シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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2005-06-30 | シネマ あ行
無作為に人を集めて1つのグループを看守、1つのグループを囚人に分け共に生活をさせたらどんなことになるか?

この実験、本当に禁止されてるんですよね?人間って恐ろしいな。かなり複雑な精神構造をしていると思わせるような生物のくせに案外簡単にマインドコントロールされちゃうんだものな。その役割を与えられるとだんだんその暴力的な面だとか倫理的に問題のある面だとかにも慣れてしまう。これが実験ならまだしも軍事国家の問題になるととてつもなく恐ろしい…人間のこういった心理構造が軍事国家の信じられない行為を生み出すわけです。

気のいい奴らだった被験者たちがそれぞれの与えられた役に蝕まれ徐々に本来の自分たちじゃなくなっていくという前半は「自分もこんなふうになってしまうんだろうか?」と心理的な怖さがあってゾッとするんですが、銃を持ち出して実験の主催者側と戦い始める後半はちょっとがっかりでした。

ワタクシの好みとしては、心理的にゾッとする怖さでずっと攻めて欲しかったのですが、一般的にはこの作品のような構成のほうが受けるのかな。

主人公の恋愛話っぽいところなど回想部分の演出が少しまどろっこしいところもあるけど、見る価値はある作品だと思います。
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HINOKIO

2005-06-29 | シネマ は行
試写会に行ってきました。オークホールっていうところです。大阪の方、ご存知ですか?弁天町なんですけど、初めて行きましたがちょっとビックリしました。小学校の講堂くらい(よりも小さい?)の大きさのところにパイプいす(よりちょっとマシなイス)が並んでいて、前にあるスクリーンもえっ?これってただの白い布?まず着いた時からそんな感じの予感はあったんですけどね。だって6時半開場で、6時ちょっと前に行ったんですが、まだ15人目くらいだったんですもん。しかも6時15分くらいに開場しちゃうしね。普通の試写会ではありえない展開。そして、満席になることもなくなんとなくアットホ-ムな感じで映画が始まったんですが、後ろにある映写機がカタカタカタカタジィーーーーーって結構大きな音立ててるんですよね。ある種、「ニューシネマパラダイス」みたいな感じでワタクシは嫌いじゃなかったです。お金出して見に行く映画館があーだったらイヤだけど。でも、12回を数える試写会だったらしいです。“オーク店舗会”さんこれからもガンバッテクダサイ。

さて、作品ですが、、、かわいかったぁヒノキオ。ヒノキオというロボットを使って学校に通うサトルくん。お母さんが事故で死んでしまってから引きこもりなのです。その彼とクラスメートたち、特にジュンという子との触れ合いを描きます。

まず、この体の一部がヒノキでできているのでヒノキオとあだ名をつけられたロボットが無表情だけど、動きがとてもユーモラス。細くて小さな体でランドセル背負って学校に行く後姿や、体育の授業でかけっこしてこけちゃうとこなんて超かわいかったし、その他でもヒノキオが動く度にクスクス笑っちゃいました。

そして、ヒノキオ(サトル)と一番仲良くなるジュン。男の子みたいな女の子。いつも親分のように2人の男子を従えています。初めは面白半分にヒノキオをいじめますが、それをチクらなかったヒノキオを認め、「仲間になりたいなら、付いて来い」とヒノキオを仲間に入れてくれます。そして、ジュンも父親を亡くしていることもあって二人は親交を深めていきます。その友情がいつしか恋心に…と小学生の可愛らしい恋が描かれます。このあたりが本当に微笑ましい。なんか心の中で「頑張れ、ヒノキオ、ジュン」って言っちゃいます。

その間にサトルと父親中村雅敏との関係や、他のクラスメートの嫉妬や友情も描かれます。虐待とか自殺とか不登校とか現代の子供社会が抱える問題をふんだんに取り入れたかったのは分かりますが、そのあたりもっとシンプルでも良かったかも。最後に重要なファクターとなるゲームと現実がリンクしているという設定も少し無理がありすぎて、もっと素直な展開で良かったんじゃないか?とは思ったけど、全体的には、みんな可愛くて○でした。

ワタクシもHINOKIO欲しい
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ベント~堕ちた饗宴

2005-06-28 | シネマ は行
これは、大昔リチャードギアも演じたことのあるブロードウェイの舞台の映画化作品。
まだ、有名になる前のクライブオーウェンが出ています。えっ?まだ有名ちゃう?「キングアーサー」に出てた人です。そして、新作は「クローサー」と言えばなんとなく分かる?

時代は第二次世界大戦中。ヨーロッパ。ナチスに捕虜にされたゲイカップルのお話です。ナチスはユダヤ人、政治犯よりも下のランクの位置づけでゲイの人たちを捕虜として収容所に入れました。毎日意味のない労働をさせられ飢えと寒さの中でお互いに触れられないまま愛を交わす二人。どんなに虐げられても。もう二度と触れ合えることができなくても。

人はどこまで他人をそして自分を愛せるだろうか。

ナチスがゲイを集団で捕らえ移送する最中、一人をリンチしながらその恋人に名乗りをあげさせようとします。その恋人は名乗り出れば殺されると息をひそめて自分の恋人がなぶり殺されるのを直視できずに身を縮めてぶつぶつと"This is not happening. This is not happening..."(これは現実じゃない。これは現実じゃない。)と何度も何度も繰り返しています。


誰も彼を責めることはできないと思います。


「自分なら。。。どうするか。。。?」

誰もが問いかけずにはいられないでしょう。


オマケ
物語の前半にほんのチラッとだけ(こっちは本当に有名になる前の)ジュードロウが出ています。ファンの方は探してみて下さい。あの美貌ですもんね、簡単ですかね。  
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裸足の1500マイル

2005-06-27 | シネマ は行
1500マイルというと2400キロなんだそうだ。2400キロもの距離を14歳、10歳、8歳の女の子が家を目指して歩いた話。

1931年オーストラリアには「隔離・同化政策」というのがあって、アボリジニの子供を家族から引き離し施設に収容、白人社会で生きるための教育をしてあげるというもの。原住民が入植者に迫害されるというすべての“新大陸”で見られた光景。入植したての頃の土地や食べ物を奪う争いに勝利を収めた白人たちは次に彼らの文化を奪うことを考える。白人社会の「文化的」な生活を笑顔でムチを振りかざしながら“野蛮な彼らのため”と押し付ける。

この施設に無理やり連れて来られるシーンから、施設の様子、そして脱走。1500マイルの道のりがまるでドキュメンタリーのように綴られる。

施設の中でのアボリジニに対する白人の態度。彼らは“教育”をしてあげてるつもりだからむず痒くなるほどの笑顔。でも隠した手にはムチ。心にはあざけり。それが見て取れる。そして、収容者の中でも比較的肌の白い子を探したり。なんともナンセンス。人間ってホント馬鹿。

脱走した彼らを追う白人に雇われたアボリジニ。彼が怖い。アボリジニだから鋭い五感と第六感でじりじりと追ってくる。必ずいる民族の裏切り者。彼にも何か事情があったか。それともただの金欲しさか。

オーストラリアという国の大らかさもあって、アボリジニ迫害は忘れられがちなような気が。そこをなぜあえて「パトリオットゲーム」「ボーンコレクター」のフィリップノイス監督が映画化?と思ったらオーストラリアの人だった。自国の恥をさらし、その反省に立って、未来を向いてほしいという愛国心の現われだろう。

素朴な少女たちを祈るように見守ってしまう作品です。
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シンドラーのリスト

2005-06-26 | シネマ さ行
スティーブンスピルバーグがユダヤ人としての誇りとこだわりを持って作った力作。それまで、アカデミー賞からは嫌われていると言われていた彼が受賞した作品です。そりゃーね、これで賞取らなきゃどれで取るねんっちゅう作品ですね。

個人的には英語圏以外の場所が舞台なのに、英語で作られる作品には抵抗を感じてしまうんですが、そんなことよりも内容のほうがずっと重要なのでそれはひとまず無視しようかなと。

政治にもユダヤ人にも興味のなかったビジネスマン、シンドラーリーアムニースンが多くのユダヤ人を救うに至るお話が興味深く描かれると共に、どんなにあがいても救われることのなかったたくさんのユダヤ人たちの姿も同時に描いていきます。

その描き方が非常に丁寧で見ていて被害者やその家族の証言に基づいて忠実に描くことにものすごく配慮し力を注いだんだろうなということが伝わってきます。

ナチスとユダヤ人問題について語りだすと尽きないので映画的演出の話へ…

この作品は白黒なのですが、劇中、物語のすじと関係のない一人の少女のコートだけに赤い色が付いています。この意図は何か?ワタクシは監督がこれについて語るのを聞いたことがないので、本当のことは知りませんが、ワタクシなりの解釈では、赤いコートの少女に注目させ、何度も登場させることによって、ナチスに捕まり殺されようとしているのはあなたの知らない「大勢の他人」ではなく、「あの子」なんですよ。と観客一人ひとりに「自分と個人的なつながりがある人が殺されようとしていたら」という気持ちを自然に感じさせるための演出だったのではないかと思います。それによって、より強くこの悲劇を繰り返してはならないというメッセージを伝えたかったのではないかと。。。どうですかね、この解釈は??? 
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フィオナが恋していた頃

2005-06-24 | シネマ は行
もう、自分自身も中年を超えようかという男性ジェームズカーンが若い頃の母親モイヤファレリーと自分は会うことがなかった父エイダンクインとの恋物語を辿るお話だ。かなり切ない…

厳格な母親に会うことを禁じられた若き日の父と母。結婚前の男女の交際に厳しいカトリックということもあるだろうけど、本当の理由は父が孤児で、すこーーーーし頭がトロそうな感じだったからだろう。

でも、愛し合う若い二人は親に隠れて町外れの木の穴に手紙を隠し気持ちを伝え合うというなんとも切ない方法で愛を育んでいきます。きゃー、ドキドキするなー。バレるなよー。気をつけてよー。という気持ちで見守りつつ見ていました。

そんな中、敬虔なカトリックである彼は、彼女を想う熱い気持ちは罪だと牧師に言われ、葛藤するのです。そして一旦は彼女に「愛していない」と嘘の告白をし別れようとしたものの、やはり熱い想いは抑えきれず二人は結ばれるのですが…ここからが…おぉぉぉ…悲劇だぁぁ

「ミリオンダラーベイビー」もそうっだったけど、アイリッシュ、カトリックを背景にした映画は非常に多く、敬虔なカトリックゆえに苦悩したり、悲劇が起きたりというのをよく目にする。神から信仰を試されるということなんだろうか?映画に出てくる牧師も人を救うはずが本当に人間的な部分は失くしてしまっているんじゃないかと思うような発言が多い。彼らは「教義」に従って正しいことを言っているんだろうけど。

そういうことを描いた映画が多いというだけで、別にカトリックが間違っているとか言う意味で書いているわけではないので、誤解しないで下さいね。

人を愛するということには様々な感情が含まれていると思いますが、この主人公の感情の中にはその純粋な部分だけが存在しているような、心の奥をギュッとつかまれるような、そんなピュアな映画でした。
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cube

2005-06-23 | シネマ か行
これワケ分からんですね。いわゆる不条理劇というものですか。現代版カフカか?

とにかく最初のシーンから衝撃的。ある真っ白の部屋からもう一つの部屋へと移動する男。その部屋に入った瞬間その男には分かったのだろう。「メェルダ」とフランス語で「クソッ」と言った後一瞬にして体がサイコロステーキのようにさいの目に切り刻まれ、全ての破片がドサッと落ちる。(似たようなシーンが「ザ・セル」や「バイオハザード」でも使われていたがこの映画が初めてだったように思う)

そして、この「CUBE」に閉じ込められた人たちが一人一人出会って協力して脱出しようとする。罠のある部屋とない部屋、そのヒントはどうやら素数にあるらしいということは分かるのだが、そうこうしながら出口を目指している間にその数ある部屋が移動していることにも気付く。そして、なんとか出口にたどり着くが…

「ほんで?結局なんでみんなそんな目に合ったん?」聞いてはいけないのだ。そう…たぶん。

少なくともワタクシには分からなかったし、それでいいと思う。そんなこと分からなくても途中の展開が面白かったし、始めから答えなぞ出ないと分かっていて見ているわけだから。映画にきちんとした結末や答えを求める人は絶対に見てはいけない類の作品だ。

ラストは言わないでおきますが、最後に生き残った人を見てなんとなく皮肉を感じたのはワタクシだけではないでしょう。
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勇気あるもの

2005-06-22 | シネマ や行
「コーラス」のところで予告した映画を取り上げます。

主演のダニーデビート。他人の身体的特徴をどうのこうの言うのは良くないというのは分かっているんだけど、この人って頭のてっぺんをハンマーでガツンッ!!!てやられたみたいな体型やなぁと小さいころから思ってました。そんな彼が、インテリジェントな英文学を愛する教師を演じています。コミカルな容姿だけど、インテリジェントな役がよく似合っていたな。

彼の生徒たちは米軍の落ちこぼれたち。彼らは最初は仲が悪いし、勉強する気もなくて…でも先生の熱意に徐々に…というところはパターン通りですが、彼らがだんだん「ハムレット」に夢中になっていく姿が愛らしいです。

ワタクシの好きなシーンはやはり、生徒たちがラップで「ハムレット」のストーリーを先生に披露するところですね。ここまで生徒たちが「ハムレット」を自分のものにしてくれたら先生としてはすごく嬉しいだろうな。このラップを楽しむためには少しだけ「ハムレット」の内容を知っていたほうがいいかもしれません。

オマケ
金八先生でもあるように学園系ではよくあることなのですが、この作品も今売れている役者が生徒役で出ています。「ミニミニ大作戦」や「猿の惑星」のマークウォールバーグの初々しい姿が見れます。
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ブレッドアンドローズ

2005-06-21 | シネマ は行
「パンとバラ」日々の糧とぜいたくなこと、という意味だろうか。パンを得るために働く生活とバラを買うために働く生活、ということなのかな。

イギリスの社会派ケンローチが珍しくアメリカを舞台にしたドキュメンタリータッチの作品。

生活のためにアメリカに不法入国してきた南米人たちの苦労と戦いを描く。先にアメリカに入国し、アメリカ人と結婚して子供も2人いる姉を頼って来た主人公。ビル清掃の仕事を得るがそこでの不当な扱いに活動家エイドリアンブロディと共に戦う。

彼らは、日々のパン代を稼ぐためにアメリカに来た。アメリカで不当な扱いを受けるであろうことはおそらく予想できただろう。それでも、それが分かっていても自分の国の状況よりはマシ、なんだろう。「まともな仕事」として、日々のパン代が稼げればそれで御の字なのかもしれない。

映画の展開としては、その活動家とくっついたり、姉の苦労も知らないで勝手な行動が目立つ妹に腹が立つが最後の静かな姉妹愛にはジーンときた。

主人公のお姉さんが自分は売春で仕送りをして、あなたたち家族を養ってきた。あなたたちは、それを分かっていて生活のために黙っていただけだ。と泣き叫ぶシーンが痛々しい。妹はそんなこと知らなかったと言ったが、それはあまりにナイーブすぎはしないか?姉の手前そう答えただけかもしれない。本当のところは分からない。

日本人にとっては感情移入のしにくい作品だと思うけど、社会派映画が好きな方には 
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バットマンビギンズ

2005-06-20 | シネマ は行
多少、ネタバレ気味なので注意してください。

ブルースウェインクリスチャンベールはどのようにしてバットマンになったのか。ワタクシは小さい頃TVでバットマンを見たことはあったもののまだ幼すぎてストーリーの内容はいまいち覚えていないし、アメコミも読んだことがないのでバットマンの起源というのを以前の作品で語られたこと以外は知らなかった。この作品で語られることが原作に沿っているのかは知りませんが。

クリスチャンベールが結構好きということもあってシリーズの中では一番好きな作品になった。アメコミが原作のわりに、“コウモリ”“ゴッサムシティ”という暗さのせいか、イギリス人俳優の活躍が目立つしよく似合う。それにしても豪華な顔ぶれだ。クリストファーノーランが監督したおかげか?

一番良かったのは執事のアルフレッド役のマイケルケインだろう。ウェイン家に永く仕える執事でブルースがバットマンであるための一番の協力者。忠告も慰めも激励もブルースが必要なときに適切なことを言う。この執事という仕事、お手伝いさんや家来よりも格が上で家の中を取り仕切って堂々としていて、主人の良きパートナーという感じ。マイケルケインが賢くオチャメに演じている。ブルースが「僕を見捨てるか?」と聞くと「NEVER」というのが彼のキメ台詞。

意外なキャスティングはリーアムニースンゲーリーオールドマン。いつもの善役と悪役がすっかり逆転している。リーアムニースンは賢者的な役が最近多かったが、ここでは悪役。とはいえ、自分の中の正義を信じて荒れ果てたゴッサムシティをソドムとゴモラのように破壊してしまおうという理屈っぽい悪役なところが彼らしい。そして、超かっこよかった。

ゲーリーオールドマンは最初の登場から「コイツはなんか悪い奴にちがいない」と観客に思わせといて善役っていうのが監督の狙いかなと。オールドマンのよき夫、よき父、でもなんか冴えない人みたいなのを演じててバットモービルを任されてオロオロしながら操作してるところが彼の意外な面を見れてようで楽しかった。

そして、モーガンフリーマンこれはもう、オイシイとしか言いようのない役。そして、これはオタク的かもしれないけど、ルドガーハウワーがあんな脇役なんて贅沢すぎる!!!

その他トムウィルキンソンンやらライナスローチやらケイティホームズ以外は野郎ばっかしですな。

それにしても「スパイダーマン」もそうだけど、ヒーローが自分でコスチューム作るのってマヌケじゃないの?

ちょっと回りくどいとこもあって2時間20分は長過ぎ。ちょうど2時間くらいにはできたかも。

ストーリーの最後はニンマリするような展開があってこういう洒落っ気って好き

ケンワタナベを見に行こうと思っている方出演時間の短さに怒らないでね。
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将軍の娘~エリザベスキャンベル

2005-06-19 | シネマ さ行
軍の内部で犯罪が起きて、それを追求していくとバックに恐ろしくデカい敵がいて、今その内幕が暴かれるっ!!!っていうのはめっちゃめちゃありがちなパターンで今更もうええってって思うのにそれでもどんどん何本も作られるのはどうしてだろうか?そして、そのたびにメディアではまるで史上初めてそんな衝撃的な映画が作られたように宣伝するんだよなー。。。「?」だわ。

そう、この映画ももちろんそのパターンですよ。それをなんでわざわざ取り上げたかと言うと、その黒幕(←全然意外じゃない人)のしたことがあまりにもあまりにもヒド過ぎるんですよ。その黒幕に対する報復っていうのもねぇ、、、いくらなんでもって思うんですけど。そして、あまりにも見るのが辛すぎる。女性は特に見るに耐えないんじゃないでしょうか。そこまでできるってよっぽど屈辱を感じたからなんやろうなって思います。

でも、こんなあまりにもヒドい話がなんかほんまにありそうやなって思ってしまうから、組織って怖い。それは軍隊だけじゃなくってどんな組織にも言えることやと思うんですけど、人間ってなんで一人一人の時はそんなことなくても組織になるとこうなっちゃうんだろか?「組織」ってまるで人格があるみたいですよね。

ってなんか映画から離れてきてしまいましたが。ワタクシの好きなジョントラボルタが出ています。「陰謀もの」お好きな方、「すぐ誰が黒幕でどんなカラクリか分かったわ」と自慢するのが好きな方にオススメ。
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ジャンヌダルク

2005-06-18 | シネマ さ行

結構、映画評論家やなんかの評判は良くなかったみたいなんですけど、ワタクシは好きです。

ミラジョヴォヴィッチファンなので。んーでもワタクシは物語も十分に良かったと思ったんですけどねー。

ジャンヌダルクという女性が本当はどんな人だったのか分からないし、多分いろいろな逸話が残っていてすごく良く書かれている文献もあればインチキ女やと書かれている文献もあるんでしょう。

この映画では、ジャンヌが神のお告げを聞いたとかダスティンホフマンがジャンヌの心として出てきたりして、やっぱちょっと頭のオカシな人やったんかなーと思わせる節もありますが、ジャンヌを慕う周囲の男性陣が非常にカワイくて笑っちゃいました。イカツい男たちがジャンヌにはかなわないっていう図が良かったですね。

冒頭の登場からやたらと神がかり的ですが、ジャンヌのそういう繊細な感じとかをミラがうまく表現していたと思うし、彼女なら命を懸けてでも着いて行くっていうのもなんか分かるような気がしました。そして、ジャンヌが自分の軍が殺した敵兵の惨状を目の当たりにして絶望するところなんかも良かった。

映像的にもうまくて飽きない展開だったし、もう少し背景を知っていればもっと良かったかなとは思うけど、おそらく、ジャンヌダルクに関してはどの映画も多分あまりにも英雄視し過ぎて史実というのは吹っ飛んでしまってるんだろうなーって思ってるんですが。どうなんでしょう?実際に謎のままのことも多いみたいだしね。

リュックベッソンが当時の恋人ミラを主人公にして撮ったと聞けばうがった見方をしてしまいがちだけど、ワタクシはこの作品に関しては、全体的な「切なさ」みたいなものを感じて好きですね。
 

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ヴァンヘルシング

2005-06-17 | シネマ あ行
DVD発売記念試写会っていうのがあって行ったんですよね。もう去年の話ですかね。

怪物、妖怪をやっつけるバンパイアハンターヒュージャックマンのお話ですね。こういう系統の作品には超よくあるストーリーなんですが、CGをかなりふんだんに使っていて色んな怪物が結構リアルに映像化されています。ストーリーにはあまり期待しないほうがいいですが、そのCGの凄さとヒュージャックマンと一緒に戦うケートベッキンセールのカッコよさで魅せる作品といったかんじですね。

この作品のバンパイアの特徴っていうのがなんか変わってるんですよね。(ワタクシはバンパイアフリークではないので知らないだけかもしれませんが)なんかコウモリ色が強いというか。バンパイアの子孫を増やすために花嫁たちが卵(?)を産むんですけど、ブヨブヨした繭みたいのが洞窟の中にいっぱいぶら下がってるんですよ。これが気持ち悪いったら。

このバンパイアの花嫁たち3人がなかなか好きでしたね。キーキー鳴きながら飛び回って戦う姿とかおっそろしくて気持ち悪いんですけど、綺麗な感じもしましたし。

あと、ヒュージャックマンがかっこいいのは知ってましたけど、このケイトベッキンセールという人。不思議ですね。「セレンディピティ」なんかではかわいくて綺麗な現代女性だけど、「アビエイター」では、男勝りでセクシーなハリウッド女優。そして、この作品では、バンパイアと戦うかっこいい女性と色んな姿を見せてくれます。出始めの頃はたいして魅力を感じなかった人で、演技の幅もこんなに広いとは思いませんでした。脱帽です。

試写会のいすがちゃちい作りの横一列全部つながったそこに置いてあるだけのものだったので、ビックリするシーンでのけぞった人の振動がガタッって響いて遊園地の4Dライドに乗っているようでその相乗効果もあって面白かったなー。

ヴァンヘルシングの助手の役で「ロードオブザリング」のファラミアデビットウェンハムが出ているのですが「ロードオブザリング」とは全く違ってオマヌケな役でビックリしてしまいました。


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誰も知らない

2005-06-16 | シネマ た行
やっと見た。先月ケーブルテレビで放映していたものをビデオに撮っておいたのだけど、やっと日曜日に見た。なんだかね、、、すっかり落ち込んでしまったよ。つらいよぉ、胸が苦しいよぉっていう感じです。

それにしてもこの母親YOUは…

ひっでぇ人間だな女でも母親でもなく「人間」としてヒドイと言いたい。彼女なりの事情???そりゃあるやろ。あーあるやろうけどさ。そりゃやっぱあかんでしょ。

この母親の考えはドーナツ屋で露呈する。「明柳楽優弥の父親はもっと身勝手なヤツだ」と。そうかもしれない。明の父親だけでなく、それぞれの子の父親はみなが身勝手な人間のクズだ。でもね、それを選んでるのはお母さん、あなたですよ。自分の恋人や結婚相手を責める人はそれを選んだ自分の非に気付かない、もしくは認めない。典型的だ。そして、この母親タイプの人は罪の意識が非常に低い場合が多い。そのしわ寄せをくらう子供はたまったもんじゃない。

百歩いや一万歩譲って子供が明だけならな。下の子達はまだまだ小さいし、いくら弟妹想いっつったってさ、やっぱ面倒見切れないよ。面倒見のいいお兄ちゃんなんてレベルじゃないもの。荷が重過ぎるよ。そりゃ、学校も行きたいし、友達とゲームもしたいし、野球だってしたいよな。

柳楽優弥くんがカンヌの主演男優賞を取ってしまったので、他の子供たちへの注目度が薄れてしまったが、京子北浦愛がマニキュアを床にこぼしてしまいお母さんに「勝手に触らないで」と怒られてしまうシーンが印象的だった。それが、京子にとっての最後の母親の記憶になってしまう。そして、私が怒らせたから母さんは出て行ってしまったのかとも。大人からするとバカバカしいのだけど、子供とはこんなものだ。親の身勝手でした行為も自分のせいかと自分を責める。

木村飛影は限りなく地に近いなっていうのが見て取れる。髪を切られすぎた時鏡の前で照れくさそうに髪をひっぱっている姿が可愛かった。

ゆきちゃん清水萌々子はやはり駅までお母さんを迎えに行くシーンだろう。今日は自分の誕生日だからお母さんは絶対に帰ってくると言い張って聞かないのだ。そんなゆきちゃんを見るに見かねて明が特別に外に出してあげる。その時ゆきちゃんが選んだ靴はもう小さくなってしまったゆきちゃんより更に幼い子が履く、歩くたびにキュッキュッと音のする赤いぞうりだ。おそらくこのぞうりがピッタリだった時には外に行けたことがなかったのだろう。だから、小さくなっていてもこのぞうりを履きたかったんだ。

この4人の子供たちの自然な演技を引き出したのはひとえに監督是枝裕和とYOUのおかげだろう。柳楽くんもカンヌで賞は取ったが演技がうまいとは思えない。「自然な演技」と書いたがそもそも演技なんかしていない感じさえする。その環境を作り出したスタッフとYOUがスゴイ!

そして、ゴンチチの音楽も森田童子を彷彿とさせるタテタカコの「宝石」も涙をさそう。

この社会ではこういった子供たちは見落とされがちになる。実際ワタクシのマンションの隣に明たちがいても気付かないかもしれない。いや、不審には思っても何もしないんじゃないかと。救えるはずだった命が無残に踏みにじられるのを食い止めるにはそんなに大きな力がいるわけではないだろうに。自分と社会の関わりを考えさせられた。

この映画のベースになった西巣鴨子ども置き去り事件を少し紐解いて見たが実際には映画よりも何倍も気の滅入る話で、この映画はこの事件を基にしたファンタジーに過ぎないとさえ思われた。
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シカゴ

2005-06-15 | シネマ さ行
レニーゼルヴェガー頑張ってんなー、(「頑張ってる」っていうのが明らかに分かる感じやったけど、レニーの野暮ったさを考えればそれもご愛嬌ってことで)キャサリンゼタジョーンズゴツいけどさすがやなー、リチャードギアもやっぱりさすがブロードウェイにも出てただけあるなー。&カワイイ(最近ギア様はずっとカワイイなー)ジョンCライリー(レニーの旦那役)もいいし、クイーンラティファもいいなー。

印象に残った曲は…

"When You Are Good to Mama"のクイーンラティファ迫力あるーー。 「TAXY NY」 のときも書いたけど、黒人女性の魅力の詰まった人。でも、「TAXY NY」の時とはまったく違う魅力アリです。

"Cell Block Tango"監獄レイディースがなぜ自分が監獄に入ることになったかを説明していくんですけど、それが様々な言語なんですよね。そして、字幕がでないから何言ってるか分からないんだけど、所詮同じようなこと言ってるのよってことで、世界中どこでも女の犯罪の原因はどうしようもない男ってことが言いたいんでしょうか?とにかくこの女性たちがめちゃめちゃかっこいいです。

"Mister Cellophane"レニーの旦那、ジョンCライリーが歌うこの曲。この旦那の情けなーーーい感じがよく出ています。

そして、曲名忘れちゃったんですけど、リチャードギアが歌う曲も良かったな。悪徳弁護士なのに憎めないかわいさがあったような気がします。

ミュージカルなのであまりリアリティなんてものは求めずまさにエンターテイメイトとして楽しんでほしい作品ですね。
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