シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ティモシーの小さな奇跡

2015-12-17 | シネマ た行

今日もショートバージョンです。

子どもができない夫婦ジムジョエルエドガートンとシンディジェニファーガーナーが、自分たちにもし息子がいたらこんな子になっただろうと2人で意見を出し合いそれを書いたメモを庭に埋めたところ、そのメモ通りの男の子ティモシーCJアダムスが現れたというおとぎ話。

ディズニーのファンタジーですから堅いことは言わずに楽しむしかないかなー。こういうお話に突っ込みを入れていたらキリがないので。

ともすれば“パーフェクトチャイルドシンドローム”と紙一重になりそうな気もするけど、このジムとシンディの夫婦とティモシーがとても可愛らしいので許してしまう。

ジムとシンディが自分たちの子どもならこんなふうになっていたと意見を出し合うところもただただパーフェクトな子を望んでいるというふうではなくて、本当に自分たちの血を受け継いだらこんなふうになるだろうと考えていたところも良かった。「彼はrockする」とか「運動は苦手だけど奇跡のゴールを一度だけ決める」とか、なかなかユーモアに溢れていました。

ティモシーが現れたからこそ親としてだけではなくてジムもシンディも家の外でもいままで勇気を出せずにいた部分で出せるようになったりするとかそういう変化も良かったですね。

最後は妖精のような存在のティモシーが消えて、養子を迎えることになるのだけど、それが女の子だったところにちょっとしたひねりを感じました。男の子だったらティモシーと比べてしまうかもしれないし、女の子のほうが良かったのかも。都合よくシンディが妊娠するとかいうオチではなくてワタクシは逆に良かったと思いました。

デヴィッドモースがジムのお父さん役で登場してビックリしました。そんな歳かなぁ?

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アンノウン

2015-12-15 | シネマ あ行

アップしていなかった間にケーブルテレビで見た作品を挙げたいと思います。ちょっとショートバージョンのレビューで。

学会のために行ったドイツのベルリンで交通事故に遭ったマーティンハリス博士リーアムニースンが意識を取り戻すと妻ジャニュアリージョーンズが自分のことを知らないと言い、妻の横には自分がマーティンハリス博士だと名乗る見知らぬ男エイダンクインが。自分が本物のマーティンハリスだと証明するために奔走することに。

誰かの陰謀?と思いはするんだけど、妻まで彼のことを知らないって言ってるってもしかしてこれSF的な映画?と思っていると、終盤に種明かしがあって、あ~そういうことか!と納得。どうりでアメリカ人のくせにミッションの車もスイスイ運転できたはずだ。でもさぁ、そんな簡単にあの組織から逃げられるもんなの?しかもなんかあの組織が悪者みたいな扱いで自分は正義っぽくなってたけど、自分もこれまであの組織の中で暗殺とかしてきてたんだよねー。なのに最後は都合良く逃げちゃうってどうなん?身元証明を手伝ってくれた美女ジーナダイアンクルーガーまで連れ立って。

と、ちょっと最後の展開には納得はいかなかったんですけど、確かにあの筋書ならこういうオチにするしかないし仕方ないかなと思います。主人公が本当の自分を思い出すまでの展開は面白かったし、リーアムニースンとダイアンクルーガーのアクションも良かったです。

リーアムニースンって演技派だったのに、50代半ばを過ぎていきなりアクションに開眼したという珍しいパターンの人ですよね。だからアクションをしていても演技もちゃんとできるから安心して見ていられます。

見ている間十分楽しめたので良いのですが、なんかでもこういう自分のアイデンティティーを忘れた系の作品がやたらと増えましたね。

ブルーノガンツフランクランジェラが脇役で登場していてなかなかに豪華。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

黄金のアデーレ~名画の帰還

2015-12-14 | シネマ あ行

前回の更新から1か月近くも経ってしまっていました。

久しぶりに映画館で映画を見に行ったのでアップしたいと思います。

ナチスが題材であること、ヘレンミレンが主演であることで興味があり見に行きました。

ナチスに奪われた一族所有の絵画クリムト作の「黄金のアデーレ」を戦後所有してきたオーストリア政府から取り戻そうとするマリアアルトマン(ミレン)のお話。知り合いの息子で弁護士のランディシェーンベルクライアンレイノルズにこの絵を取り戻せるか調査を依頼した時ランディはまったく興味を示さなかったが、この絵が1億ドルの価値があると分かり弁護を引き受けることに。

2人でオーストリアに渡り政府に訴えを起こしたが、現地の記者のフベルトゥスチェルニンダニエルブリュールが言っていたようにこの絵は“オーストリアのモナリザ”であり、マリアの叔母でありこの絵のモデルのアデーレが遺言に自分と夫の死後はこの絵を美術館に寄贈すると書いていたとしてナチスが強奪したことを認めようとしない。

最初はお金のためだと考えていたランディもオーストリアで自分の曽祖父母がトレブリンカ収容所で殺された事実を再認識したことにより、自分たちの民族が踏みにじられた歴史を正そうと必死になる。

ヘレンミレンはいつも通りとても素晴らしかったし、ランディを演じるライアンレイノルズがちょっとダサくてどんくさい感じの弁護士を演じていて、あ、この人ちゃんと演技できるんやなぁと初めて知りました。いままではただちょっとキュートな子と思ってたんですけどねー。なかなかいい味を出していました。そして、この2人のコンビがなかなか良くって。最初は全然かみ合わない感じだったのが、徐々にチームとして固まっていく感じが良かったです。

彼らがどのように絵を奪還するかということだけではなくて、マリアの過去が丁寧に描かれていてかなり辛かったです。若いマリアたち夫婦が生き残るために年老いた両親を置いてアメリカに亡命しなければならなかったシーンが一番辛かった。両親も娘夫婦と別れるのはどんなに辛くても彼女たちの幸せを考えて行かせてくれた気持ちがとても心が痛みました。愛していた祖国で酷い目に遭い、現在はアメリカに住む彼女がどうして祖国オーストリアに帰るのがイヤだったのか、痛いほど分かります。そして、どうして彼女があそこまでしてこの絵を取り戻したかったのかも。

裁判シーンは少し物足りない感はあったかな。法廷劇というよりも、戦争・トラウマ・一族の誇り・過去との対峙を描いた作品だと思います。

ランディの妻を演じていたケイティホームズが随分やつれた感じで登場していたけど、赤ちゃんを抱える普通の主婦の役だし、あれくらいが自然でワタクシは好きでした。ランディはしばらく家族そっちのけでこの裁判に没頭していたようだけど、奥さんがランディやマリアの心の傷を理解してくれる人で良かったな。

シリアスなドラマの中にもユーモアも散りばめられていて、非常にうまい作りの作品だったと思います。

マリアが絵を取り返したあと、絵を買ってくれるロナルドローダーがさらっと登場して「あなたのお母さんに口紅を使ってるわ」なんてマリアが言うもんだから、「あ~~~~エスティローダーかー!」と映画館で思わず膝を打ちました。こういうセリフの使い方なんかもなかなかユーモアにあふれた脚本でした。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加