シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

glee シーズン3 第6話 Mash Off

2012-02-29 | 海外ドラマ

シーズン3に入ってからかなり面白いエピソードが続いています。
今回はこの時期恒例の「マッシュアップ」ニューデディレクションズとトラブルトーンズの対決!

シェルビー先生イディナメンゼルとキスをしたパックマークサリングはもう先生に夢中。なんとか先生を振り向かせようとしてます。さすがパック。シーズン2でのロレインとが良い感じだったんだけどね…そしてクインダイアナアグロンはベスに近づくためシェルビー先生に取り入ろうとしますが、パックに前回の虐待偽装の件をバラされてしまい失敗。クイン、ほんとにしっかりして。シーズン3に入ってから全然冴えないクインです。

スー先生ジェーンリンチとバートマイクオマリーの選挙ではスー先生がネガティブキャンペーンを実行中。生徒会の選挙ではレイチェルリアミッシェルがカートクリスコルファーに嫌われたのがイヤで選挙を降りてしまいます。レイチェルとカートは仲が良いほうが楽しいので二人が戻ってくれて嬉しいな。

なぜかサンタナナヤリベラはフィンコーリーモンテースにやたらと突っかかってます。悪口対決でフィンが勝てるわけないもんなー。体ばかりデカくてぼけーっとしてる奴って感じであらゆる悪口を投げかけるサンタナにフィンがとうとう切れて「サンタナがレズなことはみんな知ってる!」って学校の廊下で大声で言ってしまいますね。フィンはなんとかトラブルトーンズともめずに仲良くやっていこうとしていたのにサンタナが悪口を言い続けるもんだからキレたフィンの気持ちはよく分かる。サンタナのレズ疑惑がスー先生の選挙の対抗馬に利用され町中に広がってしまいましたね…サンタナは当然すごく傷ついたみたいだけど…これからどうなるのか?いつも意地悪なスー先生が自分の選挙のせいでサンタナが傷ついたことに関しては、すごく申し訳なさそうな顔をしていて、やっぱりスー先生って心根は優しいのよねと思わせてくれました。

今回の楽曲は全シーズンを通しても相当素晴らしかったです。グリーと言えばマッシュアップの素晴らしさですもんね。いままでもすごくクオリティの高いマッシュアップが多いですが、今回もすごいです。
「Hot For Teacher」ここまでハードは曲は珍しいですね。パックらしい一曲。フィンのドラムもブレインダレンクリス、マイクハリーシャムジュニアのコーラス&ダンスも良かった。
「You And I」/You And I」ウィル先生マシューモリソンの歌は久しぶり。やっぱうまいわぁ。シェルビーも当然相当うまいし。パックがピアノに座ってたけど本当に弾けるのかな?
「Hit Me With The Best Shot/One Way Or Another」ドッヂボールのシーン。これがあるからドッヂボールがシーズン3のプロモーションに使われてたのかな?フィンはやっぱり往年のロックが似合うわ~。サンタナとの掛け合いも最高。ドッドボールのときはみんな超可愛かった!そしてブリタニーヘザーモリスのダンス(?)がすごかった。手をつかないで側転できちゃうんですねー。
「I Can't Go Fot That(No Can Do)/You Make My Dreams」男子全員がホール&オーツの扮装で出てきたのには爆笑。久しぶりにティナジェナアシュコウィッツのパートが長くありましたね。このエピソード見てからずっと"I can't go for that♪”っていうのが頭をグルグル回って困ってます。
「Rumour Has It/Someone Like You」対するトラブルトーンズのマッシュアップ。アデルをカバーするなんてよっぽど歌唱力に自信がないとできませんが、このメンバーならまったく問題なしですね。シーズン2の途中からメキメキと力をつけてきたサンタナのボーカルが光ります。最初のころはレイチェルに対抗できる歌唱力を持った女子ってメルセデスアンバーライリーしかおらんでしょうって感じだったのが、最近ではすっかりサンタナにお株を奪われているような気さえします。シーズン3に入ってからはパフォーマンスのときのダンスも激しくなってさらに完成度がアップしてきていますね。このパフォーマンスが記念すべきグリー300パフォーマンス目でキャストもかなり感無量だったようです。

前回、シーズン3に入ってからフィンが活躍してなくて悲しいって書いたら今回のエピソードではフィンが大活躍でした。歌もいっぱい歌ってくれたし嬉しかった。フィンって歌唱力があるわけではないけど、声とか歌い方とか好きです。顔を真っ赤にして大きな体でさらに背伸びして高音を歌うのがかわいい。今回は話の内容的にもパフォーマンス的にもBest Glee Ever!でした。


人生はビギナーズ

2012-02-22 | シネマ さ行

予告編でも良さそうだなぁと思ったし、クリストファープラマーが様々な賞にノミネートされているし、ユアンマクレガーメラニーロランも好きだし公開を楽しみにしていた作品でした。

メアリーペイジケラーの死後75歳にしてゲイだとカミングアウトした父(プラマー)。その父も晩年のゲイライフを満喫したあとガンで亡くなってしまった。38歳のオリヴァー(マクレガー)はいままで恋に臆病で女性と長く続いたことはなかったが、パーティでアナ(ロラン)に出会い心ときめくのだが…

75歳でカミングアウトした父親とその息子の騒動を描く作品なのかと思ったら映画の冒頭ですでに父親は死んでいた。あとは父親はオリヴァーの思い出の中に登場する。父親がゲイだったということは母親との愛はウソだったのか?それが気になるオリヴァー。子供の頃の寂しげな母親の顔はそのせいだったのか?何度も父と母の思い出を反芻するオリヴァーと現在進行形で進んでいくアナとの関係。

最後までアグレッシブにゲイライフを楽しんだ父親に背中を押される形でアナとの関係に踏み出していくオリヴァーを描いているというのは分かるのだけど、なんせ内容が暗い、というか、オリヴァーがほんとに真面目で受け身的でつまらない。アナタ、ほんとにアナのこと好き?アナもほんとにオリヴァーと一緒にいたいと思ってる?と聞きたくなるような恋人たちの関係にイライラする。なんでも自由にできるはずの2003年の恋人たちとクローゼットに入ったまま女性と結婚しなければならなかった1955年の父親の晩年があまりにも対照的。もう少し明るく恋人たちを描いてくれたら良かったんだけどなぁ。オリヴァーもアナも良い人には違いないけど、いまいち映画の主人公としての魅力に欠ける。

1955年当時のアメリカでは、同性愛は“治せる”と考えられていて、だからこそお母さんはお父さんが同性愛者だと知りながらも「私が治してあげる」と結婚したし、お父さんも「努力する」って思っていたんだよね。それでもやっぱりうまくはいかなくてオリヴァーの思い出に登場するお母さんは常に不幸そう。ユーモアのセンスのあるちょっとエキセントリックな雰囲気は人だったけど、やっぱり満たされてはいなかったんだろうね。そんなお母さんの人生にも何かしらの光を与えてほしかったな。お父さんは晩年を楽しめたから良かったけど。

そして、そんな二人に育てられたオリヴァーもやっぱりどこかで不幸そうな雰囲気を漂わせている。アナも深くは語られないけど家庭に問題があるようだったしね。オリヴァーは最後まで仕事もうまく行っているふうには見えなかったしな。結局一度別れた二人が最後にまた一緒になるけど、「あぁ、これから二人で幸せになるんだな」っていう実感がまったく湧かない珍しいラストシーンだった。最後に「Beginners」という題名がバンと出て二人ともBeginnersだから長い目で見てあげようかという気持ちになったのが少しだけ救いなのかな。

舞台がLAなのにユアンマクレガーとメラニーロランがヨーロッパの人だからなのか、まったくLA感がなく本当にヨーロッパが舞台のようでした。お父さんが残した犬アーサーが留守番ができない以外は賢すぎてビックリしたよ。うちの犬に爪のアカをやってくれ。


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TIME/タイム

2012-02-21 | シネマ た行

これはアマンダサイフリッドが見たいだけで見に行った作品です。ワタクシは内容には一切期待していなかったんですが、すごく面白かったです。期待大で行った方には肩すかし的な作品だったかもしれませんが…ワタクシの場合はアマンダサイフリッド票が最初からたくさん入っちゃってるというのもあるので、今回参考にできるレビューではないと言っておいたほうがいいかもしれません。巷の評判はあまり良くないようですし。

遺伝子操作によってすべての人間の成長が25歳で止まり、その後は自動的に寿命1年が与えられているが、この世界ではまさに「Time is money」時間イコールお金なので、働いて時間を稼ぎ寿命を延ばす。スラムに生まれた者たちはつねに24時間以下の寿命の中でせめぎ合い、富裕層は1世紀以上の寿命を持つという世界。

この観念については予告編などでも説明されているし、映画の冒頭で主人公ウィルジャスティンティンバーレイクが説明してくれるんだけど、彼が目覚めてキッチンに行ったとき若い女性オリビアワイルドがそこにいて「あれ?アマンダとくっつくんじゃないの?最初は恋人がいる設定?」と思ってウィルが彼女に「Mom」と話しかけたときは「お母さん、若っ!!!」って思ってしまったワタクシはアホ?そうやった。お母さんもみんな25歳の体なんや…

主人公ウィルがスラムのバーで1世紀分の寿命を見せびらかして飲んでいる男ヘンリーハミルトンマットボマーを時間強盗フォーティスアレックスペティファーから助けてあげたことからヘンリーと親しくなる。富裕層ゾーンからやって来たヘンリーは不死なんていらないと言ってウィルに1世紀分の寿命を分け与えて自殺してしまう。ヘンリーからこの世は少数の富裕層の不死を守るためにスラムの人々から搾取しているという事実を知らされるウィル。そう言えば、スラムゾーンの物価は予告もなく日々上がり賃金は日々減っていく。

1世紀分の寿命を手にしたウィルは富裕層ゾーンへと向かうが、ヘンリーハミルトンの殺人容疑をかけられヘンリーからもらった寿命は没収され、レイモンドレオン刑事キリアンマーフィに追われることになってしまい、大富豪のお嬢様シルビア(アマンダ)を人質にとって逃げるはめに。

父親ヴィンセントカーシーザーの財産で無茶をしなければ不死を手に入れられるシルビアは、父親の束縛にうんざりしウィルと逃避行をすることで初めて生を実感する。彼女もウィルと一緒にこの世の仕組みを変えようと父親の経営する金融ローンを襲撃しスラムの人たちに時間を分け与える。

時間イコールお金という世界でどういうふうに話が進むのかなぁと思っていたら主人公の二人がボニー&クライドよろしく銀行強盗をするというお話だったのか。二人は盗んだお金をスラムの人たちに分けるというねずみ小僧的なことをして、しかもそれが富裕層だけが不死を得られるというシステムの崩壊につながるというお話なわけですね。シルビアはお嬢様である意味怖いもの知らず。強盗などもどちらかと言えばウィルよりも人質のシルビア主体で進んで行った雰囲気さえある。ここでアマンダサイフリッドの小悪魔的魅力が全開になります。いつものブロンドのふんわり髪を封印して赤いおかっぱヘアでタイトな服に身を包みピンヒールを履いて拳銃をぶっ放す。もうジャスティンティンバーレイク、かすむ!かすむ!ファンの方すみません。

お話のほうはレオン刑事がウィルの父親を知っているようで、ウィルの父親の過去と絡めて何か秘密があるのかなぁと思ったら何もなくて、この刑事が何か物語のキーとなるのかなぁと思ったらそうでもなくて、彼も短い寿命しか与えられずシステムの中で利用されている人間として何かしらもっと物語に深みを与えられる役どころだっただけに、もったいない死に方でした。他の部分でも時間強盗フォーティスとの絡みとかシルビアの父親との確執とか全体的にもう少し深みを出すことができた脚本だったんじゃないかなと思います。最後にスラムゾーンから人が解放されていくシーンはベルリンの壁が崩壊したときのことを彷彿とさせました。あのときの“思想の流れ”とある意味では似通ったシチュエーションだったかもしれません。

映像としては腕に光る寿命のサインや、それを与えたり奪ったりするやりとりや、お母さんが残り時間が足りずウィルの腕まであと一歩というところで死んでしまうシーンや、同じようなシチュエーションでウィルの腕に飛び込んでいくシルビアなどさすが「ガタカ」のアンドリューニコル監督だなと思わせるような心に残る映像がたくさんあります。シルビアがウィルの腕に飛び込んでいくシーンではタイミングがすごく難しかっただろうなぁと思います。一歩間違うとケガしそう。カメラが遠いシーンだったからスタントの人がやったのかな?でもジャスティンティンバーレイクとアマンダサイフリッドがあんなふうに遠くから走って来て抱き合うなんて絵になるなぁと思いました。

アマンダサイフリッドに見とれる他に、腕に刻一刻と減っていく自分の寿命を見ながら生きるのは辛いけど25歳という色んな意味で充実した若さから体が衰えないってすごくいいなぁとか、アマンダちゃん、あんな細い脚であんな短いスカートであんなピンヒールで何回も全力疾走させられてようがんばったなぁとか、ジャスティンティンバーレイクってぼうす頭がもっとも似合う白人の一人だなぁとか、若い俳優ばかりでの撮影は楽しかっただろうなぁとか色々考えていたらあっという間に109分が過ぎてしまいました。日曜洋画劇場とかにはうってつけの作品だと思います。

オマケ1公開からすぐに見に行ったので特典としてポスターのハガキをもらったのですが、アマンダの写真が吹き替えの篠田麻里子ちゃんに変えられてた!篠田麻里子ちゃんが嫌いなわけじゃないけど、せっかくの特典だったのに残念です。

オマケ2アマンダの吹き替えをした篠田麻里子ちゃんですが、アマンダの声はアメリカ人女性には珍しく少し高くてソフトな声なので、吹き替えのほうが渋い声という普段の吹き替えとは反対の状況になっていると思います。役的にはもしかしたら篠田麻里子ちゃんの声のほうが合っているかもしれません。


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glee シーズン3 第5話 The First Time

2012-02-20 | 海外ドラマ

今回はミュージカルの上演ですね。ミュージカルの監督アーティケヴィンマクヘイルに初体験も済ましていないのに、「ウェストサイドストーリー」のマリアとトニーの役は無理だと言われて落ち込むレイチェルリアミッシェルとブレインダレンクリス。それぞれ初日までに体験しようと焦る。

レイチェルとフィンコーリーモンテース、ブレインとカートクリスコルファーの初体験に焦点があてられた回ですが、それプラスマイクハリーシャムジュニアと父親キョンシムの確執とコーチビーストトッドジョーンズとオハイオ大学のスカウトクーターエリックブラスコッターの恋が描かれます。

この回はめずらしくひとつのテーマにかなり絞られていました。ミュージカルの上演もあるし、あんまり色々話を広げなかったのは正解だったかも。フィンはやっとレイチェルとの初体験にこぎつけますが、それがミュージカルのためと知ってすっかり傷ついてしまいます。フィンってばもう繊細なんだから…レイチェルもそろそろフィンの性格を分かってあげようよ…

ブレインが久々にダルトン校に行って、セバスチャングラントガスティンという子に出会います。なんか彼って妙に積極的でこれからもブレインとカートに波風を立たせそうな雰囲気です…心配。セバスチャンに連れて行かれたゲイバーにカロフスキーマックスアドラーがいてびっくり!夏休みの間に転校して楽しいゲイライフを送っているようですね。ということは彼との絡みはこれで終わりかな。シーズン3になって色んな子にスポットを当てなくてはいけないから彼に割いている時間はもうないかもしれませんね。

ミュージカルのリハでレイチェルたちの歌を聞いて毎回泣くほど乙女なコーチビーストはずっとスカウトのことが好きだったけど、いつもつれなくしてしまう。コーチビーストがどんどん可愛くなっていきますねー。大好きなキャラクターなのでとても嬉しいです。

結局、フィンチェルもクレインも一度は喧嘩したもののミュージカル初日の成功のあとにめでたく初体験となりましたね。残るはコーチビーストとエマ先生ジェマメイズの乙女組だけだな。

「ウェストサイドストーリー」もきちんと時間を割いて見せてくれて満足な回でした。サンタナナヤリベラのアニタはラテン系でぴったりすぎるほどだったし、衣装を着たクインダイアナアグロンも可愛かった。クインはグラジェラかヴェルマの役かな?あ、出すの忘れてた!みたいな感じでローリーダミアンマクギンティがワンシーンだけちらっと出ていたのが笑えました。

楽曲はウォブラーズの「Uptown Girls」以外は全部「ウエストサイドストーリー」からでした。ウォブラーズの曲はもう聴けないのかと思っていたので嬉しかったです。「ウエストサイドストーリー」では全部良かったけど「America」がすごく良かったなぁ。「A Boy Like That」では役柄の上でですが、珍しくレイチェルとサンタナの掛け合いが見れたのも嬉しかったです。もう今回オンエアしなかった曲も全部スタジオ録音して「Glee West Side Story」のアルバムを出してくれたらいいのになぁ。


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あなたは私の婿になる

2012-02-15 | シネマ あ行

ニューヨークの出版社の鬼編集長マーガレットサンドラブロックはカナダ人。ビザの問題で国外退去しなくてはいけなくなったため、アシスタントのアンドリューライアンレイノルズと結婚すると上司にウソをついてしまう。マーガレットは自分がいなくなったらアンドリューもクビになるのだからとアンドリューを脅し、偽装結婚にYESと言わせる。しかし偽装結婚というのはそう簡単にいくわけではなく移民局での審査に通らないといけないため二人はアンドリューの実家のアラスカで週末を過ごし家族に結婚報告をすることになる。

アンドリューは実はアラスカの富豪の息子だったため、二人の結婚は随分大げさな話になっていく。アンドリューの家族に迎えられたマーガレットは「家族」というものに触れ自分のしていることの過ちに気付き始める。16歳で両親を亡くして以来ずっと一人でやってきたマーガレットは、久しぶりに忘れていた家族の温かさに触れたことにより、こんな良い人たちをだませないと考えるようになる。そんないつもの鬼編集長とは違う彼女の一面を見てアンドリューは彼女に恋をする。

反発する二人が最終的には恋に落ちるというのはラブコメの王道で、周囲の人がとても良い人だったり、お笑いパートを担ってくれる人がいたりするのも王道をいっている。ラブコメが嫌いな人にとっては、ご都合主義の脚本としか思えないと思うけど、ワタクシはラブコメ好きなのでこの作品も良かったです。

アンドリューのおばあちゃんを演じたベティホワイトはアメリカでは超有名な女優さん。この役では優しいけど思ったことはずばずば言うおばあちゃんで笑わせてくれるし、マーガレットに家族の良さを思い出させる重要な役目を担っている。舞台がアラスカというだけで先住民の怪しい祈祷のダンスなどをしてみせるけど、アラスカの人が見たら怒りそうな気もしないでもないけど、マーガレットが一緒になってラップを歌うところはすごくベタだけどやっぱり笑ってしまった。

あとは片田舎にだた一人の男性ストリッパー、ラモーンオスカーヌニェスもこういうラブコメによく登場するコメディパートの変なおじさんで結構面白かったです。

結婚の準備で男親側の母親メアリースティーンバージェンとおばあちゃんが仕切ってしまうなんて日本だったらゲーーーッと思っちゃうような展開だけど、アメリカのファンタジーの世界でやられるとなんか良い話に思えるのも不思議ですね。お母さんもおばあちゃんも良い人だから成り立つわけだけれども。連れてきたばかりの彼女と自分の息子抜きで出かけたりというのが多いのも向こうの文化かなぁと思ったりもしますね。

エンドクレジットでの移民局でのインタビューの様子が面白かったです。コメディ映画ではエンドロールも楽しめるのがすごく好きです。

サンドラブロックのコメディセンスはやはりピカイチで、こういう作品でやり過ぎず、引っ込み過ぎずちょうど良い加減でおかしなシーンを演じられる実は演技力のしっかりした女優さんだと思う。それはすでに証明済みですが。ライアンレイノルズとのケミストリーははっきり言ってまったくなかったと思うんだけど、これはまったく相容れない二人がくっつく話だからそれでも良かったのかなとも思う。ライアンレイノルズのちょっとポカーンとした表情もこの役に合っていた。彼に関してはすでに3本見てるんですが、カッコいいのかも演技ができるのかもちょっとまだ未知数です。

ま、かる~い気持ちで見てもらえると良いかと思います。


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ウルバリン~X-MEN ZERO

2012-02-14 | シネマ あ行

先日テレビ放映していたので見ました。「X-MEN」シリーズは好きなんですが、一番人気(?)のウルバリンヒュージャックマンのキャラのファンではないので、いままで見ていませんでした。

それでもやはり「X-MEN」のキャラの一人の誕生物語ということで興味はありました。

最初にウルバリンが子供時代お父さんだと思っていた人が召使いに殺されたのを目撃してその召使いを殺すが、実はその召使いこそが自分の本当の父親で、そこから召使いの息子で実の兄のビクター(のちのリーヴシュライバー)と一緒に逃げるというシークエンスのところはテレビのために端折られていたのか、ちょっと分かりにくい展開でした。

その後兄弟二人で1世紀以上も生き延びて数々の戦争に参加している姿が映し出されます。そう言えばウルバリンって再生能力が強いんだった。兄ちゃんもそうなんだね。でも、ウルバリンに比べて兄ちゃんのほうはかなり凶暴なようで人を殺さずにはいられないタチなようです。しかし、こんな強いもん同士でしかも死なないもん同士で兄弟げんかするのんやめてもらえませんかね?はた迷惑ったらありゃしません。

紆余曲折あって、ウルバリンは例のアダマンチウムの爪を手に入れるわけですが、このアダマンチウムの爪を手に入れてからがめちゃくちゃ格好良いです。アダマンチウムが最強の合金というだけあってなんでもかんでも簡単に引き裂いてくれるところがスカッとします。紆余曲折あってって思い切り端折っちゃいました…すんません。この辺の紆余曲折はアメコミによくあるような展開で敵役にハメられて~、とか恋人が殺されて~とかってやつです。

ウルバリンの恋人のシルバーフォックスリンコリンズのエピソードなんかは非常にウルバリンらしい感じが出ていて良かったと思います。ウルバリンってちょっと寂しげなところがあるからあぁいう雰囲気の女性が似合いますね。彼女が実は黒幕のストライカーダニーヒューストンに操られてたってとこもね。

ストライカーが作ったウェポンXIライアンレイノルズがカッコ悪すぎてちょっと可哀想だったな。手から日本刀が生えてるのもウルバリンの真似って感じだし、口はうるさいからって閉じられてるし、最強のミュータントのはずがなんか哀れを誘いましたね。最後にやっといがみ合っていた兄弟が協力してウェポンXIをやっつけますが、最後のあれお兄ちゃんはどうなったのかイマイチ分かりませんでした。お兄ちゃんはどっかに消えて行っただけ?

最後にウルバリンが撃たれて記憶を失くすというところでちゃんと最初の映画「X-メン」につながっていますね。ウルバリンがストライカーから助けた子供たちの中にサイクロップスもいたけど、あそこで面識があったように「X-メン」では扱われていたかどうか忘れてしまいました。ウルバリンには記憶がないとしてもサイクロップスは知っているような対面だったかな?サイクロップスは目隠しされてたからウルバリンの存在には気付いてなかったのかな?最後にプロフェッサーXパトリックスチュワートが登場しますが、車いすに乗ってないんですよね。それだと「X-MEN~ファーストジェネレーション」と矛盾してしまいますが、あれはバーチャルプロフェッサーだったんでしょうか?

アメコミそのものが日本の漫画のように順序立てて進むようなシステムというわけでもなさそうなので(というか、いまいちアメコミのシステムが分かりません)こういうふうに後から以前のエピソードというのも作りやすいのかもしれないですね。多分、詳しい方にとってはいろいろと矛盾もあるんでしょうけど、単体の映画としてはアクションやヒュージャックマンのカッコ良さ、他のミュータントの能力など楽しめる要素はたくさんあります。


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glee シーズン3 第4話 Pot O' Gold

2012-02-13 | 海外ドラマ

はぁ。待ちに待った「グリー第4話」一か月くらい待たされて、ちょっとシーズン3熱が冷めてしまいそうな気がしていました。もうここからは休まずに一気にやって欲しいところですが、アメリカでも休み休みのようなんでまた休むのかもしれませんね。

今回は、「グリープロジェクト」のダミアンマクギンティがアイルランドからの留学生ローリーフィネガンとして登場。ブリタニーヘザーモリスの家にホームステイしているようなんですが、なぜかブリタニーはローリーのことを妖精だと勘違いしている様子。もうこの辺の設定がぶっ飛んできましたね。ブリタニーっておバカキャラやけど、ここまで来るとフィンコーリーモンテースも言ってたけどほんとにかなりヤバくないか?ローリーは転校生ってことでいじめられてるんだけど、マッキンリー高校って結構最低よね。

フィンはなんとかメルセデスアンバーライリーが抜けてバラバラのグリー部をまとめようとしてるけど、彼自身もブレインダレンクリスに嫉妬心や対抗心があるようで…それでも、男子のキャプテンとして抜けようとしているサンタナナヤリベラとブリタニーを止めようとしたり、ローリーをスカウトしてきたりとがんばっていましたね。シーズン3に入ってからフィンが全然活躍していなかったから嬉しいエピソードでした。

公立高校のアート活動を潰そうとしているスージェーンリンチの対抗馬としてカートクリスコルファーのお父さんマイクオマリーが出馬することになりましたね。この選挙の行方もどうなるんでしょうか???お父さんの身体の具合を心配するカートがいじらしかったなぁ。

それにしてもクインダイアナアグロンは何を考えているんでしょうか?ベスを取り戻すとか言ってるけど、都合良過ぎるよ。なんかクインが変な方向ばかり行っててイヤだなぁ。しかし、この回の最後でパックマークサリングとシェルビーイディナメンゼルがキスしてたけど…おいおいー。なんちゅう展開、、、なんかライアンマーフィムチャクチャやなぁ。

今回超めずらしくレイチェルリアミッシェルがほとんどと言っていいほど出てきませんでしたね。レイチェルは好きだけど、色んな人にスポットが当たってこういうグリーも新鮮かも。

楽曲のほうはローリーの初登場の曲が「Bein' Green」これはセサミストリートのカーミットの曲で、前半では緑である自分を嘆いていますが、曲の後半に向かうにつれて緑である自分を受け入れていくという曲ですね。ローリーはアイリッシュなのでシンボルカラーの緑をかけてあるんですね。
ブレインがグリー部の景気付けのために歌った「Last Friday Night(T.G.I.F.)」はケイティペリーの曲。ライアンマーフィってケイティペリー好きだね。
トラブルトーンズが歌った「Candyman」グリー部がバラバラになるのは悲しすぎるけど、メルセデス、サンタナ、ブリタニーの3人は決まってました。このエピソードではフィンがやっと目立ってたけど、シーズン3に入ってからフィンが中心で歌う姿が見られていないので早く見たいなぁ。


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善き人

2012-02-09 | シネマ や行

題材がナチスということと主演がヴィゴモーテンセンということで見に行きました。

大学教授のジョンハルダー(ヴィゴ)はある日ヒトラー官邸に呼び出され、不治の病の妻を夫が殺すという小説がヒトラーの評価を受け、それをテーマに論文を書いてほしいと依頼される。最初は入党を断るジョンだったが、出世と引き換えに入党することになる。家では認知症の入った母親ジェマジョーンズの面倒を見、母の介護から逃れるためかピアノに夢中の妻アナスタシアヒルの代わりに料理を作り、2人の子供に振り回されるジョン。親友はユダヤ人のモーリスジェイソンアイザックだったが、それも彼がナチに入党する妨げにはならなかった。

言い寄ってきた学生のアンジョディウィテカーと不倫関係に陥り、そのまま離婚、再婚という道をたどるジョン。ナチ入党の件といい、愛人との件といい、なにかと流されるだけのような主人公。心の葛藤はもちろん見られるが、それを行動に移す勇気がない。言わば一般民衆の見本みたいな主人公と言えるかもしれない。不治の病の者に「恩寵の死」を与えるという論文を書く一方で、認知症と結核の母親の自殺志願は許せない。そういう部分も一般的な行動様式を取る主人公と言えるだろう。

親友のユダヤ人のことも一度は助けようとするけれどうまくいかず、結局ギリギリまで放置してしまう。最後の最後にもう一度助けようとするがこれも失敗。自分の過ちに気付いた時にはもう時すでに遅し。最後に収容所の本当の姿を目にして愕然とするジョンだが、これこそが彼がしてきたことの結果のうちだった。

ナチスが政権を握ってからジョンは時々妄想を見始める。町の中の見知らぬ人が時々美しい歌を歌っている姿を見るようになる。これがだんだんとひどくなり、最後の収容所の場面での「現実か…」というセリフにつながっていくのだが、彼の見ている収容者たちが美しい音楽を奏でている姿は当然現実ではない。ジョンは感情をあまり表には出さなかったが、この様子で彼の精神が壊れていっているのが分かる。最後に「現実か…」とつぶやいたときでさえ、彼には収容所の現実が実は見えていなかった。すべてに目をつぶり流れに流されてきたジョンのたどり着いた場所があそこだった。

宣伝コピーでは「理想と現実の狭間で葛藤しながらも、信念を貫こうとした男の物語」となっているが、実際には「どこが???」という感じ。そもそもジョンに確固たる信念なんてあったの?ぐらいにしか感じない話だった。

彼の書いた論文がナチスが障害者なども収容所に送った根拠となっていたというシークエンスがもう少し有効に使われれば、話に膨らみも出て良かったと思うのだけど。ナチスがアーリア人を産めよ増やせよと努力していたこととかもちらちら出てくるのだけど、それも少し触れられるだけでもっとやりようがあったような…

作品の方向性は悪くないんだけど、色んな所でもうひと押し足りない印象で、ヴィゴの演技はいつも通り素晴らしかったけど、演出がそれについていっていないようで少し残念な作品でした。


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J.エドガー

2012-02-08 | シネマ さ行

監督がクリントイーストウッドで主役がレオナルドディカプリオとなると、ワタクシは見に行かないわけにはいきません。

FBIの初代長官であり、8人の大統領に仕えたエドガーフーヴァー。雑然としていた図書館を検索カードで管理すること開発したり、捜査方法についてもまだ科学捜査という概念がなかった時代に、全国民の指紋をデータとして収集することを考えていた。国内に潜む危険分子(当時の共産主義者)のデータを徹底的に集め、政治家などの有力者の秘密を握り機密文書として保管。FBIの盗聴などの捜査方法を追及する政治家などをその秘密で脅すなどし、その中にはケネディ兄弟もいた。

そういった彼のFBI長官としての活躍を描くと同時に彼のプライベートにスポットを当てていく。この作品はむしろ彼の公的な活躍よりも私生活や人格のほうにスポットが当てられていると言っていいだろう。

エドガーを溺愛し亡くなるまで同居していた母親ジュディデンチ、一度はプロポーズまでしたが、結婚に興味はないと言って仕事一筋にエドガーに仕えた秘書ヘレンギャンディナオミワッツ、ほぼ一目惚れのような形でFBIに入れたクライドトルソンアーミーハマーとの関係が描かれる。秘書のヘレンはまさにプロフェッショナルに秘書としての仕事を果たし、エドガーに絶対の信頼を抱かれていた。彼の死後、例の機密文書はすべてヘレンが処分した。そして、「何があろうと昼食か夕食は共にすること」という誓いを立てるほどの関係だったクライドトルソンについては、副長官としてエドガーを支える一方、私生活では同性愛であったことが描かれている。この点については真偽のほどは明らかでないということらしいのだけど、この作品ではおそらく彼の偏執的な性格と正義への固執を描くために彼の母親のことや、同性愛のこと、それに加えて潔癖症、どもりなどを描いたのだろうと思われる。

彼の異常なまでの共産主義者への憎悪や、キング牧師を失墜されることへの執着などを見ていると現代であれば何かしら精神的な病の名前がつく人だったんじゃないかとさえ思えてくる。それを彼の私生活での抑圧の裏返しというふうにイーストウッドは見て取ったのかなという作りになっている。

ディカプリオはいつものごとく力の入った演技でもちろん悪くはなかったけれど、助演のアーミーハマーがそれ以上に素晴らしい演技をしてしまったためちょっと食われた感があった。髪の毛をちりちりにして黒い瞳のコンタクトも入れ老けメイクも頑張ったけど、今回はアカデミー賞にノミネートされなかったのも仕方ないかもしれない。

映画全体に流れる雰囲気とか音楽とかイーストウッドらしさが溢れていました。イーストウッドの作品が好きな人にはオススメです。



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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-06 | シネマ ま行

試写会で見ました。

9・11で大好きなお父さんトムハンクスを亡くした少年オスカートーマスホーンが1年後にお父さんのクローゼットから1本の鍵を見つける。この鍵が開けられるものは一体何なのか?それがまるでお父さんからのメッセージのように感じたオスカーは、その鍵が入っていた封筒に書かれた「Black」という言葉をたよりにニューヨーク中の「Black」さんを訪ねて回ることにした。

9歳のオスカーはアスペルガーのボーダーラインにいる少年。以前から世の中は怖い物だらけだったけど、9・11以降さらに怖い物が増えた。公共の乗り物、エレベーター、飛行機、橋、大きな物音、老人、赤ちゃん、あらゆるものが怖いオスカーが、タンバリンの音を聞くことで自分を落ち着け、会ったことのないたくさんのBlackさんたちを勇気を出して訪ねていく。それはまるでお父さんが生きていたときに他人と話すことが苦手なオスカーのために計画してくれた探検調査の一部のように思えた。

この1本の鍵が握っている秘密とはなんなのかという純粋なミステリー要素とともに、オスカーが訪ねて歩くBlackさんたちとの出会い、オスカーがあの“最悪の日”に経験したこととは本当はなんなのか、途中から一緒にBlackさんを訪ね歩くことになるオスカーのおばあちゃんちの喋れない間借り人マックスフォンシドーとの関係、お父さんが死んでしまってからぷつりと切れてしまったようなお母さんサンドラブロックとオスカーの関係を巧みに織り込みながら一気に進む物語に観客はぐいぐい引き込まれていく。作品が次々にアカデミー賞候補になるスティーブンダルドリー監督の繊細でいて大胆な手腕が光りまくる。映像、編集も素晴らしくこれだけの人間ドラマでありながら、まるでジェットコースターに乗っているかのようなスクリーンとの一体感さえ感じる。

最愛のお父さんの死を受け入れられず母親の愛情にも心を閉ざしてきたオスカーが自分の力で立ち上がり、お父さんの死を受け入れていくまでの物語に涙が止まらない。間借り人とのサブストーリーも素晴らしく心を打つものに仕上がっているし、この鍵が持っていた秘密というものもオスカー少年が探し求めていたものとは少し違っていたけれど、見る者にとっては十分に満足しうる秘密だった。

そして、ワタクシがこの物語を見ながらもっとも注目していた、お母さんとオスカーがどのようにもう一度絆を結ぶことができるのかという点だったんだけど、これがクライマックスで想像していたよりも最高の展開だった。お父さんとは親友のようだったオスカーは十分に描かれていたけれど、そのためにお母さんとの関係が9歳の少年にしてはもの凄く希薄に思えたけど、それはオスカーが気付かなかっただけでお母さんはもちろんオスカーのことをずっとずっと見守っていた。自分も最愛の夫を亡くし失意のどん底にあったけれど、お母さんは決してオスカーから目を離すことはなかった。それをオスカーが理解するシークエンスが素晴らしい。サンドラブロックの強くてしなやかな優しさがこのお母さんにピッタリだった。

この映画のためにスカウトされたというオスカーを演じたトーマスホーンの演技が天才的です。子供が主役の映画は無数にありますが、彼ほど観客をほぼ一人でぐいぐい引っ張っていった子役がかつていたでしょうか。ずっと一人で頑張ってきたBlackさん探しの話を間借り人に堰を切ったように一気に話すときの彼の演技は映画史に残ると言っても過言でないと思います。彼を見つけたことがこの作品の成功の80%は占めているんじゃないでしょうか。顔も可愛らしいし、この先どうなっていくのかものすごく楽しみな少年です。

マックスフォンシドーは今年のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされていますが、彼の役は結構“オイシイ”役だったなぁと思います。クリストファープラマーとのおじいちゃん対決ですね。

喪失感から立ち直っていく人間の姿を心に焼き付け、最後にカタルシスを感じることのできる130分間の体験です。



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「映画」もいいけど「犬」も好き。という方はこちらもヨロシクです。我が家の犬日記「トラが3びき。+ぶち。」


アメリカドラマ忘備録4

2012-02-02 | 海外ドラマ

「アメリカドラマ忘備録」シリーズです。 「3回目」を書いてからまだ1ヶ月半くらいしか経ってませんが、いくつか新しいドラマが登場したので書いておきます。

「グリー」シーズン1、2、3(途中)



現在休止中。2月12日からまた再開です。アメリカでもちょこちょこ休止しながらですもんね…追いついちゃうと困るからこちらでも休んでたのかな。早く続きが見たいです。


「ボーンズ」シーズン1、2、3、4、5、6(途中)



やっとブースデヴィッドボレアナスとハンナキャサリンウィニックが別れたぞー。ハンナはハンナで好きやったけど、やっぱりさブースにはブレナンエミリーデシャネルが合ってるよ。とは言ってもブースとブレナンがくっついたわけではないんやけど。
ホッジンスT.Jサインとアンジェラミカエラコンリンの赤ちゃん、もうすぐ生まれそうですね。またまたアンジェラのお父さんビリーギボンズが登場して勝手に赤ちゃんの名前決めようとしてホッジンスが必死で阻止してて笑えた。ホッジンス、またお父さんにタトゥー入れられるしー。
エピソード6の奴隷船の話は感動しました。最後にカミールタマラテイラーが奴隷たちの名前を読み上げるシーンは泣けました。
エピソード9でブレナンの境遇によく似た女性が殺された事件でブレナンが珍しく弱気になっていましたね。
エピソード11では例の墓堀人ディアドアラブジョイがなんと射殺されてしまうという衝撃的なエピでした。そして、これがブースのスナイパー時代の師匠ブロードスキーアーノルドボスルーとの対決につながっています。この対決はまだ決着がついていないのでこれからの展開が楽しみ。


「NCIS:LA」シーズン1、2(途中)



シーズン2のイッキ放送が12月に始まりました。やっぱりワタクシはケンジーブライダニエルルアーが好きだなぁ。前にも書いたけど彼女の瞳のアザがすごく好きです。サムハンナLLクールJはどうしていつもあんなピチピチの服なんでしょうか?
このシーズンからディークスエリッククリスチャンオルセンがレギュラーに昇格しました。ケンジーはいつもディークスとケンカばっかりしてるからディークスのこと好きなのかなぁとか思ったんですが、そういうわけではないんですかね。
またもやヘティリンダハントが色々と驚かせてくれたり、笑わせてくれたりして最高です。


「レバレッジ」シーズン1、2、3



シーズン3全部終了しました。最後はモローとの対決でしたね。国まで盗んじゃうという大胆な最終回でしたが、シリアスな中にもいつものコメディ要素もきちんと入っていて楽しかったです。1時間のうちにちょっと詰め込み過ぎた感はありましたけど、武闘派であんまり内面を見せないエリオットクリスチャンケインの見せ場が結構あって良かったです。結局ハーディソンオルディスホッジとパーカーベスリースグラフの関係は進展しませんでしたね。残念。
アメリカではシーズン4が放映されているようなので、続きを楽しみに待ちます。


「NCIS」シーズン1、2、3、4、5(途中)




シーズン3の最終話でギブスマークハーモンの過去が明かされる回が面白かった。ギブスの過去のボスが登場して、その人がいまのギブスを育てたんだなと分かるシーンが良かったです。そして、なんとその回でギブスは引退しちゃいますが…まぁ当然戻ってくるでしょうという感じですがね。そしてシーズン4の最初の何回かであっさり戻ってくるんですが、家族のことを隠していたギブスとダッキーデビッドマッカラムとのしこりみたいなものがちゃんと描かれていて良かったです。シーズン4はシェパード局長ローレンホリーがトニーディノッゾマイケルウェザリーを使って自分の父を殺した武器商人ラグルヌイユアーマンドアサンテを追っているのがサブストーリーとして描かれていて、そのための潜入捜査でラグルヌイユの娘に恋をしてしまうという切ないラブストーリーも描かれてました。これは巧妙にこちらには隠されていたのでシーズン4の最後で明かされることになります。トニーは本気で恋していたのに可哀想だったな。ジヴァコートデパブロが放射線で亡くなりゆく被害者に恋をしたエピソードも切なかったです。
シーズン4の最終回とシーズン5の最初のエピソードが1日後という設定だったんですが、その間にマクギーショーンマーレイがちょっと痩せていて笑っちゃいました。
アビーポーリーペレットはチームの誰かがケガをするたびに大騒ぎしてなんか可愛いです。


「アグリーベティ」シーズン1、2、3(途中)



シーズン2が終わり、シーズン3が始まったばかりです。シーズン2の最後でベティアメリカフェレーラは結局ヘンリークリストファーゴーラムともジオフレディロドリゲスとも別れてしまいましたね。ワタクシは断然ジオが良かったんですがね~。
「モード」誌は相変わらずゴタゴタしていてウィルミナヴァネッサウィリアムスが死んだブラッドフォードミードアランデールの子どもまで作っちゃったからね~。これからどうなることやら。
ダニエルエリックメビウスは「プレイボーイ」誌みたいな部門に行っちゃってるけど、ぶっちゃけこっちのほうが合ってるよなぁ。と思ったら2話目で速攻「モード」に戻ってきました。まぁファッション誌が舞台でないと面白味に欠けますしね。
ベティのお姉ちゃんヒルダアナオルティスはジャスティンマークインデリカートの学校の体育教師と不倫しちゃってますなぁ。大丈夫か、ヒルダ。
いまエピソード3が終わったとこですが、アレクシスレベッカローミン逮捕されちゃったよー!?しかも「ダニエルジュニアの父親は実は私」とか言っちゃって。どーなっちゃうの???


「CSI:NY」シーズン1、2(途中)



シーズン2の最初でエイデンヴァネッサファリートがクビになっちゃった。エイデン、好きやったのに…なぜ?新シーズンが始まっていきなりってヴァネッサファリートの仕事の都合かなんかかなぁ?検察医で解剖してたシェルダンヒルハーパーがフィールドエージェントになりましたね。中で解剖してるときのほうが好きだったかも。ドンフラック刑事エディケイヒルはシーズン2から短髪になっていい感じです。


「アメリカンホラーストーリー」シーズン1(途中)



この話なんかもうワケ分からん。ほんまにちゃんと終わらせてくれるんでしょうねーって感じです。ブラックダリアミーナスヴァーリまで出しちゃって収拾つくんでしょうか?ワタクシはこのお屋敷の女中の若いほうアレクサンドラブレッケンリッジから目が離せません!でも、ベンディランマクダーモットが目を覚ましちゃったからもう出てこないのかなぁ。残念。おかしなお隣さんを演じているジェシカラングが賞を総ナメしています。あーいう役をやらせたら天下一品ですもんね。


「グッドワイフ」シーズン1(途中)


これ、面白いです。アリシアフロリックを演じるジュリアナマルグリーズって「ER」に出てるころ、なんでこんなブサイクな人がジョージクルーニーの恋人?って思ってて、それ以降もあんまり好きになれなかったんですが、ある程度歳を取ってすごく素敵になったと思いました。髪型も以前のちりちりパーマよりいまのほうがずっといいし。アリシアの弁護士としての活躍と、不正で逮捕された元・検事の夫ピータークリスノースとの関係がスリリングに描かれています。リドリースコットトニースコットが製作総指揮してるというだけあってすごくクオリティの高いドラマに仕上がっていると思います。


「キャッスル」シーズン1、2(途中)



これはイッキ放送を待ち望んでいたドラマです。ずっとCMで見てて面白そうって思ってたんですよねー。設定はミステリー作家が取材と称して刑事にくっついて回って、捜査も取り調べもしちゃうというトンデモなお話なんですが。ケイトベケット刑事を演じるスタナカティックがイイです。クールビューティって感じで。気の強いセクシーさがあってベケット刑事役にピッタリ。シーズン2では少し髪も伸びてセクシーさが増した感じです。ちゃらんぽらんなミステリー作家キャッスルネイサンフィリオンの15歳の娘アレクシスモリーC.クインがすごく真面目で堅物っていう設定が物語をさらに面白くしています。
シーズン1は10回しかなかったのであっと言う間に終わってしまいましたが、現在アメリカではシーズン4が放映中なので人気は続いているようです。


「マッドメン」シーズン1



先週末にぶっ続けでシーズン1の放送があって全部見ました。アメリカで数々の賞をとっているドラマです。これはなんちゅうんですかね。1960年代アメリカ、酒と煙草と男と女って感じですね。ニューヨークの広告業界の話なんですが、そういうビジネスの話よりも男と女の話のほうが多い気がします。あの時代のディティールの表現に関しては映画並みですね。物語はじわじわと薄気味悪さが迫るって感じでシーズン1を見ただけではちょっと評価が難しいです。これからどういうふうに展開していくのかなー。このペースでずっと進むのはちょっとイライラするかもですが、クオリティはとても高い作品なのでこれからが楽しみです。




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