42 フリオ・ズレータ 内野手 32歳 年俸2億6000万円
【2007年成績】 77試合 277打数 36得点 74安打 打率.267 10二塁打 1三塁打 15本塁打 51打点 2盗塁 46四死球 88三振 得点圏打率.338
死球による骨折での長期戦線離脱が痛かった1年でした。
来季は最低120試合以上の出場で、30本以上のホームランを期待したいです。
デビューは圧巻でした。
雨中の開幕戦で4点ビハインドの場面でダルビッシュから同点満塁アーチ、この一発にスタンドで身震いをしました。
まさに矢のような打球でスタンドに飛び込む弾丸ライナー、さすがズレータだと小躍りしたものでした。
そして4月から5月にかけてのホームランラッシュで、チームにとって久しぶりの40本塁打を期待させるような活躍でした。
そんな中での死球、無理を押しての出場での悪化、そして長期欠場ですから、悔しくてなりません。
外国人選手が怪我をしながら強行出場するなどは珍しく、まさにサムライ魂を持った選手だと思いますし、不振だった打線を思う心は歓迎すべきことだと思います。
ですので周りから止める勇気も必要だったのではないかというのは結果論に過ぎませんが、やはり残念ではあります。
結果的に彼の不在を埋めるべく獲得したオーティズが期待以上の活躍をしてくれたので、ズレータの頑張りはいろいろなプラスの作用ももたらしてくれたと思うことにします。
ズレータ、オーティズの長距離砲が、来季は1年を通して猛威を振るってくれることでしょう。
それにしても帰国してからの音信不通は、かなり心配しました。
オーティズの獲得の際には、もう帰ってこないのではないかと半ば諦めの気持ちもありました。
ズレータは戻ってくるのか (7/5 オリオン村)
福浦の不調や怪我もあって一塁の守備につく試合も多かったですが、こちらは正直なところご免被りたいのが本音です。
福浦と比較するのは酷ですが、横への動きやグラブ捌きはちょっと見るに耐えません。
長身を利したプレーもままありましたが、やはり本職はDHとしたいところです。
それにしてもツボにはまった時のパワーは、日本人では考えられないぐらいの凄まじいの一語に尽きます。
体の割と前の方ではたくように腕だけでのスイングで、ボールが面白いように飛んでいきます。
三振も多いバッターですがチャンスには強く、また打率も残せるだけに心強いです。
本来は開幕戦で座った4番を任せたいところですが、ロッテというチームが長年大砲不在でそういった前提の打線になっているため、いまひとつズレータやオーティズらが定着することが難しく、結局はサブローが適任で頑張ってくれています。
ですからズレータには福浦とサブローを返す立場の5番、ここを来季はがっちりと守って欲しいと思います。
ズレータの後に大松、オーティズ、里崎、今江と超強力打線を組むためにはズレータの踏ん張りにかかっています。
そろそろバレンタイン監督もお手上げの、不動のオーダーを見てみたいものです。
外国人選手に特有の外角低めに逃げていく変化球が苦手であり、また意外にも内角高めのストレートを打ち損じることも多いズレータですが、そんなことを気にせずに振り回すことが大事だと思います。
幸いないことにチームはいつの間にか打線中心に変貌しつつありますので、ズレータ1人に負担がかかることはありません。
少しでも間違ったらやられる、そういった恐怖感を投手に与えることは重要なことですので、三振かホームランでも構わないので気持ちのいいスイングをしてくれれば充分です。
割と悩みがちなナイーブな側面を持っているとのことですが、そこは仲良しの陽気なベニーにカバーしてもらいましょう。
来季も数多くの「幕張ファイヤー!」を期待しています。
【オリオン村査定】 2億6000万円 → 2億6000万円 (±0%) ※2年契約2年目