電脳筆写『 心超臨界 』

嘘と作り話の上に自己を築くことほど
この世で恥ずべきものはない
( ゲーテ )

不都合な真実 《 共産国の人民に日本の不動産を購入させるな――西尾幹二 》

2024-08-10 | 04-歴史・文化・社会
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不思議に思うのは、共産主義独裁国家の人間に土地や株式会社を売ることを自由主義の国が国内法で禁じていないことだ。われわれ日本人は、中国の土地や株式会社を買うことができない。なぜなら、あの国は私有財産を許さない国だからだ。こちらが私有化できないのに、なぜ中国人が日本の不動産や水源地を自由に私有化できるのか。なぜアメリカを中心とした資本主義国家がこれを認めているのか。侵略されているようなもので、どう考えても納得ができない。


◆共産国の人民に日本の不動産を購入させるな

『アメリカと中国はどう日本を「侵略」するのか』
( 西尾幹二、ベストセラーズ (2014/7/16)、p26 )

欧米が先に国際法などのルールを決めて、それを日本に要求する、するとそれがなぜか中国に有利で、もちろん欧米にも好都合で、しかしながらどういうわけか日本には不利になる。戦前からそんなことが続いている。

たとえば、だ。不思議に思うのは、共産主義独裁国家の人間に土地や株式会社を売ることを自由主義の国が国内法で禁じていないことだ。われわれ日本人は、中国の土地や株式会社を買うことができない。なぜなら、あの国は私有財産を許さない国だからだ。こちらが私有化できないのに、なぜ中国人が日本の不動産や水源地を自由に私有化できるのか。なぜアメリカを中心とした資本主義国家がこれを認めているのか。侵略されているようなもので、どう考えても納得ができない。

もちろん、企業名に「日本名」が使われているなどカモフラージュが使われているなどカモフラージュがなされていると聞くが、防ぐ方法はいくらでもある。正体を隠していれば、なおのこと危険なのである。

中国が日本の企業を買うなんてとんでもない。中国の資本は、自由な近代的経済社会の資本ではない。背後で軍が握っていたり、国家が握っていたり、政府ファンドが握っていたり、しかも権力者が国民のカネを奪って得た資本が大半だ。「犯罪国家」のような国が、自由マーケットの中に出てくることを許してはいけない。

中国の政治系ファンドがM&Aで日本の会社を買うことが許されているのなら、その逆の自由があってしかるべきである。共産主義国家の人民に、自由主義国家の国民と同等の権利を、自由主義国家の内部において与えることは矛盾である。はっきり国内法で禁止すべきだ。

問題は、アメリカがどんどんそれを許していることだ。アメリカのある重大優良企業が、中国の人民解放軍系の企業に買収されている。そして、アメリカはそれを歓迎している。アメリカが、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に中国を入れるという話も噂されている。

「TPPは対中国防衛網だ」と言われたはずだが、それは詭弁だったのでは? 安倍晋三首相は、わかっていないのか、わかってやっているのか。

人民解放軍系の企業が日本にも入ってきて、その企業に日本人がたくさん雇用される。そういうことが、目の前に来ている。「グローバリズム」というやつがそれである。しかし、日本の企業がどんどん中国に出て行ってカネ儲けしている側面もあり、「やめろ」とは言えない。ただし、中国が日本に中国商品を売るのなら、これは認めてもいい。「土地や法人を売ったり買ったりするのは許せない」と言っているのだ。相互互換関係が成り立たないからだ。

考えてみると、どうもこういう見境のなさを許してきたのは、戦前も戦後も、常にその時々のアメリカに都合がいいからではないのか、という気がしてならない。

欧米中心のグローバリズムは、思想と関係なく動いている。ときには、国家とも関係なく動く、それが、日本人の生活文化とはあまりにもかけ離れている。
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