オリオン村(跡地)

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2007年通信簿 38 中郷大樹

2007-11-22 02:32:04 | 千葉ロッテ

38 中郷大樹 投手 23歳 年俸840万円

【2007年成績】 6試合 0勝0敗0S 防御率5.40 5回 8被安打 0被本塁打 5与四球 0与死球 2奪三振 被打率.364

ルーキーの年に1軍登板を果たし、まずまずのスタートを切れました。
荻野に続く右の中継ぎとして、来季の飛躍が期待できます。

中郷もYFKの後継として獲得したようで、2軍でも一貫して中継ぎとして起用されました。
2軍ではイニングと同じぐらいの奪三振で、だからこそ防御率が4点台後半ながらも1軍に抜擢されたのだと思います。
バレンタイン監督らしからぬ大半がリードされた展開での起用でしたが、躍動感のあるフォームで将来を期待できる投手だと思います。

ただ残念だったのが、若さに似合わぬ逃げの投球が目についたことです。
2軍では1試合換算で1個程度しかなかった四球が1軍ではイニングと同じだけ出してしまいました。
ただ四球を出しただけでなく、外角への変化球がボールからボールになるようなものが大半で、攻めの投球が出来ていなかったように思えます。
制球力は2軍の結果を見ればあるはずなので、失敗を恐れず自分を信じてもっと攻めても良かったのではないかと思います。
ルーキーには酷かもしれませんが、せっかくの1軍でのチャンスなのですから、今の自分の力を計る意味でも残念なピッチングでした。

しかしそれでも、魅力たっぷりの投手だと思います。
当面は伊藤らの新戦力との戦いになるでしょうが、ポスト藪田への挑戦権を得るチャンスは充分にあると思います。
攻めの気持ちを忘れずに、春季キャンプから積極的にアピールして欲しいと思います。


【オリオン村査定】 840万円 → 840万円 (±0%)

 

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小林雅インディアンスへ

2007-11-22 02:12:44 | 千葉ロッテ

朝っぱらから驚くようなニュースでした。
藪田が先行しているように思えたメジャー移籍交渉ですが、小林雅があっさりとインディアンス移籍を決めてくれました。

小林雅、インディアンスと2年契約 (11/21 スポーツニッポン)

米大リーグ、インディアンスは20日、ロッテからフリーエージェント(FA)となった小林雅英投手(33)と2年契約を結んだと発表した。
3年目の2010年の契約は球団が選択権を持つ。
AP通信によると、年俸は2年総額で625万ドル(約6億8750万円)。
背番号はロッテ時代と同じ「30」。
本拠地のクリーブランドで記者会見した小林雅は「自分がレベルの高いアメリカの野球でプレーしたいと思っていたときに、いいチームからオファーをもらった。すごくうれしい」などと抱負を語った。
インディアンスは今季のア・リーグ中地区優勝チーム。
抑えには今季45セーブの右腕ボロースキがいるため、小林雅はレッドソックスの岡島秀樹投手と同様に、抑えの直前に投げるセットアッパーを任されるとみられる。
小林雅は山梨・都留高から日体大に進み、東京ガスをへて1999年にドラフト1位でロッテ入団。
2001年から今季まで7年連続20セーブ以上を記録するなど通算227セーブ(36勝34敗)を挙げている。
▼インディアンス・シャピロ・ゼネラルマネジャーの話
ここ3、4年、日本でのスカウティングを積極的に行ってきた。
小林は日本で長く抑えを務めた実績を評価した。
これで、このオフの大きな課題の一つだった終盤の救援陣を充実させることができた。

小林雅に625万ドルを出せるところは、さすがにメジャーですね。
しかしメジャー球団は球団単体で利益を出せているのかどうか、こういったインフレとも思える契約を見ると他人事ながら心配になってきます。
日本の球団と違って親会社の広告塔というわけでもないでしょうし、どこに収益源があるのか不思議に思えます。

インディアンスにはリーグ最多セーブをマークしたボロースキがいるようですが、まさに名前の通りボロの様で、防御率が5点台ですから小林雅も充分にクローザーを狙えるでしょう。
急転直下に決まったように見える今回の移籍も、こういったチャンスがある球団だからこそかもしれません。
9年間ロッテに貢献して得た権利を行使しての移籍ですから、頑張って欲しいと思います。

一方でドラフト1位の服部、今日も好投したようです。
1回戦に続き2回戦も1失点完投勝利、今日はわずか3安打に抑えたとのことです。
社会人野球も確か木のバットに変わったはずなので以前ほど打者有利ではないでしょうが、それにしても2試合連続の完投勝利は見事です。
まさに今が旬、中継ぎと見ていましたが調子を維持できれば先発陣に殴り込めるかもしれません。
そうすれば清水なりが抑えに転向しやすくなり、また先発に左が2枚という理想的なスタッフになりますので、来季のロッテの投手陣は服部次第になるのかもしれません。
今日は中4日での登板でしたが、今後は短い間隔での大車輪の活躍となるでしょうから、くれぐれも怪我のないようお願いしたいところです。

 

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