シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ジェニファーズボディ

2013-08-27 | シネマ さ行

ケーブルテレビで放映していたので見ました。
アマンダサイフリッドが出ているということで以前から見たいと思っていました。

アマンダのフィルモグラフィーを見るとだいたい「ジェニファーズボディ」で主人公の親友役を、、、と書いてあるのですが実際見てみたらタイトルロールを演じたミーガンフォックスよりもどちらかと言えばアマンダのほうが主役でした。

チアリーダーで高校の人気者のジェニファー(ミーガン)と地味めなニーディ(アマンダ)は正反対のタイプだったが幼馴染だったためいまでも親友同士。ある日一緒に行ったライブで売れないバンドについて行ってしまったジェニファーは変わり果てた姿になって深夜ニーディの前に現れる。全身血だらけで口からヘドロのような真っ黒い血を大量に吐いたのだ。しかし、次の日ジェニファーは何事もなかったかのように学校に登校してくる。

それ以来学校周辺で男子学生が殺され死体が食べられるという猟奇事件が起きニーディはジェニファーを疑い始める。

ポスターなどでジェニファーが口から血を垂らしているものをよく見たので勝手にバンパイアものだと思っていたのですが、殺人シーンはバンパイアものよりエグくて、実際にはバンドの生贄にされたジェニファーが実は処女ではなかったため、悪魔が憑依した、、、とかなんとかそんなんだったと思います。

ぶっちゃけアマンダのファンとしてはミーガンフォックスのほうはどうでもいいと言うか…ごめんなさい。セクシーなのは間違いないけどねー。でも本物のアマンダを知っているとあんなふうに地味にしていても本気出せばアマンダのほうがセクシーだよと思ってしまう。

この映画、アマンダかミーガンのファンでなければ大人が見るには実にバカバカしい内容ではあります。と言って退屈はしませんがね。なかなか刺激的な映像がありますし。ミーガンの悪魔憑きとか、アマンダのぼろっぼろの姿とかいまとなっては結構貴重な映像が見られます。それにこの2人のキスシーンが見られるんだからそれだけでも見る価値ありじゃない?ワタクシはアマンダを見たかったので実は彼女のほうが主役ということもあって大満足でした。

これを撮った時点ではおそらくミーガンのほうが主役級でアマンダはまだ2番手ってとこだったのかもしれないけど、この後のキャリアを見ると随分差が開いてしまったもんですね。アマンダもまだまだこれからですが。

他にももうちょっといま見たら「おっ」と思うような子が出てたりするかなぁと楽しみに見ていたんですが、特に目立つ子はいませんでした。残念。

アマンダorミーガンファンの人はぜひどうそ。


エンドオブウォッチ

2013-08-26 | シネマ あ行

LAでもっとも危険な地域サウスセントラルをパトロールする警官テイラージェイクギレンホールとサヴァラマイケルペーニャ。通報があるたびに危険なところへ向かう2人だが、麻薬カルテルのヤバイ現場に遭遇してしまい、命を狙われるハメになる。

テイラーが常にカメラを回して現場を撮影しているという設定で、手持ちのカメラや彼らが胸につけたカメラで現場の様子が映し出されていく。というのを事前に知っていたのでもっと手持ちカメラの映像ばかりなのかと思っていたら実は結構普通のカメラでのシーンも多く案外王道的な警官の物語という側面も持っていた。

サヴァラは高校時代の恋人と結婚してもうすぐ赤ん坊が生まれる。テイラーは最近出会ったジャネットアナケンドリックと結婚する。こういう極限の世界で働いている男たちの話にしては私生活は全然乱れていない。そこに逆にリアリティがあるのかもしれない。その私生活が幸せであればあるほど、最後の悲劇に胸が痛む。思い切りネタバレになるんだけど、主人公の相棒だけが死ぬっていうのはありがち過ぎる展開で逆に意外に感じましたけどね。

アナケンドリックって全然警官の妻って感じじゃなかったけど、テイラーって警官の中でも頭の良い子という設定だったからそれでかな。こういう書き方すると警官がバカだと言ってるふうだけど、バカなんじゃなくて汚い言葉とかも平気で使う荒くれ者という意味でアナケンドリックとはイメージが違うなと思ったのです。

テイラーとサヴァラの同僚にアグリーベティことアメリカフェラーラ「マジックマイク」に出てたコディホーンがタフな女性警官役で登場していたけど、あの2人はパートナーだったんだよね。女性2人を組ませてあんな危険な地域をパトロールさせるってあるのかなぁ。すごいな。ぶっちゃけ、主役の2人よりこっちの女性警官2人のパトロールに密着したほうが面白いんじゃないか?と思ってしまった。

「いやー、アメリカ怖い」ってそんなバカな感想かよ!って思うけど、本当にあれだけの銃社会で警官をやることの怖さが伝わる作品だと思う。もちろんこれはアメリカの中でも超危険地帯の話であって「アメリカが怖い」なんて十把一絡げに言うつもりはないけど、これ見たら「やっぱこえーーーー」って思うのが素直な感想かも。最後にギャングにメッタ撃ちされるところなんて本当に超怖かった。

ワタクシはもっと手持ちカメラだと思っていたので少ないと書きましたが、普通の映画よりずっと手持ちカメラや家庭用ビデオみたいな映像が多いのでそういうのが苦手な方は気持ちが悪くなってしまうかもしれません。


マジックマイク

2013-08-23 | シネマ ま行

お盆休み以降随分サボってしまいました。すみません。今日から再開します。


俳優として成功する前にストリップクラブで働いていたチャニングテイタムが自ら企画を持ち込んでスティーブンソダーバーグ監督に映画を作ってもらったということでアメリカで話題になったときから興味がありました。ただお話そのものは実話というわけではなさそうですね。

複数の仕事をしてお金を貯めながら手作りオーダー家具の店を開くという夢を持っているマイク(テイタム)は、仕事の一つである瓦葺の現場でアダムアレックスペティファーという青年に出会い、彼の夜の仕事にスカウトする。彼の夜の仕事とは「エクスクイジット」というお店の男性ストリッパーだった。

アダムには天賦の才能があり、オーナーのダラスマシューマコノヒーにも気に入られ、仲間のケンマットボマーやリッチージョーマンガニエロともうまくやるようになっていった。アダムのお姉さんブルックコディホーンはアダムを心配し、マイクにアダムの面倒を見るよう釘を差していた。

スティーブンソダーバーグにしては結構王道の青春サクセスストーリーで男性ストリップというある意味特殊な職業を取り上げた以外は物語としてははっきり言って特筆すべきところはない。人気者の主人公、新人の台頭、夜の世界の女、ドラッグ問題、オーナーの裏切り、主人公の人生への悩みなどなどなど青春ものの既視感バリバリだ。こういうジャンルは別にそれでいいんだと思う。

男性ストリッパーが主人公ということで、とにかくダンスはとても良い。チャニングテイタムってちょっとぬぼーっとしてて動きが鈍そうなイメージがあったんだけど、彼は本物のストリッパーをやっていただけあって、肉体もそれを良く見せるためのダンスも他のキャストとは一線を画している。アレックスペティファーやマットボマーの見せ場ももっとあるのかと期待していただけに少しダンスシーンが少ない気がした。もっと見たかったなぁ。マシューマコノヒーはオーナー役が超ハマってた。先日「ペーパーボーイ」であらぬ姿を大公開してしまっていたから、その姿が焼き付いてまともに見られないんじゃないかと思っていたけど、全然大丈夫だった。彼が一番楽しそうに演じてたなぁ。身体はみんな素晴らしいけど、マシュマコノヒーのあの暑苦しい感じがすごく良かった。

ようは、このままでいいのかと悩んでいる主人公がまともな女性(ブルック)に恋したことによってこの世界から足を洗うっていうお話なんだけど、それだとなんだか男性ストリップの世界を否定しているような気がしてしっくりこなかったな。確かにマイクにはストリップとは別の夢があったんだから、他のことがしたいと考えるのは全然良いんだけど、もう少し男性ストリップの世界も肯定的に描いて欲しかった気がする。アダムはストリップの世界に入ってすっかり堕落してしまってたもんな。あれ、どうするんだろ?

マイクが恋するアダムのお姉ちゃんを演じたコディホーンはワタクシ多分初見だと思うんだけど、マイクが堅実な道を歩もうとするきっかけとなるにふさわしい素朴な感じの美人でこの役にとても合っていたと思う。

登場する男性たちが筋肉隆々過ぎて日本人女性の間では好みが分かれるところかもしれません。ワタクシはチャニングテイタムが脇腹にタトゥーを入れていたのがカッコ良くて今度入れるならあそこがいいなぁとか思いながら見ていました。その前にこの体じゃあ脇腹のタトゥーなんて似合わないからなんとかしなければ、、、と思いつつ。

チャニングテイタムとムキムキマッチョが好きな方には絶対にオススメの作品です。


海外ドラマ忘備録 別記 「ビッグバンセオリー」

2013-08-09 | 海外ドラマ

別記2本目は「ビッグバンセオリー」です。

これはずっと日本語吹替え版しか放送していなくて、字幕派のワタクシは敬遠していたのですが、あまりにもずっと字幕放送がないし、コメディだしまぁいっかーと試しに見てみたらめちゃくちゃ面白い。現在帯で再放送しているのを録り溜めているので毎日見ないと気が済まなくなっちゃいました。

登場人物は、、、






レナードホフスタッタージョニーガレッキ

カリフォルニア工科大学の物理学博士。シェルドンのルームメイト。IQ173。十分に天才だが、さらに天才のシェルドンにはバカにされている。かなり変わった両親に育てられた。お向かいに引っ越してきたペニーに恋をしてアタックする。お約束通りマンガ、ゲーム、SFものなどが大好きだが、4人のオタク仲間の中では一番マトモ。





シェルドンクーパージムパーソンズ

カリフォルニア工科大学の物理学博士。レナードのルームメイト。IQ187で11歳で大学に入った天才。スポック船長が大好き。自閉傾向というかアスペルガーというか、他人の表情や言葉の裏が読めず、週のスケジュールや座る場所などこだわりが強い。冗談が通じず、ウソをつくこともできない。他人を思いやるということができず思ったことは相手が傷つく言葉でも平気で口にしてしまう。他人に触れることも触れられることもできない。そんなシェルドンの奇妙な行動がこのコメディの要。シリーズを通じて冗談が言えるようになったり他人の反応を観察できるようになったりと少しずつ成長している。

演じるジムパーソンズが1973年生まれということにビックリ。





ラージクースラポリクナルネイヤー

カリフォルニア工科大学の粒子天文学博士。しらふでは女性が同じ空間にいるだけで一切話せないので、ペニーがレナードの家に遊びにくると一言も発せなくなる。お酒を飲むとがらりと変わってナンパな奴に変身する。普段はおとなしめだが、他人の失敗などは過度に喜ぶ傾向あり。インドにいる両親には常に見合い結婚を薦められている。





ハワードウォロウィッツサイモンヘルバーグ

カリフォルニア工科大学の応用物理学のエンジニア。MIT出身でNASAなどが使用する機械を作っているが、4人の中で唯一博士号を持っていないので時折バカにされている。オタクのくせに妙に自信満々で誰彼かまわず女性をジゴロ風に口説くのでペニーにははっきりと「キモい」と言われているがまったくめげない。





ペニーケイリークオコ

レナードとシェルドンのアパートの向かいにネブラスカから女優を目指してLAに引っ越してきた女の子。いかにも現代の普通の若い女の子なのだけど、なぜか向かいのオタク集団と仲良くやっている。オタクたちにあきれかなりきついツッコミを入れることはあるけれど、基本的に心根が優しく最終的にはいつもオタク集団のペースに巻き込まれてしまう。ペニーを女性として見ている3人とは別にシェルドンとは奇妙な絆がある。ペニーとシェルドンの奇妙な間柄もこのコメディの要と言える。



キャラクターとしては間違いなくシェルドンが断トツで面白いんだけど、彼を取り巻くオタク集団+ペニーがこれまた絶妙。オタク4人を向こうに回しているペニーのイライラとかツッコミも分かる、分かる~って感じだし、それでいてどこか憎めない彼らと仲良くやってるペニーにとても好感が持てる。
現在見終わったのはシーズン3が終了したところまでです。別れたレナードとペニーがシェルドンをまるで離婚した夫婦の親権争いのように奪い合っていたエピソードが最高でした。シーズン4ではシェルドンに彼女が出来て、、、という展開らしいのですが、どうなることやら。


海外ドラマ忘備録 別記 「HOMELAND」

2013-08-08 | 海外ドラマ

現在見ている海外ドラマの中で特に面白い「HOMELAND」と「ビッグバンセオリー」を別記します。

まずは「HOMELAND」から。
現在シーズン2の途中なんですが、毎回息詰まる展開で1時間が長く感じます。でもそれが面白くなくて長く感じるのではなくて、とても緊張感を持って見ているのでぐーっと入り込んでしまって空気がヘヴィで長く感じるのです。でも、面白くて毎回終わって欲しくないと感じます。
毎回スリルに満ちていて、役者たちの演技のぶつかりあいもめちゃくちゃクオリティが高くて、テレビドラマを見ているというより劇場で映画を見ているような錯覚に陥るほどです。

登場人物を紹介します。




キャリマティソンクレアデインズ

双極性障害(躁鬱)を隠してCIAに入局したキャリー。イラクでの任務中に米国人捕虜がアルカイダに転向したという情報を得て、テロリストのアジトから救出されたブロディ軍曹を疑うが誰も信用してくれず独自に捜査を開始する。
仕事に没頭するあまりしょっちゅう暴走して上層部を悩ませるキャリーだが、優秀であるがゆえに頼りにもされている。双極性障害のため情緒不安定なところがあり、ターゲットであるブロディとも愛人関係になってしまうが、その関係を仕事に利用するという強かな一面も。
主人公なので彼女に感情移入しながら見るのですが、ブロディを愛していたりする面はちょっとよく分からない部分もあります。双極性障害の彼女を見ていると心配になりますが、ブロディとの関係を仕事に利用する彼女を見ているとこちらが心配するほど弱くないのかなと思ったり、見ているほうも複雑な気持ちにさせられるキャラクターで、アンチヒーロー的な主人公という珍しい位置づけだと思います。

演じるクレアデインズはこのキャリー役でたくさんの主演女優賞を受賞しています。特にシーズン1の最後で双極性障害が酷くなって爆発するシーンの演技はもうまさに鬼気迫るってやつでした。やっぱクレアデインズはうまいわぁ。





ニコラスブロディ軍曹ダミアンルイス

アルカイダに8年間も捕虜にされ、死亡したと思われていたところ救出され一躍ヒーローとなるが、長い間の捕虜生活でなかなかうまく元の家族になじめない。キャリーは彼がアルカイダに転向したと見て自宅を監視。一時疑いは晴れたかのように見えたのだが、、、

ダミアンルイスってワタクシはいままで見た記憶がないんですよねー。イギリス出身ということなんですが、こんなアメリカンヒーローを演じています。彼もこのドラマで主演男優賞を受賞しています。彼って普段はそうたいしたことなさそうな感じなんですけど、切羽つまったときの演技がものすごくイイです。尋問で追い詰められ、かつてされた拷問を思い出してうつろに空を見つめる瞳、テロを行うかどうかの瀬戸際に見せる表情。そういうギリギリの状況になったときの演技が見ものです。





ソールベンソンマンディパティンキン

キャリーのメンターと言える存在のソール。初めはキャリーの判断を疑いますが、途中から全面的にバックアップしてくれます。暴走しがちのキャリーを心配し、苦々しく思ってもいるものの、それでもやはり最後にはキャリーを信じてくれる頼もしい存在。

マンディパティンキンと言えばもう「ギデオーン!!!」って思っちゃうんですが、こちらでもギデオンよりちょっと冷たさがあるかなぁ。前半は特に。でも徐々にキャリーの守護役としての存在感が増してきてやっぱりギデオン的に心の支えになってくれる大事なキャリーのアンカー役が彼にはピッタリです。



テロ組織が相手のCIAの話ですから、セリフひとつ聞き逃すと状況が分からなくなる可能性があり、見ているこっちも緊張感バリバリです。いまシーズン2の途中ですが、まだまだダレることなく疾走中!


海外ドラマ忘備録11

2013-08-07 | 海外ドラマ

アメリカ以外の国のも見始めたので題名を「海外ドラマ忘備録」に変更します。
前回から4か月近く経ってしまったのでその間に終了したもの、開始したものとすごく多くなってしまったので感想は簡単にまとめます。



「グリー」シーズン1、2、3、4(終了)

こちらは別記事でどうぞ。


「コールドケース」シーズン1、2、3、4、5、6、7(途中)

ついにファイナルシーズン。シーズン6の最後から7の最初にかけてのエピソード良かったですね。最後くらいはリリーキャサリンモスに幸せになってほしいな。


「クリミナルマインド」 シーズン1、2、3、4(終了)

一気放送だったのでかなり進みました。ヒロインファイルでJJA.J.クックにロマンスをとは言ったけど妊娠させろとは言ってないぜー。ま、これは本当にA.J.クックがプライベートで妊娠したからなんだけど、一気放送のせいか産休なんて一瞬で帰って来たよ。良かった、良かった。
シーズン3の最初でギデオンマンディパティンキンが降板しちゃってロッシジョーモンターニャに変わっちゃった…ジョーモンターニャは決して嫌いな役者さんじゃないけど、ギデオンの存在が大きすぎてやっぱりちょっと受け入れられないな。ギデオン大好きだったんですよー。ロッシが赴任早々モーガンシェマームーアに信仰心を押し付けてたのもなんかイヤだったし。アメリカのドラマや映画ではよくあることですけどね。信仰心を失っていることは憐れなことだ、みたいな扱われ方することが多いですね。
ガルシアカーステンヴァングスネスのメガネが毎回違うのがすごい。一体何本メガネ持ってるの?
お話は毎回すごく面白いです。面白いって言うと語弊がありますけどね。Victimology(被害者学)とかすごく興味深いです。


「Lの世界」シーズン1、2(終了)

んー、一応シーズン2の最後まで見ましたが、、、あんま面白くない。多分もう見ないです。


「NCIS」シーズン1、2、3、4、5、6、7、8、9、10(途中)

途中はマンネリかと思っていたけど、シーズン9の最後の数話はずっとつながった話になっていて緊張感バリバリでしたねー。しかもまだ続いていてシーズン10の放映がすぐに始まったし、やっぱり全米視聴率No.1だけあるな。ギブスマークハーモンとライアンジェイミーリーカーチスはあんまりお似合いじゃないなぁ。やっぱギブスの恋人は赤毛じゃないと!ギブスも歳取ったせいか最近丸くなってきた気がするね。


「ウォーキングデッド」シーズン1、2、3(終了)

もうほんっとに本格的にゾンビはどーでも良くなっちゃったね。
メルルマイケルルーカーはずっと嫌いだったけど最後にいいとこ見せてくれてちょっと良かったな。トドメを刺した(刺さざるを得なかった)のがダリルノーマンリーダスだったのも良い展開でした。
アンドレアローリーホールデンも今シーズンはみんなのために結構頑張りましたね。ガバナーデヴィッドモリッシーを殺せなかったのは痛かった。そして、ついに彼女は死んじゃいましたね・・・残念です。
ほんでまだガバナーは生きてるんですよね。もうしつこいわー。


「ダニーのサクセスセラピー」シーズン1(終了)

ダニーキャリーソーンが最後にはニコスコットコーエンとくっつくのかと思ったけど、全然違ってた。シーズン2待ちです。


「ダークブルー」シーズン1、2(終了)

シーズン2からアレックスライストリシアヘルファーが入ってきて面白くなくなりそうと思ったんですが、予想に反して彼女の参入が良いケミストリーを生み出しました。カーターディランマクダーモットとあっさりくっついちゃっておいおいと思ったけど、すごくラブラブになったのが意外だけど良かった。


「チャック」シーズン1、2、3、4、5(途中)

つい先日からシーズン5が始まりました。もうサライヴォンヌストラホフスキーが見られるだけで十分かも~。


「NCIS:LA」シーズン1、2、3、4(途中)

これもシーズン4が始まったばかり。シーズン3の最後はびっくりの展開でしたが、あれは作戦だったんですね。そりゃそうか~。事件の内容とかもう見ていて分からなくなることが多いんですが、登場人物が好きなので見ています。


「キャッスル」シーズン1、2、3、4(途中)



これも前シーズンが衝撃的な終わり方をしたドラマでした。もういい加減早よくっつけ!


「ママと恋に落ちるまで」シーズン1、2、3、4(途中)

シーズン4まで来ていますが、まだ面白いというのがスゴイです。


「アメリカンホラーストーリー」シーズン1、2(途中)



なんかワケ分からーん。展開がトロいのが難点ですが、不気味で怖いです。


「ロイヤルペインズ」シーズン1(終了)



これも結構面白いかな。変わった切り口の医療ドラマでもあり、コメディでもあり。ぐずぐずしているハンクマークフォイアスタインとジルジルフリントにイライラしますが。ディヴィアレシュマシェティがいいですね。


「キリング」シーズン1(途中)



実は16話を録画し忘れて再放送待ちです。それにしても展開が遅すぎてビックリ。ここまで見たら最後までと思って仕方なしに見てます。シーズン2は多分見ない。


「ブリッジ」シーズン1(終了)



これも展開遅かったー。北欧ドラマの特徴なの?主人公のサーガソフィアへリーンのアスペルガーっぷりはなかなか良かったですね。


「ザ・ファーム」シーズン1(途中)



これは面白い。毎回ハラハラドキドキです。さすがジョングリシャムだなぁ。
トムクルーズ主演の「ザ・ファーム」という映画をご存知の方も多いでしょう。このドラマはその映画の後日談です。


「New Normal」シーズン1(途中)



「グリー」のライアンマーフィの製作です。代理母出産で赤ちゃんを迎えるゲイカップルのお話。非常に面白いと思うんですが、シーズン1で打ち切りだとか。保守系アメリカ人には強烈過ぎたのかもしれません。


「HOMELAND」シーズン1、2(途中)

これは別記事で紹介することにします。


「ビッグバンセオリー」シーズン1、2、3(途中)

これも別記事にします。


「ボディオブプルーフ」シーズン1(途中)



フィラデルフィア検視局の検視官ミーガンハントダナデラニーのお話。被害者の無念を晴らそうと熱心になってくれる医師のお話でほろっとくることも。ミーガンハントは日本で言う名取裕子っぽい感じです。珍しくやたらと平均年齢の高いドラマです。


ハードキャンディ

2013-08-02 | シネマ は行

公開のときに興味があったのですが、見ないまま7年も経ってしまいました。今回レンタルでやっと見ました。

出会い系のチャットで会話をする14歳のヘイリーエレンペイジと32歳のフォトグラファー・ジェフパトリックウィルソン。危うい雰囲気の2人が実際に会うことに。最初はカフェで会うのだが、ジェフが自宅にヘイリーを誘うとヘイリーはのこのこついて行ってしまう。こわ~。と普通なら思うところなんだけど、ヘイリーは普通の女の子じゃなかった。。。

自宅に招き自分が撮った写真などを見せながら、調子に乗ってスクリュードライバーを一緒に飲んだら次の瞬間目が覚めるとイスに縛り付けられていた。ジェフのほうが。ここからヘイリーの独り舞台。物語のほとんどがこの密室で2人きりで進行する。これはソリッドシチュエーションスリラーというジャンルに入れていいのかなぁ。でも監禁されているのが悪者(という前提)なのでどうなんでしょ。

多分どのレビューでも言われることなんだろうけど、このエレンペイジがスゴイんだわ。でも役の上では14歳だけど、実際には17歳だったらしいからちょっとその辺は印象変わるけど、彼女は童顔なので普通に14歳くらいにも見えた。アメリカの女優さんってなんか定期的にこれくらいの歳でスゴイ子ってのが出るような気がする。その後のキャリアがうまくいくかは別として、ビックリするような子が時たま現れますね。

ジェフが若い子ばかりを狙うサイコで、いま行方不明になっている女の子の事件にもジェフが関係しているに違いないとヘイリーは言います。そして、家じゅう証拠を探し回るんですが、これといったものは出ない。観客もヘイリーが正しいのかジェフが正しいのか分からないまま拷問劇を見せられるのでちょっと複雑な気持ち。しかもその拷問がなんと「パパの医学書で勉強したから大丈夫よ」というジェフの去勢!!!手術。しかも、麻酔はなし。ジェフに酒を飲ませて股間を氷で冷やして感覚を麻痺させただけで民家のキッチンでそれやっちゃうーーーー???な怖い展開。

ジェフをペドフィリアのサイコという前提で見た場合、ワタクシはちょっとオモローと思ってしまったんだけど、ジェフの懇願ぶりがもう真剣です。そりゃそうか。去勢+無麻酔+ど素人だもん。そりゃ大量の汗もかく。パトリックウィルソン、一生涯分の汗かいたんじゃね?ってほどの汗です。

展開としてちょっとよく分からないのが、最後の最後にあの屋根の上でジェフを自殺に追い込むことまで計算し尽していたほどのヘイリーだけど、途中でことがうまく運ばないときに、爆発しそうになって頭を思い切り掻きむしる姿とかを見ると、どこまで計算高くやっているのかよく分からなかった。最後まで展開を読んで用意周到にしていたなら、もっと終始冷静でいて欲しかった。

で?結局、真相は?ヘイリーは何者?なんて野暮なことは聞かないで、ってとこかな。ワタクシはそれでもOKでしたが、それが分からんと納得できんわいって人にはいまいちな作品なのかも。

サンダンス映画祭で絶賛されたそうだけど、確かにサンダンスが好きそうな作品だと思います。低予算でここまでの作品が撮れるというのは素晴らしいこと。エレンペイジの才能あってこそだとは思いますが、それを受けるパトリックウィルソンもかなりこの作品の成功に貢献していると思います。