電脳筆写『 心超臨界 』

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戦争が終るのは平和のプロセスとしてではなく
一方が降伏するからである
D・パイプス

ネルソン提督は背水の陣で砲台に挑む――渡部昇一

2024-09-22 | 08-経済・企業・リーダーシップ
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普通、砲台と艦船との戦いにおいては、圧倒的に砲台のほうが有利だ。映画『ナバロンの要塞』を観た方ならすぐに納得できると思うが、要塞に砲台をかまえられると、艦隊は手の打ちようがなくなる。航行するや否や狙い撃ちされるからだ。しかも、砲台は要塞に守られて堅固だが、艦船は沈められればそれでおしまいである。


◆ネルソン提督は背水の陣で砲台に挑む

『人の上に立つ人になれ』
( 渡部昇一、三笠書房 (2000/5/1)、p103 )

そういう意味でいえば、イギリスのネルソン提督なども典型的な猛将だろう。デンマークの砲台を攻撃した時、ちょっと常人では考えられないような勇猛さを示している。

普通、砲台と艦船との戦いにおいては、圧倒的に砲台のほうが有利だ。映画『ナバロンの要塞』を観た方ならすぐに納得できると思うが、要塞に砲台をかまえられると、艦隊は手の打ちようがなくなる。航行するや否や狙い撃ちされるからだ。しかも、砲台は要塞に守られて堅固だが、艦船は沈められればそれでおしまいである。

海からの攻撃では勝ち目がないからこそ、映画では要塞の内部へ潜入する破壊工作が企てられる。映画の舞台は第二次大戦中の地中海だが、砲台対艦船では砲台が有利なことは、ネルソン、ナポレオンの時代も変わらない。そういう不利な状況下にあって、ネルソンはどうしたか。

彼の取った作戦は、絶対に落とさなければならないと考えた砲台の前まで軍艦を持っていって、碇(いかり)を下ろして撃ち合うというものだった。敵の砲台にこちらの弾を当てて破壊するか、さもなければ自艦が撃沈されるかの二つに一つしかない。このような勝負をネルソンは挑んだのだ。

逃げ場など全くないわけだから、艦員はもう必死になって撃ち続けざるを得ない。これがまたみな適中し、結果ネルソンは勝利を得るのである。

こういう戦いをするのが猛将だと思うのだ。
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