14 大谷智久 投手 26歳 年俸1400万円
【2011年成績】 34試合 3勝9敗0S 防御率3.38 120回 123被安打 8被本塁打 23与四球 3与死球 78奪三振 被打率.272
今季に一番の変貌を見せたのは大谷であり、いい意味で期待を裏切ってくれました。
シーズン当初は昨年と変わり映えのない老成した投球内容にガッカリとしたものでしたが、試合数を経るにつれてニューオオタニを見せ始めたのにビックリとしたことを覚えています。
やはり変化の最たるものはストレートが130キロ台後半から140キロぐらいにスピードを増したことで、そのことで変化球が活きてきたのでしょう。
まさに期待をしていたとおりの大谷に一歩近づいた、そんな2011年のシーズンでした。
それだけに敗戦処理を中心にロングリリーフで6試合に投げて13回2/3を8安打9奪三振2与四死球で防御率が0.66と抜群の結果を残して手にした先発のチャンスを、打線の極度の貧打ぶりで勝利に結びつけることができなかったことが惜しまれます。
プロ初先発は6回途中まで無失点で勝ち投手の権利を手にしながらも、味方のエラーに足を引っ張られての自責点ゼロでの逆転負けでした。
2度目の先発も6回を2失点にまとめながらも味方打線が1点しか取れず、3度目の先発は7回を1失点、4度目の先発は6回を3失点でも勝てず、そして5度目の先発でようやくに7回1/3を2失点で先発としての初勝利ですので大谷にはあまりに可哀想すぎる打線の援護の無さぶりです。
打線が普通に打っていれば5勝をしていてもおかしくはないピッチングでしたし、それであれば勢いに乗って新人王の最有力になったかもしれません。
次の先発こそ4回を4失点と乱れましたが、その後は8回1/3を1失点でも白星に恵まれず、そうこうしているうちに大谷の前に立ちはだかったのは6回の壁です。
8度目の先発では3点のリードをもらいながら6回に一気に崩れて逆転負けを喫し、9度目の先発は2勝目を挙げたものの7回に連打を浴びて降板、10度目の先発は7回を1失点で3勝目と三ツ目が開いて写楽保介になったかと思いきや、11度目の先発では6回に大炎上し、以降も6回前後で力尽きる登板が続きました。
これは6回というよりはそもそも先発としての調整をしてこなかった大谷にとっての80~100球の壁と言った方が正しいかもしれず、このあたりは来季への課題となります。
そんな大谷に見切りをつけたかのようにシーズン終盤は中継ぎに戻したベンチの腰の据わらなさこそが、大谷にとっての最大の難関でしょう。
来季も先発として考えるのであればスタミナが足りていないことを前提に使い続けるべきでしたし、打たれ始めたから降格では育つものも育ちません。
せっかくに先発としての期待ができる若手投手が台頭をしてきたのですから、上野とともに14から19に至る先発6人衆を目指す来季であってもらいたいです。
そのためには大谷もストレートをコンスタントに140キロ台で投げられるようにしなければなりませんし、勝てないことで過剰になったようにも見えるペース配分の再考も必要だと思いますが、ここまで王道を歩んできた大谷ですからそのぐらいは分かっていることでしょう。
唐川と同様に四球を出さないことを意識し過ぎないよう、そしてもう少し若さを見せること、この2点がクリアできれば先発として8勝ぐらいはできる大谷だと信じています。
【オリオン村査定】 1400万円 → 2100万円 (△50%)
個人的にはロングリリーフに向いている気はしますけど、西村監督の采配ではあまりロングリリーフの起用はしないので、結局は先発として見出すしかないのかな。
幅を広げる意味でも、もう少し役割を明確にしてほしい選手ではあります。
早稲田閥では小宮山が帝国ホテル、ハンカチがオークラのイメージを漂わせているのが鼻につきますが、そこそこの威圧感とネームバリューと逆に庶民性も持ち合わせているところが、ニューオータニです。
(山本一はワシントンホテルでしょうか?)
大谷はその敷居の低さから、中継ぎ→先発→敗戦処理と目茶苦茶な使われ方をされましたが、
ジョニ黒がそれで肩を壊したのですから、監督、投手コーチは総懺悔すべきです。
来季は先発のための準備をしてもらい、その変幻自在の動くボールでニックネームを海坊主から「悪魔島のプリンス」に代えてしまうぐらいの快投を見せて欲しいものです。
ベンチも先発外して中継ぎ酷使、また先発に戻したり、目茶苦茶でしたね。
先発として育てる気があるなら酷使するより下で調整させて欲しかったです。
とにかくオフに走り込んで壁を越えて欲しいです。
後半戦もオリオンさんの仰るとおり、勝ちたい意識が強くなり1点もやりたくないと力が入りすぎて、試合後半バテてしまい打ち込まれるケースが増えましたが(この辺のスタミナ配分はピッチングコースの技量も必要とすると思いますが)、自分的には許容範囲内で将来を見据えると、まったく問題ないと観ていましたが。
西村監督は我慢できずに中継ぎに配置転換しました、大谷自身に問題は無く何故と思いましたが、コレが今のロッテ監督だと諦めます。
オリオンさんが触れられていた、ボールのスピードの件ですが。本人のコメントでは昨シーズンはピッチングフォームを変更したばかりでシックリきていなかったらしく、今春のキャンプで、シックリとくるステップの位置見付けて腕が前で強く振れるようになったと語ってました。
今、行われているキャンプからは、1試合投げきる身体のスタミナと肩のスタミナを付けて来シーズンは是非アタマから先発で投げて欲しいと思います。
好投しても勝ち星が増えず、挙句の果てにチームが最下位に低迷してるのに便利屋起用され、モチベーションの維持も難しかったと思います。
大谷にとっては忍耐力をつけるための精神修行の1年とでも思ってもらうしかないのかと。
しかし、そもそも正直あまり期待していなかった投手が十分戦力として計算できるだけの結果を残してくれたというのは本当に大きいです。
石垣島で鬼気迫る表情で投げていた大谷は今でも印象に残っています。
来季も気を抜かずに準備をして、先発投手として計算してもらえるような結果を早いうちから残すことを期待したいです。
1年間御苦労さまでした。
高校、大学、社会人と経験豊富で、逆境を乗り切れる精神力の強さがあるからこそ成し遂げることができたのではないかと思います。
そう考えると、先発よりは、中継ぎがいいのではないかと思います。
先発なのか中継ぎなのか?
いずれにせよ、粘りのあるピッチングができるように、さらに体を鍛えることで、さらなる飛躍が期待できることは間違いないでしょう。
先発候補がひしめき合っているのであればまだしも、現状を考えれば大谷は先発として育てるべきだと考えます。
アマチュア時代の実績からして長いイニングを投げてこそ持ち味が出ると思いますし、きっとやってくれるはずです。
それもこれも、ストレートに更なる磨きをかけることが前提ですが・・・
>大垣のロッテファンさん
上野も大谷も結局のところはストレート、かなと思います。
上野はスライダー、大谷は七色の変化球を活かすためにも、やはり軸となるストレートが命だと思います。
両人とも先発ローテーションに入ってくれないと困るチーム事情ですが、もし他の投手が台頭をするのであれば中継ぎから抑えを狙うのも面白いかもしれません。
>パンテーラさん
敷居の低さ、とは言い得て妙です。
要は使いやすいと言いますか、器用貧乏になりそうな大谷です。
あまり文句や不満を言わずに黙々とこなしていく大谷でしょうが、それが本人にとってもチームにとっても長い目で見ればプラスになるとは思えません。
やはりきっちりとしたポジションを与える、狙わせるベンチであってもらいたいです。
>NTさん
走り込みや投げ込みが好きらしい大谷なので、道を誤らなければ来季も更なる飛躍が期待できると思います。
ストッキングの感じや坊主頭も好感できますし、こういった投手に大成して欲しいです。
しかし一年目を考えれば今季での解雇もありかなと思っていただけに、かなり驚いています。
>龍馬さん
大谷はプロに入ってフォームを変えた、ということですか。
あまりアマチュア時代から変わった感じはありませんでしたが、また余計なことをコーチがしたのでしょうかね(苦笑)
もし本人がフォーム固めができたとの実感があるのでしたら、来季はアマチュア時代のように140キロ台のストレートをビシバシと投げてくれるかもしれないと期待感が高まってきました。
あとは「来季は先発で頼むぞ」とベンチがしっかりと伝えて、それに合わせた調整をしてくれればと思います。
>JFさん
いいですね、鬼気迫る表情で投球練習をする大谷。
こういった選手が増えてくれればいいのですが、どうにも笑顔で練習をする選手が多くて困ります。
もちろんきついからこそ笑顔というのもありますが、どうにもそういった感じではないとの情報が多方面から・・・
>宮崎オリオンズさん
エースとして2桁勝利をする投手も大切ですが、脇を固めて8勝ぐらいをする投手も必要です。
大谷には最初からエースを諦めろというつもりはありませんが、地味に息が長い投手になってくれればと思います。
コントロールがいい投手は長持ちしますので、その特徴を殺すことなく若さを見せる大谷であってもらいたいです。
>ろびんそんさん
いい意味で抜くところを知っている、のでしょうね。
それは一つの才能でもあります。
ただ皆様が心配をされているとおり便利使いで酷使をされがちなタイプだけに、やはりできれば先発として固定して使いたい大谷です。
それに応えられるぐらいの力を持っていると思いますし、来季も面白みのあるピッチングを見せてもらいたいです。
5回までいいピッチングをしていながら、
急に崩れるのがパターンになっていました。後半そんな中途半端な先発ピッチャーが
怪我人続出で勝てない、抑えられない…中継ぎに回されるのは当たり前ですね。
今季これだけの成績を残せたわけだから、
来季はせめて7回まで投げられる
スタミナを付けて欲しいですね。