電脳筆写『 心超臨界 』

想像することがすべてであり
知ることは何の価値もない
( アナトール・フランセ )

耳あかで人類の地球移動の歴史を探る――吉浦孝一郎

2024-06-28 | 09-生物・生命・自然
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石原慎太郎さんの『法華経を生きる』</A>の中に、一休和尚の「法華経」を踏まえた宇宙認識が登場します。

●「この世界全体は大きな蝸牛(かたつむり)で、人間はその中に住んでいるのだ。しかし、さらにその人間の耳の中にもそれぞれこの世界と同じ形の蝸牛がいて、その中にも人間たちが住んでいる。そしてまた、この世のさらに外側にも同じように、とてつもなく巨(おお)きな蝸牛がいるのだ」

科学がまだ発達していない頃に、このような宇宙論を展開できるとは驚きです。今日の話題は、その人間の耳のなかにたまる耳あかの話です。

耳あかには乾燥質と湿り質の2種類があります。そして、日本人の70-80%は耳あかが乾燥しているといわれています。アジアでは一般に乾燥していて、欧州やアフリカなどでは湿っているそうです。そのため、研究チームは最初にアジアの人間で起きた遺伝子の変化が、人類の移動とともに世界各地に広がったと推測しており、人類の地球移動の歴史を探るてがかりにもなると期待しています。耳穴のなかで人類の歴史が展開されているとは驚きです。

耳あかの質は、遺伝子で決まります。ちなみに私の場合、16番染色体にある遺伝子「ABC11」の3カ所にある塩基が「グアニン」であることが判明しました。


◆耳あかで人類の地球移動の歴史を探る――吉浦孝一郎助教授

「遺伝子の違い 体質を決める――耳あかの『乾燥』か『湿り』」
2006.01.30 日経新聞(朝刊)

遺伝子のわずかな違いで、人間の耳あかが乾燥するか湿るかという体質が決まることを、長崎大学の吉浦孝一郎助教授や科学技術振興機構などの研究チームが発見した。成果は29日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に掲載される。

研究チームは126人の日本人を対象に、耳あかの体質と遺伝子の違いを調べた。その結果、16番染色体にある遺伝子「ABC11」の3カ所にある塩基という物質で体質が決まっていた。塩基が「グアニン」だとあかが湿り、「アデニン」だと乾燥する体質になることが分かった。

日本人の70-80%は耳あかが乾燥しているといわれる。アジアでは一般に乾燥している人が多いが、欧州やアフリカなどではあまりいないという。そのため、研究チームは最初にアジアの人間で起きた遺伝子の変化が、人類の移動とともに世界各地に広がったと推測しており、人類の地球移動の歴史を探るてがかりにもなると期待している。

また、この遺伝子は、薬に対する体の反応に関連するとみられている。耳あかで薬の副作用などを調べる診断につながる可能性もあるという。
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