オリオン村(跡地)

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2007年通信簿 20 藪田安彦

2007-11-08 01:10:10 | 千葉ロッテ

20 藪田安彦 投手 34歳 年俸1億1300万円

【2007年成績】 58試合 4勝6敗4S 防御率2.73 62回2/3 64被安打 5被本塁打 10与四球 2与死球 45奪三振 被打率.268

今年獲得したFA権を行使してのメジャー挑戦が有力視される藪田ですが、確かに年齢的にも実力的にも挑戦するなら今年がラストイヤーであることは間違いありません。
最多ホールドを獲得した1年ではありましたが、既に下り坂に入ったことも感じさせられた1年でもありました。

数年前まではストレートも140キロそこそこで、何がいいのだろうと思えるほど平凡な投手であったのが藪田でした。
それがリリーフに転向したとたんに150キロのストレートを武器にする力のピッチングができるようになり、まさに中継ぎこそ天職と言えるような変貌を見せました。
2005年の日本一も藪田がいてこそであり、栄光のドラ2の名に恥じない活躍をしてくれました。

しかしそんな藪田も昨年あたりから故障も出始め、年齢からくるであろう衰えも噂されるようになりました。
実際今年も序盤はストレートに伸びが無く、痛打されるケースが目立ち始めました。
私はストレートが遅くなったことがとても気になっており、度々そのことについて指摘しています。

ストレス溜まりまくり (5/23 オリオン村)

中盤から後半にかけてはストレートにも力が戻りましたが、ピシッと抑えることがなかなかできなくなりました。
まさにコバマサ劇場ならぬヤブタ劇場になるケースも増え始め、ランナーを出しながらも何とか抑えるといった小林雅が打たれ始めた時と同じ様な展開になってきました。
被本塁打の5本は打たれすぎで、藪田の活躍の源であったストレートに威力が無くなってきたことの証とも言えます。
これはコントロールの乱れ、ボール先行で苦し紛れのストレートを狙い打ちされたことも無関係ではないと思います。
今までであれば高めの伸びのあるストレートで空振りを取れていたはずが、今年はそれができなかったということです。
当然本人もその自覚はあると思いますので、だからこそのFA宣言であったと思います。

そうは言ってもロッテの中継ぎ陣では随一の力を持った投手であることは間違いありませんし、小林雅の跡を継ぐ最有力候補であることを否定する人もいないでしょう。
残留して荻野や川崎、内らが完全に独り立ちするまでベテランとして投手陣を引っ張っていって欲しいと思っています。
藪田の結論により来季のロッテ投手陣の顔ぶれがガラッと変わる可能性があるだけに、どういった結論になるにせよ早期の決着はお願いしたいところです。


【オリオン村査定】 1億1300万円 → 1億5000万円 (△33%) ※2年契約

 

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