電脳筆写『 心超臨界 』

自分がいま生きている時代は
歴史としてながめることはできない
( ジョン・W・ガードナー )

WGIP 《 秩序形成を妨害する者たち――ケント・ギルバート 》

2024-10-11 | 05-真相・背景・経緯
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


不幸なことに、日本国は無法者の多い界隈に位置しています。今後も高まる脅威に備えるには、国民の理解が必要です。国会審議において防衛予算を平気で「人殺し予算」と無責任に揶揄(やゆ)する政党もあり、国家を軍事力で護ることが絶対に罪だと論じる左翼もいます。一般の国民にも、平和ボケが一定人数存在します。平和ボケとは、「自分を含む誰もとくに努力をしなくても、現存の平和が永遠に続くと勘違いしている人」です。さらに、戦後の教育で自虐史観を教え込まれた、国防に「無関心」な人たちが大勢います。


◆秩序形成を妨害する者たち――ケント・ギルバート

『新・共産主義に破壊されるアメリカと日本の危機』
( ケント・ギルバート、徳間書店 (2021/9/30)、p117 )

日本には、戦争のことを考えないほうが平和につながるという、おかしな論理があります。これは常々私が説いてきた、GHQによるWGIPの成果でもあります。

ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、かつてテレビ番組で、「どこの国が日本を攻めてくるのですか」「中国が攻めてくるなどというのは妄想だ」(2014年8月15日放送NHKスペシャル「シリーズ日本新生 戦後69年 いま“日本の平和”を考える」)と発言しましたが、中国は侵略してこない、敵国などどこにもいないと考える日本人は少なくないようです。

しかし、日本の隣国といえば、北朝鮮、ロシア、中国と、日本に対して敵対的な発言や行為を行っている国ばかりです。中国は毎日のように尖閣諸島周辺海域に進入し、北朝鮮は日本人拉致を行い、日本海に向けてミサイル発射を繰り返してきました。ロシアにしても北方領土を不法占拠している状況が続いています。「攻めてくる国などない」などとよく言えたものです。

とはいえ、そのように日本人を洗脳したのがWGIPですし、また日本国憲法でもあります。

日本国憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれています。いうまでもないですが、日本国憲法はGHQ草案が基本となっていますから、英語を基調としてそれを日本語に翻案したものです。

日本国憲法前文の「平和を愛する~」は英文で、「we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and good faith of the peace-loving peoples of the world.」で、「公正」の部分は英語で「justice」となっています。そのため、正確に訳すならば、「平和を愛する諸国民の正義と信義を信じて、われらの安全と存在を保持することを決めた」ということになります。

一方で、この元となったGHQ草案では、「we have determined to rely for our security and survival upon the justice and good faith of the peace-loving people of the world」となっていました。「trusting」(信じる)ではなく「rely upon」(頼る・依存する)という非常に強いワードが使用されています。

これを訳せば、「日本人の安全と生存は、平和を愛する諸国民の正義と信義に頼る(または依存する)」となります。民族自決などどこにもない、受動的な姿勢です。さすがにそれだと独立国家とはいえないので、最終的に「trusting」という能動的な言葉に変えたのではないかと思います。

しかしこの草案からは、GHQが、日本人を自己決定権のない「rely upon」な存在にしようとしていたことが見て取れます。GHQはWGIPを通して、日本人をみずからの安全と生存について自己決定できないような、他国に「rely upon(依存)」する民族に洗脳してしまったわけです。

だから、首相が靖國神社に参拝することも、中国や韓国の目を気にして自粛しなくてはならないし、憲法改正すらもできない状況がいまも続いているのだと思います。

ちなみに、GHQには多くの共産主義者が入り込み、憲法草案も彼らが作成しました。

いずれにしても、国民の一部は、憲法前文の「諸国民の公正と信義に信頼し」という無謀な理想に依存しています。ここで言う諸国民とは、日本の周辺諸国のことです。

しかし、日本に対して好意的な隣国は、台湾を除いてありません。どこに公正と信義があるのでしょうか。

不幸なことに、日本国は無法者の多い界隈に位置しています。今後も高まる脅威に備えるには、国民の理解が必要です。国会審議において防衛予算を平気で「人殺し予算」と無責任に揶揄(やゆ)する政党もあり、国家を軍事力で護ることが絶対に罪だと論じる左翼もいます。

一般の国民にも、平和ボケが一定人数存在します。平和ボケとは、「自分を含む誰もとくに努力をしなくても、現存の平和が永遠に続くと勘違いしている人」です。さらに、戦後の教育で自虐史観を教え込まれた、国防に「無関心」な人たちが大勢います。秩序に必要不可欠な要素は、自国を守る国民の意志です。

秩序の形成を妨害しようとするプロパガンダに惑わされてはいけないのです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歴史を裁く愚かさ 《 “戦後の... | トップ | 東京裁判はインチキ 《 歴史... »
最新の画像もっと見る

05-真相・背景・経緯」カテゴリの最新記事