電脳筆写『 心超臨界 』

どんな財産も誠実にまさる富はない
( シェークスピア )

自分のための人生 《 なぜ、いつまでたっても“先延ばし癖”が抜けないのか――ウエイン・W・ダイアー 》

2024-06-19 | 03-自己・信念・努力
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生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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実際に行動を起こすよりも、先に延ばすほうが楽な状況を以下にいくつかあげてみよう。


◆なぜ、いつまでたっても“先延ばし癖”が抜けないのか

『自分のための人生』〈原題:Your Erroneous Zone(錯信帯)〉
( ウエイン・W・ダイアー/渡部昇一・訳、三笠書房 (2011/7/21)、p238 )

  何であれ、事を先に延ばすのは簡単なことだ。
  一滴の汗も流さずにできる。

8章 “けじめ”の行動学
6 なぜ、いつまでたっても“先延ばし癖”が抜けないのか

実際に行動を起こすよりも、先に延ばすほうが楽な状況を以下にいくつかあげてみよう。

◇行きづまってしまっていて、これ以上力を発揮することができないことがわかっていながらその仕事にすがりついている。

◇気まずくなってしまった人間関係にいつまでもしがみついている。先へいけばうまくいくだろうと期待するだけで何もせず、そのまま結婚生活(あるいは未婚の状態)を続けている。

◇セックスの問題、内気、対人恐怖症といった、人間関係に支障をきたしているような問題と取り組もうとしない。それらに対して建設的な対策を講ずるよう努力する代わりに、自然と解決するのを待っているだけである。

◇酒、麻薬、薬、タバコなどに依存していてやめようとしない。「やめる決心がつけば、やめるさ」と言いながら、やめられそうもないことがわかっているので、その決心を実行に移すのを先に延ばしている。

◇掃除洗濯、修理、縫い物、庭仕事、ペンキ塗りといった骨の折れるいやな仕事を先に延ばす――もっともそうした仕事をかたづけることが気になっていればの話だが、どうしようもなくなるまで放っておけば、いやでもやるだろうと思っている。

◇権力者、友人、恋人、セールスマンあるいは修理人といった人物と対決するのを避ける。対決するのを先に延ばしていれば、そのうち会う必要がなくなってしまうのではないかと思っている。対決していれば、その人との関係がうまくいくようになったり、もっとよいサービスが受けられるかもしれないのに。

◇楽しく過ごせるかもしれないのに、忙しいからとか、むずかしい問題で困っているからといって子供と一日、あるいは1時間を過ごすことを先に延ばしている。同じように、家族と夕食に出かけたり、劇やスポーツを観に出かけるのを、「忙しいから」の一言で永遠に先延ばしにしている。

◇眠いとか、疲れているということを先に延ばすことの口実にしている。おもしろくないことや、むずかしいことにまさに今、取り組もうとしているとき、自分がどのくらい疲れているかなどということをいちいち考えるだろうか。ちょっとした疲れでも先に延ばす、絶好の口実になってしまうのだ。

◇気苦労の多い仕事や骨の折れる仕事に取り組もうとすると、気分が悪くなってしまう。気分が悪いときにどうして即座に仕事にとりかかれるだろうか。というわけで、うんざりして気分が悪いというのも、先に延ばす巧みな口実として使われるのだ。「時間がない」というのも口実に利用される。予定がつまっているからと言って何もしないことを正当化するわけだ。本当はそのくせ、自分が本当にやりたいことをやるぐらいの時間はいつもあるものなのに。

◇いつも休暇のことばかり心待ちにしている。あるいは旅行のことを夢想ばかりしている。来年には極楽浄土にまで旅する夢を見るかもしれない。

◇批評家になって、他人のことをあれこれ批評しては自分が実行しないことをごまかそうとしている。

◇身体に具合の悪いところがありそうだと気づいても健康診断を受けようとしない。先へ延ばせば、病気という現実に直面しないですむからである。

◇自分が好意を抱いている人物に接近するのを怖がっている。近づきになりたいのだが、そのうちにいい機会が訪れるだろうと期待しつつ待っている。

◇いつも退屈している。これも何かを先に延ばすための便法にすぎず、もっとおもしろいことをやろうとしない自分に対する弁解として、退屈だという事実を利用しているのだ。

◇計画は立てるが、決して毎日の日課としてきちんとそれを実行に移すことをしない。「すぐにそれを始めよう……来週から」

◇全人生を子供たちのためにささげ、自分自身の幸福は常に後まわしにする。子供の教育のことで頭がいっぱいなのに、どうして休暇を楽しむ余裕があるというのか、というわけである。

さて、それでは自己破壊的な先延ばしの構造から脱出するためにはどうしたらよいだろうか。
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