見に行って良かった~。めっちゃおもろかったー。
もう、どこがどうおもろかったか忘れるくらい全部おもろかった。ワタクシが見に行った回はたまたまだったのか、周りの観客も遠慮なく笑うタイプの人が多かったので、会場が一体となった感じで大ウケしてました。
よくあるベガスでのバチェラーパーティ。男どもは独身最後を祝ってハメを外します。結婚式をあさってに控えたダグジャスティンバーサ、親友で小学校の教師で妻子持ちのフィルブラッドリークーパー、歯医者で恋人レイチェルハリスの尻に敷かれているステュエドヘルムズ。この3人だけで行っていたら、まぁそこそこハメは外したけど、バチェラーパーティということで許される程度のもので済んでいただろうに、よりにもよってダグの義理の弟になるアランザックガリフィナーキスを連れて行っちゃったもんだから、こんなことになっちゃったんだよねー。
このアランのキャラが超意味不明!!!ダグの婚約者の家族ってマトモそうなのに、アランだけは完全にブラックシープ。なんか小学校には接近禁止令が出てるって言うし(何やったん!?)、変なパンツ履いてるし、とにかくやることなすこと全部変!それでいて、なんか妙に自信満々でちょっとエラそうにしてるところが、なんか調子狂うなぁって感じで、周囲をとにかくへーんな空気にするヤツ。
この4人がベガスのホテルについて、一杯目の乾杯をしたまでは良かったんだけど、翌日目覚めてみると、昨夜の記憶はゼロ、ホテルの部屋はぐちゃぐちゃ、ダグとダグのベッドのマットレスは消えていて、ステュの前歯が一本ないし、フィルは病院に行ったタグが手首についていて、部屋ではニワトリがうろついているし、バスルームにはなんとトラ別の部屋には赤ん坊一体何があったのか、観客には何も分からない、どころかフィル、ステュ、アランの3人も何にも分からない、という状況。ここから、3人の昨夜を辿るハチャメチャな旅が始まる。
もう乗っけからとにかくドタバタで。ステュは見ず知らずの女性ヘザーグラハムと結婚しちゃってるわ、マフィアに襲われるわ、知らんうちにパトカーをパクってるわ。もうハチャメチャとかメチャクチャとかドタバタとか言うしかないっつー感じで、次から次にワケ分からん状態でおもろいことの波状攻撃なのですよ!これ、メチャクチャですけど、プロットを考えたジョンルーカスとスコットムーアは相当頭良いんでしょうね。そうじゃなきゃこんなメチャクチャなお話操れないもんな。それと、ここでマイクタイソンを出そうっていう発想力ももの凄い。やっぱマイクタイソンってアメリカじゃ、いつまで経ってもスーパースターなんだろうなぁ。
こういうタイプの作品にはありがちなことですが、後半のほうはちょっとダレ気味になりますけど、3人がダグとめでたく再会できてから、最後にかけてまた盛り返してきて、ハッピーエンドで言うことなしでした。
これを見に行きたかったのは、面白そうっていうのもあったけど、最近注目しているミスターセクシー、ブラッドリークーパーが出ているからというのもあったんですが、彼はやっぱりどんなにヨレヨレになっても男前でした。なんだかんだ言いながら妻子を大切にしている雰囲気が最後に出てて良かったです。ステュは、フィルとダグの親友にしてはダサくない?って思ってたんですが、普段真面目に抑制しているからでしょうかねぇ、ドラッグでぶっ飛んだときのはじけっぷりが一番激しくて笑わしてくれました。なんか幸せ掴んだみたいだし、結果オーライ。
まぁ、しかし何と言ってもアランを演じたザックガリフィナーキスでしょうね。(スゴイ名前やな。ギリシャ系?)彼はこの作品の後、全米でも大注目のコメディアンになったみたいですね。彼の笑いってどうなんでしょうねぇ。この映画では良かったですけど、普通にスタンダップコメディとかで見たら、なんかよう分からん笑いなのかもと思ったり。このアランは凄かったけどねー。後半意外な才能も発揮しちゃったりなんかして。
結局アンタらその晩何してハメ外したの?っていうのはエンドロールの写真で一気に分かるんですが、ワタクシはなぜフィルが病院に行くことになったのか、見逃したのかなぁ?分かんなかった。あと、あのニワトリはどっから来た!?それも含めて笑いのポイントもいっぱいあるので、もう一回見たい!いや一回と言わず、何回でも見たくなる作品だったよー。