オリオン村(跡地)

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2007年通信簿 14 小宮山悟

2007-11-01 23:41:31 | 千葉ロッテ

14 小宮山悟 投手 42歳 年俸3200万円

【2007年成績】 41試合 3勝1敗0S 防御率3.99 56回1/3 65被安打 2被本塁打 12与四球 2与死球 24奪三振 被打率.297

今年は3年ぶりの勝利をマークし、42歳ながら41試合にも登板したタフネスぶりでした。
頑張っていることは間違いありませんが、しかしながらそろそろ後進に道を譲るべきとの考えは変わりません。

高木とともにリードされている展開で投入されることが多く、負け試合に若手を使いたくないというバレンタイン監督のポリシーを支える働きをしました。
今季は勝っている展開や、あるいは僅かに負けている展開で起用されるケースも目立ち、3勝は頑張った勲章です。
久保が骨折で戦線を離脱し、代わりに抜擢された吉井がダメダメであった時に、小宮山の先発起用すら話題になったほど中盤には活躍が目立ちました。
しかしシーズントータルで見ると被打率が3割近いことからも分かるとおり、充分な活躍であったと評価できるかどうかは微妙です。

小宮山は特殊な立場にいる選手です。
次期監督とも言われるように、チーム内で独特の存在感を発揮しています。
小宮山枠とでも言いますか、故障か余程の不振でもない限りは1軍が保障されています。
そして今季の成績ですから、彼の存在がチームにとってプラスであるのかどうか、これまた微妙なところです。

もちろん超ベテランが黙々と投げる姿は素晴らしいですし、彼を抜くことができない若手が不甲斐ないとも言えます。
しかし小宮山の特殊な立場を考えれば相当な力の差がなければ取って代わることが難しいのもまた事実で、今季の成績を見れば神田でも充分に小宮山の役割を果たせるであろうとの思いもあります。
小宮山はいくら頑張ってもやはり年齢からして投手陣の軸にはなり得ず、しかし神田は中継ぎで登板数が増えることで化ける可能性を秘めています。
バレンタイン監督のポリシーもあるのでしょうし、また成瀬や荻野のような成功例もありますが、やはり私は若手投手が経験を積む場として負けている展開での起用は必要であると思います。
実際、川崎は負けている展開での好投から這い上がり、今の地位を築いています。

小宮山は来季も現役であることは間違いないのでしょうが、彼が将来は監督としてチームを率いることを意識しているのであれば、ここは潔く身を引くことも必要だと思います。
今の彼は自分がかつての力を失っていることを自覚しているにも関わらず、「まだまだ若いもんには負けねぇぜ」と意地を張って若手が台頭するチャンスを潰しているように見えます。
厳しいことを言いますが、来季は現役最後の年と見極めた出処進退をしてくれることを願っています。


【オリオン村査定】 3200万円 → 3200万円 (±0%)

 

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