オリオン村(跡地)

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藪田はロイヤルズへ

2007-11-29 22:40:02 | 千葉ロッテ

小林雅に続き、藪田のメジャー移籍も決定しました。
当初から噂されていたロイヤルズですから驚きもしませんが、やはり一抹の寂しさが伴います。

<薮田安彦>ロイヤルズと2年契約発表 (11/29 毎日新聞)

米大リーグ、ロイヤルズは28日、ロッテからフリーエージェント(FA)となった薮田安彦投手(34)と2年契約を結んだと発表した。
AP通信によると、2年総額600万ドル(約6億6000万円)で、入団会見は29日午後にカンザスシティーで行われる。
3年目の契約の選択権は基本的に球団が持つが、一定の登板試合数に達した場合は薮田側に移るという。
ロイヤルズはア・リーグ中地区で4年連続の最下位となった今シーズンの終了後、今季まで日本ハムの監督だったトレイ・ヒルマン氏を新監督に招いた。
右腕の薮田は補強ポイントの一つだった中継ぎの柱として期待されるが、チーム状況しだいでは抑えに回る可能性もある。
AP通信によると、ムーア・ゼネラルマネジャーは「日本市場に参入することは一つの目標だった。アジアの選手は高い技術を持っている」としたうえで、「薮田は速球を低めに集めることができるし、四球も多くない。日本で最も優れたリリーフの一人だ」と評価した。
薮田は大阪・上宮高、新日鉄広畑を経て、ドラフト2位で96年にロッテ入り。
12シーズンで通算44勝59敗9セーブ、防御率4.03をマークした。
昨年3月の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では日本の優勝に貢献した。
ロッテでは、小林雅英投手のインディアンス入団が決まっている。
▽薮田
今の自分があるのはバレンタイン監督とロッテ、そしてファンのおかげだと思っています。
今までの12年間で培ってきたことを忘れず、米国で頑張ってきます。
▽ロッテ・バレンタイン監督
薮田は今のような素晴らしい投手になるまで、たゆまない努力を払ってきた。
私はあらゆる幸運が彼に訪れることを願っている。
彼は米国で高い評価を受けるに値する選手であることを確信している。

もっとすんなり決まるかと思っていましたが、意外に時間がかかりました。
条件を見ると小林雅とほぼ同じですから、小林雅の条件を最低ラインとして団野村が条件闘争をしていたのかもしれません。
ロイヤルズはインディアンスとは逆に長年下位に低迷しているらしいので、小林雅とは違った意味でのチャンスが転がっていると思って頑張って欲しいと思います。

これでYFKが完全に解体となり、チームとしても踏ん切りがついたと思います。
ひしめき合う若手投手陣の中から誰がでてくるのか、とても楽しみです。
上が詰まっている時よりもいろいろな選手にチャンスが巡ってくることになりますので、思わぬ選手の台頭に繋がるかもしれません。
小林雅に比べれば藪田には心から「頑張ってこいよ!」と言えますし、来季への楽しみもあり、このニュースは寂しさがありながらも気持ちよく聞くことができました。
何はともあれ、藪田にはロッテ魂をアメリカで見せつけて欲しいと思います。

 

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2007年通信簿 48 高木晃次

2007-11-29 22:16:27 | 千葉ロッテ

48 高木晃次 投手 39歳 年俸2400万円

【2007年成績】 43試合 1勝0敗0S 防御率3.79 35回2/3 40被安打 4被本塁打 12与四球 4与死球 20奪三振 被打率.299

藤田が壊れたこともあり、昨年以上に起用されることが多かったベテラン左腕ですが、渋い活躍をしてくれました。
印象度は小宮山の方が上ですが、貢献度を見れば甲乙つけがたいと思います。

小宮山と違ってワンポイントでの起用が中心でしたが、逆に言えば小宮山よりも重要な場面での登板が多かったように思います。
名前がコールされた時に「ここで高木?」と思ったことも少なくなく、左腕不足と言うこともありますがベンチの信頼を勝ち取っていたのでしょう。
不思議なことに年をとるにつれてスピードが増しているようで、漫画のネタにもされています。
140キロ台のストレートと外角に逃げていくようなカーブが左打者には有効で、たまに腕の出所を下げてみたりして幻惑させたりもします。
ちょっと四死球が多いのは困りますが、充分に中継ぎとしての役割を果たしてくれました。

今の状況であれば来季も出番は多くあると思います。
正直なところ高木が来季も一軍安泰では困るのですが、まだ彼の力に頼らなければならないのが現実です。
若手左腕がベテランの高木からプロとしての生きる術や投球術を学び、彼に追いつき追い越してくれればチームにとっても高木にとっても嬉しいことになると思いますので、地元出身の高木にはいろいろな面でもう一踏ん張りして欲しいと思います。


【オリオン村査定】 2400万円 → 2700万円 (△13%)

 

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