シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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ソウルガールズ

2014-01-30 | シネマ さ行

子供のころから歌が大好きで上手だったアボリジニの姉妹。長女ゲイルデボライルマン、次女シンシアミランダタプセル、三女ジュリージェシカマーボイ、といとこのケイシャリセベンス

当時のオーストラリアのアボリジニ隔離政策で肌の白いいとこのケイは彼女たちの村から政府にさらわれ白人家庭で育てられた。残った3姉妹は3人で歌を続けるがコンテストなどに出てもアボリジニということで実力は無視され続けていた。

とあるコンテストで彼女たちの才能を見出したのは落ちぶれた歌手のデイヴクリスオダウドだった。彼に頼んでベトナム慰問のオーディションに連れて行ってもらおうとする3姉妹。いまは白人社会にいるケイも呼び戻してオーディションを受けることになった。

見事オーディションを突破した「ザ・サファイアズ」はベトナムの前線へ兵隊たちの慰問コンサートに出かける。

意地っ張りでリーダー風を吹かせまくる長女・ゲイル、男のことばかり考えている次女・シンシア、まだ若すぎるし子供もいるという理由で母親から行くのを反対される三女ジュリー、白人社会で育てられて複雑な背景を持つケイ、良い奴だけど酒浸りのデイヴの5人のそれぞれのキャラクターが絡み合ってお話は進んでいく。

ザ・サファイアズの中心はなんと言ってもリードヴォーカルのジュリーだけど、私生活では長女のゲイルが権力を握っている。もともとはゲイルがリードヴォーカルだったのをデイヴがジュリーのほうが上手だとバックヴォーカルに下げてからずっとへそを曲げていたところはあったものの、ゲイルの“ママベア”体質はその嫉妬からくるものではなく、子供の時からずっと下の3人の面倒を見てきたことにあったのだろう。白人家庭で育てられたケイを“白人気取り”なんて責めるのもその裏にはケイを守りきれなかった自分へのくやしさがあったからじゃないかな。そのゲイルがデイヴと惹かれあって徐々に優しい“ママベア”になっていく姿が素敵でした。

ダメだけど、憎めないデイヴを演じたクリスオダウドが良いですね。どっかで見たことあると思ったら「ブライズメイズ」の警官か。あれも良い奴な役だった。

白人社会で育てられたケイが最後にアボリジニの土地に戻り、おばあちゃんにこの地に戻る儀式をしてもらっているときには自然に涙があふれました。ケイは白人社会に馴染んでいたようだったけど、決してアボリジニとしての誇りを捨てたわけではなかったのですもんね。それは多分本当はゲイルには十分伝わっていたと思う。

アボリジニの誇りと言えば、ゲイルがコンクールでブーイングする白人たちに向かって「あなたたちは私たちアボリジニの土地の上に立っています」と言うシーンが印象的でした。どんなに迫害されても誇りを持って生きている姿があの短いセリフに凝縮されていたと思います。

人種差別を背景にしているものの、やはりそこは“ソウルミュージック”の物語。全編が踊りだしたくなるようなソウルミュージックで彩られています。「オーストラリアンアイドル」で見出されたというジェシカマーボイの歌唱力はさすが。

最後に実際の彼女たちの現在の姿が映し出され、全員プロの歌手にはならなかったようですが、それぞれがアボリジニ文化に貢献する素晴らしい役割を担ってきたようで素敵でした。デイヴのことには一切触れられてなかったんだけど、彼は架空の存在だったのかな?

アボリジニの迫害の歴史を映画で学びたい方は「裸足の1500マイル」という作品がオススメです。ゲイルを演じたデボラルイマンがまだ少女のころに出演しています。

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スルース

2014-01-29 | シネマ さ行

1972年の映画のリメイクだそうです。そちらは未見です。

成功した犯罪小説家アンドリューワイクマイケルケインの元に一人の青年マイロティンドルジュードロウが訪ねてくる。「小さい車で来たね」最初のコメントからして怪しい雰囲気である。アンドリューはマイロへの対抗心丸出しだ。それと言うのもマイロはアンドリューの奥さん(マギー)の愛人でいま同棲中。アンドリューに奥さんと離婚してくれるよう頼みに来たのだ。

車の大小で対抗心を燃やす軽いジャブから、2人のセリフの応酬。初めはストレートに「さっさとマギーと別れてよ、おっさん」ってな感じで話していたマイロだけど、アンドリューからその代りうちにある高価な宝石を君が盗んだふりをして、そのお金でマギーと逃げなよ。僕はその保険でもうかるから。という変な話を持ち出したことから雰囲気が変わってくる。最初は当然信じないマイロだったが、徐々にその計画に乗り気になってくる。

当然、アンドリューのその話はマイロをハメる罠だったわけで・・・

完全な2人劇で、映画というより舞台を見ているような感覚です。監督がケネスブラナーということなので、舞台っぽくなるのも不思議はないのかも。

この2人のやりとりがワイクが優勢になったり、マイロが優勢になったりするのですが、それをテニスに例えて1セット目は君が取ったとか2セット目はそうはさせないぞと言っているのがいかにもイギリス人たちが作ったっぽいです。アメリカ人なら野球やアメフトに例えるところでしょうから。

マイロが優勢になる第2セット。マイロが刑事に扮装して舞い戻ってくるシークエンスがワタクシは一番好きでした。美形のジュードロウが汚いおっさんに扮していて、いやいや間近で見たらバレるやろう?と思うけど、まぁそれは言いっこなしってとこかな。

その後はだんだん何やら怪しい雰囲気になってきて、男2人でありながらお互いに性的にも支配しようとしている部分がありました。こういうことが実際にあるかどうかは分からないけど、概念的には分かる気がしますね。敵対している者同士が性的にも相手を支配しようとする。それは相手に性的な魅力を感じているのとは違うんでしょうけど、そういうことになっていく。演じるのが老いてもまだそこはかとないセクシーさの残るマイケルケインとセックスアピールばっちりのジュードロウですから怪しい雰囲気はお手の物という感じでした。

ただこういう密室対話劇なのに、最後はバン!で終わらせてしまったのが残念だった。いや、ワタクシたち観客が去ってからもまだ2人は騙し合いを続けているのかな・・・?

映画オタク的には、今回ワイクを演じたマイケルケインがマイロのほうを演じた1972年版も見ないといけないなとは思っています。現代版を覚えているうちに見比べたら面白いでしょうね。ちなみに主演の2人は「アルフィー」という作品でも1966年版と2004年版で同じ役を演じているという何かと縁のある2人のようです。

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オンリーゴッド

2014-01-28 | シネマ あ行

このレビューには青少年に不適切な表現が含まれます。作品はR15ですが、レビューはR18です。お気を付けください。



「ドライヴ」の監督ニコラスウィンディングレフンがまたライアンゴスリングを主演に迎えて撮った作品というので、興味があって見に来ました。

が、しかし!ライアンゴスリングが主演???ウソつくんじゃねーよー!!!

この作品の主演さぁ、怪しいタイ人のおっさんやん!
絶対このおっさんのほうがライアンゴスリングより出演時間長いって!ほんで、おっさんの変な歌謡曲のカラオケも何回も聞かされるし、なんなん!?

長男ビリートムバーク。筋金入りの変態。ロリコン。売春宿で少女の娼婦をレイプして暴行して殺してしまう。そして、その父親に殺される。

次男ジュリアン(ゴスリング)。一見良い子そうだが、屈折した変態。娼婦を買っても、娼婦がオナニーするのを見るだけで本番はしない。(できない?)兄を溺愛していた母親クリステンスコットトーマスから虐げられているが、それでもママを愛するマザコン。兄の復讐を母親に命令されている。

母クリスタル。息子たちを取り込んだ犯罪組織を仕切るおっとろしいババァ。長男が少女をレイプして殺したと知ってもそんなことはおかまいなく次男に「兄貴を殺した奴の命取ってこんかいっ!ゴォラヴォケェ!!!」と次男のケツを叩く母親。
「ジュリアンはねぇ、ビリーに嫉妬してるのよ~。なんせビリーは巨根だったからね~。ま、ジュリアンも小さいってわけじゃないんだけど、なんせビリーのはすごくて~」などとのたまう母親。兄弟は母親との近親相姦で支配されていたとみえる。そのせいでジュリアンはインポになったんじゃないのかね。怖い、怖いよぉぉぉ。

怖いおばはん。変態兄弟の根源。

そして、怪しいタイ人のおっさん。チャンヴィタヤパンスリンガム。レイプ殺人事件の現場に駆けつけるが、その場にいたビリーを逮捕せず、少女の父親に撲殺させた刑事。ビリーを父親に殺させたあと、娘を売春婦にしているという理由でその父親の腕を切り落とす。その後には部下を連れてカラオケ。家に帰れば優しい父親だが、犯罪者には容赦しない。刀を使ってぶっ殺す。そしてカラオケ。

タイ人のおっさん。カラオケ大好き。

兄の殺害にはこのチャンが関係したいたと知り、チャンを殺そうとチンピラどもを差し向けるジュリアンだったが、そんなチンピラたちなどチャンにとっては赤子の手をひねるようなもの。一人をとっ捕まえ、ジュリアンが背後にいることを知られる。そして"Wanna fight?"とかカッコいいこと言っちゃって、一対一でチャンと殴り合い、ボコられるジュリアン。すげーーーーっ!!!あのライアンゴスリングがボコられちまったよー。しかも「やるか?」なぁんてカッコつけといてボコボコだよー。あの男前の顔が台無し。ちょっと楽しい。

"Wanna fight?"カッコええけど、このあとこの人ボコられます。






ボコられた。

なんなんだ、この映画。原題が「Only God Forgives」って妙に深い感じを出してるけどさぁ、深いの、これ?分からん。上映時間90分なのに、すごく長く感じたよ。この監督の作品は「ドライヴ」しか見ていないので何とも言えないのだけど、これがこの監督の本当にやりたいこと!なのかもしれないなぁと思いました。だとしたら、次からはもう見ないと思う。

面白いとこはあるんだけどねー。チャンの暴力性とか枠を超えていてすごいし、なんせクリステンスコットトーマスにぶったまげた。彼女ってお嬢様女優というか、お上品な人っていうイメージがめちゃくちゃ強い人なのに、よくこんな役引き受けたなぁ。もちろんいままでだって演技力はすごくあるとは思っていたけど、まさかの極悪鬼畜ババァ。それが、見れば見るほどハマってる。ライアンゴスリングなんか、出てたっけ?とまで思わせられるレベル。

これが映画作品として面白いか?と言われれば、ワタクシは「No」ですけど、映画オタクとしてはそのせいでクリステンスコットトーマスの演技を見逃すのももったいない気はしますねー。興味のある方は見ていただいても良いですが、ワタクシは責任取りません(笑)そして、ただ純粋にライアンゴスリングが好きっていうだけのオトメたちは見ないほうが良いかもです。

しかし、これR15でいいの?これがR15で「セッションズ」がR18だなんて、本当に納得いかないよ、映倫さん。

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さよなら、アドルフ

2014-01-27 | シネマ さ行

ナチス崩壊後のドイツ。これをユダヤ人、連合国の視点から見た作品はたくさんありますが、これは珍しくナチス高官を父ハンスヨヘンヴァーグナーに持ち、自分たちもヒトラーユーゲントとして純粋培養されてきた子供たちの視点で描いた作品です。

父と母ウルシーナラルディは出頭(あるいは逃走?)し、14歳のローレザスキアローレンダールは妹、双子の弟たち、赤ん坊を連れて900キロも離れた祖母の家に向かわなければならなくなった。ナチスのエリート家族だったが、戦争が終わり、物資が不足する中で子供たちだけでは周囲の大人にもないがしろにされ、赤ん坊を抱えたローレは母親が残してくれた貴金属などと食糧をなんとか交換してもらって道を進んだが、連合国が占拠するドイツ国内で旅の許可も身分証もない中、途中で出会ったユダヤ人青年トーマスカイマリーナの助けを借りながら旅を続けた。

途中、ナチスがユダヤ人に行った蛮行が貼り出されており、そこに父親らしき写真を見つけるローレ。信じられない思いだったが、父親はこの蛮行に加担していたのか。それでも、やはり幼いころから叩き込まれたユダヤ人は劣等民族という意識を捨てきれず、トーマスに頼りながらも彼を汚いものかのように扱っていた。

ローレの気付きや、戦後の混乱を子供たちだけで生きていくことの厳しさ、ナチスの洗脳が解けない大人たちなどが映し出されていきますが、ちょっと演出が単調で正直途中退屈になってしまいました。

ローレとトーマスの関係はうまく描かれていたと思います。ローレがトーマスを誘導して自分を触らせたのは、お礼のつもりだったか、贖罪のつもりだったのか。それでもトーマスが自分からローレに触れようとするとビンタをくらわせたのは、単なる少女の戸惑いか、やはり劣等民族への軽蔑だったのか。何が正解かは分かりませんが、そういうローレの複雑な心情がよく表れていたと思います。でも、ローレを演じた子がどうしても17歳くらいに見えたので、ちょっと14歳の少女がそういうことをするというのとは印象的に違ってしまったかなと思いました。

結局トーマスは他人の身分証を使って旅をしていたのだけど、腕の刺青を見れば収容所に入れられていたことは確からしい。収容所に入れられていたユダヤ人だったのなら、あんなふうに旅をしなくても連合軍に保護してもらえたのじゃないのかな?と思うのだけど、当時実際どうだったか分かりません。

列車で身分証を求められたときにローレたちがどう切り抜けたのかとか、その後どうやってあの船に乗ったのかとか全然説明されず最後は駆け足で急に祖母の家に着いたのが不思議でした。

祖母の家で戦禍を逃れ、以前と変わらず暮らしている祖母に対してのローレの反抗的な態度が秀逸でした。あそこでほっとして子供らしい自分を取り戻すのかと思いきや、弟がテーブルマナーを注意されたとき、わざとローレがパンを口いっぱいに頬張り、ミルクを倒し手ですくって飲んでみせます。バカな大人たちのせいで散々辛酸を舐めさせられたローレの自己主張だったのかな。

子供たちはいつまでも小ぎれいで、それがちょっとリアリティがない?と思ったのですが、ナチスの降伏が5月なので、比較的天候などにも恵まれてよく水浴びなどもしていたおかげかもしれないなぁ。どうなんだろ?赤ん坊が丸々として健康そうに見えたのもリアリティのなさを感じた点かもしれません。

これがハリウッド映画なら、ローレの気付きがもっと分かりやすく、ローレとトーマスの関係ももっとロマンスたっぷりに、そしてローレの妹弟との関係ももっと感動的に描かれたことでしょう。そうならなかったのは良かったなぁとは思いますがもう少し退屈にならない作りにしてくれても良かったかなとも思います。

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海外ドラマ忘備録12

2014-01-22 | 海外ドラマ

前に書いたのが8月なので随分たくさん溜まってしまいました。



「コールドケース」シーズン1、2、3、4、5、6、7(終了)

やっとリリーキャサリンモスにステップファミリーとは言え、温かい家族ができて良かったぁ。お父さんの再婚相手メアウィニンガムが良い人で良かった。
長いシリーズの最終回の曲をザ・ローリングストーンズで締めたのがカッコ良かったです。
そろそろリリーにも妹クリスティーナニッキーアイコックスも幸せになってほしいな。


「クリミナルマインド」 シーズン1、2、3、4、5(途中)

4の最後から5にかけてのリーパーvsホッチトーマスギブソンの対決がすごかったですねー。ホッチの元奥さんメレディスモンロー殺されちゃって悲しい。それにしてもあれだけ成果を上げているBAUがどうしてFBIの上層部からにらまれる必要があるのか全然分からんわ。確かにホッチはリーパーの件で取り乱していたからそれは分かるけど、BAUそのものは超優秀だと思うんだけどな。
ってか!いまリーパーを演じた役者さんって誰だろう?と調べたらあのC.トーマスハウエルだったんですねー!!!何週にも渡って見ていたのに全然気付かなかった。超びっくり。C.トーマスハウエルといえば「E.T.」のあの自転車漕いでる子ですよ!「アウトサイダー」のころもまだ可愛らしかった。こんなふうにお仕事していたんだねー。知らんかった。


「NCIS」シーズン1、2、3、4、5、6、7、8、9、10(終了)

ジヴァコートデパブロのお父さんマイケルノウリと長官ロッキーキャロルの奥さんを殺した犯人を追うシリーズが緊張感あります。ジヴァが切ない表情をすることが多いシーズンでちょっと辛いな。ディノッゾマイケルウェザリーとはどうなるんだろう?
最終回ではギブスマークハーモンが内部審査にかけられるってことで終わっちゃいました。またまた次のシーズンが気になります。


「ウォーキングデッド」シーズン1、2、3、4(途中)



始まったよー、シーズン4。刑務所の中で病気が発生して大変なんすけどー。どうなるんだろ。主要メンバーがみんな仲良くなっていい感じに始まった今シーズンだったけど、キャロルメリッサマクブライドが新たな病気の感染者を殺したことでリックアンドリューリンカーンが追いだしちゃったよー。えー!あんな世界に一人追い出すなんてひどくない?キャロルは確かに極端なことをしたとは思うけど、みんなを守るためだったんだし。その前にリックに内緒で子供たちにナイフの使い方を教えているシーンがあったけど、あれだって生き抜くためには必要だと思うよ。DV被害者だったキャロルがよくぞここまで強くなったなぁって嬉しかったのにな。
それにしてもガバナーデヴィッドモリッシーうざいわー。ハーシェルスコットウィルソン殺すなんてひどいよ。


「チャック」シーズン1、2、3、4、5(終了)

最後はなんかシリアス調で終わっちゃったねー。最初のシーズンのほうのおちゃらけ感がもっとあったほうが良かったなぁ。これからのイヴォンヌストラホフスキー活躍に期待。


「NCIS:LA」シーズン1、2、3、4(終了)

シーズン4に入ってヘティリンダハントの出番が少なかった気がする。
やっとサムLLクールJの奥さんの正体が判明したね。まさか奥さんまでスパイ関係だったとは。
エリックバーレットフォアとネルレネーフェリススミスは付き合ってるわけじゃないんだよね?ネイトピーターキャンバーが久々に登場したとき、そう言えばネルって昔ネイトのこと好きだったんだよなと思いだしました。
最終回でついに!ディークスエリッククリスチャンオルセンがケンジーダニエラルアーにキスしたよーーーー!やっとか!
ダニエラルアーは私生活で赤ちゃんを産んだばかりですが、もう撮影に復帰しているようですね。ダニエラルアーはエリッククリスチャンオルセンのお兄ちゃんと婚約中だそうです。これにもびっくり。


「キャッスル」シーズン1、2、3、4(終了)



やっとこさ、ベケットスタナカティックとキャッスルネイサンフィリオンがくっついたわい。もー長かった。くっついたあとのシーズンはどうなるんでしょうかねぇ。それもそれで楽しみです。
エスポジートジョンウエルタスとラニタマラジョーンズはお似合いのカップルだったのに別れちゃって残念です。
新しい署長は「24」で大統領の元奥さんだったペニージョンソンジェラルドですね。最初はキャッスルのことを敵視してましたけど、なかなかカッコいい署長さんです。


「ママと恋に落ちるまで」シーズン1、2、3、4、5、6(途中)



いつになったらママと会うのー???ま、会っちゃったらこのお話終わりってことか。バーニーニールパトリックハリスとロビンコビースマルダーズはすぐに別れちゃいましたね。やっぱりバーニーは女ったらしじゃないと面白くないってことになったのかな。
6シーズン目になってもまだまだ面白いシリーズです。


「アメリカンホラーストーリー」シーズン1、2(終了)

まどろっこしかったけどねー、やっぱ面白かったです。アメリカではいまシーズン3やってるので早く見たいです。


「ロイヤルペインズ」シーズン1、2(途中)

シーズン1でどうしてハンクマークフォイアスタインとジルジルフリントが別れる必要があったのかよく分かりませんでした。ディヴィアレシュマシェティは婚約しちゃったけどどうなるんだろ。婚約者さん、良い人っぽいからこのままくっついてもいいけど、結婚したらイギリスに行っちゃうから困るよね。ハンクとエヴァンパウロコスタンツォのお父さん、嫌い。


「ザ・ファーム」シーズン1(終了)

これ面白かったのにさぁ、シーズン1で打ち切りになったんだってー。確かに後半のマフィアが絡んでくるところはあんまり面白くなかったけどね。前半の保険詐欺の話は面白かったのに。あそこだけ映画にしたら良かったんじゃないかなぁ。


「New Normal」シーズン1(終了)

これはシーズン1で打ち切りだと知っていて見ていたので良かったです。でも最後まで面白かったよ。みんな良い人で登場人物のこと好きになれる作品でした。


「HOMELAND」シーズン1、2、3(途中)



シーズン3が始まりました。なんかCIA対キャリークレアデインズみたいな構図。ソールマンディパティンキンがキャリーの敵なのか味方なのか分からなくなってきた。ピータークインルパートフレンドの存在感が高まってかっこいいです。それにしても、クレアデインズの迫真の演技は本当にすごい。


「ビッグバンセオリー」シーズン1、2、3、4、5(終了)



週に一回これを見ないと落ち着かないってくらい好きでした。シーズン4から入ったエイミーファラファウラーメイエムビアリックのことを最初はどやねん?と思っていたけど、いまはすっごく好きです。最初は女版シェルドンジムパーソンズなのかと思ったけど、シェルドンとは違う種類の変人なんですよね。エイミーがやたらとペニーケイリークオコのことを好きっていうのが笑えます。
シーズン5でよりを戻したペニーとレナードジョニーガレッキですが、シーズン3のときより控えめなお付き合いで良い感じです。
これはDVDを買ってもいいくらい面白いです。


「ボディオブプルーフ」シーズン1(終了)

ええ話やなぁっていう感じのエピソードが多いですね。そんなにアメリカで評判が良かったわけじゃないみたいですね。シーズン3まではありますが。続き見るかなぁ・・・どうだろ。


「ボーンズ」シーズン1、2、3、4、5、6、7、8(途中)



前シーズンの最後で、ボーンズエミリーデシャネルがブースデヴィッドボレアナズを置いて逃亡してから続きが気になっていました。ボーンズの無実は晴れたけど、ペラントアンドリューリーズにはまたまんまと逃げられてしまいました。最初ボーンズとブースはカップルとしてちょっとぎくしゃくしちゃってましたが、シーズン途中からは大丈夫になりました。それにしてもボーンズの金髪は全然似合ってなかったですねー。ペラントとの戦いはまだ続くようです。
キャロリンジュリアン検事パトリシアベルチャーが茶目っ気があって大好きです。


「モダンファミリー」シーズン1、2、3(途中)



ずっと楽しみに待っていました。やっぱグロリアソフィアベルガラええわ~。今年のエミー賞もコメディ部門で作品賞を受賞していますから、アメリカでもずっと人気を持続しているようです。そりゃだって面白いもんね。


「24」シーズン1、2、3(終了)



シーズン1をずっと前に見て続きを見ないまま来ていたのですが、シーズン2の放映が始まって見てみることにしました。ジャックバウワーキーファーサザーランドとCTUのとある一日の出来事とはいえ、きちんとシーズン1から2と時間が進んでいて登場人物の関係などもつながっているのが良いと思いました。シーズン2は途中までなんか退屈だなぁ、見るのやめようかなぁと思っていたのですが、真ん中あたりから俄然面白くなってきました。シーズン2のケイトワーナーサラウィンターが良かったですね。どうやらあの後ジャックと付き合ってたっぽいけど、どうなんでしょう。

シーズン3ではトニーアルメイダカルロスバーナードとミシェルデスラーレイコエイルスワースが結婚しているし、ジャックの娘キムエリシャカスバートがCTUで働き始めているし、ジャックのパートナー・チェイジェームズバッジデールと付き合っているしで、なんやCTUって家族経営かいっ!みたいな雰囲気になってますね。しかしシーズン3までニーナマイヤーズサラクラークが出てくるとは驚きでした。大統領のほうの話はちょっと必要性が感じられませんでしたが、24回作らないといけないから仕方ないのかも。


「フリンジ」シーズン1、2、3、4(途中)



シーズン3の再放送を待っていました。やっと帯放送が始まって嬉しかった!
なんかこっちの世界とあっちの世界の話の日があって、あっちの世界のほうはどうでもええよーって思っちゃうんですけど、徐々につながっていくんでしょうね。オリヴィアアナトーヴが入れ替わっているのに気付かないなんて、ピータージョシュアジャクソンのばかーーーー!早く気付け!と思いながら見ていました。
いまシーズン4の途中なんですが、みんながピーターのこと忘れちゃっててイライラしました。
大筋と一回一回で完結する事件で構成されているので見ていて飽きないです。
アストリッドジェシカニコルとウォルタージョンノーブルが可愛すぎ。アストリッドが向こうの世界のアストリッドに会うエピソードが良かったです。
オリビアには幸せになってほしいなぁ。



「ホステージ」シーズン1(終了)



これは日米ほぼ同時放映という勇気のいる企画ですねー。いくらジェリーブラッカイマーが製作でトニコレットディランマクダーモットというような映画マテリアルを持ってきていたとしても面白くなかったらどうすんの?って感じですもんね。
お話は面白いですけど、展開がノロかったかなー。一日一話っていう進行らしいので、しょうがないのかな。ワタクシだったら、あんな抵抗できずに大統領を殺してると思うんですけど、それだったら全然ドラマになりませんしね・・・(汗)
最後の2、3エピソードは手に汗握る展開で面白かったし、やはりトニコレットがいいです。


「デトロイト1-8-7」シーズン1(途中)



デトロイトを舞台にした刑事もの。"1-8-7"というのは刑法で殺人を表す番号だかなんかでスラングで殺人のことを表すそうです。デトロイト警察の殺人課の話ですね。主役はルイスフィッチマイケルインペリオリというおっさん刑事でちょっと変わり者ですが、なんか可愛いところもある優秀な刑事です。明らかに後輩のアリアナサンチェスナタリーマルティネスのこと好きなんだけど、誘う勇気がないっぽい。課長を演じるアイシャハインズが超カッコいいです。しかし、このドラマもシーズン1で打ち切りだそうです。面白いと思うんだけどなぁ。


「THE FALL」ミニシリーズ(終了)



これは5回だけのミニシリーズです。北アイルランドで起こった女性の連続殺人事件をロンドン警視庁のエリート・ステラギブソン警視ジリアンアンダーソンが追うというドラマなのですが、犯人ジェイミードーナン側の物語も語られ、なかなか興味深い話でした。ステラギブソンがめちゃクールでジリアンアンダーソンって「X-ファイル」のときよりどんどん美しくなっていっている気がします。彼女のイギリス英語もセクシーでいいですね~。最後に犯人を射殺して終わりっていうアメリカのドラマとは一味もふた味も違う面白さのあるドラマでした。犯人役のジェイミードーナンはちょっとアシュトンカッチャーに似ていました。


「レバレッジ」シーズン1、2、3、4、5(終了



「レバレッジ」ってまだあったんやーと、ここまで見た義理的な感じで最後まで見ましたが、ファイナルシーズンはネイサンティモシーハットンとソフィージーナベルマン、ハーディソンオルディスホッジとパーカーベスリースグラフがそれぞれ付き合っていて安定した関係だったので見ていて安心でした。最後にうまくネイサンとソフィーが引退して若い3人に会社を引き継ぐのも良かったですね。


「NYボンビーガール」シーズン1(途中)



邦題が酷すぎです。ボンビーっていつの時代って感じ。ニューヨークのダイナーで働く貧乏なマックスカットデニングスが父親の逮捕で破産した元お嬢様キャロラインベスベアーズと知り合って2人で起業を目指すというコメディ。下ネタもありで下品な会話も結構ありますが、2人とも基本的にとても良い子なので好感が持てます。


「偽りの太陽」シーズン1(終了)

イギリスで賞を取ったドラマのアメリカリメイク版だとか。主役もマークストロングで一緒だそうです。マークストロングは渋くて好きなんですが、なんかもう全体的に暗くてあまり好きにはなれませんでした。


「ベガス」シーズン1(途中)



ラスベガスの創成期。カジノを経営するマフィアヴィンセントサヴィーノマイケルチクリスと保安官ラルフラムデニスクエイドの対立や、周囲の関係を描く。マフィアものの面白さとカウボーイアクションを足した面白さがあります。1960年代が舞台で、ファッションや車などの時代考証が素晴らしいです。マイケルチクリスがマフィアでありながら、チャーミングなところもあり、ビジネスに対して真面目なところもあるヴィンセントを魅力的に演じています。検事補を演じるキャリーアンモスもいいですね。残念ながら、シーズン1で打ち切りになったらしいです。


「リゾーリ&アイルズ」シーズン1(途中)



ボストン市警のタフな女刑事ジェーンリゾーリアンジーハーモンと検視官モーラアイルズサシャアレクサンダーのコンビが事件を解決していくドラマです。「NCIS」の最初のほうで死んじゃったサシャアレクサンダーをまた見ることができて嬉しいです。事件はシリアスですが、会話などは軽快でアクションコメディって感じかな。リゾーリとアイルズの正反対の性格や趣味が面白いです。美人2人だしね。

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フライペーパー!~史上最低の銀行強盗

2014-01-21 | シネマ は行

クレジット銀行の窓口係ケイトリンアシュレイジャドはトリップパトリックデンプシーというちょっと風変わりな男性の接客をしていたとき、二組同時に銀行強盗がやってきた。片方は用意周到に準備をし、ハイテク機器を揃え、覆面をしたプロの3人組。もう片方はTシャツに短パン、軽くATMでも爆破して持ってくか、くらいの2人組。お互いに銃を向けるがどこからともなく銃声が響き一人の客が撃ち殺される。店内はパニックになるが、トリップがのこのこ出て行き、片方は金庫、片方はATMが目的なのだから、お互い平和的に強盗して帰ったら?と提案する。強盗たちもそれで納得し、仕事に戻った。

人質たちはひとつの部屋に集められるが、トリップは薬が切れてじっとしていられず、天井裏から銀行内を動き回ってほうぼうで騒ぎを起こしたり、2人組の爆弾が爆発したり、銀行の支店長が糖尿の発作を起こしたりと、次々に色んなことが起こる。

ドンくさい強盗のほうのピーナッツバターティムブレイクネルソンとジャムプルイットテイラーヴィンスのおマヌケっぷりは面白かったです。映画にはよくいる愛すべきケチな犯罪者ってやつですね。

これ、「ハングオーバー!」の脚本家(ジョンルーカススコットムーア)なんですね。どおりで、矢継ぎ早に様々なトラブルが起こるわけだ。でも、こういうコメディにしてはガチで人が沢山死んじゃうんだよねー。そこんとこはちょっと気に入らなかったな。なぜ、人が沢山死ぬかというと、実はこの銀行強盗や人質たちを罠にはめようとしている人物がいるってことが分かるから、なんだけど、そのカラクリがまぁまぁ面白かったです。人質はなんでその人物に狙われているのかっていうのはトリップの想像でしか披露されなかったので、本当のところなぜだったのかちゃんと知りたかったです。

クライマックスの波乱が終わって、最後の最後にもうひと波乱あるのですが、これはまだなんかあるなぁという気はしていたので想定内でしたが、クライムムービーのお手本のような素敵な終わり方だったのでいいとします。アシュレイジャドとパトリックデンプシーがお似合いだったし。

パトリックデンプシーがあんな落ち着きのない人を演じてるのって初めて見たような気がします。彼ってなんか大人の魅力もあるチャーミングな落ち着いた男性っていうイメージだったので、「頭がバクハツするーーー!!!」とか言って髪の毛掻きむしる姿とか新鮮でした。ただ、彼が演じたトリップが結局は何者だったか分からなかったのは残念だったな。ただの一風変わった人ってだけ?

銀行員の一人マッジとしてオクタヴィアスペンサーが出ていたので、彼女も何かやらかしてくれるのかと思ったけど、ただの脇役扱いで、ワタクシの期待は裏切られてしまいました。

なんやかんやと忙しい筋書ですが、軽い気持ちで楽しめるクライムコメディだと思いますので、機会があればどうぞ。

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容疑者

2014-01-17 | シネマ や行

これも公開してたっけかな~?という作品。ロバートデニーロジェームズフランコフランシスマクドーマンドと渋いキャストなので見てみました。

ニューヨーク市警殺人課の敏腕刑事ビンセント(デニーロ)。離婚した妻との間にジョーイ(フランコ)という息子がいるが疎遠。アパートの上の階の女性ミシェル(マクドーマンド)とは交際1年目だが、完全に心を開いているわけではなかった。

彼の管轄のロングアイランドで麻薬の売人が殺されるという事件が起き、自分の息子ジョーイが容疑者として浮かび上がる。ジョーイは麻薬中毒で苦しんでいたがなかなか立ち直れず、麻薬のトラブルで行きがかり上売人を殺してしまった。

息子が本当に犯人ならば、きちんと償わせなければいけない。そう考えて息子を探すビンセントだったが、事件からは当然外されてしまう。相棒レッジジョージズンザが彼の代わりにジョーイ探しをしてくれていた。

ジョーイは自首するつもりはなくなんとかお金を作って、恋人ジーナエリザトゥシュックと赤ん坊と一緒にフロリダへ逃げようとする。

刑事ものですが、特にサスペンスとかアクションとかそういうものではなく、あくまでもビンセントとジョーイ、ビンセントとその父親、ビンセントとミシェル、ジョーイと恋人、その赤ん坊など人と人の絆を見せる作品です。

ビンセントはずっと疎遠だった父親としてジョーイに何をしてやれるかと考えるのですが、その大前提としてきちんとジョーイに償わせることというのがあるので、見ているこちらとしても安心してビンセントを応援できる。これがビンセントがなんとかジョーイを逃がそうとするような筋書だったら、オイオイと思わずにいられないから。

こういう人間ドラマなので、やはり大切なのは役者たちの演技ということになってくる。ロバートデニーロってこういう地味な演技のときでさえ、やっぱりうまいなぁと思わせるところがあるからすごいんですよね。彼は何度となく刑事という役柄をやっていると思うのですが、そのひとつひとつがそのキャラクターによって違うのだから本当に感服してしまいます。父親が貧しさから子供を誘拐してその子供を死なせてしまい、死刑になったというトラウマを抱えた役なのですが、それを彼女に話すときの演技が大げさになり過ぎずとても良いです。

ジェームズフランコはこういうフラフラした役が妙に似合いますね。普段からちょっと何を考えているか分からないような雰囲気があるから余計かもしれませんが。父親の愛情に飢えたジャンキーを自然に演じています。

この作品でもったいなかったのはフランシスマクドーマンドですね。デニーロ相手にはっきりと物を言える女性ということで、良いシーンもありますが、彼女を使うならもう少し関わりがあっても良かったかなぁと思います。ただの主人公の恋人ではもったいない女優さんです。市警での相棒くらいやってても良かったかも。

ロングアイランドの凋落というのを背景にしているのですが、そのあたりはニューヨーカーじゃないとピンと来ないかも。それ自体は分からなくてもストーリーには問題ありません。最後に犯人がバン!ってやられて終わりっていう作品が多い中、そうじゃないところもリアリティがあって良いと思いました。

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レディエージェント~第三帝国を滅ぼした女たち

2014-01-16 | シネマ ら行

劇場未公開なのですね。ケーブルテレビで放映していたので見ました。劇場未公開なだけにDVDにするときに売れるような題名をつけないといけないのでしょう。DVD発売の題名がやたらと説明的な作品って多いですね。これもそのひとつ。「第三帝国を滅ぼした女たち」ってなんかいまいちな題名だと思いますが、内容はその通りでノルマンディー上陸作戦を成功に導くために裏で活躍したフランス人女性たちのお話です。どこからどこまでが実際にあったことかは分かりませんが、実在の人物たちをベースに作られた作品です。

ナチス支配下のフランス。ノルマンディーに連合軍を上陸させるためにドイツ兵に扮装して調査していたイギリスの地質学者が空襲で負傷。ドイツ兵士として病院に収容されている。イギリス政府の下でレジスタンス活動をしているピエールジュリアンボワッスリエとその妹ルイーズソフィーマルソーはすでにその病院に看護師として潜伏しているマリアマヤサンサと他3人(ガエルデボラフランソワ、ジャンヌジュリードパルデュー、スージーマリージラン)の女性を集め、負傷兵に慰問に訪れるダンサーのふりをして地質学者を奪還しに行く。

ナチスのハインドリッヒ大佐モーリッツブライブトロイは地質学者の正体を突き止め、彼が何を調べていたのか探るため彼を拷問にかけているところだった。危機一髪その場からは何とか地質学者を助け出し、全員無事で帰還するが、ノルマンディー上陸作戦を疑い始めているハインドリッヒ大佐を暗殺する命令が出る。

ピエールとルイーズが集めた3人はスパイのプロでもレジスタンスの闘士でも何でもなく、それぞれの得意分野をスパイ活動に生かせるということでリクルートしてきた人材だった。そのため、彼女たちは1回のはずだったこの作戦が長引いたことに不満を抱いていたし、ルイーズたちに不信感も持っていた。しかし、作戦を重ねていくたびに結束も固くなっていく。

ハインドリッヒ大佐を暗殺する計画は何度か遂行されるが、なかなかうまく行かずその中で仲間たちが死んで行ったり捕まったりしてしまう。捕まったとき用に青酸カリは持たされていたが、うまく飲むことができず、兵士として訓練を受けているピエールは耐えられたが、ガエルは拷問に耐えきれずに仲間の隠れ家をばらしたりもしてしまう。

途中ではルイーズまでもナチスに捕まり拷問を受けたりして、見ているこちらとしてはとても辛い展開が続く。何度失敗してもハインドリッヒ大佐の暗殺をやめるわけにはいかない。連合軍上陸作戦の成功が彼女たちの肩にかかっていた。

スージーが実はハインリッヒ大佐の元恋人でそれを利用するためにルイーズたちは初めからスージーを仲間に入れたのだろうけど、これは映画の演出でフィクションなのかなぁ?本当だったらスゴイな。

最初は結構イヤイヤだったジャンヌが最後には自分を犠牲にしてまでルイーズを助けて大佐暗殺を成功させようとする姿にうるっときました。ルイーズは戦後、ジャンヌの行方を探し続けていたようですが、やはり悲劇的な最期で終わってしまいましたね。ジャンヌを演じたジュリードパルデューは名前を見れば分かる通り、ジェラールドパルデューの娘さんだそうですね。彼女が出演している映画はいままで見ているのに、全然知りませんでした。亡くなったギョームしか子供はいないか、役者をやっていないと思っていました。幸いなことに(笑)お父さんには似ていなくて美人さんですね。

ソフィーマルソーは珍しく強い女性の役ですね。彼女は柔らかいイメージが強いと思うのですが、今回の使命に燃えた軍人役もきちんとこなしていました。

ちょっと展開がまどろっこしいところもありますが、一般的なフランス映画には珍しい戦争アクションものだし、実話がベースになっているので興味ある方はぜひご覧になってみてください。

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ロンリーハート

2014-01-15 | シネマ ら行

2006年の作品です。ケーブルテレビで放映されていて、ジョントラヴォルタが好きなので録っていたんですが、こんな映画、公開されたっけ?

1940年代のアメリカで20人以上の女性を殺したカップル・レイモンドフェルナンデスジャレッドレトとマーサベックサルマハエックを追うロビンソン刑事(トラヴォルタ)の姿が描かれます。ロビンソン刑事の相棒として今は亡きジェームズガンドルフィーニも出演しています。トッドロビンソン監督はこのロビンソン刑事の孫なのだとか。

ロビンソン刑事は奥さんに自殺された経緯があり、自殺として処理されようとしていた女性の事件に興味を持つ。これはどうも自殺だとは思えない。その女性について詳しく調べていくうちにある男の姿が浮かび上がる。

ロビンソン刑事の捜査とともに犯人たちの犯行の様子も描かれていく。「ロンリーハート」(交際求ム)という広告欄から女性を選び、文通をし(1940年代だから文通)お金を持っていそうな女性と分かるや会いに行き大金をせしめてドロンというプレイボーイ的な詐欺を繰り返していたレイモンド。本当はハゲた頭にカツラを乗せ、チャーミングな笑顔を振りまいては寂しい中年女性を騙していた。そこへ被害者候補として現れたマーサ。しかし、マーサはそんな被害者になるような女ではなかった。レイモンドのインチキな詐欺に気付き、彼を責めるのかと思いきや自分もパートナーとなって一緒に犯罪を犯すようになる。どころか、実はマーサのほうがレイモンドよりもよっぽどイカレていた。

いままで中年女性からお金をせしめるというケチな犯罪でゴキゲンに暮らしていたレイモンドの生活はマーサに出会ったことで一変する。レイモンドが女性を騙す間、マーサはレイモンドの妹と称してついて来るのだが、このサイコ女がレイモンドのことをとても愛しちゃっているもんだから、嫉妬に駆られて恐ろしい事態となる。レイモンドがいくらお金をせしめるためだと言ってもマーサは嫉妬の炎を押さえられず、ターゲットの女性を次々に殺してしまう。

それで殺した女性が20人以上って、それなら途中で女性相手の詐欺をやめりゃあ良かったんじゃないの?と思うのだけど、実際の事件簿を見るとマーサだけではなくてレイモンドもなかなかのサイコだったみたいだから、やめる気はなかったのかもしれない。

この作品上の性格としては逮捕されてからの態度や死刑になる直前の態度で2人の性格の違いがよく表れていました。逮捕されてからのマーサなんてちょっとカッコいいとさえ思ってしまいそうな堂々とサイコっぷりでした。いかんいかん。

サルマハエックは見た目もラテン系で情熱的な雰囲気だから、こういう嫉妬に駆られる女性というのはまぁ、普通って感じだけど、レイモンドを演じたジャレッドレトがなかなかに面白い。彼って可愛い顔して結構クセのある役をやってきてますよねー。今回のハゲにカツラ良かった。本家(?)のジョントラに気ぃ使わなかったかな~なぁんて関係ない心配してしまったよ。

ジョントラとガンドルフィーニは2人して巨体を揺らして頑張ってたね。ジョントラはあーゆー切ない演技がうまいし、ガンドルフィーニも気のいい相棒っていうのがピッタリだった。

実際のところとはちょっと違うみたいだけど、マーサっていうサイコな女に出会ってしまったケチな詐欺師レイモンドという構図が結構興味深かったし、事件はどろどろした内容ですが、1940年代ということでファッションなどは素敵でした。

実際の事件の映画化としては「ハネムーンキラーズ」というB級映画があるようですので、興味ある方はどうぞ。

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エクソシスト

2014-01-14 | シネマ あ行

年が明けて早々に見ました。今年の一本目としてこれはどうよ?と自分で思いつつ。
子供のころテレビで放映されることがあっても怖くて絶対に見たくない映画の中のひとつというか、その代表だったのがコレ。もう大人だし、悪魔系のものは心霊系よりも怖く感じないので大丈夫だろうと見てみました。

オープニングの舞台はイラク。メリン神父マックスフォンシドーは悪霊パズズの像を発見する。

一方アメリカでは、人気女優クリスマクニールエレンバースティンの12歳の娘リーガンリンダブレアの周辺で奇妙な出来事が起こり始める。初めはリーガンの寝ているベッドがガタガタ動くなどの超常現象のようなものだったが、次第にリーガン自身の言動がおかしくなっていく。初めは精神の病を疑い様々な検査を受けるが、原因は特定されず、医者からも見放される。

そんな折、クリスの友人である映画監督バークジャックマッゴーランがリーガンの部屋の窓から転落して死亡する事件が起き、警察が捜査に乗り出す。

医者から、本人が悪魔に取り憑かれていると思い込んでいる場合、悪魔祓いが有効かもしれないと言われたクリスはカラス神父ジェイソンミラーに相談する。カラス神父は悪魔憑きなど信じないと言うがリーガンに会い、リーガンが知るはずのない自分の母親の話などをされたことで疑いを持ち始める。

悪魔祓いの経験があるメリン神父とともにパズズと対決するカラス神父。果たしてリーガンは元の姿に戻るのか。

子供のころから怖い怖いと思っていた映画なのですが、大人になって見るとそんなにめちゃくちゃ怖いってことはないですね。悪魔に憑かれたリーガンがかなり卑猥な発言や行動をするのでむしろそれにビックリしました。だって「こいつを犯せ」とか叫びながら十字架で陰部を何度も刺して血まみれとか結構エグいよね・・・12歳の女の子だよ?日本では当時R指定とかだったのかなぁ?でもテレビでもやってたよね。その部分はカット?

リーガンが吐くスライム状の緑のものとかは、ここが原点なのかな?ホラー映画には詳しくないので分からないんですが、あーゆーのって悪魔の定番って感じですよね。

CMで見て超怖かったブリッジで逆さまに階段を降りてくるシーンを楽しみにしていたのですが、そのシーンがなくて拍子抜けしちゃいました。あれはディレクターズカットにしか入っていないんですね。評判を読むとあまり必要性のないシーンだったとか。

カラス神父の母親とパズズの関連性とか、なんでパズズがリーガンに取り憑いたのかとかそういうのは全然分かりませんでした。母親のことがカラス神父のウィークポイントだったからパズズがそれを利用したっていうことかな?リーガンはたまたま選ばれただけ?

リーガンの母親役のエレンバースティンって妙に怖いイメージがあったけど、元をたどればこの作品のせいなのかなぁ。と言ってもこの作品では彼女は怖い役でもなんでもないんですけどね。なんかどうしてもあの!エクソシストの!エレンバースティンって冠がついちゃって怖いイメージになってしまっているのかも。

最後、リーガンからカラス神父に乗り移った悪魔と共にカラス神父が転落死して一件落着ってことでいいんだよね?すっかり元通りになったリーガンを見ながらも、ふっと彼女が振り返ったら怖い顔になっていたりするんじゃないかとそんなオチを期待していたんですが、ちゃんと元のリーガンに戻っていたようですね。

ホラーは嫌いと言いつつも結構悪魔憑き系の映画は好きなので、その原点みたいな作品をちゃんと見ておいて良かったなぁと思います。意外に卑猥なシーンがいくつかあるので要注意です。

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それでもボクはやってない

2014-01-10 | シネマ さ行

2007年の作品です。見なくては思いつつここまで来ていましたが、ケーブルテレビで放映されたので見ました。

フリーターの金子鉄平加瀬亮は仕事の面接のために乗った満員電車の中で女子中学生柳生みゆに痴漢と間違えられる。自分はやっていないのだから、話せば分かってくれるだろうと駅員室に行くが、駅員室までついて来て、「彼はドアに上着のすそが挟まってごそごそしていただけで痴漢ではありません」と駅員に行ってくれているOL唯野未歩子を駅員がちゃんと話を聞かずに帰してしまったところから、なにやら怪しい空気になってくる。

山田刑事大森南朋は頭ごなしに有罪と決めつけ、鉄平の話をろくに聞きもしないで勝手な調書にサインを求めてくる。最初に接見した当番弁護士田中哲司は、たとえやっていなくても日本では起訴されれば99.9%有罪になる。ここで無罪を主張し続けるよりも早く有罪を認めて示談してお金を払って出れば、誰にもこのことは知られず問題なく社会復帰できると示談を薦めるが、鉄平は何もやっていないのに、有罪だと認めるのは絶対にイヤだとはねつけた。

検察官北見敏之の取り調べも結局は最初から鉄平を有罪と決めつけ、彼の主張など聞いてくれない。

母親もたいまさこと友達の達雄山本耕史が探してきてくれた弁護士・須藤瀬戸朝香も初めは、痴漢憎しの気持ちから鉄平のことを信じてはくれないが、所長弁護士の荒川役所広司に諭され、鉄平の話をきちんと聞いてくれるようになる。

始めのほうは裁判長がこれまで無罪判決を出すことを恐れない大森正名僕蔵だったため、鉄平の主張が認められる希望があったが、途中で裁判長が室山小日向文世に変わってからは鉄平は有罪判決一直線といった雰囲気だった。

周防正行監督は、この作品で日本の司法制度について一般の人に知ってもらいたいという気持ちがとても強かったのだろう。制度の説明的なセリフがとても多い。弁護士のような法律の専門家が、鉄平たち素人に説明するというシーンだからそこに不自然さは感じなかった。この作品を見て新たに知った事実に驚く人はとても多いだろう。

冤罪事件に興味があるので、これまで有名な冤罪事件の映画やドキュメンタリーなどを見てきて、この作品はかなり現実に沿っているんだろうなぁと想像できる。山田刑事の取り調べや調書のでっちあげとかって典型的って感じだし、裁判長が結局のところ検察とのパワーバランスを考えて無罪判決できないところとかもう脱力ものだけど、それが日本の現状ってことだよね・・・目隠しして天秤持ってるなんて大嘘だね。

恐れずに無罪判決を出す大森裁判長が「もし本当は有罪だったら?と思いませんか?」と研修生に聞かれて、「検察が被告人の有罪を証明できない限り被告人は無罪なんだよ。本当は有罪かどうかなんて心配する必要ないんだ」と答えるシーンがあります。それこそがあるべき姿だと思うのですが、大森裁判長は地方へ飛ばされてしまう。

この映画で初めて知ったことと言えば、弁護士側が検察がどんな証拠物件を持っているか開示されていないということと、留置場での扱いがとてもヒドイということです。前者はどこの国でもそうなのかなぁ。双方証拠を開示して裁判するんじゃないんですね。留置場については鉄平が無罪ということを前提に見ていて鉄平に感情移入しているからかもしれないけど、とても腹が立ちました。留置場にいる人たちは全員まだ刑が確定していない人たちなのに、まるで罪人のように扱われていました。無罪が決定すれば拘留期間に応じてお金がもらえるそうですが。

上映時間が143分と結構長いのだけど、全然苦痛に感じませんでした。普通の法廷ものにあるような弁護士と検事の丁々発止のやり取りもないし、熱血弁護士による長ゼリフもないし、一発逆転のDNA鑑定証拠なんかも一切出てこないのですが、ワタクシは冤罪事件に興味があるせいかどのシーンもとても興味深かったです。冤罪事件関係の物語を見ているといつも思うのですが、これこそ「明日は我が身」なんですよね。でもこんな明らかな人災はもっと最小限に抑えられるべきなんだけど、取り調べの可視化さえうまく進まない国ではね。。。可視化されてもそれが特定秘密に指定されたら、結局公開されないしね。

紆余曲折の末、鉄平は有罪判決をくらってしまうのですが、この時の彼のセリフがとても印象的でした。「それでもボクはやってない。それを知っているのはボクだけだ。裁判官にはボクは裁けない。でもボクにはこの裁判官を裁くことができる。彼は間違いを犯した」まったくその通りだ。

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セッションズ

2014-01-09 | シネマ さ行

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。


さて、新年1本目ですが、この休み期間中に映画館で見たのはこの1本だけです。


ヘレンハントがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたことで注目していた作品でした。一日1回だけの上映ということで立ち見が出ていました。

子供の頃ポリオを患い首から下が動かせないマークオブライエンジョンホークスは一日の大半を鉄の肺と呼ばれる呼吸装置の中に入って過ごすが一日数時間ならヘルパーさんの手を借りて外出することができた。彼は重度の障害を抱えつつも大学を卒業し、ジャーナリスト、詩人として本を執筆していた。

そんなマークがアマンダアニカマークスというヘルパーに恋をするが振られてしまう。アマンダはマークを好きではいてくれていたがロマンスの相手としては見てくれていなかった。その後障害者の性についての記事を依頼されたマークは他の障害者の性体験にショックを受ける。そんな一連の出来事をきっかけにマークはセックスセラピーを受けることに。障害者センターで専門のセラピスト・シェリル(ハント)を紹介してもらう。マークは38歳だが当然童貞で、それどころか自分の性器さえ見たことがなかった。彼にとってはものすごく大変な冒険への旅立ちである。

マークオブライエンは実在の人物でこの物語は彼の本を原作としているが、このシェリルという女性も実在していて彼女はsex surrogateと呼ばれる職業についている。sex surrogateとは障害者、健常者に関わらず性生活が困難な人に医療的見地からセラピーを行い、実際に性行為まで導くセラピストである。お金をもらってセックスをする。売春婦とどう違うのか?と考える人がたくさんいるだろうけど、あくまでもセラピストの立場で行為まで導き、特定の「客」を持たず一定回数のセラピーを終えれば、その関係は終わる。患者がそれをきっかけに実際に性生活を営めるようになることを目指すのが彼女の職業なのです。これはここで説明するよりこの作品を見てもらえば分かると思います。

このsex surrogateを演じるヘレンハントがとても自然で素晴らしいです。当然裸になりながら、ごく真面目にではありますが赤裸々にセックスについて語らなくてはならないし、ほとんど動くことのできないマークを相手にセックスシーンを演じなくてはなりません。それをさらっと演じるヘレンハントってすごいなぁ。これまでも自然体がウリみたいなところのある女優さんでしたが、この役を自然体でさらっと演じているように見せる演技力って驚異的だと思います。残念ながらオスカーはアンハサウェイに行っちゃいましたけどねー。まー、アンも熱演だったから仕方ないか。

マークオブライエンを演じたジョンホークスも高い評価を受けていますね。首しか動かせないという難しい役ですし、こういう役は良い評価を受けやすいだろうとは思いますが、マークオブライエンという愛すべき存在を嫌味なく演じているところが素晴らしかったです。

主役の2人以外にもこの作品は脇役がみな素晴らしかったです。セラピーとは言え、お金を払ってセックスをするということがカトリックの教えに照らしてどうなのかという疑問を抱いたマークが相談に行くブレンダン神父を演じたウィリアムH.メイシーも良かった。今まで見た彼の役の中で一番好きな役だなぁ。彼は神父であり、カトリックの縛りを受けながらも友人としてマークにアドバイスをしてくれるという温かい心の持ち主でした。

マークのヘルパーを演じたムーンブラッドグッドも良かったですね。もう一人の男性ヘルパーさんも2人ともこのセックスセラピーのことをとてもクールに受け止めていて、恥ずかしがったり怖がったりするマークの背中を押してくれる存在でした。sex surrogateのシェリルの仕事ぶりは優秀でしたが、マークの精神的成長にはこの3人の力も大きかったと思います。

障害者の性というものがテーマでsex surrogateなる驚きの職業が登場する作品なので、ぎょっとする方もいるかもしれませんが、マークの知性のおかげで笑えるシーンも多いし、心温まるヒューマンドラマに仕上がっています。ワタクシはどうしてもマークよりもシェリルのほうに興味が湧いてしまって、彼女の夫との関係とかもうちょっと深く見たかったなぁと思ってしまったのですが、主役はあくまでもマークということでマークの人生が語られているお話なのでシェリルのことはまた彼女のウェブサイトなどでこれから見ようと思います。

この作品が日本ではR18指定になってしまったことは大変残念に思います。セックスをテーマとしたお話ではありますが、人生において大切なことを語っている作品ですし、猥褻なんてことは全然ありません。R15で十分だと思うのですがねぇ。

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