長いようで短い、短いようで長かった2018年のシーズンも今日でラストゲームは地元での最終戦でもあり、そして見事にリーグ記録の地元14連敗で締めくくりました。
昨年よりはマシだったものの二年続けての80敗を喫してパシフィックの全球団に負け越しは球団史上初の醜態、勝率.421は新任監督としては最低の数字となります。
その昨年が昨年だっただけに負けることの覚悟はありましたが期待をしていた三年、五年スパンでの土台作りが順調だったとは言い難く、引退即監督で手探り状態だったであろう井口監督としてもかなり不本意な一年だったのではないかと、驚くぐらいにあっさりとした閉幕の挨拶にセレモニーがその心情を表しているようにも思えました。
そんな今日は今季を総括するに相応しい貧打で飾り、八回まで僅かに1安打、最終回に何とか得点はしましたが終わってみれば1-4とまるで連敗記録を彩るようなスコアだったのには笑うしかなく、と言うよりはわざとかよと突っ込みたくもなり、これでドラフトを含めたオフの補強ポイントが野手中心でなければ嘘でしょう。
残念ながら初芝超えも100打点も手が届かなかった井上に迫り来る二年目のジンクスに孤立をさせないことが肝要、ホームランラグーンだから大丈夫、などは論外です。
これまた球団初の全試合出場が4選手、も中村と田村はともかく鈴木と藤岡は作られた記録でしかなく、チームの軸をしっかりと固めることも必要ですが今のチームはまだそこに至っていないのではないかと、その前段としての競争を割愛してのピンポイントは不甲斐ないチーム成績の一因になったように思います。
ストレートが高めに抜けがちで苦労をしながらもQSだった岩下、U23侍ジャパンに選出をされた種市ら若手投手をどう育てていくのか、崩壊寸前の大谷、益田、内らベテランリリーフ陣にどうてこ入れをするのか、そのいずれもハードヒッティングすらほとんどできなかった超絶貧打線を何とかしなければどうにもならないでしょう。
また誇らしげに166万5133人は史上最多の観客動員とビジョンに映し出されましたが、それに見合った野球ができたのか、そもそもこの数字自体も体感では眉唾でしかありません。
凡退をするたびのブーイング、セレモニーでも拍手も歓声もなくしれっとした感じだったことを球団は深刻に受け止めないと、その反動で悲惨なことになりそうです。
今季もギリギリで70回に届きましたがモチベーションの維持に苦労をしたのは昨年と似たり寄ったりで、判で押したような同じ野球へのつまらなさはかなりしんどかったです。
諸般の事情でビジター観戦を封印したためにチームの外弁慶をもろに食らって借金だらけだったのもそう、フレッシュさに欠いたオーダーもそう、金太郎飴にはもう飽きました。
それらを踏まえて今週中にもオフ企画をスタートする予定ですが、ゆるゆるとお付き合いをいただければ幸いです。
最後になりましたがいろいろありながらも井口監督、コーチ陣、選手たち、スタッフの皆々様、そして多くのロッテファンには一年間お疲れ様でした。
もうさっそくに明日から秋季キャンプなど来季に向けた日々となりますが休むところではゆっくりと休んで英気を養い、また来年に新たな夢を見せてください。
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◆10月13日(土) 千葉ロッテ−楽天25回戦(楽天13勝12敗、14時、ZOZOマリン、18,339人)
▽勝 則本 27試合10勝11敗
▽敗 岩下 18試合1勝3敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、松永、益田、内—吉田、田村
楽天 古川、則本、青山、高梨、宋家豪—堀内