電脳筆写『 心超臨界 』

悲観論か楽観論かの問いにはこう答える
私の知識は悲観的なものだが私のやる気と希望は楽観的だ
シュヴァイツァー

向上心 《 その“姿見”ほど自分を鮮明に映すものはない!――サミュエル・スマイルズ 》

2024-07-15 | 03-自己・信念・努力
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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好ましい影響を受けて指導され、自分の自由意思を良心的に働かしさえすれば、若い人は必ず自分よりもすぐれた仲間を求め、その手本をまねようと努力するにちがいない。前向きの姿勢を持った善良な人間とつき合うことは、常によき滋養(じよう)分となる。反対に悪い仲間とつき合えば、害あって益のない結果を生じるだけである。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p186 )
第5章 よい人間関係をつくる――つき合う相手を糧に自分を成長させているか
4 人生の質・大きさは「友人」で決まる

◆その“姿見”ほど自分を鮮明に映すものはない!

環境は人格の形成に大いに力がある。環境が、個人の成長期においてもっともその影響力を発揮するというのは、自然の理にかなっている。

時が経つにつれて手本をまねすることが習慣になり、いつしかその人の性格として固まってしまう。そして気づいた時には、その習慣があまりに強くなりすぎていて、多少なりとも自分の自由な発想まで抑えつけなければならなくなる。

性格として固まった悪い習慣は暴君にも等しく、心の中では呪いながらもどうしても逃れられない場合がある。抵抗しようにもまったく力のない習慣の奴隷と化してしまうのである。「習慣という横暴な一大帝国にはむかうだけの強い精神力を養うことが、道徳教育の主な目的の一つである」とフロックが言ったのは、このような理由からである。

手本による教育は、ごく自然な気持ちから無意識のうちに行なわれる場合が多い。そうかといって、若い人は必ずしも周囲の人に盲目的に従ったりまねしたりしなくてもいい。自分自身の行動は、仲間の行動とは比較しようもないほど人生の目的や人生観を決める強い力を持っている。

彼らにはみな、意志の力と自由に行動する力がある。勇気をもってその力を行使すれば、自分の判断で友達を選ぶことができる。年配の人でもそうだが、自分の習慣の奴隷になり下がったり他人を盲目的にまねしたりするのは、しっかりした人生の目的をもっていない時だけである。

「つき合っている友人を見ればその人がわかる」とよく言われる。酒をたしなまない人は酒飲みと、洗練された人はがさつ者と、まじめな人はふしだら者とは、当然のことながらつき合わない。

堕落した人間とつき合えば趣味が悪くなるし、考え方も不健全になる。その深みにはまれば、人格の質は必然的に低下する。

そんな人間の話す言葉は非常に危険だ。すぐに害を及ぼさなくとも、聞いた人の心に悪の種を蒔き、話した当人がいなくなってから頭をもたげるからである。

まるで将来必ず息を吹きかえす伝染病みたいなものだ」

とセネカも言っている。

好ましい影響を受けて指導され、自分の自由意思を良心的に働かしさえすれば、若い人は必ず自分よりもすぐれた仲間を求め、その手本をまねようと努力するにちがいない。前向きの姿勢を持った善良な人間とつき合うことは、常によき滋養(じよう)分となる。反対に悪い仲間とつき合えば、害あって益のない結果を生じるだけである。
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