電脳筆写『 心超臨界 』

人生の逆境は、人の個性から最善を
引き出すために欠かせないものである
( アレクシス・カレル )

自分を鍛える! 《 では、どうやって「読むべき本」を見分ければよいのか――ジョン・トッド 》

2024-06-22 | 03-自己・信念・努力
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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現代のように書物があふれている時代に、出版される本を、あるいは推薦される本を、片端から全部あるいはその一部でも読めるなどとは思わないことである。まず一冊の本を手にとって、1章だけ読んでみるとよい。全部を読まずに、果たしてその本が読むに値するものかどうかわかるだろうかとお思いだろうが、わかるのである。樽の中のワインの良し悪しを判断するのと同じである。グラスに1、2杯飲んでみて、まずければ、そのワインはすべて駄目なのであって、それを判断するために樽の中身を全部飲む必要はあるまい。


『自分を鍛える!』
( ジョン・トッド、三笠書房(2002/02)、p135 )

4章 緻密な頭をつくるための読書法!

◆では、どうやって「読むべき本」を見分ければよいのか

では、読むべき本を知るにはどうしたらよいのか。これはたいへん重要な問題である。と言うのはたとえ破滅させてしまわないまでも、確実にあなたに害を及ぼす本もあるからである。また、これといってたいしてためにならない本もある。しかし、つきあった人間から必ず何か影響を受けるように、どんな本にせよ、何らかの影響を残すものである。

現代のように書物があふれている時代に、出版される本を、あるいは推薦される本を、片端から全部あるいはその一部でも読めるなどとは思わないことである。まず一冊の本を手にとって、1章だけ読んでみるとよい。全部を読まずに、果たしてその本が読むに値するものかどうかわかるだろうかとお思いだろうが、わかるのである。樽の中のワインの良し悪しを判断するのと同じである。グラスに1、2杯飲んでみて、まずければ、そのワインはすべて駄目なのであって、それを判断するために樽の中身を全部飲む必要はあるまい。

「1日は短いのだから、義理で書いたような本を読むぐらいなら、私には他にやるべきことがある。読むなら読んだだけのことがあるものを読みたい。なかには、ざっと見ただけで筆者が一番主張したいらしい内容とは矛盾している本がある。『そんな本でも無理して読む』という人はまずいないだろう。もしある人が2たす2は5だということを証明する念の入った理論の解説をしようと言ったら、そんな議論につきあうより、私には他にやることがある」

しかし、もっと簡単で、しかも確実な見分け方がある。本も薬とおなじように扱うのだ。つまり、他の人が試して、その効用が実証されてから手を出すのだ。立派な本だと定評のある本が必ず身近にあるはずで、そういう本は概して内容がしっかりとしているものである。

ことごとくすべての本を読むことはできないのであり、たとえできたとしても、それで賢くなるわけではない。がらくたというのは、あなたたがたくわえてきた価値あるものをおおい尽くし、台なしにしてしまうものだ。

読み進むうちに何かためになることが書いてあるだろうと期待して、つまらぬ著者や、うわべだけを浅薄な美辞麗句でかためるような著者の作品もむりやり読まなければならないなどとは、絶対に思わないでいただきたい。失望するのがおちである。一番内容のある部分を最後のページまで隠しておく著者もいるかもしれないが、もし読者をオアシスがまったくない砂漠を延々と旅させるような著者ならば、それは、はなはだ才能のとぼしい著者なのだ。そんな本は読まぬことだ。他にもっとすぐれた本が見つかるはずだ。
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