オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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来季を見据えて

2009-06-16 21:03:20 | 千葉ロッテ

いろいろと頭の痛いニュースが流れる昨今ですが、ファンとしては純粋に野球を楽しませて欲しいというのが一番の願いです。
騒動の元となっているバレンタイン監督の去就については、なぜに最終年を一大イベントとして盛り上げる手法を取れなかったのか、言葉は悪いですがボビー・バレンタインというタレントを活かしきるような商売ができなかったのかとの思いについては以前から書いてきましたが、こうなってしまった以上は早期に手仕舞いをしてもらうしかありません。

これまでの経緯を見れば球団としてのそれが「契約期間満了に伴う今季限りでの退任」の発表だったのでしょうが、あまりに稚拙すぎました。
早々にバレンタイン監督の色を消すために焦ったことによる失態とでも言いますか、辣腕の瀬戸山球団社長らしからぬ手管です。
とは言え球団経営を考えれば瀬戸山球団社長らを失うことは出来ませんし、川崎時代に戻ったかのような本社からの天下り経営陣による暗黒フロントの再来は御免被りたいので、バレンタイン監督の続投はまだしも現フロントの解任を要求する動きには賛同ができないことは重ねて主張をします。

ロッテ・バレンタイン監督、来季大リーグ復帰か (6/16 サンケイスポーツ)

今季限りでの退団を発表してシーズンに臨んでいるロッテのバレンタイン監督の去就が、米国でも注目されている。
メッツの指揮官として2000年のワールドシリーズ出場を果たした59歳の存在感は米球界で今も薄れていない。
米誌スポーツ・イラストレーテッドは15日付の電子版で、ナショナルズが来季監督候補の1人にバレンタイン監督を挙げていると報じた。
再建を図る若いチームには挑戦心旺盛な同監督が適任で、広報や観客動員の面からも利点があるだろうと説明している。
FOXテレビも電子版で、大リーグ復帰を推測。
メッツのミナヤ・ゼネラルマネジャー(GM)との良好な関係からも古巣復帰はあり得るとし、ヤンキースやドジャースの次期監督候補に挙がる可能性にも触れている。
メッツをワールドシリーズに導いた手腕は日本でも発揮され、05年にはロッテを日本一に導いた。
ただFOXテレビはバレンタイン監督の絶大なカリスマ性を認めながら、最終的に球団と衝突する傾向も指摘した。
メッツでは当時のフィリップスGMと関係が悪化。
ロッテ退団の背景には高年俸に加え、独自に試みた外国人選手獲得が越権行為と判断されたこともあると伝えた。
AP通信などは、ロッテ残留を求めるファンから10万人分以上の署名が集まったことなど、日本での根強い人気も伝えている。

そんな中でバレンタイン監督の米球界復帰のニュースが流れてきたことは、私にとってはウェルカムな流れです。
もちろん毎年のようにこういったニュースは流れていますし、具体的なオファーがあったわけではありませんので実現性の可否については極めて不透明ですが、少なくともそういった可能性があることが米本土で報道をされたことはバレンタイン監督にとっては心強いことでしょう。
本人も「どこになるかは分からないが、来年も監督をやっていると思う」と言っているようですから、もしメジャーからのオファーがあれば、万が一にでも続投となっても以前ほどの高給が望めないロッテで監督を続けることを選ぶことはないと思われます。
世間的には日本で監督をやるよりはメジャーに復帰をする方がランクが高いと評されますので、バレンタイン監督の続投を願う人たちも快く送り出す気持ちになれるでしょうから、これ以上のソフトランディングは無いとも言えます。

この時期にメジャー復帰が決まるはずもないのですが、内々にでもそういった話がきてくれることで、バレンタイン監督が「ファンの気持ちは嬉しいが、球団が判断をしたことなのでそれを尊重する。私にできることはファンに日本一をプレゼントすることだけだ」との発言をし、一方で球団も「バレンタイン監督がメジャーで活躍ができるよう、最大限のバックアップをするつもりだ」ぐらいのことを言ってくれれば、球団とバレンタイン監督、そして選手とファンが四位一体となったラストイヤーになるのではないかと、諦めたはずの有終の美にまたしても夢を馳せたりしています。

菊池もいいけど…ロッテドラ1位候補に大型高校左腕 (6/13 スポーツニッポン)

ロッテは千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋ドラフト候補約120人をリストアップ。
1位候補のNTT東日本・清田育宏外野手(23)、花巻東・菊池雄星投手(17)らに加え、地元・千葉の逸材、東海大望洋・真下(まっか)貴之投手(18)らの名前が挙がった。
真下は1メートル87の大型左腕。
春の関東大会では最速140キロの直球にスライダー、落差のあるカーブを武器に8強入りした。

監督問題で来季を見据えた話を夏前にするのは悩ましい限りなのですが、こういった新戦力の話題であればいくらでも情報が欲しいところです。
以前から報道をされていた清田や菊池に加えて、地元の真下の名前が挙がったことは千葉県民としては嬉しいニュースです。
投手過多のチーム編成を考えれば投手は左腕を高校生と大学・社会人でそれぞれ1人ずつの指名をすれば充分で、あとは全員野手でもいいぐらいですから、今回のスカウト会議で名前が出た選手については何の文句もありません。
清田も地元出身だけに何とか2位で残ってくれていれば言うことはないのですが、社会人の右の外野手は稀少ですから難しそうで、今年の順位によっては入札が菊池、ハズレ1位が清田か真下という感じになるかもしれません。
いい加減に補強が必要な捕手については今年は逸材が少ないようですから、初鹿野や二葉あたりを下位で確保して欲しいと思っています。
心配があるとすればバレンタイン監督の退任で以前の消極性が頭をもたげるかもしれないことで、スカウトの努力が報われることはよいことだとは思いますが、何にせよ育成枠選手の指名も含めて今年のドラフト会議は変革への一歩を記すことになるような気がします。

 

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