シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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バッドエデュケーション

2005-04-30 | シネマ は行
ワタクシの「シネマ日記」ではワタクシがいいと思った映画について、または、全体的にはいいとまではいかなくても何かしら好きなシーンやセリフがあると感じるものについて書くことにしています。
ただ、現在公開中または試写会のもので見たけどイマイチっていうのは、タイムリーな話題として書いていこうと思っています。

というわけでこの作品。監督はワタクシの好きなペドロアルモドバル。ペネロペクルスの出ていた「オールアバウトマイマザー」の人と言えば分かる方もちらっといる?彼自身ゲイということもあり、彼の作品は必ずと言っていいほどストーリーと関係なくてもゲイが登場します。でも、今回の作品は“ゲイムービー”というジャンルに入れていいほどのゲイものでした。(←免疫ない人には結構ハード

ミステリーということは知ってたんですけど…
小学校時代の同級生になりすまして会いに来たその弟。そいつの狙いは?っていうとこなんですけど、んーーーーかなりチープなミステリーですねー。途中まではいいんですけどねー、種明かしの仕方もその種自体も「なぁんや」って思っちゃう程度のもんでした。にゃおも仕事からダッシュで間に合ったのになーーー。無念っす(涙)
アルモドバルっぽいと言えばぽいんですけどね。

ま、唯一許せるのはガエルガルシアベルナルくん(上写真)。ラテンの男らしくちっちゃくてカワユイ(子どものオオカミのよう)です。スペイン人に言わせると「メキシコ人なのに、スペイン人になりきっていた!」らしい…ワタクシたちにはそんなもん何が違うやら分かりませんが
これから、彼は映画ファンじゃない日本人も見るような作品に出るようになってくると思うので注目しておいてください
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アンドリューNDR114

2005-04-29 | シネマ あ行
こないだの日曜洋画劇場でやってましたね。久しぶりに見返しました。公開当時映画館で見たときは、面白いけどちょっと後半ダラけたな。もっと短くまとめてくれたらいいな。と思っていたので、TV用に編集された今回のほうがパリッとまとまっていて面白く見れました。

アンドリュー(ロビンウィリアムス)という召使いロボットがユニークな個性を持っていることに気付きその才能を伸ばしてくれる優しいパパさんサムニールがいいですね。アンドリューが自由を欲しがったときには、まるで本当の子供の巣立ちを見るように哀しみ(腹立たしさ)と嬉しさの入り混じった厳しい顔をしていました。

ロボットの体を持っている時代のロビンウィリアムスがいいですね。ロボットの顔もロビンに似せて作ってあって、人間とソックリの体を手に入れた後よりもワタクシはロボットの時のロビンのほうが好きですね。

結局、アンドリューというロボットが人間として生き、人間だと承認されたいと願うようになるお話なんですけど、(ロボットとして永遠に生きることよりも限られた生の人間として死ぬことを選ぶ)「自分が自分らしく生きれば他人の承認なんて必要ないやん」っていう気持ちもあるけど、「承認される必要性」というのは、正にその個人個人によって価値がかなり違ってくるものだと思うので、それぞれの考えを尊重したいと思います。

ただ、アンドリューの場合、(ネタバレですが…)承認はされたものの、その宣言を聞く前に逝ってしまいました。その時、彼の“奥さん”が「必要なかったでしょう」と言います。承認されるための活動そのものが彼の生きる糧だったのかもしれません。

となんだか、重ーーーいお話のように実際にはそんなことは全くありません。ロビン扮するロボットくんが笑わせてくれるし、ハートウォーミングなお話なので軽い気持ちで十分見れますよ。
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スリングブレイド

2005-04-28 | シネマ さ行
もう何年も前のことです。「このおっさん誰やねん???でも脚本、監督、主演ってことはすごい才能ある人なんやろな」という気持ちで借りてきたこの作品。ワタクシが「このおっさん」と思った人はビリーボブソーントン。この映画が話題になった直後から日本の映画ファンの間では即有名になりました。みなさんには、アンジェリーナジョリーの元ダンナと言えば、分かってくれるでしょう。そしてその彼の姿を知っている人がこの映画を見たらそうとう驚くと思います。彼は作品ごとにホントに「えっーーーーー!!!!」と思うくらい姿を変えてきます。。ゲイリーオールドマンなんか目じゃありません。ある映画を見ていたとき、「ビリーボブ出てるって書いてたけど、どこに出てんねやろう?」とずっと思って見ていたら実はもうとっくに出てきていたということもありました。ホントにマルチで、天才的な人だと思います。SEXYだし。(あ、これは賛否両論アリ???)

というわけで、この作品…
結構、ヘビーですね。ビリーボブは母親とその不倫相手を殺して収容所に居た精神障害者。その彼が収容所を出所してある少年との交流を深めるが…という設定です。
ビリーボブがこの精神障害者を非常にうまく演じています。彼のピュアな心を切なく痛く表現しています。精神障害者がピュアな心で…というのは映画としてはありがちな設定なんですが、それに絡む設定がアメリカの持つ問題を示していて脚本も素晴らしいです。と言って、押し付けがましく問題提起をしているわけではありません。少し違いますが「カッコーの巣の上で」を彷彿とさせるような感じでした。

心が痛くなるような映画を見たくない気分の時にはオススメできない映画ですが、見る価値は多いにあると思います。
そして、ビリーボブの作品はこれだけではなくて、他のもたくさん見てビリーボブを見比べてみてください。渋い役、汚いおっさんの役、無鉄砲な役、情けない役。いろんなビリーボブを見るだけでもかなり楽しめると思います。ほんとに「このおっさん」ウマすぎです!

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ベッカムに恋して

2005-04-27 | シネマ は行
キーラナイトレーが主役の映画かと思ってたら違ってた。

主役はパーミンダナーグラというインド系の女の子。彼女がサッカーとインド系の家庭の習慣と伝統の間で葛藤する青春ものだった。

この映画ではデフォルメされているとは思うけどそれでも、インド系の家庭というのは今でもかなり昔からの伝統を守ろうとしているところが多いものらしく、パーミンダナーグラ演じるジェスはお母さんにいつもいつも「女の子はサッカーなんかしてないで、料理を覚えて、いい男の子(インド人の)を捜しなさい。(もしくは両親が捜してあげる)」と言われ続けています。

親の思いと子供の思いというのは、いつの世も対立するものではあるだろう。
やっぱり、自分のしたいことがあるなら、その前に立ちはだかる者はたとえ親でもはねつけるくらいでなければ好きなことなんて出来ないよ。と、思う。はねつけられないのは、その思いがそれまでか、それともそれが子供側の甘えだと思う。
「子供のことを思わない親なんていない」「親の気も知らないで」「育ててもらったんだから」なんて親のエゴ以外の何物でもない。親だって人間なのだ。子供を思うのと、子供の人生を親の好きなようにコントロールしようとすることとは全く別のものなのだ。

と、長くなったけど…映画のほうはと言いますと、もちろんハッピーエンドですよ。現実には最後まで理解しない親はいるだろうけど、でもま、これは映画なのでね、こんなふうに気持ち良く終わってくれるほうがいい。

いろいろと伝統文化を押し付けてくる姿もコメディ調になっていて軽い気持ちで見れるし、やれ、イギリス人とキスしてたとか、女の子と恋愛してるとかドタバタと絵に書いたような誤解があって、笑えるし。女の子たちがカワイクていいですね。

一番いいキャラはキーラのママ。
娘を理解しようとパパからテーブルの上の調味料を使ってサッカーを教わったり、娘がレズ疑惑が晴れた後、「でもレズならどこが悪いのよ?」と娘に開き直られ、「どこも悪くないわ。ママは差別したりしないわよ」と疑惑に大騒ぎしてたくせにリベラルを気取っちゃったり。
なんかドン臭そうで一生懸命なニクめないママで微笑ましいです

残念なのは、サッカーのシーンの撮り方があまりうまくないこととコーチ(ジョナサンリースマイヤース)との恋愛はちょっとイタダケナイ。

オマケ女子ゴルフの横峰さくらちゃんも本当にイヤならあのオヤジを排除できるはず。そうしないのは事務所的戦略か、さくらちゃんの甘えじゃないですかね。




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海を飛ぶ夢

2005-04-26 | シネマ あ行
土曜日ににゃおと行きました。「オープンユアアイズ」のところでちらっと紹介しましたが今年度アカデミー賞外国語映画賞受賞作品です。

「尊厳死」という社会的に非常に重要なテーマを扱いながら、見終わった後に「尊厳死は是か非か?」のような問いかけが心に思い浮かぶことのない不思議な映画です。

ワタクシはただ、「尊厳死を望む四肢麻痺の男性ラモンサンペドロとその家族、友人、周囲の人々の物語」というものを見た。という感じがしました。こういう押し付けがましくない演出はアレハンドロアメナーバルの実力と主役を演じたハビエルバルデムの素晴らしい演技のおかげだと感じました。彼の演技は四肢麻痺患者を演じてますっ!スゴイだろ?みたいなとこがまったくなくて見ているほうもとても自然に入り込んでしまいます。

そして、その二人だけではなく脇を固める人々がまた素晴らしい。ので、一人ずつご紹介。

年老いて何も息子に何もしてやることのできない自分をもどかしく思い、おそらく自分が代わってやれたらどんなにいいかと願っているであろう寡黙な父ホアンダルマウにしんみり。(←この人、元国会議員のハマコウさんに似てる)

夫の弟を一生懸命看護し続け、彼が死を望むのは家族の愛が足りないからだといい、死ぬことは罪だとわざわざ言いに来た同じく四肢麻痺のカトリック司祭に「彼は家族の愛に包まれている」と堂々と言い放ち、「あなたはやかましいのよ」と追い返す芯の強いマヌエラにすっきり(マベルリベラ

「お前のために家族は奴隷のようだ」と言い、だからこそ生きるべきだと弟が自分より先に死ぬことは許さない兄。「家族が奴隷のよう」だからこそ死を選ぶ(数ある理由のひとつだと思うけど)ラモンの気持ちを痛いほど知っていながら、弟への愛から弟の意思を尊重させることができない兄。弟を罵倒することによってしか愛を表現できない不器用な兄に涙。。。(セルソブガーリョ

尊厳死を支持する団体の一員でありながら最後の瞬間にはラモンに対する友情から「本当に自分が望んでいることなのかもう一度よく考えて」と発言し、ラモンに「君もみんなと同じだな」と言われ、はたと自分の言ったことの過ちに気づくジェネに共感(クララセグラ

そして、ラモンに恋する二人の女性フリア(ベレンルエダ)とロサ(ロラドゥエニャス
あんなに意志の固かったラモンに「なぜ、僕は死にたいと願う?なぜ、僕だけ人生に満足できない?」と疑問を抱かせるきっかけとなれるほどの女性フリア。
ラモンが愛するのはフリアだと知りながら(あえて唇にキスしないロサ。。。切ない)ラモンへの愛を貫くロサの決意。二人ともそれぞれに自分を人生を選んで生きていく姿がいい。

この物語を見ている人々が社会的に重苦しいテーマに押しつぶされずに済むもうひとつの要素はラモンのユーモアのセンスのおかげも大きいと思います。ラモンの遺族は「彼が素晴らしいユーモアのセンスの持ち主だったことを忘れず描いて欲しい」と監督にお願いしたそうです。そのおかげで彼らの生活には笑いがあります。

どんなに極限の状況にあっても、ユーモアのセンスを持ち続けることができる。それが人間に与えられた最高の才能かもしれない。それをよく思わない人もいるかもしれないけど、ワタクシはそうありたいと思いました。  
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スパイダー~少年は蜘蛛にキスをする

2005-04-25 | シネマ さ行
デビットクロネンバーグですねー。その名前を聞くだけでちょっと身構えてしまいます。ワタクシは好きな監督なんですけどね。映画ファンじゃない人に受け入れられる系ではないですよね。「クラッシュ」とか「イグジステンス」の監督ですと言えば分かっていただけるでしょうか?

主演はレイフファインズ。繊細そうな神経質そうな男前さんですね。この役は彼の神経質そうなところがすごく合ってますね。ま、この主人公は精神障害なので「神経質」では済まないでしょうけど。

その彼の子供時代の回想が物語のメインなんですが、これはビミョーな問題が絡んでいますね。誰でも多少なりとも経験あるんじゃないかな?男の子なら特にかもしれませんが、両親(特に母親)の“女性”(父親なら“男性”)としての部分を受け入れられない、、、みたいなところ。そしてそれが、この物語のような多感で繊細な子供ならなおのことなんでしょう。母親の“女性”の部分を認められないところから精神のバランスが危うくなってくるわけです。それは、極端な例かもしれないけど。

その回想の見せ方がすごくうまいですね。見ているほうも彼の混乱というか混沌とした頭の中というものの中に存在するような気になってきます。そして、徐々にパズルがはまっていく。。。
非常にうまくその観客の混乱を引き起こすのが、クローネンバーグの演出に加え、父親役のガブリエルバーンと母親役のミランダリチャードソンです。この二人の演技が素晴らしい。それがなかったら、この作品は成り立たなかったんではないかなー。

全体的に暗い暗い映画なので一般的にはあまりオススメできないかもしれない。あんまり、クロネンバーグだからとかは意識せずにミステリーを見る感覚でいいんじゃないでしょうか?

「I am サム」のサムもそうなんですが、この作品の主人公もシャツを何枚も重ね着してるんです。それって何か知的障害と関係あるのかな?




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トゥーウィークノーティス

2005-04-24 | シネマ た行

これも、まーーーーーったく期待してなかった映画。
ストーリーもありがちっぽいし、サンドラブロックってもうええでって感じやし、第一、彼女にロマンチックコメディなんて似合わないじゃん。

と思って見ていくとこれが結構イケる。
ホントにありがちやし、ヒューグラントなんて完全にタイプキャストなんやけど、それがまた。サンドラがいないと服も自分で決められない情けなさ爆発!で完全にはまっててGOOD。最近の彼、大好きですね。

こういうタイプのコメディは脇役でおもしろパート担当が必ずいるものですが、
サンドラの両親役のおじさんロバートクラインとおばさんダナアイビーがとってもいい味出してます。

やっぱり、サンドラのドレスアップ姿はいまいちなんですが。
ストーリーもビックリするくらいありがちですが、全体的にあんまり期待しないで見ると結構面白いでしょう。

注)ヒューグラントの情けな顔が嫌いな人は絶対無理ですので気をつけてくださいませ。

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太陽の誘い

2005-04-23 | シネマ た行
1998年のスウェーデン映画です。マイナーですみません。

不器用で字が読めない不細工な中年農夫のところに家事手伝いとしてやってくる薫立つようなフェロモン全開のそれでいて下品でない女性。この農夫、女性経験がなくこの二人お互いに惹かれるのですが初めはうまくいきません。でも、いったん愛し合うと「えっ?女性経験なかったんじゃ?いや、だからか」というくらい激しく愛し合います。あ、別にエロいのがメインの映画ではありません。この二人の気持ちが純粋なんです。恋人同士でいながらも、恥ずかしくて字が読めないことを隠し続けた彼。彼女の秘密。そのために起こる悲劇…

スウェーデンの田舎の風景の中に現れる色香漂う女性によって発生する周囲の妙な緊張感がうまく作品全体を覆っていて、普通のシーンでもなんだかドキドキ 
英語じゃないのも手伝って独りで雰囲気盛り上がっちゃいました。
そして、不細工だけど(もしかしたら、キモいおっさんかもしれんけど)純粋な農夫を応援しちゃいました。美しい作品です。最後は涙が出ました。弱いんですよねー、「実は字が読めないのを隠してる」とかいう設定。切ないの好きなんです。

最近はケーブルテレビ入ってるおうちも多いと思いますので、ひょっこりやっていたら見てやってください。
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運命の女

2005-04-22 | シネマ あ行
えーーーーーーーーっ、こんないい旦那(リチャードギア)がいるのに???ヒドくない?ヒドすぎひん?そりゃ相手は若くてセクシーでフェロモン全開オリビエマルティネスかもしれんけどさー。(日本人的には「?」女性の方どうですか?)それにしてもヒドイよー。だって、旦那は優しくて真面目で、でもそれだけじゃつまんないっていう設定なら分かるけど、別にセックスレスでもなかったじゃーーーん。奥さんに興味はない真面目な人とかじゃなくて、ちゃんと奥さんに目を向けてたじゃーーーん。本当に何が不満だったの、アンタ(ダイアンレイン

と、思ったワタクシ。

この映画、奥さんまったくヒドいけど、でも、不倫のシーンにはドキドキ。ダイアンレイン、相変わらずキレイ!!!そして、きっとアメリカの平凡な奥さんにとってはオリビエマルティネスのフランス語なまりの英語がたまらなかったに違いない!!!

世の奥さん連中はこういうことを期待してるんかなー?映画のような、、、とまではいかなくても「夫にはもうときめかないし…」とかって思ってんねんやろか?まーねー、世の奥さん方がそう思うのは旦那が不甲斐ないっつーパターンが多いんやろうけどさ。リチャードギアでもそう思われてんねんもんなー、しゃーないよなー。

ヒドイヒドイと言いながら、なぜあえてこの映画を取り上げたかと言いますと、夫と愛人の対決!!!シーンがいいからです。なんかドンくさそうな夫。映画的にバッチリ決まらないところにリアリティありで、余計ありえそう。だから、余計夫に同情

でも、これが男女逆だったらどうだろう???妻の愛人と対決する夫はカッコよく映るのに、夫の愛人と対決する妻だったら???それだけで、恐ろすぃぃ~。みたいな感覚ありませんか?女性でもそんなふうに思ってる人多いだろうな。それって、なんか差別?なんか不公平

それと、不倫相手に他にも遊び相手がいるからといってキレるダイアンレイン。そんなんおかしいやーん!あんたのしてること考えてみぃやって思いつつ現実世界でもそんなふうに自分の浮気相手が他に遊んでたら腹立つって人多いかも。そういう人は浮気する資格ないって思うんですけど。

この映画のキーワードは「あの時風が吹かなかったら」ですが、そういう運命の分かれ道ぃ~みたいなものは多かれ少なかれ誰にでもあるんかなぁ。。。
みなさん、一時の火遊びがどんな結末を呼ぶことになるか。よーく考えてからにしましょうねー 
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ハンニバル

2005-04-21 | シネマ は行
これ、映像的にかなりエグいです。ワタクシは結構大丈夫だったんですが、周りの反応を聞くとエグいシーンで目を覆ったっていう女性多かったですね。

クラリスがジョディフォスターからジュリアンムーアに変わって「どうなんやろ?」と思って見たけど、ジュリアンムーアのほうが好きというのもあってワタクシはこちらのクラリスのほうが良かったですね。
1作目のはあれはあれでジョディのほうが合っていたのかもしれないけど、この作品のもつ色気を出すにはジュリアンムーアのほうがぴったり合っていると思います。ジョディではあの色気は出せないのでは?と。ジュリアンムーアのような聡明さと色気を出せる女優は少ないですよね。レクター博士が用意するドレスと靴が非常によく似合っています。(もちろん、レクター博士はどんなものがクラリスに似合うか熟知しているのでしょうけど)

レクター博士の偏執的なクラリスへの執着がとてもよく表れていて、映像的にも美しく(グロいのは別として)すごくセクシーな一編です。しかし、本当にレクター博士ってクラリスをどうしたいんかなー?「羊たちの沈黙」のほうでしたっけ?「犯して、殺して、食べたいのか。いや、その順番はどうか分からないが」ってFBIの偉いさんが言うのって。まさにそうしたいのか?だったら、どうして助けるのかな?いやいや、レクター博士の心理を読もうなんて、博士に「失礼な奴」と思われては大変なのでやめておいたほうがいいかもしれない。

それにしても、こんなエグい精神異常者が主役なのにセクシーになってしまうこのシリーズって不思議。それにはアンソニーホプキンスのお陰がかなりあるんでしょうね。最後のクラリスを傷つけずに。。。というところ、カッコイイとさえ思ってしまう。フィクションとしてはそう思うのもOKなのかもしれません。

だって、レクター博士よりも レイリオッタ演じるクラリスの上司のほうが悪者に映るもんなー。やつが大変な目に合ってもちょっとざまぁみろ!とさえ思ってしまう(と言っても、この“大変な目”っつーのが本当に!!!大変な目~なんですよー。これは見てのお楽しみ。。。エグ過ぎ
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Dr.Tと女たち

2005-04-20 | シネマ た行
主演リチャードギアのわりには、公開されたのかどうかさえ覚えていない。公開に気づかないままビデオ発売になってしまった作品。

なので、あんまり知名度もないのですが、ギア様ファンなら知っているかもしれません。(ヨン様よりずーーーーっとずーーーーっと前から彼は映画雑誌ではそう呼ばれている)

ワタクシは別にギア様ファンではない。どちらかというと、彼がカッコイイ役をやっていたら「この人ってカッコイイか?」と思っていた。しかし、最近の彼はイイ。ジゴロを卒業してあのたれ目でちょっと情けない役をやる。ワタクシは彼にはその方が似合うと思う。

このドクターTは、彼にピッタリだ。優しくてお金持ちで頭が良くて。なんせ優しすぎてお金にも不自由しなさすぎて奥さんが病気になっちゃうくらいなんだから。本当にこんな病気があるのかどうかワタクシは知らないが、(きっとあるんだろう)何不自由なく物も心の安定も与えられて何も欲しがる気持ちもなくなって、奥さんが子供返りしちゃうのだ。

ドクターTは、産婦人科医。患者にもすごく親切で優しいから大忙し。ほとんど有閑マダムのお相手みたいになっている。

娘たちにも振り回されるし、新しく出会ってほのかに恋する相手にも結局本気じゃないと言われてまさに「Dr.Tと女たち」

ドクターTには、男性でなくても同情したくなるだろう。

そんなドクターTをギア様があのたれ目でやってくれちゃうから、なんか変に信憑性がある。

娘の結婚式もわやくちゃになってもう、こうなったらやけっぱちーーーっな彼にもなんかナットク。

ネタバレしないでおきますがラストには彼にとってはものすごい“救い”が。見てるほうとしては、彼には「良かったね」でも、映画としては彼に救いがなかったほうが面白かったかも。
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リターナー

2005-04-19 | シネマ ら行
これもケーブルテレビで見ました。

金城武って演技下手じゃないの?日本語が下手なのか?そのへんよく分からんのんやけど、やっぱりいつ見てもなんか違和感を感じる。でもなぁ、男前やからしゃーない許そう。

そして、鈴木杏ちゃん。なんか、戦隊もののアニメからそのまま飛び出してきたみたいなキャラが非常にうまくハマっていた。途中、目をこすって見てしまいそうなほど、アニメのキャラのようだった。

そして、物語は…
いつもいつもワンパターンですいませんこれも例のごとく期待してませんでした。
なので、良かった?のか?いや、けっこう良かったよ、やっぱ。SFものですからね、もちろんツコッミどころはたぁぁぁくさんありますよ。でも、あんまりそんなこと言わずに見ることにしましょうよ。それから、「マトリックス」っぽーーいとこも他のSF映画を彷彿とさせるシーンもありますが、パクリではなくてオマージュということにしましょうよ。不思議なもんであそこまで大胆にやっていると、パクリじゃなくてオマージュに見えてくるのです。

監督の山崎貴の他の作品は見たことないんだけど、やたらと映像美を売りにしていた「CASSHERN」なんかよりずーーーっと素晴らしいCGだった。めちゃ綺麗でしたね。CGって映画のスクリーンでは綺麗でもテレビ画面で見るとちゃちいくなったりするけど、これは本当に綺麗でした。CGのこととかよく分からんのですが、かなり丁寧に作りこんでいる感じがしました。

金城ファン、SFファン、戦隊アニメファンに
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テープ

2005-04-18 | シネマ た行
ご存じない方が多いと思います。マイナーですみません。ワタクシはケーブルテレビで見ました。

2001年の作品でイーサンホークロバートショーンレナードウマサーマンが出ています。公開当時もたいしてメジャーな話題には取り上げられなかった低予算の作品です。監督は、「スクールオブロック」リチャードリンクレイター。3人の出演者の名前を書きましたが、本当にこの3人しか出ていません。舞台もとあるモーテルの一室から動かない、舞台ふうの映画です。

舞台が動かず、出演者も3人のみという限られた中での物語ですので、お話&演技に相当引っ張る力がないと退屈します。その点この作品は大丈夫。
本当は頭良くて繊細なイーサンが粗野なドラッグの売人役、その高校時代の同級生にイーサンのお友達のロバート、高校時代の恋人にイーサンの当時の奥さんのウマです。お友達同士と奥さん。つまり、俳優同士の息がぴったりなわけです。

ウマは後半にしか出て来ず、物語のほとんどが男二人の会話で成り立っています。
二人の会話をカメラワークがうまくテンションを盛り上げて一気にラストまで突っ走ります。なかなかに息詰まる展開で、「えっ?この話どこへ向かうのん?」といった感じで食い入るように見てしまいました。
高校時代のひとつの「事件」を掘り返そうとするイーサンとその「正義」に振り回される男と女。
イーサンの振りかざす「正義」にもう一度傷つけられるウマが取った行動とは???

っとネタバレしないで話すとなんのこっちゃ?と思われるやろうし、ここで紹介しても見る機会のある人もほとんどいないだろうなぁ…と思いつつ…ですが演劇好きな方は是非どうぞ。



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海辺の家

2005-04-17 | シネマ あ行
借りてきたのかケーブルテレビでみたのかちょっと忘れちゃいましたが…

素直に良かった~☆泣きました。
ヘイデンクリステンセンくんの評価はワタクシまだ保留といったところなのであと何本か見てから判断したいと思っております。

お父さん役のケビンクライン。いつどこに出ていてもやっぱり素敵取り立ててハンサムというわけではないけれど、年を取るにつれて素敵になっていきますね。アカデミー賞なんかでのレッドカーペット上で奥さんのフィビーケイツと並んでる時も落ち着いたカップルですごく素敵です。

お母さん役のクリスティンスコットトーマス。彼女も年を取るごとに輝いてきた女優さんだと思います。初めは「どこがええんやろ?」って思ってたんですが、最近の作品を見るごとに良くなってきているような印象を受けます。この作品では思春期の子の子育てにうんざりといった感じがうまく出ていたし、それでいて生活に疲れた主婦に見えない(のは、リアリティなくてダメなのかもしれないけど、でも主婦のあこがれの的になりそう)

お話はと言いますと、このお父さん余命3ヶ月で反抗期の息子に手伝わせて家を建てようとする…んですが、その手伝わせ方がなんか強引で逆にリアリティあったかも。二人の会話がぎこちなくて、それがなんだか滑稽でこの映画をただの「お涙頂戴もの」にしていない演出の良さを感じたし、離婚した妻(クリスティンスコットトーマス)との関係も自然に描かれていたと思います。脇のメンバーもうまく使われていて随所に笑いも入っていてほのぼの感も漂ってるし。息子の容姿が徐々に変わっていく姿もちょっと間違い探しのようで楽しかったですね。

ちょっとネタバレですが、ワタクシは離婚したお父さんとお母さんのおじさんとおばさんなのになんか初々しいもどかしい関係が好きです。そして、二人がモトサヤに納まろうと…っていうシーンすごいかわいいです。

ワタクシの父ちゃん、この映画を見て「引退したら自分で家建てるぞ」とか言ってました…もう忘れてるやろけど…そん時は手伝うよ、父ちゃん。もう反抗期でもないしな。
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青の炎

2005-04-16 | シネマ あ行
こちらもケーブルテレビで見ました。これも蜷川幸男作品ですね。(→4月13日「嗤う伊右衛門」

蜷川幸男がうまいからか主演の二宮和也くんがうまいからかよく分からないのですが、作品全体が切なーいトーンで覆われていて胸がキューーーンとなる感じですごく良かったです。17歳ってそれだけで切ないんでしょうか?二宮君ちょっと幼く見えるけど。でも良かったですねー。ヒリヒリ感がすごくよく出てた。原作が読み物として面白いものですから、映画化するのも蜷川幸男ならかんちこちんやったかもしれませんけど。

松浦亜弥ちゃんが二宮くんの同級生役&ほのかな恋ごころ(?)抱く同士で出ているのですが、あややファンのワタクシとしては「大丈夫かなー、蜷川作品なんかに出て。演技派の鈴木杏ちゃんなんか出てるし比べられるんちゃうかなー。ちゃんと出来るかなー」となんだか保護者のような気分でドキドキしながら見たわけです。
と、結果は…どうでしょうね?悪くはなかったとは思います。ぎりぎりセーフ?それともワタクシお得意のひいき目か?んー、演技うまーい!とまではいかなかったけど、ま、セーフじゃないでしょうか?  

以前、蜷川幸男がなんでアイドルなんか使うんや?とよく聞かれるけど、アイドルは自分の地位を守ることに必死だし、みんなの期待の大きさやそれに応えること、そして、失敗したら自分が落ちていくことの怖さを知っているから、普通の子を起用するよりずっと頑張るんだって言ってました。
確かに。アイドルってバカにされがちですけど、普通の若者よりずっと頑張ってますよね。ちんたらやってたら、すぐ引きずりおろされる世界ですもんね。

ワタクシだけ?
「二宮君のお母さん役で出ていた秋吉久美子のしゃべりかたが曽我ひとみさんに似ていた」と思ったのは?
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