シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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サハラ~死の砂漠を脱出せよ

2006-06-30 | シネマ さ行

「俺が合図したら、そのダイナマイトを丘に向かって投げるんだぞ」と言われて、
「YEAH」と言ったときのペネロペクルスの声があまりにダミ声でびっくりしちゃったよ。ま、ペネロペってもともと声はあんまり可愛くないですよね。いやー、それにしても前半のまだボロボロになる前のメガネをかけたペネロペ…可愛さ炸裂だよ~、顔が小さいよ~共演者キラーの異名を持つ彼女だけど、それも仕方ないよねー。そりゃ、こんな女性と何ヶ月も一緒に仕事してたら好きになっちゃうでしょ。

ワタクシまったく映画のことを調べずに見たんですが、ダークマシューマコノヒーとアルスティーブザーンのコンビがイケてて、これはこのコンビでのシリーズ狙って作ったんじゃあないのぉ。なぁんて思ったら、もともと原作が国立海中海洋機関のエージェントにしてトレジャーハンターであるダークピットシリーズということで、キャスティングはもちろん全然違うけど、「レイズザタイタニック」に続いて映画化は2度目という作品だった。あ~、納得、納得と同時に原作を読んでみたくなった。

マシューって絵に書いたようなテキサス男で、アメリカでは超セクシーってことになってるけど、日本の女性にはイマイチ人気が出ないなぁ。男前かと言われると微妙だから?日本の女性はもう少し線の細いほうがいいのかなぁ。

スティーブザーンは「リアリティバイツ」で見たときから好きなんですよね。派手な俳優じゃないけど、いい味出してると思うし、これから歳を取るにつれてどんどんいい味になっていきそう。この作品の中では彼のコメディセンスがよく生かされていた。彼と帽子の関係とかね。ダークとの幼馴染ぶりも良かったし、ほんとにシリーズ化してもいいんじゃないかな。こないだここで取り上げた「ニュースの天才」でも大きい役じゃないけど、物語の中で非常に重要な役でこれまた良かったな。

この二人が壊れた飛行機を直して砂漠を脱出するシーンがとても気持ち良かった。こないだ、「フライトオブフェニックス」を見たばかりだったから、“まさか…???”と思ったけど、その“まさか”ではなくて、ウィンドサーフィンよろしく砂漠を疾走していく二人が爽快で、そのバックに流れる音楽がMAGIC CARPET RIDE(正式な曲名は知らないです)でまたまた痛快だった。

そして、脇を固めるウィリアムHメイシーがすごく良かった。彼はちょっとメンタル系なイメージがあるけど、ここでは頼れる提督で、ダークとアルが彼を信じているからこそ、ムチャなことができるっていうのがよく出ていた。(ワタクシは原作を知らないで書いているので映画の中のことだけですが)

なんで、南北戦争の装甲艦がサハラにあるのんかまぁーーったく分かんないんだけど、これは何か歴史的な背景があるのかしらん?ま、それは分からなくてもストーリーにはあんまし関係ないから楽しめましたけど。

たいして期待しないで、なぁ~んも考えずに見てください。そうすればかなり楽しめます。

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スターリングラード

2006-06-29 | シネマ さ行
銃の数が2人に1つしかないから、2人一組になって一人が撃たれて死んだら、もう一人はその銃を使って戦え。さぁ、行けーっ!!!って…なんだよそれ、、、恐ろし過ぎじゃないか…

冒頭、怒涛のように始まる戦闘のリアルなこと。「プライベートライアン」でその戦闘シーンのリアルさは大きな話題を呼んだ。ワタクシも見たが、なぜかワタクシにはこの「スターリングラード」の戦闘シーンのほうがリアルに見えてならない。ちまたでは、「プライベートライアン」でのリアルさには敵わないというふうに言われているのになぜなんだろう。映画での“リアルさ”というものはエグいものをそのまま見せればリアルになるというものではないような気がする。ドキュメンタリーとは違う映画としての見せ方は本物を再現するだけにとどまらない何かがあるんじゃないだろうか。

この作品、ワタクシが思うほど評判がすごくいいわけではないみたいですが、ワタクシは好きです。天才スナイパーヴァシリザイツェフジュードロウと彼を英雄に仕立てあげる将校ダニロフジョセフファインズとの関係がうまく描かれていたと思うし、そこに流れる焦燥感や緊張感もうまく表されていたと思う。ダニロフを演じるジョセフファインズはどんな役でもこなせる役者さんだと思うんだけど、この神経質そうで、それでいてフルシチョフボブホスキンスに対して、「兵士に希望を」と意見する勇気を持ち、使命感に燃えるダニロフ、そんな彼なのにターニャレイチェルワイズのことになると思いっきり私情をはさんでしまうという矛盾を演じて意外とピッタリとはまっていた。

そのターニャとヴァシリの恋愛のくだりについては賛否両論あるけど、ワタクシはかなり好き。もちろん、このくだりがなかったらもっとハードな戦争映画になっていただろうけど、ターニャがか弱いそこらへんの町娘ではなく、自分からも積極的に国のために戦おうとしている女性だからこそ、この恋のエピソードが許されるのだと思う。そして、ターニャとヴァシリのラブシーンはさらっと始まるのだけど、実はとても衝撃的なものだったかもしれない。「ナイロビの蜂」のときも書いたけど、レイチェルワイズには本当にこういう戦う芯の強い女性がよく似合う。

ここで、エドハリスの素晴らしさについては敢えて語ることさえないとまで言ってしまいそうなほど、彼はいつも常に素晴らしい。この敵役を彼にキャスティングできたことで映画全体が締まったと思う。

映像が全体的にほとんどグレーなので、化学工場の黄色い土とレイチェルワイズの真っ白なお尻がやたらと目に焼きついている。

全体的にはとても切ない戦争映画。ジュードロウが出ているということが理由なだけでなく、戦争映画は嫌いな人にもちょっと毛色の違うものとして受け入れられるかもしれません。

オマケ共産党のポスターを使い、文字のレイアウトにも共産党っぽい感じを出しているエンドクレジットも見てみてください。
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ドッジボール

2006-06-27 | シネマ た行
ベンスティーラーがまたまた「ズーランダー」のときのようなお馬鹿さんを演じていて、今回はそれがまた脳みそが筋肉でできている馬鹿な悪役だから、かなり自由に楽しんでたように思う。いつものことながらお下劣なギャグ&ワケのわからん笑いも満載です。

ワタクシたちが昔から知っている「日」という字をグラウンドに書いて、その後ろとか横に外野の枠も書いてやるドッジボールとはルールが全然違ったので、初めは「なんやこのドッジボールわけ分からんなぁ」って思ってたけど、見ているとルールも分かってきて純粋に「このドッジボール面白そうやな」と思った。アメリカのドッジボールってあんなんなんやろか?けど、ちょっと子どもには危ないよね。

物語はビックリするほど単純で、出ている奴らは「個性的」というか変な奴ばかり。マトモなのは、ビンスボーンと弁護士のクリスティーンテイラーだけやん。あ、この弁護士も最後にちょぴっと驚かせてくれるんだっけ。(このクリスティンテイラーって、ベンスティーラーの奥さんなのね。)

その変人たちの中ではドンくさいマニアックスポーツおたくのゴードンスティーブンルートが一番面白かったかな。彼がいなかったらこのドッジボール大会に出ることもなかったわけだしね。

ま、実際ドタバタコメディのシチュエーションをドッジボール大会にしただけの映画ですが、ベンスティーラーの笑いが好きな人には



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M:i:III

2006-06-23 | シネマ ま行

激しくネタバレしていますので注意してくださいね。

冒頭からいきなりスリリングな展開。イーサントムクルーズとワイフのジュリアミシェルモナハンが悪い奴に殺されかけているではないか、、、イーサン絶体絶命っうぉぉぉぉっと早々に全身トリハダもんの興奮っとここで、ひとつ何の偏見もなく冷静に悪い奴が10からカウントダウンするときの表情を見てほしい。心を真っ白にして先入観をゼロにして見てみてください。そう見えてくるはずです。




太り過ぎのディカプリオ???




この悪役のフィリップシーモアホフマンという人はワタクシの大好きな役者さんで、「2」以来、トムクルーズにもこのシリーズにも嫌気が差していたワタクシも彼が出ているなら、とこの作品に興味が湧いたくらいです。そして、冒頭シーンで湧いたこの感想。ディカプリオのファンには怒られそうですが、イヤ、ディカプリオのファンならずとも大ブーイングが起こりそうですが、似てたよ。ワタクシはディカプリオくんも好きなので彼を悪く言っているつもりはないんですよ。ただ、純粋に似ていただけで…

フィリップシーモアホフマンのことはひとまず置いといて物語ですが、、、

このシリーズの「1」は好きで「2」は嫌いなワタクシとしては“「1」と「2」を足して2で割った感じ”というウワサの「3」はまぁまぁの期待度でした。そして、冒頭の全身トリハダから前半は良かったね~。「2」の長髪よりやっぱりイーサンハントは短髪でなきゃなーとか思いながら、

WELCOME BACK TOM

って思ってましたですよ。それが、奥さんが誘拐された辺りからトムのワンマンショーが始まっちゃって。それでも「2」のプロモーションビデオ状態よりはよっぽどマシでしたけど。

スパイのくせに行動が派手すぎるとか、人間あんなことで生き返んのかとか、それでも観客はトムが死ぬわきゃあないと思ってるからドキドキしないとか、、、そんなことは言いっこナァシィよ~とするとしても、黒幕が内部の人間っつーのはちょっとイタダケナイ。そのパターンにビックリする人ってもう少ないよ…映画を今まであんまり見たことない人ならビックリするかもしれんけど。

そして、これはフィリップシーモアホフマンのファンとしての心境ですが、彼の使い方がちょっともったいなかったなぁ。冒頭のシーンでは彼のいいところが出ていたと思うんですが、クライマックスでトムを殴りつけるところとかは、彼ならば殴りつけるよりももっと陰険な方法で苦しめて欲しかったなぁ。爪と指の間に千枚どうしを入れるとかさ、、、ってワタクシはまったくそんなシュミはないし、実生活では非常に痛みに弱いんですが、フィリップシーモアホフマンの良さを引き出すにはそういうほうが良かったかなと。死に方もあっけなかったしね。

ま、トムクルーズの映画ということでその辺りは仕方がないんでしょう…ワタクシも食傷気味とかいいながら、やっぱし、カッコイイと思うしねー。やっぱり、「コラテラル」の白髪のおっさんとかじゃなくてトムは溌剌と若々しくカッコイイほうがいいよ。

「2」のときほど鼻持ちならないほど“トムクルーズの映画”というわけではなく、「1」のときのようなチームプレイのスリルも入ってまさに「1」と「2」を足して2で割ったような「3」でありました。

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トゥルークライム

2006-06-22 | シネマ た行
以前にも書いたかもしれないが、ワタクシあんまりクリントイーストウッドが好きというわけではなかったので、彼が中心になっている作品を映画館に見に行くということはほとんどしたことがないので、この「トゥルークライム」も先日のテレビ放映でやっと見た。

この中のイーストウッドはいつも通りのイーストウッドではあったけど、あの歳で女にだらしないという役をやって、20代の女の子にバーでキスしたりするシーンはちょっと引いた…年配の人の恋愛を否定はしないけど、妻も子供もいていい歳した男があれではイーストウッドと言えどもちょっと気持ちが悪かった。それにしても、あの歳格好で考えると子どもが小さすぎはしないか?もちろん、現実的にありえないとは言わないけど、高齢でできた子だから溺愛しているとかいう特別なシチュエーションでもない限り結構不自然に映っちゃってたと思うんですよねー。「ん?これは孫?」ってね。

まぁ、その辺りは物語の本筋にはあんまり関係のないことで、本筋のほうはと言うと、死刑執行を待つ犯人の取材を申し付けられたイーストウッドがその事件を紐解くうちに真犯人は別にいるんじゃないかと疑い始めるが、死刑執行はもう今日に迫っている。さぁ、このいい加減な男が無実の男を助けられるか、という手に汗握るヒューマンドラマです。

それにしても、アメリカ映画界は死刑を目の前にした人間をドラマにするのが好きだなぁ。まぁ、それが本当に悪い奴だったとしても無実の罪に問われた場合でもすごくドラマになりやすいというのはありますよね。この作品もあと何分で無実の人が死んでしまうぅぅ~というスリルがあって死刑制度そのものを問うという感じもしなかったので、素直にサスペンスの部分を楽しむことができました。

イーストウッドと丁々発止やりあう編集長のジェームズウッズも光っていた。たまに「なんで?」と思うくらい中途半端な役をやっているけど、ここではいい味を見せていたと思う。
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カーズ

2006-06-20 | シネマ か行
エンドクレジットが一番おもしろい、、、

というと、怒られそうですね。「あ~あ、言っちゃったよ」って感じでしょうか?“エンドクレジットもおもしろいから見てね”というのはこのブログでもいつもの「オマケ」コーナーに登場するべきフレーズなんですけど、今回ワタクシが一番笑ったのは本当にエンドクレジットの間だったんですよねー。これまでのピクサーの作品を見ていない人にとってはあんまりおもしろくはないんですけどね。

ピクサーの3Dアニメってどれをとってみても、どれもおもしろいし、キャラクターも物語もしっかりしているから、今回の「カーズ」も当然、及第点なんだけど、「トイストーリー」「モンスターズインク」「ファインディングニモ」あたりと比べるとちょっとパンチ力が落ちるかなといった印象でした。車の擬人化ということで、そこに感情移入するのがちょびっと難しかったというのもあるかもしれません。

2時間2分という上映時間は子どもたちにとってはちょっと退屈するかもしれないな…それでもこの長さで作ってしまうというか、この長さでGOサインを出してもらえるということは考えてみるとすごいことですね。子どもだけが楽しみにしているわけじゃないというのをスタジオもしっかり分かって狙ってるということなんでしょう。アニメーターとしては、これだけの時間を使えることで、レースシーンにかける時間をたっぷり取って、ピクサーの技術力をあますところなく見せることができるというわけなんでしょう。いやー、ほんとにね、煙とか水しぶきとか、飛び散る葉っぱとかこれは実写なんじゃないかと思ってしまうくらいの映像だし、レースシーンはほんとに手に汗握ってしまいそうな雰囲気さえ漂っています。3Dアニメの世界ってどこまで行っちゃうんでしょう。ほんとすごいです。

それから、この辺りがアメリカサブカルチャーに馴染みの薄い方には分かりにくい部分で残念なんですが、この「ルート66」というヤツですね。このルート66というのはシカゴからサンタモニカを結びアメリカをほぼ横断していた国道で、その道路わきではさまざまな文化や街が栄え、テレビドラマ、小説、音楽の題材にもよく取り上げられたりもしたけれど、高速道路が開通し1985年に廃線になった国道です。「ルート66」というのはその言葉を聞くだけで、アメリカ人にとってはとてもノスタルジックな気持ちを起こさせるものであり、この「カーズ」は、その道路とその脇のすたれた街が舞台になっているというわけなのです。その辺りの背景もちょっぴり知っているとより楽しめる作品だと思います。
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ハッピーフライト

2006-06-19 | シネマ は行
こんなフライトアテンダントはイヤだ。
スッチーになって初めてのフライトが人生で初めて飛行機に乗る日…


もちろん、実際にはありえない話なんだろうけど、この物語のグウィネスパルトローが演じる田舎娘はそうだったそのせいで、最初の旋回で「ぎゃー堕ーちーるー」と大騒ぎ… 見ているこっちは大爆笑っと。

「ザ・ロイヤルテネンバウムズ」や「愛しのローズマリー」で「私ってホントはこういう役もできるのよ」っていうのを見せたいんやろうなぁ、この人と思っていたら、この「ハッピーフライト」やら「スカイキャプテン」にも出演して、案外この人素直にこういうのが好きなのかもと思うようになった。

お話自体は特にめずらしくもない元気な女の子ハッピーもので、マークマイヤーズのギャグのセンスもいまひとつ分からないところもあるんだけど、大御所キャンディスバーゲン貫禄のスッチー姿や、クリスティーナアップルゲイトとグウィネスパルトローの殴り合いが見れる(これはMTVムービーアワードのベストファイト賞にノミネートされても良かったかも。もう少し長いシーンだったらな。惜しい)というマニアックな特典のある作品。

オマケ1途中までしか出ていないんだけど、ジョントラボルタの奥さんのケリープレストンがイジワルそうな顔して実はすごく親切な先輩を演じていて素敵でした。ただ、映画を見慣れない人だとどっちがケリープレストンでどっちがクリスティーナアップルゲイトか分からなくなる可能性があります…

オマケ2アメリカの超田舎娘から洗練されたフライトアテンダント成長するグウィネスのファッションに注目してください。
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ワタクシと英語B面~留学編 タイ人のチャチャイくん

2006-06-16 | ワタクシと英語

今日は映画はちょっとお休みでひさしぶりに「ワタクシと英語」にまいります。

トロント時代、英語学校で上のレベルにいる子たちに下のほうのレベルの子たちを相手に英語を教えさせようという企画があった。英語に限らず自分が勉強していることを他人に教えるというのは自分にとってもスゴク勉強になるものだ。

というわけで、ワタクシも放課後何人かの子に教えることになった。「文法」「発音」「単語」などそれぞれの子が不得意なジャンルを選んでそれを教える。

何人かいた生徒の中にタイから来たチャチャイくんがいた。彼はとても純情な感じの本当に「微笑みの国」から来た男の子だった。

彼は発音の練習に来ていて、母国語が同じだから苦手な発音もほぼ同じだということで、同じタイ人の女の子と2人いっぺんに教えることになった。

彼らはいくつか苦手な発音があったが、少しずつ練習してひとつひとつ克服していった。のだが、、、ひとつ彼らがどうしても克服できない発音があった。それは「X(エックス)」の発音である。

彼らはどうしても「ックス」という発音ができない。
sixは「シスス」、excitingは「エサイティング」になってしまう。
単独で「ックス、ックス」と発音させるとできるのだけど、「ックス、ックス、ックス、スィックス(six)」と言ってリピートしてもらうと途端に「ックス、ックス、ックス、シスス」になっちゃう。

何日も練習してもそれだけはできるようにならないので、ワタクシは自分の先生であるジェームズに相談した。いつもふざけてばかりの彼はこう言った。

「その子たち、sexって言える?」
「はぁ?多分、言われへんと思うけど…」
「聞いてみたら?そんな言葉なら言えるかもしれへんやん」
「えーーーっあんな純情そうなチャチャイくんにそんなことよう言わんわぁ」
「ふーん。じゃあ仕方ないね」

って、何の役にも立たんかった…

そして、ジェームズとそんな会話をした後の放課後、またチャチャイくんたちと発音練習をしていたが、やっぱりいつまで経っても「エックス」の発音ができない彼ら。それは、彼らの能力のせいではないのだけど、いい加減イライラしてきたワタクシはついに言ってしまった。

「OK, then, can you say "sex"?」
チャチャイくんは「What?」と聞こえないふり。
ワタクシは「Never mind.」とあわてて言ったけど、チャチャイくん、絶対聞こえてた。
だって、顔真っ赤っかやったもーーーん。

そのうち、学校側のなんらかの都合でこの企画は終わってしまい、生徒同士の授業はうやむやなままなくなってしまった。チャチャイくん、今はどうしてるかなー。ワタクシが言ったことはジェームズの差し金よー。もう忘れていてくれることを望む

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フライトオブフェニックス

2006-06-15 | シネマ は行
1966年の「飛べ!フェニックス」は随分昔にテレビで見た。古い映画なのに、古臭い感じがなく、ドキドキしたのを覚えている。そのリメイクのこの作品。こちらもハラハラドキドキ楽しめる作品だった。オチを知っていると楽しめないなんていつも言っておきながら、昔の作品を見たのがかなり前だったのと、現代版になっていて映像などが迫力があったのとで、最後まで楽しめました。

デニスクエイドミランダオットージョバンニリビシ以外はあまり有名な人は出ていなかったけど、クルーたちの個性も結構可愛らしくて好きでした。この3人も特にスターというわけではないので、作品の規模としては小さいのでしょうけど、砂嵐のシーンとかかなり圧巻でした。

デニスクエイドという人は「バットマンのジョーカーみたいな口をした人だなぁ」といつも見るたびに思ってしまうのですが、1954年生まれというからもう50歳を過ぎているのだけど、いつまでもちょっとやんちゃだけど頼りがいのあるあんちゃんという印象で、「インナースペース」のときにメグライアンと接着剤で手をくっつけてたときとあんまり変わらない気がする。(もちろん、写真を並べて見れば歳月は一目瞭然だろうけど…)そんな彼には今回のこのちょっと口は悪いけど、実は頼りになるパイロットが良く似合っていた。

ジョバンニリビシは微妙な位置にいる俳優さんで、今回は不気味な役だったけど、いろんな役をそつなくこなすといった印象がある。ちょっとイカレたオタクだったけど、最後にはみなと心を通わせることができてヨカッタヨカッタという感じ。

緊張と緩和のバランスがうまくとれている作品で、クルーたちのお茶目なシーンや陽気な音楽もサバイバル映画だけど、深刻でないスペクタクルものとしてよく合っていた。彼らが脱出してからのその後を物語る写真がまた観客を裏切らないで良かった。



コメント

タイヨウのうた

2006-06-14 | シネマ た行
ネタバレあり。

試写会が当たったので行ってまいりました。

79%が星五つをつけたというふれこみですが、、、

正直、星五つかと言われるとちょっとそれはつけすぎかなーと思いますが、いい映画ではありました。

ワタクシはこういう不治の病系のお話では、恋愛関係にある相手との関係よりも親子の関係に泣いちゃうタイプなので、今回も最後のあたりでは主人公の女の子YUIと両親岸谷五郎麻木久仁子のやりとりに涙した。

前半の演出はまどろっこしいところもあるが、全体的にストレートな演出でそれがこのヒロインと相手役の塚本高史くんの恋愛の素直な感情を表していたようで映画全体をいい雰囲気が包んでいた。この高校生の恋人を演じる二人が変にこなれてなくて、クサくなり過ぎず、演技はうまいんだか下手なんだかよく分からんけど、それがまたこれくらいの年頃の恋人たちのぎこちなさのようでまた良かった。

子どもの頃から特殊で悲しい悩みを抱え続けてきたヒロインが「生きて生きて生きまくってやるんだから」とまで思う過程とそう思わせる彼の「かっこよくない優しさ」を同世代の観客は自分のことのようにとらえ、世代が上の観客は幼い恋人たちを見守るような気持ちになって見てしまうことだろう。

YUIのストリートライブの様子も過剰な演出ではなく“なま”な感じを出せていたと思うし、あれだけの歌唱力ならあれだけ人が寄ってくるのも、ラジオで流してもらえるのも十分に信じられるというものだ。

大きく期待すると「なぁんやたいしたことないやん」となってしまうかもしれないけど、そこそこの期待で素直な気持ちで見ると良いでしょう。

オマケYUIの熱唱を見ていると大声で歌いたくなってしまう人も多いかも。帰りの車の中で大声を張り上げて歌いながら帰ったワタクシでした。
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シティオブゴッド

2006-06-13 | シネマ さ行
斬新、軽快、スタイリッシュ、残酷、暴力、泥沼

さまざまな単語が頭をよぎる。見終わったあと、非常に複雑な気持ちにさせられた。この作品を純粋に映画芸術として受け取れば、まさに素晴らしいアート作品だと言える。しかし、これがブラジルの現実を映し出していると考えるともの凄く複雑な気持ちだ。

ブラジルのスラム、シティオブゴッドで繰り広げられる惨劇。これはまぎれもない彼らの“日常”なのである。

子どもが笑いながら人を撃ち殺す。寒気がする映像だ。強盗、レイプ、殺人。そんなことが日常茶飯事のスラム。銃やドラッグと無縁の生活をするほうが難しい。自分を守るには先に攻撃するしかない。暴力は連鎖し、貧困はさらなる貧困と犯罪を生み出す。警察さえも賄賂を受け取り知らん顔をするだけ。スラムの連中のために自分を犠牲にしようなんて思わない。

この作品は60年代から70年代くらいを描いているが、と言ってブラジルのこんな悲惨なことは昔のことさとは言えない状況であるらしい。

こういう悲惨な物語を見せ付けられているにも関わらず、こちらとしてはなんだかオシャレなものを見ているような感覚にさえ時に陥る。フェルナンドメイレレス(「ナイロビの蜂」)のとてつもない並外れた映像感覚とユーモアのセンスを感じる。

しかし、物語が物語なだけに「かっこいい」と言ってしまうにはやはり気がひける。こういうスタイリッシュさによって見やすくなっている分、見る人が増え、問題意識が向上することを本来、監督も望んでいるのではないだろうか?
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ポセイドン

2006-06-12 | シネマ は行
ネタバレあり。

あなたが油断して見ていられるのは始めのほんの10分間。残りの時間体は硬直し、手には汗を握り、呼吸ができるということを忘れてしまうだろう。。。

あ~、怖かったー。「ポセイドンアドベンチャー」が大好きというにゃおと一緒に見に行ったのですが、「ポセイドンアドベンチャー」はテレビでしか見たことがないし、昔に比べてCGの技術が格段にあがっている現代版。悠長に構えているととんでもない作品だった。

主役にスーパースターを使っていないところがこの作品の成功をもたらしていると言えると思う。これにスターが出ていたら、絶対に彼か彼女のプロモーションビデオになってしまっただろうし、その人がなんとかしてくれるに決まっていると観客の緊張感も薄れたと思う。しかし、この作品に出演しているカートラッセルや、ジョシュルーカスだと観客が身近に感じることができて、その分恐怖感も増すというものだ。

とは言え、都合よく彼らは元消防士やら元海軍だったりするわけで、現実にはそんなにうまく役に立つ職業の人が船に乗っているという可能性は低いし、海水の中でそんなに平気に目を開けてられるもんじゃないだろうし、水だってあんなにキレイじゃないだろうし、明かりもあんなに都合よくはないだろう。人間、火事場の馬鹿力だってあんなに長い間の時間持つもんだろうか?とか…でも、そういうナンセンスな突っ込みは映画を見終わった後にようやく考えられるもので、それは直前まで味合わされた恐怖心への裏返しのように口をついて出てくるのだ。

父親(カートラッセル)と娘エミーロッサム、そしてその婚約者マイクボーゲル…んー、どっかで見た構図だな…この構図を見るともう誰が犠牲になるのか分かっちゃうね…それだけは少しここ最近パターン化しているので残念だった。けど、台詞もなかなかにシャレていて、自殺を試みようとしていた男リチャードドレイファスが結局は生に固執するというのも皮肉と言うか哲学的と言うか、心理学者は分析するのが楽しい心理かもしれない。

桁外れの緊迫感の中で、運命共同体と化した主人公たちの間に芽生えてくる一体感もうまく描かれているし、ユニバーサルスタジオのアトラクションに1時間半もの間乗り続けているような感覚とそれでいて、現実的な怖さを味合わされる、さすがウォルフガングペーターゼン監督、観客を喜ばせるツボを良く知っている。

オマケ見終わってから、自分なら船員の指示に従ってあの部屋に残るか、主人公たちのように出口を探すかとにゃおに聞かれ、迷わず「残る」って言ってしまったワタクシ…さて、非常事態のときこの根性のなさは吉とでるのか凶とでるのか…

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不撓不屈

2006-06-09 | シネマ は行

ウォホッホッ、グリーンジャイアント

なんじゃそらとみなさんお思いでしょう。物語後半で滝田栄中村梅雀や高校生の女の子にちょっとかがんで話をするところでふと、ワタクシの頭をこのメロディが… 「あ~この人の全身緑に塗りてぇぇぇぇ」と思って独り楽しんでいると極め付けに松坂慶子が彼にバラの冠をプレゼントするじゃないですかっこのとき会場ではクスクス笑いが起きていましたが、ワタクシの笑いは他の方とは別ものでした。だって、あんな前振りがあったんやもーん。(いや、あれは前振りでもなんでもない普通の感動的なシーンやったんたけど、どうも一回思ってしまうとねぇ)

と、いきなり不謹慎なことからスタートしてしまいましたが、物語は非常に真面目。40年ほど前に実際にあった話で、国税庁から脱税の汚名を着せられた飯塚毅税理士の7年間におよぶ戦いを描いた作品。

原作は「金融腐食列島」「呪縛」「再生」などを書いた高杉良。「呪縛」が映画化されたものを見たのだけど、ワタクシはイマイチ知識不足で、経済のこととか苦手なのでちょっと話が分かりづらいところがあったけど、それに比べるとこちらの「不撓不屈」のほうが分かりよいと思います。

とにかく、主人公の飯塚税理士がどんなに虐げられても正義を貫き通す、それでいて、他人への思いやりも絶対に忘れないという素晴らしいお人柄で、それを支える家族の姿も描かれていて、嘘のような理想の家族でビックリしてしまう。飯塚税理士が独りよがりなヒーローじゃないところがまた素敵で、本当にかっこいい。

ただ、ちょっと江守徹のナレーションが2時間ドラマのような雰囲気を持たせてしまったように思う。江守徹さん、個人的には大好きなんだけど。

時代背景が古いので仕方ないのかもしれないけど、「呪縛」のときのような緊迫したスピード感というのはあまりなく、もう少し緊迫感を高くして飯塚税理士の「不撓不屈」ぶりをこれでもかというほど見せてもよかったんじゃないかとは思ったが、飯塚税理士を助ける岡本代議士を演じる田山涼成の迫力は鬼気迫っていて素晴らしかった。

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ニュースの天才

2006-06-07 | シネマ な行
公開したとき見に行きたかったんだけど、ボヤボヤしているうちにいつの間にか終わってしまった…もう少し、大きく公開されると思ってボケッとしていたら小さく公開で終わってしまいました。

アメリカの有名誌、大統領専用機にも乗っているというのがご自慢の「ニューリパブリック誌」。ここのジャーナリストが記事を捏造していたという一大スキャンダルを映画化した作品。そう聞いただけでめちゃくちゃ面白そうじゃないですか

"Are you mad at me?" 「僕に怒ってる?」
これがこのジャーナリスト、スティーブングラスヘイデンスリステンセンの口グセ。およそ、アメリカ人の大人の男性の口グセとは思えない。彼は同僚や先輩への気配りを忘れず、誰にでも公平に接し非常に他人ウケはいいが、この口グセはちょっと曲者。常に他人に対して自分がどう映っているかを気にしている彼の他人への依存度や頼りなさを的確に表しているように思える。

みなに愛され、次々と面白い記事ネタを見つけてくる才能あるジャーナリスト。あの潤んだ瞳で「僕に怒ってるの?」なんて言われたら、彼の言うことを信じたくもなるし、守ってやりたくもなるのだろう。彼は自分のそういうキャラクターを利用して捏造記事をどんどん書いていった。そのキャラクターを彼は利用したが、彼はまたそのキャラクターから逃れられなくなり、自分を追い詰めていったということにもなるだろう。

ヘイデンクリステンセンの芝居ってうまいんだか下手なんだかイマイチ分からなくて、以前、「海辺の家」を書いた時にも“まだ保留”という表現をしたと思うのだけど、今回もまた“保留”ということにしておきたい。ただ、今回のあやうい役は彼の雰囲気にとてもよく合っていた。

結果的にスティーブンを糾弾し、クビにすることになる編集長のチャックを演じたピーターサースガードはここのところたくさんの作品に出ていてどれもいいが、ワタクシはこの作品での役が今までで一番素晴らしかったと思う。初めは憎まれ役で、イヤな奴かと思いきや実はきちんとした正義感に溢れ、自分たちの雑誌とその記者たちを守る気持ちが大きい編集長。初めは裏でスティーブンを守れるよう手を尽くしてくれたり、スティーブンの嘘がバレていく過程でスティーブンに対しての怒りを静かに表現したり、最後には本人に怒りをぶつけるシーン、何も知らずにスティーブンをかばう同僚クロエセビーニを説得するシーン。どれをとってもピーターサースガードの演技は素晴らしかった。最後に記者たちの信頼を一気に勝ち取ることができるのも納得だ。

映画としても心地いい緊張感が全編を通してあって、スティーブンが捏造記事を作ったんだと知っていながら見ているのにもかかわらず、最後までスリルも味わえるつくりになっていて非常にいい。大きな作品ではないけれど、見る価値は非常に高いと思います。

オマケスティーブングラスってあんなに話を作るのがうまいなら、ジャーナリストじゃなくて小説家になればいいのにと思いながら見ていたら、最後に彼が本を書いたことがテロップに出ていた。それは次々に捏造記事を作る記者の話だそうで、ニュースでは嘘を書いて、小説では本当のことを書いただなんてなんだか不思議な人ですね。

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リベリオン

2006-06-06 | シネマ ら行
未来。人々はいっさいの感情を毎日の薬の注射で抑制し、平和な世界を保っていた。戦争を引き起こす怒りや憎しみを抑えるために好きとか愛しているとか素晴らしいとかそういったポジティブな感情まで押さえ付けてしまっているが、それはすべて平和を保つためやむを得ない犠牲であり、この平和な世界はそれを犠牲にするに値すると政府は説いていた。その感情規制法を侵したものは容赦なくその場で殺されるかまたは罪に問われほどなく火刑にされる。

それを取り締まるのがクラリックと呼ばれるエリートたち。今日も罪人を一斉清掃した。そのクラリックの一人であるクリスチャンベールは相棒ショーンビーンが罪人が持っていた本を証拠として提出しないで自分のものにしたことに気付く。つまり、相棒はある種の感情に目覚めたのだ。というより感情を持つために薬をやめていると考えられる。クリスチャンベールは相棒を容赦なく射殺。(あのショーンビーンをこんなところで殺してしまうなんて、なんて贅沢なキャスティングなの)相棒が持っていた本の中に書かれたフリーダムというメモを見つけてしまう。それから彼は相棒のこと、昔感情規制違反で火刑になった妻のことを考えるようになった。

妻と言ってもおそらくこんな世の中だから愛で結ばれた関係ではなかったのだろう。子供も二人いるがその子供たちが二人の愛の結晶とは思えない。この世の中では子供たちも感情を持たず、この家でも学校で泣いている子供を見掛けた長男が通報すべきかどうか父親に相談する場面があるくらいだ。そして、父親はもちろん通報すべきだと言う。相棒のことをきっかけに少しずつ感情について考えるようになったクリスチャンベールは注射を打つのをやめてしまう。それによって感情を持つようになるクリスチャンベールはこの世の中の異様さに徐々に気付く。

全体的に淡々とした感じだけど、近未来の無機質な乾いた感じが出ている。感情がないという設定はどうしても無理が生じるというか、今のセリフには何の感情もないとは言えないんじゃないの?っていうのがどうしたって出てきてしまう。所詮感情のある人間が感情のない世界を描くのはかなり無理なことだよね。

ただワタクシはクリスチャンベールが好きなので贔屓目で取り上げちゃいました。クリスチャンベールはかっこよかった。もの凄く目立っている俳優ではないけど、「太陽の帝国」のときから好きだったんですよねー。今回は、この武道の達人であるクラリックをマトリックスよろしく演じていた。彼の筋肉ムキムキぶりはいつもすごい。「ガン型」(Gun-Kataって拳銃と空手の型を足したやつらしいっす)なんていうのは馬鹿らしくてちょっと笑っちゃうけど。こういう発想はいかにも西洋的だなー。

クリスチャンベールの息子が典型的な無感情チルドレンかと思いきや実は味方だったところが一番のシーンかも。近未来ものがお好きな方に深く考えたくないときにどうぞ。
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