オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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時計の針を逆に戻してはならない

2009-06-24 23:12:54 | 千葉ロッテ

機関紙の意地でもあるのか、スポニチはせっせとロッテの記事を提供してくれます。
球団が意図的に流しているのか、はたまた記者の単なる妄想に過ぎないのかは分かりませんが、情報が少ないロッテですからニュースは多いに越したことはありません。

ダブルで出戻り?薮田&小林ロッテ復帰へ (6/24 スポーツニッポン)

ロッテが今オフの補強に向け、ロイヤルズ傘下3Aオマハ・薮田安彦投手(36)とインディアンス傘下3Aコロンバス・小林雅英投手(35)の調査を開始した。
ロッテ在籍時に救援陣の柱として活躍した2人は、07年オフにFAでメジャー移籍。
現在はともにマイナー落ちも、球団は力の衰えはないと判断。
そろって“出戻り”となる可能性が出てきた。
球団関係者は薮田について「米国の硬いマウンドが合っていないように思う。日本ならまだやれる。今オフ?条件と彼の状態次第で可能性はある」としており、既に水面下で復帰への準備が進められているとの情報もある。
小林雅についても別の関係者が「将来はロッテに戻ってきてもいいのでは」と話している。
ロッテ在籍時は薮田がセットアッパー、小林雅は守護神として05年の日本一に貢献したが2人が流出した昨季は救援陣が崩れて4位。
今季も守護神が固定されず5位と低迷している。
今季限りで退団が決まっているバレンタイン監督の後任は未定だが、来季に向けて救援陣の充実は必要不可欠。
両投手とも契約は今季限りで日本球界復帰も選択肢の1つとしていることから、球団が2人をリストアップした。
ネックは年俸面だが今季の成績、年齢を考慮すると1億円前後に抑えられる可能性は高い。
国内の他球団も獲得に興味を示している中、古巣ロッテが本腰を入れる。

とは言っても、恥ずかしくもなく、よくこういった記事を書けるなと呆れてしまいます。
藪田と小林雅を獲得する理由としてチーム低迷の原因を救援陣に求めた時点で、結論ありきの記事であることがよく分かります。
昨年は序盤に苦しみながらも荻野が30セーブをマークし、川崎がホールドのタイトルを獲ったことを忘れてしまったのでしょうか。
今年にしても低迷の最大の原因はベンチ、というのは置いておくとしても、少なくとも救援陣ではありません。
荻野や伊藤らは、きっとこの記事を読んで怒り心頭でしょう。

ただ昨年の井口の獲得の成功に気をよくして、フロントが二匹目と三匹目のドジョウを狙っている可能性が否定をできないのが辛いところです。
形的には「メジャー帰り」とアピールもできますし、世間の反応を測るために観測衛星を打ち上げたという見方もできます。
反応が悪くなければ実現へ、というシナリオを描いている「関係者」がいるかもしれません。

事の真偽はさておき、私は藪田と小林雅のロッテへの復帰には反対です。
当然のことながら思い入れはある両人ですが、既に今のロッテにとっては過去の人です。
チームにとっては戦力にはなるかもしれませんが、その年齢からして短期間のカンフル剤に過ぎず、長い目で見れば出番を失った若手への影響がじわりじわりとボディーブローのように効いてくることになると思います。
何より背番号を奪われる伊藤と服部を見たくはありませんし、別の番号を背負う藪田と小林雅も見たくはありません。

そもそも私が井口の獲得に反対をしていた理由の1つは、メジャーに挑戦をしたのであればそこで骨を埋める覚悟で最後までプレーをするべきだと考えたからです。
これは藪田と小林雅も同じで、しかも井口とは違って結果を残してはいないだけに、どの面を下げて日本に戻ってくるんだ、という思いがあります。
渡米の経緯を考えれば伊良部と同様に気に入らない野茂ではありますが、3Aに落ちながらも最後までメジャーにこだわった姿は尊敬に値します。
藪田と小林雅には悔いが残るような終わり方をして欲しくはありませんので、最後まで歯を食いしばってもメジャーでユニフォームを脱ぐ気概で頑張ってもらいたいと思います。

 

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東芝がブルーレイに参入か

2009-06-24 20:29:13 | 独り言

 

ブルーレイとHD DVDとの次世代DVD規格争いが決着をしてから久しいですが、その敗者である東芝がブルーレイに参入をする可能性を示唆しました。
HD DVDからの撤退を表明した当時はメンツもあってか否定的なコメントに終始をしてきましたが、背に腹は代えられないといったところでしょう。

東芝社長「ブルーレイ・ディスク参入、柔軟に対応」 (6/24 IT+PLUS)

東芝の西田厚聡社長(次期会長)は24日都内で開いた株主総会で「負けたからブルーレイ・ディスク(BD)をやらないというのではなく、負けは負けとして、将来柔軟性を持って対応したい」と述べ、BD録画再生機への参入に含みを持たせた。
東芝は、新世代DVD規格として「HD-DVD」方式を推進、ソニーやパナソニックなどのBDに対抗していた。
だが米映画大手の十分な支持が見込めないため昨春、HD-DVD事業から撤退。
BDは手掛けないとしていたが、同録再機の市場が拡大してきたことで方針転換の検討に入ったとみられる。

経営者としては拡大しつつあるブルーレイ市場を指をくわえて見ているわけにもいかず、名よりも実を取る判断をするのは当たり前の話です。
ただでさえデジタル業界も昨今の経済不況の波に飲み込まれている現状で、数少ない成長市場であるブルーレイに色気を見せるのは必然とも言えます。
ソニーとパナソニックが牛耳っているブルーレイレコーダーのマーケットに、根強い東芝ファンの支援をバックに殴り込みをかけることによる波紋に注目が集まります。
しかし個人的な嗜好は既に次世代DVDから離れてしまっていますので、冷めた目でこのニュースを受け止めているのが正直なところです。

TOSHIBA VARDIA RD-X8

東芝


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実はあれだけRD-X8について記事にしていながらも、ひっそりと購入をしたことの報告をしていませんでした。
このRD-X8はDVD-RAMの殻に対応をしていないために購入に二の足を踏んでいたのですが、先日もちょっと書いたとおりロッテの試合の映像をDVD-Rに焼いて保存をすることを放棄しましたので、その足枷がなくなりました。
そうなると東芝の持ち味である編集機能も不要ですから他社製でもよかったのですが、そこは操作性が似通っているというアドバンテージを優先しました。
ほとんどマニュアルを見ずに直感で操作できることは、この手の機器を扱う上では非常に重要なファクターです。
RD-X5とは操作性が微妙には違いますが、レスポンスもまずまずですし、画質にも不満はありませんし、目的の地デジの録画ができるようになって非常に満足をしています。

そんなこんなで録画をした映像をメディアに焼くということを欲さなくなったことで、極端な話をすればハードディスクさえあればよく、ブルーレイだろうがHD DVDだろうがメディアドライブは不要というのが私の立ち位置となりました。
ですから東芝がこのまま旧来のDVD路線を押し通そうが、ブルーレイに参入をしようが知ったことではないのですが、それでもやはり思い入れがあるRD-Xシリーズですから気にはなりますし、できれば市場から撤退という憂き目には遭わないでもらいたいとの思いがあります。
また私は一歩引いてしまいましたが、他の多くのRD-Xシリーズに期待をかけている同士がブルーレイ搭載のRD-X9を手にする日が来るのであれば、それは嬉しいことです。
近い将来に東芝がブルーレイ市場を引っかき回すような新製品を投入する日を、第三者としての立場ではありますが、心待ちにしています。

 

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