。この人、死んだわけではなさそうだったので続編ありですかね。作るならうまく作ってほしいです。

なんかあんまり内容には触れてないけど全体的にテンポよくあんまりダレることもなく楽しめました。笑いの要素が多かったし飽きませんでしたね。それはやっぱり「TAXI NY」でもかなりのテンポの良さを見せてくれたティムストーリー監督ならではですね。最後にはこの4人のメンバーが可愛く見えてきたしなー。なんか好き。
こういうお話なのでツッコミどころはいっぱいあるけど、この際ぜーんぶ目をつぶっちゃいましょう。はい、深く考えない、考えない