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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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梅雨入りの前にバットにカビが

2009-06-06 16:30:49 | 千葉ロッテ

あと1本が出ずに残塁の山を築きまくるのがロッテ打線とは言いながらも、ここのところの打線の湿りっぷりは異常事態です。
開幕当初には打線が得点を重ねながらも先発が崩壊をし、先発が調子を戻してくれば打線が沈黙と、弱いチームに典型的なかみ合わない歯車がギシギシ音を奏でます。

小野は6回も持たずに交代ですから先発としての役割を果たしたとは言い難いところがありますが、2失点ですから責めるのは酷とも言えます。
持ち味の打たせて取るピッチングもできていましたし、打線の援護さえあればのらりくらりと投げきったのではないかと思います。
味方が先制をして、小野が軟投で相手の焦りを誘うというのがベストシナリオなのですが、0-0の投げ合いで小野に耐えろというのは厳しかったというところでしょう。
とは言いながらも6回途中で100球近い球数を要したことが小野にとっては反省材料で、本来は球数が少ないのが身上の小野がこういったピッチングとなっているわけですから、やはり本調子にはほど遠いと言いますか、力の衰えが出てきているのでしょう。
ですから小野は勝っている展開で中継ぎで起用をする、というのが小野を活かすための采配ではないかと、そう考えます。

先発からの中継ぎ転出という意味で、それを希望はしていたのですが、小林宏がまたしても中継ぎとして登板をしたことは意外でした。
この試合では先の巨人戦とは違ってMAX148キロのストレートを軸に、スライダーを絡めてのピッチングを見せました。
リーグ戦に戻れば先発投手は6人か7人に戻すのでしょうから残りの交流戦限定だとは思いますが、短いイニングを力一杯に投げることで小林宏が何かを思い出してくれれば、何かを吹っ切ってくれれば、それだけでも大きな価値があります。
あまりいろいろと考えないで済むように連投をさせるなど、追い込むことも必要でしょう。
この小林宏の中継ぎ起用は遅きに逸した感はありますが、非常によい判断だと思います。

打線は酷いとしか言いようがありません。
9安打を放ちながら僅か1点というのは珍しくもありませんが、初回の先制機を逃したのが痛すぎました。
先に挙げた小野のピッチングへの影響もありましたし、巨人戦で24イニングで1点という流れを断ち切るためにも、幸先良い先制点がどうしても必要でした。
ヒットの数を見れば吉見が抜群であったとも言い難く、攻める糸口は充分にあったはずです。
この便秘打線を何とかするためにはもはや気分転換しかないとすら思えますので、打順だけではなくメンバーを大幅に入れ替えることも視野に入れるべきでしょう。

早坂がプロ初の猛打賞をマークしたことは非常に喜ばしいですし、今江にマルチヒットが出たことも希望に繋がります。
井口が開幕からの好調さが落ちてきたのが心配材料ですが、年齢を考えれば仕方がないところもあり、オープン戦でも見てきた姿ですから休養も必要でしょう。
2軍には細谷や故障が心配ながらも角中、そしてムニスといった1軍で試したい選手が多くいます。
現実的に結果が出ていないのですから、名前ではなく勢いに賭けてもらいたいものです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 9

0

中日 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2 9 0


◆6月5日(金) 中日-千葉ロッテ3回戦(中日2勝1敗、18時、ナゴヤドーム、31,031人)
▽勝 吉見 10試合5勝2敗
▽S 岩瀬 20試合1勝1敗13S
▽敗 小野 8試合2勝4敗
▽本塁打 ブランコ15号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、小林宏―里崎、橋本将
中日 吉見、浅尾、岩瀬
―谷繁

 

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単なる酔っぱらい

2009-06-06 01:46:31 | 独り言

 

今日は久しぶりの肉の会、焼肉屋に4時間ほど入り浸っていました。
最近は肉よりも魚の方が体が受け付けるような感じになってきたのですが、どうやら焼肉は別次元の話のようで、食べ出すと箸が止まりません。

なぜに焼肉は人をこれだけ魅了するのか、永遠の課題となりそうです。
肉を目の前にすると何を置いても「焼く!」に没頭をしてしまい、お酒もどんどんとすすんでいきます。
翌日のことを考えるような理性は吹っ飛び、後悔をすると分かっていながらもお腹の中はお酒と焼肉でいっぱいになって、満足な気分で帰ってきました。

と言うことで、本日は単なる酔っぱらいですから、今日の試合のレポートは明日の試合をCSで観戦しながら書く予定です。
吐き気を封印するためにも、すぐにでも布団に潜り込みます。

 


江川監督の可能性

2009-06-05 16:40:17 | 千葉ロッテ

 

野球の無い日は客の気を引く記事を書かなければならないのがスポーツ紙の宿命ではあるのですが、開幕からのゴタゴタがようやく鎮静化の兆しがでてきた中での今回のニュースは、腹立たしいというのが正直なところです。
ロッテの次期監督として、西村、高橋の両コーチ、黒木、与田の次に名前が挙がったのは、誰もが予想だにしなかった江川でした。

江川氏がロッテ監督へ…ボビー後任に超大物急浮上 (6/5 スポーツ報知)

ロッテの来季監督有力候補として、元巨人の江川卓氏(54)=野球解説者=が急浮上したことが4日、分かった。
ボビー・バレンタイン監督(59)の今季限りでの退団が決定。
すでに後任人事に着手し、江川氏をリストアップ。
球団首脳はカリスマ性と卓越した野球理論を高く評価している。
球団生え抜きの西村徳文ヘッドコーチ(49)の内部昇格案もあり、今後は2人を軸として、本格的な絞り込みに入る見込みだ。
ボビーの後任には、超大物の名前が挙がっていた。
球団フロントは水面下で球団OBや元メジャー経験者ら、幅広く人選を進めてきたが、複数の関係者の話を総合すると、ここへ来て「昭和の怪物」と評される江川氏が急浮上した模様だ。
クローズアップされた最大の理由は、そのカリスマ性とみられる。
球団は昨年末に早々と今季限りでのボビー退団を決めたが、一方では来季以降の営業面における「ボビー・ショック」を危惧(きぐ)していた。
「赤字を抱えている球団で、約8億円以上かかるボビー体制を維持するのは難しい。ただ、ボビーの営業面での貢献は大きかった」と球団関係者。
能力面だけでなく、人気面でもボビーに勝るとも劣らない人材を熱望する声が上がっていた。
現役時代、巨人で135勝を挙げた江川氏は、右肩の故障で87年に引退した。
その後は、日本テレビの野球解説者に就任。
現在は「SUPERうるぐす」のメーンキャスターを担当している。
現場復帰で名前をとりざたされることは何度かあったが、これまでユニホームに袖を通したことはない。
今年2月にはヤクルト、楽天の臨時コーチとしてキャンプに招聘(しょうへい)され、引退後に初めて公の場でプロ選手を本格指導し、好評だった。
指導者としての実力は未知数だが、卓越した野球理論は、そのユニークさも手伝って、支持を集めている。
後任人事については、4月上旬に瀬戸山球団社長が「内部昇格の案も検討している。候補の1人ではある」とロッテ一筋28年の西村ヘッドが候補であることを明言。
現在のチーム状況を最も把握している西村ヘッドの昇格は、人件費を抑え、年間約30億円近い赤字を軽減するという意味でも、現実的な路線といえる。
しかし、6年続いたボビー政権からの脱却を図り、熱狂的なファンの支持を得るためには、外部招聘という選択肢も十分に残されている。
江川氏と千葉には縁もある。
05年5月、同氏が18年ぶりにユニホームに袖を通し、臨時投手コーチとして指導したのは、同じ千葉県内の社会人クラブチーム「サウザンリーフ市原」だった。
ヤクルト・キャンプを訪れた際も本人は復帰には否定的だったが、待望論は根強い。
後任は2人を軸として夏場までには絞り込まれる見込みだ。
「昭和の怪物」が、22年間の沈黙を破り、ついにユニホームを着るのか。
急展開を見せたロッテの監督問題に、全国の視線が注がれることになりそうだ。

例によって「関係者」という都合のいい情報ソースではあるのですが、そうでなくても記事の内容には矛盾と言いますか、無理がありすぎます。
キーポイントは赤字削減と人気、そして指導者としての実績です。

まず赤字削減ですが、腐っても江川ですからバレンタイン監督ほどとは言わないまでも、億の声が聞かれてもおかしくはありません。
それでも5億とも8億とも言われるバレンタイン監督がらみのコストを考えれば安くつきますが、久保を売り払った経緯を考えれば1円でも安くとの意向が働くと見るのが妥当でしょう。
コストの見返りでもあるのが人気ですが、確かに全国区の知名度を誇る江川ではあるものの、ことロッテファンに対するアピールで言えば黒木の方が数段上ですし、初芝であっても負けてはいないはずです。
この3人に共通するのがコーチ経験が無いことで、重光ジュニアだか瀬戸山球団社長だかが次期監督の条件にコーチ経験があることを挙げていましたし、有藤の二の舞を避けるべきというぐらいの判断は出来るはずです。

そう考えればロッテの次期監督に江川という選択肢はありえないのですが、あるとすれば政治的な動きによるものでしょう。
古巣の巨人は原監督が盤石な体制を敷きつつありますので、江川は現場復帰の意思は無いとも言われていますが、もし本人がそれを望むのであれば他球団しかなく、そうなるとフューチャーズやシリウスで蜜月状態となっているロッテが候補となってもおかしくはありません。
ロッテとしても読売グループがバックアップをしてくれるのであれば、先に挙げた問題を棚上げにすることに躊躇はしないでしょう。
もしかしたらご祝儀トレードをしてくれるかもしれず、言葉は悪いですが親会社から子会社への天下り、出向といった形になるのかもしれません。
ちょっと卑屈な発想ではあるのですが、ロッテの監督に江川が就任をするとすれば、このぐらいしか思いつきません。
何にせよチームが強ければこんな話題は封印をできるはずで、今はとにかく頑張ってくれとしか言いようがありません。

 

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上野の笑顔を1軍で見たい

2009-06-05 00:24:47 | 千葉ロッテ

 

ナイターの交流戦に先駆けて、同じ巨人を相手にしたイースタンの試合を観戦してきました。
1軍の調子が悪いと若手に現実逃避をするのが私の常なのですが、それを差し引いても楽しみな選手が目についた試合でした。

スターティングメンバーは野手の数が少ないこともあって、いつもとあまり変わり映えがしないものでした。
巨人の魅力的な野手が羨ましくもなる、そんな両チームの先発オーダーです。

先発はスマイル上野で、贔屓にしている私としては発表を聞いたときには小躍りをしたい気分でした。
その期待に上野は4回を7奪三振の1失点と、しっかりと応えてくれました。
ストレートは140キロ台前半ながらも数値以上の伸びがありましたし、スライダーやチェンジアップもしっかりとコントロールできていました。
腕をしっかりと振れていることがボールに勢いを与え、20歳そこそこの選手が相手とは言っても完全に打者を手玉にとる投球術も身につけているようです。
1度の登板だけで判断をするのはどうかとは思いますが、次のステップ、1軍で投げさせることで自分の課題を見つける時期にきているのではないかと考えます。

上野を継いだのは服部で、最初の印象は「体ができてきたな」といったものでした。
どうしても新入団選手発表会でのひ弱な体つきの印象が強く、1年間の2軍暮らしで体力がついたのであれば、服部としては遠回りではなかったことになります。
どこを見て投げているのかが気にはなりますが、制球は安定をしていますし、テンポ良く投げることで自分の土俵でのピッチングさえできれば、1軍でも面白い存在になると思います。
ただ多彩な変化球を活かすにはストレートの伸びが今ひとつで、ここが2軍で安定した結果を残せない理由だと思われますので、もう少し時間がかかりそうな気がします。

服部の後は橋本健と根本が投げましたが、どちらも今ひとつでした。
橋本健はこのままでは今年限りでの戦力外が確実で、コントロールが安定をせずに2軍でも無駄なボールが目立つようでは話になりません。
根本もボールにボリュームが無いと言いますか、打者から見ての威圧感が足りず、このままズルズルと埋もれていくような気がします。
2人とも何か武器になるような際だった特徴があればいいのですが、ロッテの投手に多い平均的なボールを一通り投げられるといったタイプですから、ちょっと厳しい感じがあります。

野手ではこれまた贔屓にしている角中と定岡が、期待通りの活躍を見せてくれました。
角中はいつもどおりに頭が寝てしまうような不思議なフォームながらも、福浦を彷彿とさせる巧みなバットコントロールは健在で、2安打ときっちりと結果を残しました。
1軍で我慢をして起用をすれば来年はきっちりとレギュラーを獲れるぐらいの力はあると思うのですが、バレンタイン監督が辛抱を出来るとは思えませんので、今年は2軍で試合に出続ける方が角中にとってはよいのかもしれません。
心配なのはM.中村の投球を打った際に手首を痛めて途中交代をしたことで、骨折などといった重症ではないことを願っています。
また定岡は体がかなり絞れてきており、外野での守備も意外な俊足を見せて無難にこなしていました。
数少ない右の長距離砲の期待がかかる定岡ですから、こちらは上野と同様に1軍の空気を吸わせることを考えたいところです。

細谷も内角のボールを肘を上手くたたんでタイムリーを放つなど、打撃は好調を維持しているようです。
故障からの復帰具合が気にはなりますが、今江があんな調子ですし、青野の復帰もあまり期待ができなさそうですから、細谷を今江と競わせるのも手だと思います。
根元も2軍では格の違いを見せつけていますが、根元の場合は気持ちの問題と言いますか、試合に出続けることで自信を取り戻すことが先決ですから、1ヶ月程度は2軍できっちりと試合に出続けることが求められます。

待望して久しい大塚は、守備にもついていましたし、そろそろ1軍に戻ってきてもいい頃です。
何だかんだ言っても開幕には間に合うだろうと高をくくっていたのがこの結果で、大塚の穴は大きすぎますので、1日も早く昇格をしてくれることを願っています。
育成枠から選手登録をされた岡田は持ち味の足を活かしての内野安打で、こちらは早坂のいいライバルになるのではないかと思います。
まだまだ打撃はプロのレベルには至っていないようですが、野球に対する姿勢についての評価は高いようですので、こういった選手が活躍をすることはチームにとっても大きなプラスになりますから、岡田には頑張って欲しいです。

試合が終わった後にサイン会があり、上野、根本、中郷、山本、青松、細谷、岡田、定岡の8選手が登場をしました。
いつもであれば8人全員からサインをもらえるらしいのですが、この日はファンが多かったこともあり列が4つに分かれて2人からもらえることとなり、選手が来る前に列に並んだことで狙いの上野には巡り会えずに細谷と山本からサインをもらったのですが、30分の時間制限の中で諦めずに2巡目に並んで上野と定岡からサインをもらえたことで興奮をしています。
上野の投球を見られましたし、サインももらえましたし、最高の一日でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 0 1 0 2 0 0 0 0 3 5

4

千葉ロッテ 2 1 3 2 2 1 0 0 X 11 15 2


◆6月3日(水) 千葉ロッテ-巨人8回戦(ロッテ6勝2敗、11時、千葉、979人)
▽勝 服部 9試合2勝2敗
▽敗 木佐貫 7試合2勝4敗
▽本塁打 加治前2号(上野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 上野、服部、橋本健、根本―橋本将、宮本
巨人 木佐貫、上野、会田、ロメロ、M.中村
―星、加藤

 

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2試合連続の延長戦で疲労困憊

2009-06-04 03:08:17 | 千葉ロッテ

 

今日も昨日に続いての延長12回の引き分けで、しかも今日は昼間にイースタンの試合を観戦しましたし、2日で11時間以上ですから疲労困憊です。
好きで見ているのですから自業自得ではあるのですが、まあ負けていたら疲労倍増だったでしょうから、まだまだ捨てたものでもありません。
ちなみにドアラやトラッキーはクールのような前転宙返りなどのパフォーマンスは見せてくれますが、球界のキャラクターの中での芸達者はマーくんだと、そう固く信じています。

今日は昨日とは違って投手戦ではなく、巨人は拙攻、ロッテは貧打、と言ったところでしょう。
要所要所で投手が踏んばったということではあるのですが、昨日のような感動はありません。
まあロッテとしては昨日は勝てた試合をモノにできなかった形でしたが、今日は負けなくて良かったというのが大方の見方だと思います。

清水は7回1/3を1失点ですから悪くはありませんでしたが、しかし好投をしたとは言い難いです。
イニング以上のヒットを打たれましたし、何よりコントロールが甘すぎました。
個人的に気に入らなかったのは、私が清水の生命線であると考えているストレートに力が無かったことで、変化球中心のピッチングにちょっと失望をしました。
もっともストレートが走らないので変化球主体にしたのかもしれず、そういう意味では悪いなりのピッチングができたと評することも出来ます。
ここのところは結果が出ていない清水だけに、抑えたという結果はプラスになるでしょうから、今日のピッチングの正否を問うのは次回の登板結果に預けたいと思います。

清水の後は今日もシコースキーと伊藤で、無茶をすると思って見ていました。
ともに昨日は2回を投げてシコースキーが36球、伊藤が22球での連投ですから、球威に陰りがあったのは仕方がないところです。
2人とも昨日とはうって変わって変化球が多かったのも疲れと無縁とは思えず、ストレートの球速も落ちていましたし、今日は気力で乗りきったといったところでしょう。
シコースキーがベンチで肩で息をしていたのが気の毒で、しかしこういった場面を乗り越えることで次が見えてきますので、特に伊藤にとってはいい経験になったと思います。

こういう時こそ先発7人衆から中継ぎ起用をするのではないのかと思っていたら、小林宏が出てきました。
ちょっと意外だったのが、短いイニングですので久保がそうであったように、145キロ超のストレートで押しまくるのかと思っていたのですが、変化球が多いピッチングでした。
いきなりピンチを迎えてベンチから井上コーチが無駄に足を運ぶという場面もありましたが、こちらも何とか気合いでかわしたというところでしょう。
私としてはこのまま中継ぎに定着をしてもらいたいのですが、きっと次の登板は先発になるのでしょうから、次こそは初勝利と願いたいものです。

打線はとにかく点を取れそうな雰囲気が無く、下位に置いてこその里崎のヒットで同点に追いついたのが精一杯でした。
立ち上がりのチャンスを逃したことが中盤のズルズル感になったとも言えますが、これが今のロッテ打線の力だと思った方がよいでしょう。
そもそもが一線級にはからっきしで、ちょっと落ちた投手にかさにかかって攻め立てるのが得意な打線ですから、高橋尚やグライシンガーは強敵すぎました。
そんな中で早坂がセーフティーを試みるなど、自分の存在意義を理解したプレーをしていたのが好印象で、成功はしませんでしたがスタンドから拍手がわき起こっていました。

結果的に勝つことは出来ませんでしたが、負けなかったことを前向きに考えることにします。
今日も井口のファインプレーがあったように、ここのところは守備が引き締まってきていることが心強く、投手が踏んばっていることの助けになっています。
あとはやはり打線の奮起、ただ気持ちだけではどうにもなりませんので、大胆に打順やメンバーを入れ替えることを考えてみるのも良いかもしれません。
試したい選手が2軍に多くいますので、そのあたりはイースタンの試合観戦の記事に譲ることにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
巨人 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 9

1

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 0


◆6月3日(水) 千葉ロッテ-巨人2回戦(2分、18時15分、千葉、26,181人)

▽本塁打 亀井4号(清水)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、シコースキー、伊藤、小林宏、荻野―里崎
巨人 グライシンガー、越智、山口、クルーン
―鶴岡

 

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あー、始めちゃいました

2009-06-03 01:06:54 | 独り言

昨日の今日でお恥ずかしいのですが、にほんブログ村を始めちゃいました。
以前に誘われたときには興味が無くてお断りをしたのですが、blogramの投票ボタンを設置したことで投票数が上がり、統計癖のある私としては楽しくなってしまいました。

とは言え、記事毎にボタンを設置するところまでは気が回りそうにもないので、左のサイドバーに常駐をさせることにしました。
ルールとしてはあまり好ましくはないのかもしれませんし、うまくカウントをされないのかもしれませんが、これが私の限界です(笑)
気が向いたときにでも押していただければ、ちょっと心が豊かになります。

明日は先月の休日出勤の振替休日で、千葉マリンでの親子ゲームを観戦予定です。
更新時間は遅くなるかもしれませんが、あまり期待をせずにお待ちください。

 

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見事な投手戦

2009-06-02 23:58:14 | 千葉ロッテ

 

先日のヤクルト戦以上に眉唾の2万5千と発表をされたスタンドは、1階席は埋まっているように見えても実は空席が目立ち、2階席に至っては半分以下の状態でした。
わざわざ通常の自由席を指定席扱いにする意味がないぐらいの拍子抜けで、平日とは言っても巨人戦の神話がもろくも崩れ去ってしまった現実を目の当たりにしました。
これで巨人戦が平日、阪神戦が休日に組み込まれた理由は明白で、今や人気ナンバーワンのチームは阪神と言ってよいのかもしれません。

渡辺俊と高橋尚の見事な投手戦は、4時間弱の試合時間を感じさせないぐらいの見事なものでした。
延長12回の0-0の引き分けはあまり記憶にないのですが、引き締まったよいゲームだったと思います。
こういった投手戦はなかなか見られるものではありませんので、非常にいい経験をさせてもらいました。

その渡辺俊は、球場に向かう途中にペダルを踏むのが嫌になるぐらいの風が神風になるのではないかとの期待通りに、持ち味を活かしたピッチングを見せてくれました。
8回を2安打無失点、ピンチらしいピンチは8回だけで、それ以外は点を取られるどころかヒットを打たれる気すらしませんでした。
90キロ台のカーブのブレーキが非常に利いており、待ちきれずに腰砕けでスイングをする打者が面白いぐらいに続出をし、まさに渡辺俊の独壇場でした。
あれぐらいにカーブが決まると慣れないセントラルの打者にとってはバットに当てるのが精一杯で、まともに外野に飛んだのは数えるほどでした。
先日の中継ぎで打ち込まれた鬱憤を、これで解消してくれたのではないかと思います。
打線の援護がなく勝ち星がつかなかったのが残念ではあるのですが、ヒーローインタビューに呼びたいぐらいのナイスピッチングでした。

その渡辺俊を継いだシコースキーと伊藤もそれぞれ2回を無失点に切り抜けましたが、今日は伊藤のピッチングが素晴らしかったです。
ここのところはピリッとしない投球が続いていたのですが、今日はストレートに力があり、小笠原から奪った三球三振は見事の一語に尽きます。
ああいった攻めのピッチングが伊藤の身上ですから、今日の好投がきっかけとなってくれればと思います。

打線は巨人の投手リレーに6安打の無得点に抑えられましたが、抑えられるだけのピッチングをされたのですから仕方がないところがあります。
とは言え、9回以降は毎回のようにサヨナラのチャンスを迎えながらも例によってあと1本が出ず、巨人にとっては勝ちに等しい、ロッテにとっては負けに等しい引き分けでした。
攻撃面でちぐはぐな攻めが多く、せっかくの好試合ながらもストレスが溜まったことは否めません。

その最たるものが、9回の無死一二塁のチャンスに井口にバントのサインを出したことです。
数々のチャンスに無類の勝負強さを見せてきた井口に、何を持ってバントをさせようとしたのかが理解できません。
直前に西村コーチにサインの確認をするぐらいに、井口本人も信じられない気分でしょう。
これが普段からバントをきっちりとやっているチームであればまだしも、バントをさせるべきところで強攻策を繰り返してきたバレンタイン監督ですから、まさにマジックと言われたいが為の、あるいは気まぐれでしかない愚策であったと思います。
井口もプライドを傷つけられたでしょうし、負けていたら一気に不協和音が聞こえてきたであろう、そんな情けなくなるようなシーンでした。

同様に7回の二死一塁で竹原に盗塁をさせたこと、これはサインミスであると思いたいぐらいの不可解なもので、いつも笑顔を絶やさない温厚なランビンがバットを叩きつけるような素振りをするぐらいの、ちょっと気の毒になるようなプレーでした。
確かに高橋尚の投球とランビンの調子を考えれば長打を望むのは厳しかったですし、意外にも俊足である竹原ではあるのですが、左腕に対しての盗塁術などはないはずです。
これも意外性を狙った、サプライズ的な一か八か野球の一端であると思います。

そして極めつけが延長12回の二死一塁で、大松の代走に小林宏を送ったことです。
大松よりも小林宏の方が足が速いのかもしれませんが、走塁術という意味では野手の方に分があるのが当たり前ですし、ふくらはぎに痙攣歴を持つ小林宏に慣れない走塁をさせることの影響を、そして万が一にでもクロスプレーになったときの怪我の心配を考えなかったのでしょうか。
投手を代走に送ることで話題にもなりますし、自己顕示欲が強いバレンタイン監督としては鼻高々の起用なのかもしれませんが、スタンドでは呆れたといった反応が大半でした。

8回の一死一三塁のピンチに、バックホームシフトではなくゲッツーシフトを敷いたのにも驚きました。
今日の渡辺俊のピッチングからすればボテボテのゴロになる確率が高く、どういう意図でこういった判断をしたのかを知りたいです。
私からすると、血迷っていたとしか思えません。

里崎を執拗に5番に起用し続けることにも、ちょっと辟易してきています。
今日も面白いように走者がいる場面で打席が回ってきましたが、気持ちはレフトスタンドに飛んでいますが打球が飛んでいきません。
3割を打っているベニーよりも里崎に信を置くバレンタイン監督に、チーム内がどういった視線を向けているのか、隠しマイクでも仕込みたい気分です。
今日の面子であれば5番ベニー、6番竹原、そして7番に里崎でしょう。

采配への批判が止まりません。
井口にバントの指示を出しながらも、竹原には延長12回の無死一塁では初球にバントを失敗すると諦めてしまい、大事な走者をスコアリングポジションに送ることができません。
クルーンのストレートを的確にバントをするのが難しいことは分かっていますが、それでもあそこはバントの指示を出し続けるべきでした。
この1球毎にサインを変えるやり方は、昨年に散々と失敗をしたことを忘れたとは言わせません。
そろそろ采配に対するブーイングが球場から聞かれるのではないかと思えるぐらいの、愚策のオンパレードでした。

投手陣の好投、井口や早坂、そして里崎の好守と、非常に引き締まった試合でした。
そんな試合を心から楽しめなかった原因を作ったバレンタイン監督を、そろそろ軟禁する時期が来たのではないかと思います。
こんな試合を見せられても「BOBBY 2010」を掲げるのかと、そう問い質したくなる今日の試合でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0


◆6月2日(火) 千葉ロッテ-巨人1回戦(1分、18時15分、千葉、25,249人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、シコースキー、伊藤―里崎
巨人 高橋尚、越智、山口、クルーン
―阿部、鶴岡

 

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投票ボタンを設置してみました

2009-06-01 23:47:28 | 独り言

左のサイドバーに、投票ボタンを設置してみました。
もともとはKiTTというサービスで、ブログ内容によって今の気分を表すサービスをやっていたのですが、まあ私の場合は怒ってばかりでしたが、それが衣替えをしました。

どうやらそれがblogramというブログの分析サービスになったらしく、投票ボタンを押していただくとオリオン村の分析結果のページに飛ぶようです。
しかしこのページが非常に重く、どうやら衣替えの際のシステム変更に失敗をしたように思えます。
キャパプラがしっかりとしていなかったのでしょう。

私はこういった投票みたいなものには興味が無く、皆様からのアクセスとコメントがあれば充分ですので、以前に誘われたにほんブログ村にも参加をしなかったのですが、まあお世話になったKiTTの流れですので今回はとりあえず設置だけしてみました。
別に投票をしていただいても実入りはありませんので、それであればトップ記事の下の広告をクリックしていただいた方が嬉しかったりします(笑)

とりあえず野球が無い日の、無駄話でした。

 

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