電脳筆写『 心超臨界 』

成功はそれを得るために捨てなければならなかったもので評価せよ
( ダライ・ラマ )

潜在意識が働く 《 念忘解――森政弘博士 》

2024-10-01 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  誰もがアラジンの魔法のランプを持っている。ランプをこすれば、
  強力な召使が現われ、願いを叶えてくれる。それを知る人は成功し、
  知らずに過ごせば平々凡々たる生涯を送ることになる。魔法のラン
  プの正体は潜在意識。仏教の唯識(ゆいしき)では阿頼耶識(あらやし
  き)ともいう。潜在意識が働くのは、あなたが自分の願いをどれだ
  け強く具体的にイメージしているかによる。


念とは今の心と書くから、つねに思っていること。つねにいま思っていなくてはならない。一所懸命考えて、お風呂へ入っていても、ご飯を食べていても、そのことが気にかかっている。この問題を解かなくてはいけないと一所懸命になっている。その状態が念である。念じていると、そのうちに夢にまで見るようになる。そうなると、その問題が意識下に入る。そうなって、どうにもならなくなったら、忘れたらいいと思う。しかし、忘れるといってもそれは意識のうえでのことで、潜在意識にちゃんと残っている。


◆念忘解

『「機」を活かす発想』
( 森 政弘、PHP文庫、p60 )

現代は、なんでも得ることばかりやっている。お金も得たいし、ものも得たいし、そして情報も得たい。そのように、いっさいがっさい、自分の中にとり込もうとするから、部屋へ入るとものでゴチャゴチャ、ファイルを見ると情報でゴチャゴチャ。こんなことでは、もうどうにもならない。逆さの発想をして、捨てることも練習してみなければいけないのではないかと思う。

私は大学で創造工学演習を担当している。その中で強調していることは「忘れること」だ。新しいものを考え出すときのプロセスを表すのに、忘年会を逆さにして「念忘解」ということばがある。まず念じる、次に忘れる、すると解ける、というわけである。

念とは今の心と書くから、つねに思っていること。つねにいま思っていなくてはならない。一所懸命考えて、お風呂へ入っていても、ご飯を食べていても、そのことが気にかかっている。この問題を解かなくてはいけないと一所懸命になっている。その状態が念である。

念じていると、そのうちに夢にまで見るようになる。そうなると、その問題が意識下に入る。そうなって、どうにもならなくなったら、忘れたらいいと思う。しかし、忘れるといってもそれは意識のうえでのことで、潜在意識にちゃんと残っている。

ところが、忘れよう、忘れようとすると、ますます気にかかるわけで、そのときには、いったん、他のことに夢中になるとか、テーマを変えるといい。そして、その問題によりけりだが、すくなくとも一週間とかひと月とか忘れておく。すると、あるときポコンと解ける。

ただし、そのときには何か外からの引き金がいる。忘れている間に心の中で、アイデアならアイデアの風船玉がふくらんでくる。そして圧力が高まってくる。圧力が高まったところを、外からチョンと針でつつくと、バン!とはぜてサッと解けるわけである。

それを心の中で風船玉をふくらませずにおいて、外から何か情報を得ようとか、先生に聞きにいこうとかしても、解けるはずがない。情報を得るという形式にこだわりすぎてはいけない。情報というものは自分の中にあると思ったらいい。それを目ざめさせたり、一定のイメージにするのが外からの刺激である。情報は外からとり込むものとばかり思うから、どうしようもなくなるのである。もっと極端にいうと、自分なりの料理の仕方をもてない情報は、全部ノイズ(雑音)である。ノイズを自分なりに処理したときに、はじめて情報になりうるのである。

私は京都に行った折に、「忘れる」のにいいものを買ってきた。直径が1尺くらいの、お寺に置く鐘である。私自身は忘れる練習にこれをたたく。一発、コーンとたたくと、煩悩が頭のてっぺんからスーッと抜けてゆく。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セレンディビティの予感 《 ... | トップ | 用意ができたとき師が現われ... »
最新の画像もっと見る

07-宇宙・遺伝子・潜在意識」カテゴリの最新記事