電脳筆写『 心超臨界 』

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( エマーソン )

不都合な真実 《 なぜ中国と韓国は法を守らないのか――渡邉哲也 》

2024-07-29 | 05-真相・背景・経緯
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中国や韓国などの儒教文化圏における「法」というのは、「強い支配者が弱い民をコントロールする」という真逆の発想です。ここには強いものに巻かれるという「事大主義」的な考えが根底にあります。どちらの力が強いか弱いか、という上下関係に目を配り常に強者に付こうとする生存本能で、私たちが理解する「法」とは無関係です。


◆なぜ中国と韓国は法を守らないのか――渡邉哲也

『韓国はどこに消えた! ?』
( 高山正之&渡邉哲也、ビジネス社 (2021/10/22)、p92 )

【渡邉】 日韓関係でこれまで大きな問題となってきたのは、韓国側がゴールポストを勝手に動かすことで、日本側もその対応にさんざん苦しんできました。

国際公約や国際条約など、先進国として当然守るべき国際ルールを恣意(しい)的に解釈して、都合よく勝手に理解してきたんです。国際法上、通用しない話なんですが、韓国国内のなかで通用させてしまっているわけです。同じことは、「小中華」の韓国だけでなく、「大中華」の中国にもいえます。

本質的な原因は、「法」の概念をどう捉(とら)えるかの違いです。

西側諸国などキリスト教文化にもとづく「法」という概念は、王権を制限したイギリスのマグナカルタ(1215年)もそうなんですけれど、時には横暴化する「統治者の権利を縛りつける」ためというのが基本にあります。つまり権力側を縛り付けるのが法であり、あるいは、俗人やそこに住む人に与えられた権利の章典でもある。

ところが、中国や韓国などの儒教文化圏における「法」というのは、「強い支配者が弱い民をコントロールする」という真逆の発想です。ここには強いものに巻かれるという「事大主義」的な考えが根底にあります。どちらの力が強いか弱いか、という上下関係に目を配り常に強者に付こうとする生存本能で、私たちが理解する「法」とは無関係です。

これは中韓両国に共通していますが、自分たちが弱者の立場であった場合には、強者の「法」に従う。ところが自らが強者になったと判断したときには、その「法」というか「契約」という概念そのものを壊してしまう。実際に、中国の憲法前文には「国家は中国共産党の指導を仰ぐ」とあって、法治よりも共産党の人治が上位にあるのです。

現在問題となっている米中対立でも、端的にそれが表れている。中国が経済的に弱者の立場のときは、アメリカのいうことを聞いて、グローバルスタンダードに従った。ところが自分たちが力をづけて強くなったと思った瞬間に、中華こそが「法」だといい出した。

こうした背景を前提にすると、韓国や中国が何を考えどう動くのかが、鮮明に見えてくると思います。なぜ法律を守らないのかと日本人が不思議に思っている疑問がわかってきます。
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