シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ひかりのまち

2005-07-19 | シネマ は行
なんかドキュメンタリーのような映画だ。映像をそんな感じにしてあるから余計なんだろうけど。

イギリスのとある3姉妹+弟を取り巻く生活を映している。さして大きな事件が起こるわけではないが、長女シャーリーヘンダーソンの元夫イアンハート(ハリーポッター1作目のクィレル先生ね)がグータラな半分チンピラみたいなヤツっだたり、三女モリーパーカーの夫がリストラされたことを妊娠中の妻に打ち明けられず、それがバレてケンカの末臨月の妻を置いて家を飛び出してしまったり、主人公である次女ジーナマッキーが伝言ダイアル(出会い系というやつね)で出会った素敵な男性スチュアートタウンゼントは実は何股もかけてるようなヤツだったり一番下の弟はなぜか両親と絶交状態だったりという、まぁまぁどこの世界にもあるっちゅやーあるなーみたいな感じで、一番大きな事件と言えば長女の元夫が息子を連れて出掛けたとき息子とはぐれて、まだ小学生の息子がリュックを盗られ警察沙汰になるというとこぐらい。  

そのときの警察の対応が非常に日本と違うなぁと思ったのが一番印象的でしたね。欧米の映画を見ているとよくあるシーンなのですが、子供がそういった被害に遭うとまず親の監督不行き届きがかなり責められそれが母子、父子家庭だったりするとすぐにでも福祉局に連絡して子供を取り上げられそうになります。こういうシステムを知らない人が見るとちょっとビックリするかもです。

全体的に野暮ったく途中退屈に感じるかもしれませんが、最後の展開にはそれぞれ希望があって心温まるとまではいかないかもしれないけどイギリスっぽい感じが好きな方にはオススメです。