オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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今日も話題が豊富でした

2007-11-14 01:39:06 | 千葉ロッテ

いよいよ大学生・社会人ドラフトまで1週間を切りました。
高校生ドラフトと同様にビッグ3に指名が集中する可能性が非常に高いと言われています。
大場翔太(東洋大)、加藤幹典(慶大)、長谷部康平(愛工大)の誰にロッテが入札するのか、非常に注目されます。

単に戦力という意味で考えれば、地元出身である大場に入札するのが至極当然です。
ビッグ3の中でも頭1つ抜けた実績を誇っており、即戦力としてローテーションに入れる力を持っていると評価されています。
馬力もスタミナもあり、奪三振の能力もあることから抑えとしての起用も考えられます。
YFKが崩壊し、清水にも衰えが見え始めたロッテの投手陣にとって、まさにピッタリの選手です。
しかし最低5球団とも言われる競争率の高さ、大学リーグでの度を越えた酷使と、入札に躊躇する要素もあります。
私はこの酷使が非常に気になっており、ビッグ3以外は不作とも言われることからも大場は回避すべきではないかと考えています。
また小柄な投手が好きではないこともあり長谷部もパスで、大学に入ってからの成長が著しい加藤への入札を希望します。
加藤への入札が噂されていた横浜が長谷部に方針転換したとも言われているため、多くても3球団程度の競合ではないかと思います。
内、成瀬と同期の神奈川球児であることからライバルとしての競い合いも期待できますし、先発左腕はどうしても補強したいポイントでもあります。
懸念は喜多を育てられなかったことからくる慶大側の拒否反応と、内と同様に野球名門校出身でないことからくる体力不足でしょうか。

抽選を回避して一本釣りに走る球団もあるでしょうから、抽選を外すと即戦力に近い投手の獲得は極めて難しいと思います。
その場合は小瀬浩之(近大)か荒波翔(東海大)の指名が良いのではと思います。
本当は右の外野手か内野手が欲しいのですが、今年はあまり候補がいません。
この2人を選んだのは守備力と足があること、これだけで少なくとも大塚や代田の後継には直ぐになれるのではないかと考えるからです。

全体的には不作と言うこともあり、また育成枠での指名も6~8人程度を考えているとのことですから、多くても3人程度の指名で終わるのではないかと思います。
あるいはYFKの後継として昨年の松本の様に年のいった社会人投手を多く指名するかもしれません。
いずれにせよ、来季のペナントを左右するような評価の選手はビッグ3だけですので、バレンタイン監督の運に賭けて特攻して欲しいと思います。

薮田、小林雅放出やむなし…ロッテ条件上げず (11/13 スポーツ報知)

ロッテの瀬戸山隆三球団社長は12日、FA宣言した薮田安彦投手(34)、小林雅英投手(33)に対し、すでに提示した条件の見直しを行わない意向を示した。
千葉市内の球団事務所で同社長は「残ってもらいたいが、提示が大幅に変わることはない」と明言。
次回交渉の日程も決めておらず、2人の移籍は決定的だ。
瀬戸山社長は「他の選手とのバランスを見て査定はしなければならない。すべてがバラ色になるわけではない」とFA交渉でのシビアな条件提示を説明。
14日以降の残留交渉は2人が他球団の話を聞いた後になる。
他球団が好条件を出した場合には流出もやむなしのスタンスだ。
補強は金銭面で厳しい国内FA市場には参戦せず、新外国人投手に一本化。
この日までにベニーと来季までの契約を更新。
ズレータは2年契約、オーティズとは残留交渉中で、新外国人野手の補強はしない。
「若手から中堅の3Aクラスを中心にリストアップを進めている」と球団関係者。
薮田、小林雅が抜けた場合を想定し進めていく。

妥当な判断だと思います。
寂しさもありますし、藪田には是非とも残留して欲しいとは思いますが、球団の評価を変えてまでの交渉は他の選手に悪影響を与えかねませんし、健全な球団経営でもありません。
直ぐには無理でしょうが、必ずや新しい選手が台頭してくれると信じています。

先発補強にロッテ清水直トレード照準 (11/13 デイリースポーツ)
阪神がエース級先発投手の獲得を目指し、ロッテに照準を定めてトレード打診していることが12日、分かった。
球団関係者によると、トレード補強リストの最上位に置いていた清水直行投手(31)を第1候補に指名。
あくまでロッテ側との交渉次第となるため、久保康友投手(27)、小野晋吾投手(32)にシフトする可能性もある。
ただ、現段階で阪神側から仕掛けているトレードは、ロッテだけであることも判明し、今オフトレード補強の勝負どころと位置づけているようだ。
ロッテ側も、小林雅、薮田がFA宣言したことで、救援投手補強が急務となっており、中継ぎ投手を第1の交換要員に要求しているもようだ。
これを基本線に、野手も加えた大型トレードに発展する可能性もある。

ずいぶんと阪神と言いますか、デイリーは清水にご執心ですね。
まさに交渉中と言わんばかりの内容、ロッテが先発投手を出して中継ぎ投手を補強するという愚を犯すとでも考えているのでしょうか。
かなり中村泰で金村が獲れたのに浮かれているようで、笑止千万としか言いようがありません。
清水は確かにトレード候補として標的になってもおかしくない存在ではありますが、こと今年に関しては清水の放出はありえませんし、絶対にあってはなりません。
これは単に戦力面での意味合いよりも、YFKと黒木に加えて清水まで退団すると投手陣が求心力を失って崩壊するというリスクが極めて高いというのがその理由です。
むしろ清水を中心に引き締めを図る、清水にその自覚を持たせることが重要だと思います。

 

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2007年通信簿 29 小野晋吾

2007-11-14 00:55:51 | 千葉ロッテ

29 小野晋吾 投手 32歳 年俸1億円

【2007年成績】 22試合 7勝9敗0S 防御率3.25 135回2/3 150被安打 9被本塁打 28与四球 8与死球 59奪三振 被打率.287

今年も4月末に1回飛ばされただけで、1年間ローテーションを守りました。
かなり地味ではありますが、ロッテの先発陣の一員として今や欠かせぬ投手です。

勝ち星は昨年と同じ7勝ですが、全体的な成績は昨年より落ちています。
傾向としては昨年から引き続き味方打線の援護がない「不憫大王」のイメージが強いですが、こと今年に関しては自業自得の面もかなりありました。
立ち上がりの失点、味方が点を取ってくれた直後の失点と、野手の気持ちが萎えてしまうようなパターンでの失点が多かったのが今年の特徴でした。
要は勝負弱いと言いますか、ここぞと言う場面で踏ん張れない弱さが小野のピッチングを象徴しています。
中盤に彼が全く勝てなかったのがチームとして勢いに乗れなかった1つの理由でもあり、そういう意味では責任を果たしきれなかったと言ってもよいかもしれません。

しかし終盤からは彼本来の打たせて取るピッチングが復活し、CSでも見事な粘りの投球を見せてくれました。
3年というスパンで見れば他の先発陣のメンバーと遜色ない成績を残しており、防御率という観点から言えばむしろ小野にアドバンテージがあります。
それにも関わらず勝ち星を伸ばせないのは勝負弱さが理由であるわけですから、この克服が彼にとっての課題だと言えます。

ピッチングは変化球主体で、小野はシュートというイメージが染みついています。
これはサンデー晋吾と呼ばれた2000年の印象が強烈であったためで、確かにシュートを多用はしていますが今年はむしろカットボールを決め球にしていたように見えました。
シュートで内角をえぐりながらカットボールで芯を外すといったスタイル、イメージを利用してシュートは見せ球にしたのだと思います。
これはかなり有効で、ピッチングの幅が広がったと思います。

YFKの解体もあり、先発陣から中継ぎ抑えへの異動があるかもしれない来季ですから、中継ぎの経験のある小野が指名される可能性は非常に高いでしょう。
被本塁打の多さが気になりますし、シュート回転したボールが中に入るリスクを持った投手でもあるのですが、内野ゴロを打たせる技術は中継ぎとしては有効だとも言えます。
しかし小野は長いイニングを投げさせることで持ち味が活きる投手だと考えていますので、是非とも来季も先発で起用して欲しいと思います。


【オリオン村査定】 1億円 → 1億円 (±0%)

 

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