電脳筆写『 心超臨界 』

真の教育は自己の最高を引き出すところにある
( ガンジー )

自律神経系は現実と想像の区別がつかない――佐藤富雄

2024-07-09 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
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「致知」の2003年1月号の特集は「言葉が運命を拓く」です。清水榮一さんと佐藤富雄さんの対談「言葉グセが運命を創る」のなかで、自律神経系は人称の区別がつかない、という話題が飛び出します。ここでいう自律神経とは、潜在意識を意味します。潜在意識の活用をめざす者にとって、このことは非常に重要なポイントです。ここから「人を呪わば、穴ふたつ」という格言が生まれたといわれています。


◆自律神経系は現実と想像の区別がつかない――佐藤富雄

「致知」2003年1月号【特集・言葉が運命を拓く】
対談「言葉グセが運命を創る」天風会元専務理事・清水榮一/医学博士・佐藤富雄

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清水榮一(しみず・えいいち)
昭和6年兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大手総合商社
を経て、産能大学総合研究所主任研究員、産能短期大学教授。現在
山王総合経営研究所所長。23年中村天風師の修練会に参加して以後、
心身統一の真人生を探求実践。天風会専務理事などを務める。心身
一如の人生哲学を究める「心哲学会」と主宰。「勝ち運をよぶ心の力」
「中村天風もっと強くなれ、必ずそうなれる」など著書、訳書多数。
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佐藤富雄(さとう・とみお)
昭和7年北海道生まれ。早稲田大学卒、東京農業大学大学院博士課程
終了。医学博士、理学博士、農学博士。栄養生化学、健康心理学分野
の第一人者。口グセ理論やビタミンE健康法などのユニークな切り口
で「生き方健康学」を提唱する。著書に「あなたが変わる『口ぐせ』
の魔術」「ツキを呼び込む成功法則」「サプリメント革命」「六十五
歳北極熊を追う」など多数。
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【佐藤】先ほど少し触れましたが、脳を司る自律神経系は現実と想像の区別がつかないのです。心で思い描いた想像は過去の再現だろうと未来の先取りだろうと、現在進行形として受け止め、体に反応してしまう。しかも自律神経系は人称の区別がつかないので、言葉の上では「誰が」「何が」といっても、それをすべて、言葉を発した当事者の出来事として受け取るのです。

【清水】自分では気づかないことですけどね。

【佐藤】だから、相手から掛けられた言葉というのは、さほど影響しない。言葉を受け取ったこちらが勝手に想像して、例えば朝「おはよう」と言われたのに「なに、いま頃おはようなんて」という独り善がりの意識をつくってむかついているわけです。

暗示もそうですが、自分でそういう言葉を掛けてみると自分の心的状態がよく分かります。自分に使う言葉も、相手に使う言葉も同じく自分にこだまします。こだまというのは言霊からきている。おーいと言うとおーいと自分に戻ってくるのと一緒です。

そう考えると、いい言葉をいっぱい使うべきですね。経営も同じです。せっかく素晴らしい「勝ち組遺伝子」を持っているのだから、それを引っ張りださなくちゃ。日常の些細(ささい)な言葉を肯定的に使う訓練をすることで、経営は本当に改善されると思います。

【清水】同感ですね。ある企業が経営の売り上げ予想をやるでしょ。各支店長が並んでいるところに営業本部長がいて、一人ずつ「今月の売り上げはどうか」と聞いて回るのです。最初の支店長が「不況でうまくいきません」。「そうか、残念だな。次、あなたは」「私も……。当てにしていた社長が入院して思うようにいきませんので」と続いてマイナスの答えが返ってくる。

「次!」と言うと「実は私も……」とくる。こうなると、全員マイナスになりかねない。

だから三人目の時には本部長のほうから「あなたは見通しがいいだろう。この前の話では可能性が高いね。俺が応援するよ。きっとうまくいくよ。そうだね」と投げ掛ける。すると「ええ、おかげさまでなんとかなると思います」。「そうだ。予定通りいくだろう。次! おまえはどうだ」。「はい。私もおかげさまでなんとか……」といった調子で、あとは皆が同じようになんとかうまくいくと答えるのですね。

もし最初の三人とも駄目と言ったら、そのままの調子であとは全部が駄目、駄目、駄目という答えしか返ってこない。これはグループダイナミズムというのですが、やってみるとおもしろいですよ。本当にその通りになっていくのです。
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