オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ぐだぐだな試合

2009-06-30 22:51:31 | 千葉ロッテ

下位に低迷をするチーム同士の試合らしい、ぐだぐだな展開となりました。
勝ったとは言っても反省点がてんこ盛りで、筆を進めるにも気が重くなります。

きっかけは大塚の落球でした。
貴重な中押し点で8回で2点のリードで、当然のごとく守備固めに出てきた大塚でしたが、まさかの拙守を見せてくれました。
レフト線への打球に一直線に向かった姿を見て「大塚がいて助かった、竹原だったら・・・」と思ったのもつかの間で、その思いが悲鳴に変わるまで5秒もかかりませんでした。
勢いがつきすぎたのか前に出過ぎてしまい、のけ反るようにグラブをさしのべましたが無情にもボールはグラウンドを転々とします。
この走者が大崎のタイムリーで同点のホームを踏み、せっかくのいい流れの試合が一気に振り出しに戻ってしまいました。
ようやく1軍に戻ってきたと思ったら、バント失敗、代打で凡打、そして今日の拙守とベテランらしからぬプレーの続出で、大塚の復帰を心待ちにしていただけに失望も深いです。
ちゃらんぽらんな素振りを見せながらも実は生真面目なところもある大塚ですから、ここのところの失態に悩むところもあるでしょう。
この不甲斐ないプレーを挽回するチャンスが与えられるのか、明日以降の起用がどうなるかに注目が集まります。

理解ができないプレーは、まだまだ続きます。
10回の一死一塁で代打に出てきた橋本将は、ノースリーから力の無い打球を打ち上げます。
狙い球であればノースリーから打っても別に構わないのですが、それであれば以前にも書いたとおりに最低限は強い打球を打ってもらいたいもので、先日の進塁打が嘘のような場面をわきまえないバッティングでした。
満塁から牽制死となった今江も同様で、どうしてあの場面であんなに大きなリードをとらなければならかったのかが分からず、是非とも説明が欲しいところです。
こういったプレーがギリギリの勝利で咎められずに終わってしまうことがあってはならず、今日は負けたつもりで反省会をやってもらわなければ困ります。
伊藤やシコースキーが一発を食らったこと、荻野が安定感に欠けるピッチングを見せたこともありますが、今日は野手の混迷なプレーが足を引っぱった感があります。

それでも貴重な中押しアーチを放った井口は粘りを見せましたし、一時は勝ち越しとなるタイムリーを放った大松の勝負強さは光りました。
田中雅の食らいつくような気迫がサブローの決勝アーチを生んだのだと思いますし、ものの見事にレフトスタンドに叩き込んだサブローのバッティングも見事でした。
ただドームランとまでは言わないもののホームランが出すぎる西武ドームが、西武の野球をロッテのレベルまでに引き下げてしまっていることは否めません。
その器を前提にした野球をやっている西武ですから確信犯なのでしょうが、昨年のチャンピオンチームの面影がどこにもないことは確かです。
だからこそ今日のロッテの勝利があったと言ってもよいでしょう。

いろいろと愚痴に近いことを書きましたが、今日のような乱戦を制することは非常に大切なことです。
ベンチも含めてチームがああいった状況であることを考えれば、形はどうあれ勝つことがチームの結束を強くします。
例え泥臭くとも今は勝つこと、それだけを考えて明日の試合に臨んでもらいたいです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
千葉ロッテ 0 2 0 1 0 0 0 1 1 0 3 8 11

0

西武 0 0 0 0 0 2 0 2 1 0 1 6 12 0


◆6月30日(火) 西武-千葉ロッテ10回戦(ロッテ7勝3敗、18時1分、西武ドーム、11,391人)
▽勝 シコースキー 25試合5勝3敗1S
▽S 荻野 24試合1勝1敗8S
▽敗 星野 34試合1敗
▽本塁打 井口12号(岩崎)、中村24号(伊藤)、片岡6号(シコースキー)、サブロー8号(星野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、川崎、伊藤、シコースキー、荻野―里崎
西武 帆足、大沼、三井、岩崎、小野寺、星野
―上本、銀仁朗、野田

 

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育成枠の今後

2009-06-30 20:28:08 | 千葉ロッテ

隠密ドラフトも今や昔で、ロッテのスカウトのコメントが普通に飛び交う今日この頃です。
先日の真下に続いて、今度は同じ左腕の星野の名前が挙がりました。

独立リーグ左腕にロッテスカウト熱視線 (6/28 スポーツニッポン)

野球の独立リーグ、BCリーグ・信濃(長野)の左腕星野真澄投手(25)が27日、群馬相手に7奪三振で完投、6勝目を挙げた。
スタンドにはロッテの山森スカウトが星野に熱視線。
「社会人(バイタルネット)時代から見ている。ちょっとボールが高かったが、(今年は)制球力が上がったと聞いているし、カットボールを覚えたみたい。楽しみ」と期待していた。

機関紙スポニチが日課のようにロッテのニュースを届けてくれるのは、内容の吟味が必要ではありますが喜ばしい傾向です。
特にこういった前向きなものであれば、大歓迎です。

件の星野ですが、信濃は昨年の育成枠で鈴江を獲得したこともあり可能性があるようにも思えますが、25歳という年齢を考えれば育成枠としては微妙なところで、ドラフト枠に入ってこなければ厳しいようにも思えます。
写真を見る感じではスリークウォーター気味ですから面白いと言えば面白いのですが、制球に課題があるのでしたら松本と思いっきり被ります。
ただでさえ投手が多い陣容を考えれば育成枠で獲得をするのは高校生で、年齢がいっている社会人はドラフト指名でないと難しいでしょう。

ところでその育成枠ですが、今後がどうなるかが気になります。
球界では巨人とロッテが育成枠に積極的ですが、ロッテの場合はチームの底辺を拡大することに熱心なバレンタイン監督の意向が強く働いています。
そのバレンタイン監督が今年限りですから、チームの方針が大きく変わる可能性があります。
そうは言っても急に育成枠の獲得をやめれば選手たちにも動揺が広がるでしょうから下手なことはしないとは思いますし、そもそも経費的にはお安い育成枠ですから、フューチャーズやシリウスだけではなく、何度か試みながらもはね飛ばされ続けている地方リーグへの選手派遣が実現をすれば、逆に拡大傾向になる可能性もあります。
それもこれも宮本や岡田らが1軍を窺えるような活躍ができるかどうかにもかかっていますので、彼らの今後に期待をしたいと思います。
また私が贔屓にしている大谷が公式戦初ホームランを満塁で飾りましたし、もっと育成枠から支配下選手登録をされる選手が増えることで、ぬるま湯に浸っている既存の選手たちの尻に火が付くような流れになってくれればと思います。

 

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