シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ビューティフルガールズ

2005-07-29 | シネマ は行
30歳手前というのは微妙な年頃だ。結婚し子供のいる者。これから結婚しようとする者。まだまだ精神的にお子チャマなヤツ。人生が何タイプかに別れてきて、自分の人生に満足していない者は、周りを見回してアセッたりする年頃だ。

同窓会のために里帰りした主人公ティモシーハットン。長い間付き合っている落ち着いた関係の恋人はいるものの恋愛、仕事とこれからの人生に不安はあるようだ。そんな彼を取り巻く同窓生たちとのお話。ということでまぁ、アメリカ版「ふぞろいの林檎たち」?ってあんまりこのドラマ世代じゃないので詳しく知らないんですが、雰囲気的にそんな感じ?日本のドラマにもよくありそうな設定でデキも“まぁ悪くないな”って感じなんですが、この作品での大注目はこの主人公の20代後半男がちと本気で好きになっちゃう13歳の少女ナタリーポートマンなんです。

「レオン」で鮮烈デビューした彼女。その後もすばらしい演技力を見せてくれていますが、ワタクシが一番凄いと思ったのがこの作品。主人公の実家の隣に住むこの少女ですが13歳でT.ハットンに色目を使います。でも、それがいやらしくなくってお兄さんドキッなんですね。

この子のためならお兄さん10年待ってもいいかもぉってちょっと本気で思いそうになっちゃいます。ナタリーの仕草や台詞まわしがすべてアメリカの13歳の女の子そのものでワタクシはアカデミー賞助演女優賞もらってもいいなと思ったくらいでした。

ウマサーマンマットディロンも出ているし、ちょっぴり胸キュンの大人の青春ものを見たい方、ナタリーの13歳ぶりに興味のある方はどうぞ。