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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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大嶺が乗り越えなければならない壁

2009-06-18 23:36:43 | 千葉ロッテ

今日は10回からしか見ていませんので、そこまでは速報メールでの情報のみです。
録画を見る気分にもなりませんし、あっさりとした論評になります。

立ち上がりにボールが浮くこと、そして80球を越えたあたりから球威が落ちること、この2つの壁を乗り越えることが大嶺にとっては今年の課題なのですが、目の前にそそり立つ断崖絶壁のように、大嶺にとってはかなり高いハードルとなってしまっています。
悪いときに悪いなりのピッチングができないのは経験の浅い投手ですから仕方がないのですが、ここまで使ってもらいながらも同じ過ちを繰り返すようでは、2軍で飼い殺されている投手に申し訳が立ちませんから、とにかく頑張ってもらうしかありません。
前者はともかく後者は投げ続けることで肩のスタミナはついてくるでしょうし、2軍では抜群の成績を残す大嶺だけに、ここのところの打たれっぷりから浦和に戻すことも考えているかもしれませんが、私は断固反対をします。
今年は試合では投げさせず、走り込みと投球練習に注力をさせるといった方針を立てるのであれば話は別ですが、今の2軍に大嶺を戻しても何の意味もありません。
ここは他の投手には申し訳ないながらも我慢してでも大嶺を使い続けること、これが来年以降のチームにとって大きな意義があると考えます。
大嶺もそろそろ気弱な性格を断ち切って、打たれてもいいので大胆な投球をしてくれることを願っています。

中継ぎ陣は荻野が昨日の滅多打ちを引きずらなかったことが朗報で、コントロールがまずまずであれば中継ぎとしては充分に力を発揮してくれる荻野ですから、あまり心配をする必要はないのかもしれません。
むしろ抑えに回ると被弾癖が頭をもたげるシコースキーの方が心配で、こうなったらやはり伊藤を思いきって守護神に起用する方がよいのかもしれません。
いずれにせよ劇場型であることは間違いないのですが、内が1軍に戻ってくるまでは伊藤ぐらいしか適任が見当たりませんので、決断を願いたいものです。

打線は個々の打者は頑張りましたが、やはり打線として機能をしなかったようで、いつものロッテな打線ではチャンスを潰しまくるのも仕方がありません。
まあ気持ちよく振り回しての三振の山ですから、鬱陶しい梅雨の時期の夜空にはちょうどよかったというのは自虐的に過ぎますが、それにしてもこれだけ三振が多いと打者の力不足と言うよりは、狙い球などの的確な指示がベンチから出ていないことと、スコアラーの能力不足を疑いたくもなります。
単に来た球を打っているだけだから、というだけなのかもしれませんが、打つときは打つ、ダメなときはダメと、まあバレンタイン野球らしい結果であることは間違いありません。

今日の試合を端的に言えば、雨が降らなかったのが悪い、そう思うことにします。
雨さえ降っていれば11回に里崎のバットから決勝ホームランが出ていたはずだと、そう信じて自分を慰めつつ、今日は筆を置くことにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
千葉ロッテ 0 0 2 0 3 0 0 0 0 0 0 5 12

2

ヤクルト 1 0 1 0 3 0 0 0 0 0 1X 6 15 0


◆6月18日(木) ヤクルト-千葉ロッテ4回戦(ヤクルト3勝1敗、18時、神宮、15,548人)
▽勝 萩原 15試合1勝
▽敗 シコースキー 23試合4勝3敗1S
▽本塁打 大松8号(館山)、ガイエル10号(シコースキー)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、中郷、川崎、伊藤、荻野、シコースキー―橋本将、里崎
ヤクルト 館山、木田、松岡、五十嵐、林昌勇、萩原
―相川

 

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ロッテな野球の百貨店

2009-06-17 21:14:37 | 千葉ロッテ

頼みの綱だった雨は降らず、両チームの今の力の差をまざまざと見せつけられてしまいました。
粘るヤクルトに淡泊なロッテ、この敗戦は当然の結果であったのかもしれません。

成瀬のピッチングは3回からしか見ていませんが、敗戦投手にするには惜しいような内容でした。
青木に打たれたホームランのように勝負所でのコントロールミスはありましたが、スライダーが低めに決まるなど全体的には悪くはなかったと思います。
パシフィック相手であれば4回で交代ということもなかったでしょうし、援護さえあれば充分に勝てたピッチングであったと思います。
誉めるべきはヤクルトの各打者で、追い込まれてもファールで粘って甘い球を待つという姿勢が徹底をしているからこそ、2桁の貯金を誇るのでしょう。

成瀬の後を継いだ中郷は、久しぶりの1軍で大きく明暗を分ける2イニングとなりました。
1イニング目は今年序盤の攻めのピッチングで、ゆったりとしたモーションからキレのあるボールを投げていましたので非常に喜んでいたのですが、ところが2イニング目は急にコントロールがばらけてしまい、窮したところのボールを打たれるという悪循環で、昨年までの中郷が顔をのぞかせてしまいました。
中郷はボールに力があるだけに、きついことを言って目を泳がせるよりは、おだててその気にさせる方が力を引き出せると思います。
貴重な中継ぎ投手ですから、上手く育ててもらいたいものです。

その後の投手リレーは・・・まあ好きにやってくださいといった感じのものでした。
古谷は相変わらず特徴が分からないままで、2軍レベルから抜け出すことは厳しそうです。
平均点でも2軍では結果を残せますが、何か1つでも秀でたものがなければ1軍では生き残れないといった象徴のような選手になってしまいそうです。
そして古谷の後が伊藤ですから、打者だけでは飽きたらずに中継ぎも適当に起用をしているように見えるのは私だけでしょうか。
伊藤をどうしたいのかが全く見えてきません。
まあ今年限りのバレンタイン監督には、そんなことはどうでもいいのでしょう。
荻野は間隔が空いたからこその登板なのでしょうが、ボールが高めに浮きまくっていたことも心配ですが、それよりも縦のカーブの落差が無くなっていることの方が気になります。
今日の打たれっぷりの理由にはなりませんが、定見のない起用により、中継ぎ陣全体のモチベーションの低下が危ぶまれます。

それにしても例の如く、打線は酷いと言いますか、もったいない攻撃を繰り返しました。
あれだけ先頭打者を出しながらも併殺を繰り返すなどのちぐはぐとした攻めで、ただ打つだけならこうなるという見本のような攻撃でした。
打順からすれば打つしかない場面もありましたが、例えば5回は竹原に送らせるべきであったと考えます。
3点差とは言ってもまだ中盤の5回ですから、そこまでチャンスを潰しまくっていただけに1点を取ることでムードを変える必要がありました。
3回も今江に送らせて成瀬が打ち取られてもスコアリングポジションに走者を置いて早坂という展開であれば、また違った結果になったかもしれません。
いつもの野球がいつもの結果をもたらした、といったところでしょう。
早坂が平凡な内野ゴロを一生懸命に走って内野安打にしたこと、今日はこのプレーを救いに床につくしかありません。

明日こそは中止にならない程度の雨が、里崎のバットからアーチを引き出してくれることを願うばかりです。
まさに文字通り、運を天に任せるしかありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 9

0

ヤクルト 1 0 2 0 0 2 1 4 X 10 15 0


◆6月17日(水) ヤクルト-千葉ロッテ3回戦(ヤクルト2勝1敗、18時、神宮、17,168人)
▽勝 由規 8試合3勝4敗
▽敗 成瀬 9試合4勝3敗
▽本塁打 青木6号(成瀬)、デントナ9号(中郷)、相川2号(荻野)、武内1号(荻野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、中郷、古谷、伊藤、荻野、高木―里崎
ヤクルト 由規、松岡、五十嵐、萩原
―相川

 

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来季を見据えて

2009-06-16 21:03:20 | 千葉ロッテ

いろいろと頭の痛いニュースが流れる昨今ですが、ファンとしては純粋に野球を楽しませて欲しいというのが一番の願いです。
騒動の元となっているバレンタイン監督の去就については、なぜに最終年を一大イベントとして盛り上げる手法を取れなかったのか、言葉は悪いですがボビー・バレンタインというタレントを活かしきるような商売ができなかったのかとの思いについては以前から書いてきましたが、こうなってしまった以上は早期に手仕舞いをしてもらうしかありません。

これまでの経緯を見れば球団としてのそれが「契約期間満了に伴う今季限りでの退任」の発表だったのでしょうが、あまりに稚拙すぎました。
早々にバレンタイン監督の色を消すために焦ったことによる失態とでも言いますか、辣腕の瀬戸山球団社長らしからぬ手管です。
とは言え球団経営を考えれば瀬戸山球団社長らを失うことは出来ませんし、川崎時代に戻ったかのような本社からの天下り経営陣による暗黒フロントの再来は御免被りたいので、バレンタイン監督の続投はまだしも現フロントの解任を要求する動きには賛同ができないことは重ねて主張をします。

ロッテ・バレンタイン監督、来季大リーグ復帰か (6/16 サンケイスポーツ)

今季限りでの退団を発表してシーズンに臨んでいるロッテのバレンタイン監督の去就が、米国でも注目されている。
メッツの指揮官として2000年のワールドシリーズ出場を果たした59歳の存在感は米球界で今も薄れていない。
米誌スポーツ・イラストレーテッドは15日付の電子版で、ナショナルズが来季監督候補の1人にバレンタイン監督を挙げていると報じた。
再建を図る若いチームには挑戦心旺盛な同監督が適任で、広報や観客動員の面からも利点があるだろうと説明している。
FOXテレビも電子版で、大リーグ復帰を推測。
メッツのミナヤ・ゼネラルマネジャー(GM)との良好な関係からも古巣復帰はあり得るとし、ヤンキースやドジャースの次期監督候補に挙がる可能性にも触れている。
メッツをワールドシリーズに導いた手腕は日本でも発揮され、05年にはロッテを日本一に導いた。
ただFOXテレビはバレンタイン監督の絶大なカリスマ性を認めながら、最終的に球団と衝突する傾向も指摘した。
メッツでは当時のフィリップスGMと関係が悪化。
ロッテ退団の背景には高年俸に加え、独自に試みた外国人選手獲得が越権行為と判断されたこともあると伝えた。
AP通信などは、ロッテ残留を求めるファンから10万人分以上の署名が集まったことなど、日本での根強い人気も伝えている。

そんな中でバレンタイン監督の米球界復帰のニュースが流れてきたことは、私にとってはウェルカムな流れです。
もちろん毎年のようにこういったニュースは流れていますし、具体的なオファーがあったわけではありませんので実現性の可否については極めて不透明ですが、少なくともそういった可能性があることが米本土で報道をされたことはバレンタイン監督にとっては心強いことでしょう。
本人も「どこになるかは分からないが、来年も監督をやっていると思う」と言っているようですから、もしメジャーからのオファーがあれば、万が一にでも続投となっても以前ほどの高給が望めないロッテで監督を続けることを選ぶことはないと思われます。
世間的には日本で監督をやるよりはメジャーに復帰をする方がランクが高いと評されますので、バレンタイン監督の続投を願う人たちも快く送り出す気持ちになれるでしょうから、これ以上のソフトランディングは無いとも言えます。

この時期にメジャー復帰が決まるはずもないのですが、内々にでもそういった話がきてくれることで、バレンタイン監督が「ファンの気持ちは嬉しいが、球団が判断をしたことなのでそれを尊重する。私にできることはファンに日本一をプレゼントすることだけだ」との発言をし、一方で球団も「バレンタイン監督がメジャーで活躍ができるよう、最大限のバックアップをするつもりだ」ぐらいのことを言ってくれれば、球団とバレンタイン監督、そして選手とファンが四位一体となったラストイヤーになるのではないかと、諦めたはずの有終の美にまたしても夢を馳せたりしています。

菊池もいいけど…ロッテドラ1位候補に大型高校左腕 (6/13 スポーツニッポン)

ロッテは千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋ドラフト候補約120人をリストアップ。
1位候補のNTT東日本・清田育宏外野手(23)、花巻東・菊池雄星投手(17)らに加え、地元・千葉の逸材、東海大望洋・真下(まっか)貴之投手(18)らの名前が挙がった。
真下は1メートル87の大型左腕。
春の関東大会では最速140キロの直球にスライダー、落差のあるカーブを武器に8強入りした。

監督問題で来季を見据えた話を夏前にするのは悩ましい限りなのですが、こういった新戦力の話題であればいくらでも情報が欲しいところです。
以前から報道をされていた清田や菊池に加えて、地元の真下の名前が挙がったことは千葉県民としては嬉しいニュースです。
投手過多のチーム編成を考えれば投手は左腕を高校生と大学・社会人でそれぞれ1人ずつの指名をすれば充分で、あとは全員野手でもいいぐらいですから、今回のスカウト会議で名前が出た選手については何の文句もありません。
清田も地元出身だけに何とか2位で残ってくれていれば言うことはないのですが、社会人の右の外野手は稀少ですから難しそうで、今年の順位によっては入札が菊池、ハズレ1位が清田か真下という感じになるかもしれません。
いい加減に補強が必要な捕手については今年は逸材が少ないようですから、初鹿野や二葉あたりを下位で確保して欲しいと思っています。
心配があるとすればバレンタイン監督の退任で以前の消極性が頭をもたげるかもしれないことで、スカウトの努力が報われることはよいことだとは思いますが、何にせよ育成枠選手の指名も含めて今年のドラフト会議は変革への一歩を記すことになるような気がします。

 

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その署名に価値はあるのか

2009-06-15 23:23:12 | 千葉ロッテ

先週末に「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」なる団体が、千葉マリンを中心に集めた署名をロッテ本社に持ち込むとの報道がありました。
どうやら目標の10万人に達したことで、ここいらで一区切りをつけるとのことのようです。

“ボビー監督残留”にファン署名10万人 (6/13 サンケイスポーツ)

今季限りでの退任が決定しているロッテ・バレンタイン監督の続投を願うファンで構成された「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」が、15日に東京・新宿のロッテ本社を訪れ、重光オーナーあてに署名を提出する。
同グループは千葉マリンを中心に署名活動を展開。
署名人数が目標数字であった10万人に達したことで、署名の提出を決定した。
この動きを伝え聞いた石川球団副代表は「そういう活動をやっているのは知っているし、真しに受け止めます」と冷静に話した。
実際にはインターネット上などで続投に猛反対する声も多く、ファンの意見は分かれている。

「続投に猛反対する声も多く」に当ブログが含まれていることを否定はしませんが、かと言って署名活動に反対をするつもりはありません。
以前にも書きましたが、バレンタイン監督の続投を願う人たちが何かをやりたいと思うことは自然な流れであり、今回はそれが署名活動なのだと思っています。
試合中も球場外で署名を集めている姿に違和感があったのは確かですが、それも情熱だと思って見ていました。

しかしいつしか署名活動の目的があやふやとなり、とにかく数を集めることにベクトルが向いたあたりから、ちょっと違うのではないかと思い始めました。
署名が威力を発揮するのはそれなりの数が集まったときではあるのですが、恥も外聞もなく他球団のファンにまで署名を求める姿を見て、不快感すら覚えています。
昨日まで署名を集めていたことを考えれば名寄せ作業をしていないと思われますし、こういった不純物が混ざった10万人という数値にどれほどの価値があるのか、純粋にバレンタイン監督の続投を心から願う3万人の方が意味があったのではないかと、そう考えるようになりました。

ボビー残留へ…ファンがロッテ本社に署名提出 (6/15 サンケイスポーツ)

ロッテの一部ファンが15日、東京都内のロッテ本社で、バレンタイン監督の残留を求める署名を重光武雄オーナーあてに提出した。
署名は約11万人分という。
「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」の田中保成代表(39)は「優勝の可能性が持てるチームだった。運営や編成にも口を出せる監督で、4億円前後の年俸はそれほど高くないと思う。解任は納得できない」と訴えた。
同社の佐々木良太広報室長は「心配してくれていることにお礼を申し上げたい」と話した。
バレンタイン監督は「ファンの情熱の表れで感謝している。自分に与えられた仕事に全力を注ぎたい」と述べた。

そして今日の署名提出の記事を見て、この人たちは何なんだろうという感じが強くなっています。
4億円が高くはないと言い放つセンスもそうですが、退任の理由の1つとされている「運営や編成に口を出す」ワンマンぶりについてこういったことを言ってのけるわけですから、驚きを持って受け止めているというのが正直なところです。
1年間の努力をバレンタイン監督の一言で覆されるスカウトの無念さはよく知られていますが、この人たちに言わせればそれもバレンタイン監督の魅力のようです。
まあ考え方は人それぞれではあるのですが、私から言わせれば「勘弁をしてくれ」といったところです。

署名を受け取ってもらうための戦術の1つだとは思いますが、事前にマスコミに通知をして、カメラマンを引き連れて街中を練り歩くパフォーマンスを見せた上でロッテ本社に乗り込んだことを、表面上はともかくロッテの経営陣がどう考えるかといった気配りは出来なかったのでしょうか。
企業イメージが損なわれた、と受け取られても仕方がない愚挙だと思います。
そのことでロッテの経営陣がどういった判断を下すのか、一般のファンは戦々恐々として待つしかありません。

ロッテという企業がバレンタイン監督の続投を認めるとは思えませんし、思いたくもありません。
今のバレンタイン監督ではチームに勝利をもたらすことができないと考えていることもありますが、オーナー代行や球団社長らが口にした決定事項が軽々に覆るようでは組織は成り行きませんし、そんな組織が長続きをするとも思えません。
万が一にでも「一部のファン」の要求を入れて続投を認めた場合には、バレンタイン監督が自ら退くとの判断をしなければ永久監督となってしまうことになります。
バレンタイン監督とその関係者の5億とも8億とも言われるコストを考えれば、赤字経営に苦しむ球団がその選択をするわけもありません。
あるとすればとりあえずは続投を認めて嵐をやり過ごして、その横でチームの売却や解散に手をつけるときでしょう。
球団の経費節減は親会社たるロッテからの命令であることを、忘れてはなりません。

私は1974年の日本一を経験していますが、今ほどの熱意を持って応援をしていたわけではないので記憶が定かではありませんでした。
ですから2005年の日本一はとても嬉しかったですし、この喜びを与えてくれたバレンタイン監督には感謝をしています。
また一流企業として知名度の高いロッテが既にプロ野球チームを持つ必然性が無くなっているにも関わらず、年に10億単位の赤字を垂れ流しながらもオリオンズ、そしてマリーンズをファンに与えてくれていることにも感謝をしています。
どちらが重いというわけでもありませんが、それでも両者が並立をしないのであれば私は後者を選択するというスタンスであることは、これまでも主張をしてきたとおりです。

最終年にあたる2009年に球団とバレンタイン監督が手に手を取り合って最後を飾ることを願っていましたが、今となってはそれも無理でしょう。
仮にバレンタイン監督が減俸でも、あの王監督ですら3億に達しなかったことを考えれば2億程度の年俸で続投を願うのであれば話は別ですが、国内では「年俸の返上を申し出た」ときれい事を言ってみても、国外では「これだけの年俸は当然」と言っていることを考えれば、まず折り合いが付くことはないと見るのが妥当です。
それであればバレンタイン監督にかかるコストを戦力補強に費やした方がチーム強化に繋がると私は考えますので、こういった騒動は今回限りにしてもらいたいです。

 

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小林宏がようやく初勝利

2009-06-14 21:07:56 | 千葉ロッテ

 

今日も天気予報が外れてくれたおかげで、曇天ながらも傘やレインコートの準備が無駄に終わってくれました。
予報を信じてチケットを無駄にした人が多かったのか空席がそれなりに目立ったスタンドではありましたが、それでも連日の満員御礼ですから、球団としては阪神戦は今後も週末に持ってくることは間違いないでしょう。
逆に当てが外れたのが飲食店で、今日も閑散としたコンコースに頭を抱えていたと思われます。
何にせよ今日も一塁側まで侵食をされた阪神ファンの勢いを、ロッテファンとしては屈辱と受け止めなければなりません。

苦しんでいた小林宏が、6月も半ばにしてようやく初勝利を挙げました。
8回を5安打1失点ですから結果としては文句のつけようがなく、これを弾みにしてもらいたいです。
最後に笑みは見せたものの、ヒーローインタビューの間は険しい表情のままで、涙を堪えているのかとすら思えるものでした。
もっとも年俸が2億円の選手が1勝で涙を見せてもらっても困るのですが、ようやく手にした白星ですから、今夜は喜びに浸っていることでしょう。

とは言え、ピッチングとしては復調をしたとは言い難いものであったことは否めません。
昨日と同様にロッテな野球を繰り返す阪神打線に助けられたところもありましたし、続投をしたものの指を気にして治療に戻った姿には、不安を覚えたファンも多かったでしょう。
治療の間にマウンド上に集まった野手たちの表情に浮かんでいたのは苦笑いで、チームメイトの信頼を勝ち得るまでには至っていないことを如実に表していました。
高めに浮くボールも目立ちましたし、まだまだ完全復活への道は厳しそうです。

唐川が肘の疲労感で登録抹消となったことで、リーグ戦に戻っても先発7人衆はそのままでいくものと思われます。
立ち上がりに148キロのストレートで押した姿を見て「中継ぎの経験が活かされてきた」と喜んでいたのですが、中盤で変化球中心のピッチングに変わったことで、やはり長いイニングは難しいとの思いとなり、小林宏にとっては中継ぎ、もしくは守護神としての道を目指す方がよいとの考えがさらに強くなりました。
ただ希望を見いだすとすれば今日は気合いが全開だったことで、あれだけの集中力があれば先発としても何とかやっていけるのではないかと、そんな期待もしたくなります。
まだまだ足りませんが、以前に比べると軸足のだらしない裾足が汚れているのもいい傾向です。

小林宏とは対照的に、ヒーローインタビューで笑顔が満開だったのが竹原です。
先日の日本記録から取り残されて、とのインタビュアーの問いには苦笑いでしたが、今日で取り戻すことができたと思います。
それはヒットを打ったことでも、ヒーローになったことでもなく、センター中心の打撃ができたという意味でです。
竹原の魅力は力の限り振り抜く豪快さであり、その持ち味を損ねて欲しくはありません。
ですから中途半端な井口打法の取り入れには反対をしていましたし、ちょっとやそっとで自分のものにできるとは思っていません。
本人もその自覚があるのか最近は引っぱり専門に戻っていましたが、今日のバッティングは他の打者を見習ったかのようなぎりぎりまで引きつけて弾き返すという理想的なもので、このヒットが竹原の覚醒の第一歩になってくれればと思います。
大松が調子を上げてきたことで代打中心の出番となるでしょうが、めげずに頑張ってもらいたいです。

今日は昨日と同じ理由で座席を選ぶ余地が無かったことで、今季初の一塁側での観戦となりました。
普段とは違ったアングルは新鮮で、せっかくですので何枚かの写真を載せておきます。
それなりに距離があるところから撮っていたのですが、気配を感じてか田中雅がこっちを見たのには驚きました。
その田中雅が粘って選んだ四球が8回の決勝点に繋がったわけですから、何だか嬉しい気分です。
出番は少ないながらも印象に残るプレーをする田中雅は、まさにラッキーボーイだと言ってよいでしょう。

その他では、里崎の同点ホームランは非常に貴重な一発でした。
そこまで安藤にノーヒットに抑えられていただけに、嫌な雰囲気を一掃してくれました。
打った瞬間は入るとは思いませんでしたが、あの方向の打球が伸びてきたことは里崎にとっては朗報です。
スクイズも見事に決めましたし、下位に置いておけば頼りになる打者です。
ちなみにバントは嫌いなくせにスクイズが好きなバレンタイン監督をロッテファンは熟知しており、あの場面でスタンドからはスクイズのかけ声が多くかけられていました。

また因果応報などと言うつもりはありませんが、7回のサブローの本塁憤死は日頃の行いの報いだと考えています。
早坂とは対極のだらだらとした走りが目立つサブローですし、突入をするには厳しい当たりであったことで、例によって自分で決めてかかって走っていたのでしょう。
やや壊れた信号機の嫌いはありましたが、突入の判断は悪くはなかったと思います。
それにしても2005年の初芝を彷彿とさせる今年の堀の頑張りには頭が下がりますので、初芝と同じように優勝という美酒を味合わせてあげたいものです。

この連戦の失点はブラゼルの2発だけと、まあ皮肉な結果に終わりました。
言わなくてもいい「ロッテには不要」とのバレンタイン監督の発言に奮起をしたわけでもないでしょうが、どうもバレンタイン監督の外国人選手を見る目を疑いたくもなります。
成功と呼べるのはベニーの1年目と、ヒルマン、セラフィニの両左腕ぐらいでしょうか。
インカビリア、パスクチ、バーンなどは不良債権でしたし、リリースをしたフェルナンデスやショート、そしてオーティズに痛い目に遭わさせれているのには笑うしかありません。
ブラゼルがセントラルでよかった、と言ったところでしょうか。

今日の観戦で、今季30回目となりました。
予定よりもちょっと遅い達成ですが、目標の50回に向けて順調ではあります。
今年はグッズの購入を控えているために来季のプラチナ会員は難しいかもしれませんが、できるだけ圏内に近づけるよう、今後も球場に「自転車」で通い続けます。
ちなみに今日は試合が始まるまでの時間を利用して千葉市のあたりまで遠出をしたことで、自己最高の78キロを走り抜きました。
秋口の140キロの旅に向けて、順調に足腰は鍛えられています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 6

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 1 0 0 3 X 4 8 0


◆6月14日(日) 千葉ロッテ-阪神4回戦(ロッテ3勝1敗、13時、千葉マリン、30,018人)
▽勝 小林宏 12試合1勝4敗
▽S シコースキー 22試合4勝2敗1S
▽敗 ウィリアムス 26試合1勝1敗
▽本塁打 ブラゼル4号(小林宏)、里崎4号(安藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、シコースキー―里崎
阪神 安藤、ウィリアムス、アッチソン
―狩野

 

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ロッテのビールで乾杯!

2009-06-14 02:03:56 | 千葉ロッテ

 

交流戦に入ってから初の連勝をしたわけですが、明日も勝ってこちらも初の同一カードの連勝といきたいものです。
そうなれば当然のごとく祝杯をあげることになりますが、おあつらえむきに今年もサッポロビールよりマリーンズ缶が発売となりました。
地方に住んでいる方には入手が難しい千葉工場オリジナルのマリーンズ缶は、船橋に住んでいる私には当たり前のようにコレクションに仲間入りをしています。
日本一となった2005年はボビー缶など複数種類が発売となりましたが、基本的にはマーくんをモデルにした年1回の発売です。
こういった地域密着の商品は嬉しいので、ずっと続けてもらいたいです。

交流戦も明日の試合を含めて5試合を残すばかりとなり、余程のことがない限りは2桁の借金を抱えて終了となることはなさそうです。
そうなるとバレンタイン監督の途中解任のXデーは何とか回避できそうで、最悪の事態は免れそうです。
一方でバレンタイン監督の残留に向けた署名が目標の10万人を達したとのことで、近日中にもロッテ本社に提出との報道がありますが、このネタは後日に譲ることにします。

ちょっと先走りますが、リーグ戦は26日のビアスタジアムからの再開となります。
早い者勝ちとなると平日ですから勤め人には不利なイベントですが、幸いにも昨年に続いて抽選でフィールドウィングシートに当選をしました。
これでゆっくりと球場に行っても座席は確保されているので一安心ですが、1列目のなかなか良い席だった昨年とは違って今年は外野に近い席ですから、他のエリアで空いている席があれば別のシートに座ることになるかもしれません。
まあ保険のための170円、といったところでしょうか。
一塁側ですので是非とも勝利して、昨年と同様にヒーローとハイタッチをしたいものです。

と、例によって運を小分けに使ってよいのかとの疑問にぶち当たりますが、ドリームジャンボを買うのを忘れていたことに気がつきました。
2001年からジャンボ宝くじを買い続けて1回も忘れたことはなかったのに、今回は大失態です。
いつも買っている店から1等の当選が出ないことを願っていますが、まあそれだけ宝くじに頼らないでいい精神状態にあるのだと、前向きに考えることにします。

 

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満足のいくナイスゲーム

2009-06-13 22:38:35 | 千葉ロッテ

 

雨の心配をするどころか熱中症にならないように注意をしなければならないぐらいの晴天に恵まれた阪神戦は、今年のベストゲームと言ってもよいぐらいの試合でした。
普通にやればこのぐらいはできると選手たちが自信を持ってくれるのではないかと、そんな期待をかけたくなります。

それにしてもさすがは阪神戦で、三塁側やレフトスタンドは黄色一色に染められていましたし、内野席は一塁側まで侵食をされているぐらいの入りでした。
ヒーローインタビューで小野に「阪神ファンの方が多い」とまで言われる始末で、まあ日本で一番ファンが多い阪神ですから仕方がないところではあります。
7回ぐらいからは阪神の劣勢からか一塁側から空席が目立ち始めて、おそらくは全体の6割以上は阪神ファンだったのではないかとすら思えます。
そんな状態ですから場内の飲食店が長蛇の列となることを恐れていたのですが、阪神ファンは意外と財布の紐が固いのか、あるいは開門のかなり前から球場にいるために場外で食事を済ませたのかは分かりませんが、普段よりも空いているぐらいでした。

今日の座席は今年から新設となったベンチサイドシートで、臨場感はあるものの観客席としてはイマイチなものでした。
ネット予約は2階席の200番台というほぼ外野という席しか残っておらず、ダメモトでGWに球場窓口で聞いたところ残っていたのがベンチサイドシートでしたから、好きで選んだわけではなく、追い詰められた結果の席です。
目の前のフェンスは仕方がないものの、意味不明の白いロープが目障りで、プラチナ会員価格の3100円はぼったくりでしょう。
S席よりも高い理由が見当たらず、しかも最前列はベンチが邪魔でグラウンドが見えないために販売をしなかったのか空席のままで、好んで選ぶ席ではないと断言できます。

一昨日の日本記録を見逃したのは痛かったですが、今日の試合はその悔しさを晴らすぐらいに見所のあるものでした。
送るべきところで送り、チャンスに基本に忠実な打撃で得点を重ね、まさに勝ち試合の見本とも言ってよいぐらいの理想的な試合運びでした。
3回の無死二塁でバントのサインを途中でやめてチャンスを潰したり、何でもないゴロを捕れずに3点目を献上したりと、まさに相手から見たロッテはこんな風なんだろうなと思えるような阪神のダメダメっぷりに助けられたところはありますが、個々の選手の力を考えれば当然と言ってよい結果です。
人気があるからと言う理由で真弓を監督に選んだ阪神は大失敗をしたと言ってよく、阪神ファンはロッテファンと同様にベンチの無策ぶりを嘆いていることでしょう。

ちなみに今日の最大のトピックスは、いつの間にかバントが板に付いてきた福浦です。
打率がなかなか上がってこない福浦としては、生き残るためにはプライドを捨ててでも小技を磨き上げるしか無く、こういった姿勢を他の選手にも見習ってもらいたいものです。
同様にどんな打球でも全力で一塁に駆け抜ける早坂やランビンも賞賛に値しますし、結果が今ひとつでも応援をするファンが多いことは当然のことです。

先発の小野は、まさに小野らしい相手打者を翻弄する見事なピッチングを披露してくれました。
ストライクゾーンで勝負をするスタイルでストライクを先行させて、考える暇を与えずに自分の土俵で勝負が出来たからこその今日の好投であったと思います。
そのスタイルがゆえに真ん中に入ったボールを打たれて先頭打者を出してしまったことはいただけませんが、連打を許さない制球力が今日の小野を支えました。
味方が先制をした次の回を簡単に三者凡退に抑えたことが、今日の最大の勝因でしょう。
球数も少なく8回まで投げきったことは小野にとっては大きな収穫でしょうし、バレンタイン監督が不要と言い放ったブラゼルに一発を食らったのはご愛敬としても、唐川が肘の疲労感で登録抹消という衝撃的なニュースが流れてきただけに、非常に価値がある3勝目です。
小野は中継ぎで起用をすべきだというのが私の考え方ではあるのですが、小林宏がおそらくは抑えに回るであろうと思われるだけに、小野の頑張りが先発陣の鍵となります。
まだまだ老けてもらっては困りますので、次回以降の登板にも期待をします。

それにしても唐川の代わりに昇格をしたのが中郷とは、内はとことん嫌われているように思えてしまいます。
中郷が戻ってくることは大歓迎なのですが、内との比較となると複雑な心境です。
これが3日の巨人戦を最後に10日も試合に出ていない西岡を、そんなことならとっとと抹消をして治療に専念をさせればよかったのにと怒りさえ覚えますが、ようやく2軍に送る際に内を昇格させるのであれば我慢もしますが、まあ期待薄でしょう。

小野が「最後まで投げたかった」と悔しがった9回ですが、マウンドに登ったのは川崎でした。
左打者が続くところでしたので左腕を持ってくるのは分かりますが、それであればカビが生えかけている古谷でよかったのではないかとは思いつつも、川崎の調子が戻ることがチームにとっては必要なことですので、まあ批判をすべきところでもないでしょう。
その川崎はストレートに力が戻っていないのが心配ではあるのですが、見逃しの三振を奪えたということはボールにキレがあるということでしょうから、牛歩の歩みではありながらも徐々に調子を上げつつあると思うことにします。

調子を上げていると言う意味では、大松の右に出る者はいないでしょう。
今日もセンター返しを心がけた2安打を放ち、しっかりとクリーンアップの仕事をしてくれています。
特に7回の打席でのストレートに絞っているかのようなファールを繰り返しながらも、最後は変化球を上手く引きつけてのタイムリーは見事でした。
井口がしっかりと先制タイムリーを放ったことは大松の存在とは無縁でないでしょうし、今江の調子も上がってきましたので、この次郎長一家がチームを引っぱってくれることで、糞詰まり便秘打線の解消に繋がることと信じています。

唐川が登録抹消となったことで、明日の先発は中6日で成瀬になると思われます。
阪神は同様に中6日で能見がくるのでしょうが、久保に勢いをつけるために再度ロッテにぶつけてくる可能性も捨てきれません。
またしてもバレンタイン監督の動揺が見られて当て馬がスターティングメンバーに踊るのか、とても楽しみな明日の試合です。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 8

1

千葉ロッテ 0 0 3 3 1 0 2 0 X 9 13 0


◆6月13日(土) 千葉ロッテ-阪神3回戦(ロッテ2勝1敗、14時1分、千葉マリン、30,024人)
▽勝 小野 9試合3勝4敗
▽敗 福原 9試合3勝5敗
▽本塁打 ブラゼル3号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、川崎―里崎
阪神 福原、筒井、渡辺、西村
―狩野、清水

 

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記録と記憶

2009-06-12 23:39:13 | 千葉ロッテ

 

こういった新聞を目にすると、現実的には無理だったと分かってはいても、球場に行くべきだったとの後悔がわき出てきます。
この悔しさに倍する喜びが週末に得られればいいのですが、久保の両目を開けたのはロッテという展開にならないことを願っています。

それはさておき、収集癖が強い私にとっては新聞もその対象となります。
ロッテが一面を飾ったスポーツ紙は、見逃しも当然のことながらありますが、かれこれ30年近くは溜め込んでいます。
まあロッテですから一面になるのは年に数回程度で量はたいしたことはありませんが、それでも押し入れ収納に三杯ぐらいはあります。
一番古いのが昭和55年に前期制覇をしたときのもので、各紙が山内監督の胴上げを持ってきているのに対して、報知だけが「定岡CM闘争」となっているのが笑えたりします。
こういった老後に楽しめるようなものをせっせと蓄えて、記録を大事にするのが私のモットーです。

同じように数年前からCS中継をHi8やDVD-Rに録り溜めてきたのですが、実はこちらは今年に入ってから休養モードになっています。
置き場所がない、編集する時間がないなどの諸事情もありますが、メディアの劣化に気がついたことが最大の理由です。
適度に再生をしなければHi8などはテープが癒着をしてしまいますし、数年前のDVD-Rは日本製でも10%程度は再生不能となっていました。
これでは老後の楽しみにはなりそうにもないどころか、逆に失望にも繋がりますので、こちらは記憶に頼ろうかと思いつつあります。
今はこれまでのコレクションを未練がないように破棄すべきかどうかを、真剣に悩んでいます。

悩みと言えば週末の天気で、明日は持ちそうですが、明後日は雨に降られそうな予報です。
普段よりも資金を投入した席ですので、レインコートを着ないで済むように、心の底から祈っています。

 

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清水にエースの資格なし

2009-06-11 22:01:10 | 千葉ロッテ

さすがに徹夜明けで球場に向かう気力はなく、大人しく自宅でCSでの観戦となりました。
日本プロ野球記録の1イニング15得点と球場で観戦をされた方は盆と正月が一緒に来たような大騒ぎだったでしょうから、これまでの鬱憤が晴れたことかと思います。

とは言え、のっけから厳しい指摘となりますが、今日の清水のピッチングにはガッカリしました。
6安打6三振の完投勝利で文句のつけようがないようにも思えますが、私は3回までの投球内容が不満です。
コントロールが定まらず、リードの問題があるとは言っても逃げ腰のピッチングで、とてもエースと呼べるような気合いに満ちたものではありませんでした。
味方打線の大量援護で4回以降は見下したような投球にがらりと変わりましたが、これはつまり気持ちの持ちようで力を出せる、出せないが左右をされるということの証左であり、厳しい場面で力を発揮できない今年の清水をまさに象徴しています。
昨年の清水はチームが苦しいときに気合いの入った仁王像のような頼もしい姿を見せてくれましたが、その清水は満ち足りた契約でどこかに消えてしまったようです。
今の清水にエースの資格なし、私はそう思います。
ちなみに清水に完投をさせる必要があったのか、古谷などはどういった場面であれば登板機会があるのかと、そう思った方も多かったのではないでしょうか。

打線はこれまでの便秘が一気に決壊をしたかのような猛爆の23得点と暴れまくりましたが、0-18がただの1敗であるように、23-2もただの1勝でしかありません。
それでもこれまで湿りがちだった打線が梅雨に入ったのと逆行をするように乾いた打球音を響かせたことは悪い気分ではありませんし、口火を切ったのが早坂であり、大松であり、そして今江であることが非常に喜ばしいです。
早坂は低打率ながらもここぞという印象に残る場面でのヒットが目立ってきたことは、試合に出続けることで場慣れをしてきたからこそだと思います。
今日もベンチの置き石と化している西岡の具合が心配ではありますが、試合に出場できない選手をベンチに置いておく余裕が今のチームにあるとは思えませんので、この早坂の活躍で西岡を治療に専念をさせる決断ができると思いますし、決断をすべきです。
田中雅も数少ないチャンスをものにして存在感を示し始めたことで、西岡が消えても早坂の緊張感は維持できると思います。
また肝心の次郎長親分の調子が落ちてきたことが気にはなりますが、こういうときこそ大政・小政の大松と今江の調子が上がってきたことが好材料です。
調子が落ちてきたとは言っても井口も1試合に1本はヒットを打ち続けていますので、周りがしっかりと固めることで下り坂にも歯止めがかかることでしょう。
さらには相変わらずのスイングながらもセンター中心に3安打の里崎や、シャープに振り抜いて4安打の橋本将、そして珍しく反対方向に打った塀内など、広島の投手が打撃投手化したとは言いながらも、ほとんどの打者が理想的なバッティングをしてくれました。
一線級にはからっきしながらも、ちょっと落ちる投手にはかさにかかったように打ちまくるのがロッテ打線とは言っても、これだけ打てば気分もいいでしょうから、誰か1人でも吹っ切れてくれていれば大きな収穫となります。
その多くが長打ではなくシングルヒットで繋いだ23点だけに、いいきっかけになってくれればと思います。

週末は阪神戦ですから、久しぶりに千葉マリンが満員御礼になることかと思います。
天気は今ひとつのようですが、派手なはっぴを着た阪神ファンが悔しまくるような試合を、是非とも楽しい週末になるような戦いぶりを見せてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6

1

千葉ロッテ 0 2 5 0 0 15 1 0 X 23 23 0


◆6月11日(木) 千葉ロッテ-広島4回戦(広島3勝1敗、18時15分、千葉マリン、18,794人)
▽勝 清水 9試合2勝3敗
▽敗 大竹 11試合5勝3敗
▽本塁打 今江3号(大竹)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水―里崎
広島 大竹、小松、ドーマン、森、林、青木高
―石原、倉

 

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なかなか素敵な試合だったようで

2009-06-11 19:54:27 | 千葉ロッテ

昨晩はチケットを無駄にしたとかいうレベルではなく、帰れなかったのでどうにもなりませんでした。
システム屋ですからこういったこともありますが、さすがに32時間勤務は辛いものがあります。
そんなこともあってブログの更新も出来なかったのですが、意外なことにアクセス数は過去最高を更新し、何が起きたのかと思ってみれば有名ブログからのリンクがされていたようで、まあ経緯はともかくとして多くの方にオリオン村を知っていただけたことは嬉しく思います。
一見さんではなく末永くおつき合いいただければ幸いです。

試合のことを忘れるところでした。
と言いますか、試合結果しか見ていませんし、ビデオを見る気も起きません。
渡辺俊はそこそこ好投をしたようですし、すっかりと中継ぎが板についてきた小林宏も力のあるところを見せつけてくれたようですが、相変わらず打線と言いますか、ベンチがお寒い限りだったとの嘆きがあちらこちらから聞こえてきます。
2回と4回の無死一塁では8番打者にバントをさせずに9番打者がヒットを放ち、9回の無死一二塁ではその9番打者がバントを失敗をするわけですから、まあ笑うしかありません。
1点を取りにいかなければ2点目はないと思うのですが、どうやらバレンタイン監督は3点を取りにいく野球を目指しているわけですから、まあ必然の結果とも言えます。
ベンチがそんな体たらくであれば選手の頑張りに期待をしたいのですが、ぶりぶりと振り回しての13三振ですから、まあベンチがベンチなら選手も選手といったところでしょうか。

まあ悪いところばかり見ていても気分が悪くなるだけですから、少しでも希望を探してみましょう。
井口を支えるべく大政・小政の大松と今江が調子を上げつつあること、辛抱強く早坂が起用をされていること・・・終わりです。
相変わらず変わり映えのしない顔ぶればかりで、明日の光が見えてきません。
空席が目立ち始めたマリンスタジアムですが、1軍と2軍を入れ替えた方がファンは集まるのではないかと思ったりしています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 1


◆6月10日(水) 千葉ロッテ-広島3回戦(広島3勝、18時15分、千葉マリン、22,019人)
▽勝 ルイス 10試合4勝2敗
▽S 永川 24試合3敗19S
▽敗 渡辺俊 9試合1勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、小林宏―里崎
広島 ルイス、横山、シュルツ、永川
―石原

 

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必要なのはミラクルじゃない

2009-06-09 21:23:57 | 千葉ロッテ

ここまで好投を続けてきた荻野が、1度の失敗で守護神から中継ぎに配置転換となることが濃厚となってきました。
荻野は守護神タイプではない、中継ぎとしてこそ活きると考えている私としてはウェルカムな措置ではあるのですが、理由がどうやらマジックのタネにするためらしいのが不満です。

新守護神?バレンタイン監督「ミラクルなシーズンへ向けて…」 (6/8 スポーツニッポン)

3日の巨人戦(千葉)から中継ぎに回っている小林宏が、ストッパーを務める可能性が出てきた。
7日は今季8セーブの荻野が7回に中継ぎで登板し、9回はシコースキーが登板。
バレンタイン監督は「今後のミラクルなシーズンへ向けて、勢いをつけるためにも変化をつけた」と説明した。
試合前には石川副代表と会談。
小林宏のストッパー起用案も話し合われた。
中継ぎとして3試合無失点の小林宏は「やれと言われればやるしかない」とした。

どこまでも派手好きなバレンタイン監督は、とにかく動くことでしか問題解決ができないようです。
たかが50試合ちょっとを消化したところでミラクルを口にするとは、全身脱力状態になってしまいます。
小林宏を守護神に据えるのであればそれはそれでいいですし、昨年に私が久保を守護神にと推したのと同様の理由で上手くはまるかもしれませんが、そういった適性が理由ではなく驚くような選手起用でチーム内を活性化させようと考えた時点で、バレンタイン監督の限界が見えてきます。
今やらなければならないことは野球の原点に立ち返り、基本に忠実な作戦を心がけることだと考えます。
奇を衒った戦術で持ち直せるほど、今のチーム状態は軽症ではないと思います。

そもそもが2億をもらいながらも1勝もできていない小林宏に、「やれと言われればやるしかない」と言われていることが、選手の人心掌握ができていないことの証左です。
きちんとした説明もできていないのでしょうし、コミュニケーションも取れていないのでしょう。
まあ小林宏としては正式に言われたわけではないところにマスコミの取材ですからそういった答えをしたのかもしれませんが、「与えられた場所でベストを尽くすのみ」ぐらいのことは言えないのかと、普段の選手教育が知れてきます。
自由奔放にやらせすぎたことで手綱を引けなくなり、単なるわがまま集団となってしまったツケが一気に出てしまっているのでしょう。

こうなったら次期政権のためにも、壊れるところまで壊れた方がよいのかもしれません。
選手たちさえ自分の最高のパフォーマンスを見せてくれる気概があれば、ベンチがどうあってもファンを楽しませるプレーはできるはずです。
それができずに「チームの雰囲気が」と言い訳を口にするような選手は、退場を願うのも1つの選択肢ですから、いいリトマス試験紙になると思います。
やや乱暴な考え方ではありますが、膿は早めに出すに限ります。

 

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大嶺は一発に沈む

2009-06-08 21:35:15 | 千葉ロッテ

どうやら連戦を連勝してはいけない不文律でもあるのか、交流戦に入ってから同一カードの連勝がありません。
今日も死に体の横浜を相手に接戦を落として、借金は再び6となりました。

大嶺は北川の一発に沈みました。
久しぶりに無難な立ち上がりで、チェンジアップやスライダーの制球は今ひとつであったものの、ストレートの伸びが抜群でした。
MAX147キロという数値は眉唾としても、体感速度としてはそのぐらいはあったのではないでしょうか。
低めであれだけ伸びるストレートは伊良部を彷彿とさせる素晴らしさで、滅多打ちにあう登板も多い中で先発で起用をし続けるバレンタイン監督の気持ちが充分に分かる、まさに無限の可能性を秘めた原石であることは間違いありません。
真ん中に入ってしまったストレートを北川に逆転満塁アーチを打たれてしまったことは残念と言いますか、もったいないと言いますか、その回の先頭打者を自らのミスで出してしまったことを引きずってしまったかのような5回のピッチングは大嶺の未熟さではありますが、それでも先発としての大嶺を見守っていきたいと思える魅力があります。
何があっても大嶺を先発ローテーションから外さないこと、バレンタイン監督にそれを望むのは酷かもしれませんが、そうすればきっと大きな見返りが来季以降にあると信じています。

2試合連続のホームランを放った大松も、彼らしい弾丸ライナーですから復調を期待してよいかもしれません。
無茶振りではなくしっかりと引きつけてのスイングができており、だからこそ左腕に対しても苦にしない打撃ができるのだと思います。
どん底だったときのようにボール球に手を出さなくなってきましたし、大爆発とはいかないまでも、徐々に打率は上がってくるでしょうし、それに伴ってホームランも増えていくでしょう。
井口がお疲れぶりを見せつつあるため、大松が何とかサポートできるよう、どうやらバレンタイン監督はこのまま3番での起用をほのめかしているようですが、私は井口の後ろを大松に任せたいと考えています。
今の大松であれば左腕に対しても結果を残せるでしょうから、里崎の5番という無謀なことをする必要もなくなります。
大松が5番にどっかりと座れるかどうかで打線が機能するかどうかがかかっていると思いますので、大松の奮起に期待をします。

試合としては三浦を追い詰めながらも惜敗したことが、非常にもったいなかったです。
一巡目までは完璧に抑えられてどうなることかと思いましたが、早坂が成長ぶりを見せつける鋭いスイングで口火を切り、そして大松の先制ツーランに繋がりました。
貴重な追加点はランビンのツーベースに、振り切ったからこそ内野手の頭を越えた今江のタイムリーと、非常によい流れで得点を重ねただけに、以降の拙攻が痛すぎました。
この交流戦でセントラルの各球団がこれでもかというぐらいにバントをしてきたことを、ロッテベンチはどう見てきたのでしょうか。
今日も福浦、堀にバントをさせた点は進歩ではありますが、大嶺には最初からバントの指示を出しませんでしたし、7回にはランビンに送らせるべきでした。
衣笠の「先攻なのだから同点ではダメで逆転をしなければなならない、だからバントをすべきではない」というクソ解説に乗ったかのような、追いつかなければ何も始まらないということを忘れたかのような攻撃でした。
川崎、伊藤と中継ぎ陣もきっちりと抑えただけに、もっときめ細かな野球をして欲しかったです。

そんな中で8回のチャンスに井口が三振に倒れてしまったわけですから、これは山口を誉めるしかありません。
あれだけのストレートを投げられてしまうと、手が出ないのも仕方がないところがあります。
まさにシコースキーを相手にしている他チームの打者の気持ちを思い知らされたかのような、そんな山口のストレートでした。

明後日からは広島との連戦で、渡辺俊と清水のミリオンダラーズの登板となります。
広島はルイスと、前の登板で2回でKOをされた大竹が中4日でくると見るのが妥当でしょう。
つまりはそうそう点が取れないであろうということですから、ミリオンダラーズに億の力を見せつけてもらうしかありません。
このままズルズルと交流戦で借金が2桁に膨れあがるとバレンタイン監督の解任のXデー到来の信憑性が高くなりますので、何とか踏みとどまってもらいたいものです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 2 1 0 0 0 0 3 7

0

横浜 0 0 0 0 4 0 0 0 X 4 8 0


◆6月8日(月) 横浜-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時、横浜、13,086人)
▽勝 三浦 10試合6勝3敗
▽S 山口 20試合3勝2敗4S
▽敗 大嶺 8試合2勝4敗
▽本塁打 大松7号(三浦)、石川1号(大嶺)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、川崎、伊藤―橋本将
横浜 三浦、木塚、吉見、山口
―新沼

 

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弱者同士の無防備な殴り合い

2009-06-07 21:37:15 | 千葉ロッテ

おかげさまで久しぶりに1日のアクセス数が10000を越えました。
先日に登録をした「にほんブログ村」を経由してアクセスいただいた効果かもしれず、千葉ロッテ部門でも1位に押し上げていただきましたことを感謝いたします。
これからもロッテのブログと言えばオリオン村だと言われるよう、毎日の日課として投票をしていただけるよう精進いたしますので、今後ともご愛顧の程よろしくお願いします。

今日の試合ですが、上には上がいるように、下にも下がいるようです。
弱者同士の無防備な殴り合いは、6連敗中の横浜が勝手にこけてくれました。

今日の試合の最大のポイントは、守護神の配置転換です。
昨日の試合でリリーフを失敗した荻野が中継ぎとして起用をされて、ここまでほぼ完璧な投球をしてきたシコースキーが抑えとして登板をしました。
バレンタイン監督らしくもなく荻野を途中で交代をさせた昨日でしたから予兆があったとは言え、荻野も守護神としての失敗らしい失敗は数えるほどですから、かなりの意外な思いで受け止めている向きが多いかと思います。
気分転換という意味合いでのテンポラリーな措置なのかもしれませんが、しっかりと話し合いをした上での起用なのかが個人的には気になります。
荻野も昨年の30セーブのプライドがあるでしょうし、きちんとした説明がないままでの今日の起用であれば、ボビー語録の「彼への信頼は変わらない」という言葉が口先だけだと受け取られても仕方がなく、ますますチーム内の信を失うことになるでしょう。
もっとも私は荻野の守護神には懐疑的であり、今回の措置はウェルカムだったりしますので、バレンタイン監督が人柱になってくれたのであれば別に不満もありません。

先発の成瀬はオセロ状態から抜け出せず、先日の横浜戦の失敗を繰り返して3発を食らってKOをされてしまいました。
立ち上がりからボールが高めに浮いていましたし、チェンジアップの制球もままならず、打線の援護が無ければ5回までも持たなかったでしょう。
顔つきがアンパンマンに戻りつつあるのが気がかりとは言え、今年の不安定さが体調面によるものとも思えず、やはりキャンプの出遅れによる調整不足を取り戻せないままのシーズンとなってしまっていると見た方がよいのかもしれません。
それでも勝ち星を拾えたことをツキがあると前向きに考えて、気持ちだけでも好調さを維持していけばきっと道は開けていくと、そう信じてやっていってもらいたいです。

成瀬を救ったのはグリンの立ち上がりの乱調でしたが、試合の流れを作ったのは大松でした。
初回に左方向へのヒットを打ったことで調子づいたのか、5回には中押しのホームラン、そして9回には左腕から決勝点となる2本目のホームランを放ちました。
左方向を意識することで打率が上がってくる、そのことで調子は上向きになってくるであろうと思っていましたが、今日の活躍がきっかけになってくれれば言うことはありません。
大松が5番にどっかりと座れば井口の負担も軽くなり打線が機能をし始めるでしょうから、とにかく大松の復調に期待をします。

浦和行きも視野に考えているランビンが、今日は自らの誕生日を祝うかのように攻守に活躍を見せました。
初回のグランドスラムは高めのホームランボールであったとは言え、あそこまで飛ばす力があるとは思ってもいませんでした。
守備でもスタートが分からないのでファインプレーかどうかは微妙ではありましたが、7回のダイビングキャッチは荻野を救いました。
スイッチヒッターであり、内外野を守れるユーティリティーぶりを考えれば、その陽気さと生真面目さ、そして30歳という年齢もあって、何とか育てたいと思える選手です。
2軍に控える若手と打率2割のランビンをどう天秤にかけるのか、悩ましい日々が続きます。

そのランビンよりも低打率にあえぐ早坂も、経験を積むことで着実に成長の跡を見せてくれています。
どのプレーも全力を尽くしているように見えるのが好印象で、これは他の選手に爪の垢を煎じて飲んでもらいたいぐらいです。
とにかく1軍で試合に出られることの喜びが体中から弾き出ており、多少の失敗には目をつぶって「次に頑張れよ」と言いたくなるオーラが出ています。
トップバッターとして期待をするのは荷が重すぎるとは思いますし、バットを強く振りすぎているなどの課題も多々ありますが、初心を忘れないプレーに今後も期待をします。

初回に6点を取っても左うちわで試合を見ることができないのはロッテファンぐらいなのかもしれませんが、それでもギリギリながら勝てただけマシなのかもしれません。
横浜はあれだけの打者を揃えながら、ホームランの出やすい球場をホームにしながらも、セントラルの最下位を独走している理由が分かりません。
投手陣が壊滅をしているわけでもなく、低打率ながらも同じぐらいの成績の広島は5割前後で戦っているわけですから、やはりベンチワークの問題が大きいのでしょう。
そんな中で福澤コーチが試合中に細山田にかなり厳しい口調で指示を出していたこと、これを見て福澤を欲しいとの気持ちがさらに強くなりました。
ロッテ時代も若手に慕われた兄貴分の福澤が、ああいった指導ができるようになっているのであれば、きっと来季の新政権の大きな力になってくれるはずです。
仁王像に過ぎない袴田コーチよりも、里崎や橋本将に怒ることができるであろう福澤コーチを渇望します。

失礼ながら相手が横浜だったからこその勝利ですから、明日はどうなるかは分かりません。
今日のように前の打席にきっちりとバントを決めた成瀬に代打を送りながらも、その代打の田中雅にバントを指示しきれないベンチに勝ち運があるとは思えません。
すがるとすれば「Mr.ビジター」の大嶺の奮闘ぐらいで、あとは三浦が乱調であってくれることを願うばかりです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 6 0 0 0 1 0 0 0 2 9 9

0

横浜 1 0 0 2 1 1 0 0 2 7 16 0


◆6月7日(日) 横浜-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、横浜、23,721人)
▽勝 成瀬 8試合4勝2敗
▽敗 グリン 10試合2勝7敗
▽本塁打 ランビン4号(グリン)、金城5号(成瀬)、内川11号(成瀬)、佐伯5号(成瀬)、大松5号(高崎)、6号(工藤)、村田9号(シコースキー)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、川崎、荻野、伊藤、シコースキー―里崎
横浜 グリン、高崎、吉見、真田、工藤、横山
―細山田、新沼

 

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バレンタイン監督の途中解任はあるのか

2009-06-07 01:11:57 | 千葉ロッテ

交流戦に入ってもチーム状態は上向かず、オリックスとともにCS圏から遠く離されてしまっているロッテですが、そういったチームにありがちな騒動が後を絶ちません。
暫くは大人しかったバレンタイン監督が、またしても問題発言をしてくれました。

ボビー途中解任も 今度は閣内批判! (6/6 スポーツ報知)

ロッテはボビー・バレンタイン監督(59)を、今シーズン途中で電撃解任する可能性が出てきた。
5日の中日戦(ナゴヤD)で逆転負けを喫した後、9安打1点に終わった打線について問われ「打撃コーチを一時的に交代させる」と異例の閣内批判。
昨年12月に球団フロントは、ブログ上での問題発言が続いた指揮官に厳重注意処分を下している。
同様のチーム批判が続くなど事態が悪化すれば、シーズン終了を待たずに決断することもありそうだ。
仰天の発言だった。
打線が9安打で1点。
逆転負けで4試合ぶりの勝ち星を逃し、バレンタイン監督は顔を真っ赤にした。
「打撃コーチを一時的に交代させるとか、そんなことを含めて、これから打開策を考えないといけない」
ここ3試合33イニングでわずか2得点。
怒りの矛先を、高橋慶彦打撃コーチに向けた。
まさかの内紛が勃発(ぼっぱつ)しそうだ。
高橋打撃コーチは今江、西岡らをスパルタ指導で鍛え上げ、バレンタイン監督の下、05年の日本一に貢献した盟友だった。
閣内のコーチを痛烈批判し、敗戦の責任の一端を負わせる発言を公然と行うこと自体、極めて異例だ。
ボビーの不規則発言は、今回が初めてではない。
昨年12月。
ボビーは自身のブログ上で、自身の年俸返上を申し入れたとつづるなど、事実とは異なる発言を繰り返していた。
これに対し、球団フロントは、年明けに厳重注意。
指揮官は謝罪し、問題のブログを消去していた。
今回の発言に、石川副代表は「私(フロント)に(コーチの交代などを)直接言ってきていることではないので、コメントのしようがない」と冷静に話したが、今後もチームの一体感を損なうような言動を続けるなど、事態を悪化させれば、途中解任の可能性も十分にありえる。
バレンタイン監督は、球団から今季限りでの退団を言い渡されるという異例の形でシーズン開幕を迎えた。
交流戦に入り、小林宏らを中継ぎで投げさせるなど、勝利への執念を見せたが、一方で2日の巨人戦(千葉)では、同点の9回無死一、二塁のサヨナラ機に、勝利打点数12球団トップの4番・井口に送りバントのサインを出すなど、疑問が残る采配も目立つ。
50試合で21勝27敗2分け。
逆襲の糸口が見えてこないこない中、ボビーのフロントに対するわだかまりが再び表面化。
騒動の沈静化とチーム再浮上を狙って、フロントが決断する可能性もある。
打撃コーチ交代発言めぐり聴取 (6/6 毎日新聞)

ロッテの石川晃球団副代表は6日、前日の試合終了後に打撃コーチの交代について発言したバレンタイン監督から事情を聴いた。
監督は5日の試合後、チームの打撃不振について「一時的に打撃コーチを代えるなども含めて打開策を考えないといけない」と答え、高橋慶彦打撃1軍コーチの交代を示唆する発言をした。
これに対し石川副代表は「コーチの個人名は出していないということだった。批判と受け取っていない」と話した。
6日の試合後、バレンタイン監督も「チームを良くしようという意味で発言した」と話し、交代する意思のないことを示した。

唖然とするしかありません。
打撃陣の不振の責の一端が打撃コーチにあることは確かですが、それをマスコミに対して口にする必要があったのでしょうか。
名前は挙げていませんが対象が高橋コーチであることは間違いなく、同じく打撃担当であるランペンコーチがお咎めなしということや、開幕当初に先発陣が壊滅状態だったときに井上コーチの処遇については問題にしていないことからも、この発言が次期監督問題が絡んでいると疑われても仕方がありません。
それよりも何よりも、自らの愚策を棚に上げて配下のコーチに責任をなすりつけるかのような言動で、一気にチーム内の信を失ってしまったのではないかと思います。
事態の収拾を図るべく石川球団副代表が出動をして事を収めようとしていますが、今となってはもう既に手遅れです。

私は昨年いっぱいでバレンタイン監督を解任すべきだと主張をしていました。
これまでのバレンタイン監督の言動を考えればシーズンに入ってからも同様な騒動が勃発をするであろうことは必至で、そのことで球団やチームが受ける痛手は金額に換算できないほど大きいと考えたからです。
次期監督の人選にしてもそうですし、アマチュア選手への影響も甚大で、また「ロッテだけには行きたくない」といったフレーズが紙面を賑わすのではないかとの懸念があります。
そうならないためにもバレンタイン監督と手打ちをして、功労金という名の口止め料を支払い、また非常勤顧問のようなポストを与えることでボビー・バレンタインというタレントを活用するという方法をとり、2009年は新体制でスタートをするべきでした。

しかしバレンタイン監督の意向があったとは言え、球団は中途半端に表面上で事を繕うことに終始をして、根本の問題解決を先送りとしてしまいました。
そうなればシーズン中の解任騒動はさらにチームを混迷に導くため、任せたからには全面的にサポートをしてラストイヤーを全うさせるべきであり、そのためにもマスコミを通さずに両者の間のコミュニケーションを密にしなければならないはずでしたが、現実にはオフと同様の泥仕合を繰り返しており、世間に恥を晒してしまっています。

球団はこのままズルズルと騒動を引きずることを看過するつもりなのでしょうか。
シーズン中にバレンタイン監督を解任すればライトスタンドを中心とした一部のファンが暴徒化する懸念があり、彼らが球場で騒ぐことで一般の観客の足が遠のくことや、世間的にも球団のイメージが損なわれることは覚悟をしなければなりません。
スタンドで抗議の横断幕を掲げ、空港では帰国をするバレンタイン監督を囲んで周りの迷惑を顧みずに大声で歌いまくる姿が目に浮かびます。
そして一般のロッテファンも周りから、ああやって騒いでいるの?と同じ目で見られることは確実で、1995年から1996年にかけての騒動の繰り返しとなることでしょう。

しかしこのままの状態で秋を迎えても、新政権の組閣やドラフトなどのチーム補強に影響が出ることは確実で、そうであれば膿は早めに出してしまった方がよいとの考え方が球団内に出てきてもおかしくはありません。
1995年の解任時の経験を活かせなかったことを今から悔やんでも仕方がありませんし、よほど下手な手を打たない限りは私はその判断を支持するでしょう。
オリックスがロッテ以上に低迷をしているために最下位に落ちることはないでしょうが、交流戦が終わった時点で借金が2桁となっていれば、リーグ戦が再開をされるまでの4日間がバレンタイン監督の解任のXデーになるかもしれません。

横浜を見ても分かるとおり、監督を代えたからといってチームの状態が劇的に上がることはありません。
しかし手をこまねいていても同様で、それであれば決断が半年遅れてしまいましたが、これ以上の遅れを生じさせないことが大切です。
今のままでは球団はイメージを損ない、バレンタイン監督は指導者としての資質を疑われ、選手たちは貴重な一年を無駄にし、そしてファンはつまらない試合を見せられることになり、全関係者が損をするだけです。
西村コーチを代理監督とし、その手腕が次期監督たるものであればオフに正式に監督に就任をさせる、そうでなくロッテな野球の代弁者に過ぎないのであれば2010年には新監督で新しいスタートを切る、といったシナリオが、今のロッテに求められるのではないかと考えます。

 

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唐川の勝ちを荻野が潰す

2009-06-06 20:23:12 | 千葉ロッテ

今日は絶対に唐川で勝たなければならない試合でした。
そんな中で苦しい展開をもがきながらも勝ちまであと1歩というところまでこぎつけながらも、負けに等しい引き分けを喫してしまいました。

打たれた荻野が悪いのか、リードをした里崎が悪いのか、これは見方によって違ってくるでしょう。
森野の同点タイムリーは里崎の構えたところよりも中に入ってしまいましたので、荻野のコントロールミスであることは間違いありません。
しかし今日もストレートとカットボール中心のリードで、単調な配球に終始したのは里崎のミスであると言いますか、里崎の限界であるとも言えます。
荻野と同様に劇場型リリーフを見せてしまった伊藤にしても、持ち味のストレートよりもスライダーを要求しすぎで、途中で気がついたのかストレート中心に切り替えたことで7回のピンチは切り抜けることができましたが、見ていて非常に危ういリードでした。
里崎の特徴として同じボールを要求し続けることがありますが、シコースキーのように絶対的な力のあるボールであればまだしも、もっと打者の目先を変えるようなリードを心がけなければ今後もこういった悲劇は後を絶たないでしょう。
もちろん投手の持ち球の問題もありますし、実際にボールを受けている捕手の感覚による判断もあるのでしょうが、狙い打たれているような外連味のないスイングをされていることの理由がどこにあるのか、これは袴田バッテリーコーチも含めて考えてもらいたいです。

チームが低迷をしていることもあるでしょうし、球場外での騒動の影響もあるのかもしれませんが、チームに活気がないように見えるのも気がかりです。
7回、そして9回のピンチにマウンドに声をかける野手がいなかったこと、CSで映さない間にあったのかもしれませんが、それがロッテの選手が個々ばらばらで戦っていることの象徴のように思え、何だか寂しくなります。
西岡がいればまた違ったのかもしれませんが、福浦や井口といったベテランが我関せずといった姿を見せていたのが残念でもあり、悲しくもあります。

そんな重苦しい雰囲気を打破するのは、やはり若い力だと思います。
いつもどおりにチャンスに1本が出ないまま負けるのではないかとの気配が濃厚となってきた7回に、今季初打席の田中雅が起死回生の同点タイムリー、そして昨日にプロ初猛打賞をマークした早坂が逆転ツーベースを放って試合をひっくり返しました。
名前からするとこの逆転劇はありえず、こういった新しい名前がチーム内で踊ることがチームを浮上させるためには不可欠です。
故障をして出場もままならない西岡や、気持ちだけではどうにもならないランビン、力の衰えが隠せない福浦と、応援もしていますし期待もしている選手だけに辛い判断ではあるのですが、彼らの代わりに細谷とムニス、そして故障さえ問題がなければ角中を昇格させるべきです。
もちろん若手がすぐに結果をだせるとは限りませんし、この1試合を考えれば間違った判断であるとの指摘もあるでしょう。
しかし動かなければ何も変わらりませんので、このまま何も得ることなく下位に低迷をしたままシーズンを終えたくないのであれば、とにかく動くことが必要だと考えます。

作戦面では4回に三振が多い里崎に一塁走者の井口を走らせたこと以外は、特に問題があったとは思えません。
と言いますか、作戦らしい作戦をとる場面がなかったというのが正しい表現かもしれません。
ここ数試合に顕著に出ていますが、犠牲フライすら打てない打線ですから送っても無駄だと、そうバレンタイン監督が意を強くしてしまうような不甲斐ない打撃を繰り返す打者が多いのが現実ですから、作戦のとりようがないのも確かです。
しかしそうであっても井口のスタートはギャンブルに過ぎ、ただでさえ少ないチャンスを潰してしまったことは反省をすべきものであったと考えます。
今後も便秘打線が劇的に変わることはないでしょうが、だからと言って一か八か野球を昇華させても何の解決にもならず、これでもかというぐらいに得点圏に走者を進める野球をすることこそがこの状況を打開する方策だと、そう強く主張をしたいと思います。

先発の唐川は持ち前のストレートのキレを活かしたピッチングで、惜しくも5勝目は逃しましたが、立派にその責を果たしてくれました。
味方とは違ってきっちりとバントで走者を進めてくる中日に苦しめられはしましたが、そこから崩れずに粘れるのが唐川であり、制球力に支えられた投手です。
反省をするとすれば2回の野本への四球で、たまにこういったあっさりと歩かせることがあるのが唐川の課題で、そこを改善すれば10勝などはすぐそこです。
その唐川を中9日で起用をする愚を改めて欲しいのですが、交流戦もあと半月ですので、まあリーグ戦に戻るまでは辛抱をするしかないのかもしれません。

勝てなかったことは悔しいのですが、今日も登板をした小林宏の踏ん張りには拍手を送りたいです。
持ち味の制球力は戻っていませんが、MAX150キロの中継ぎ仕様で目に力が戻ってきているのが印象的で、ピンチでもうつむくことがありませんでした。
まだまだ本調子とは言えませんし、調子ではなく力が落ちているのではないかとの疑念は捨てきれませんが、それでも中継ぎとしての小林宏には期待が持てます。
交流戦が終わってリーグ戦に戻れば先発に戻ることが濃厚だとは思いますが、個人的にはこのまま中継ぎとして、ギリギリの状態で負荷をかけながら投げ続けた方が本人にとってもよい結果に繋がるのではないかと、そう考えています。
そして自分を少しでも取り戻した上で、来季に新体制の元で気持ちも一新してスタートを切る、それがメジャーへの道であっても構いませんので、そうあって欲しいです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 4 11

0

中日 0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 4 14 0


◆6月6日(土) 中日-千葉ロッテ4回戦(中日2勝1敗1分、15時、ナゴヤドーム、37,505人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、伊藤、シコースキー、荻野、小林宏、高木、川崎―里崎
中日 山本昌、河原、平井、パヤノ、浅尾、岩瀬
―小山、谷繁

 

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