電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく次世代へつなぎたいと願っております。
その願いを実現するために有効と思われる記事を書きためてきました。
本ブログは19年に及ぶ私の記憶データを収納した貯蔵庫(ラヤ)です。
あなたの気になるキーワードをブログ内検索してみてください。
ユングが唱えた「集合的無意識」を顕在化できるかもしれません。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き本来の日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
( 東京裁判史観とは → https://tinyurl.com/ugz9qah )
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《 注目の論点 》
★2・26事件勃発――渡部昇一
★「マネー」から見直す南北戦争の意味――茂木誠
★満洲国建国――渡部昇一
★マッカーサー証言を教科書に――渡部昇一
★文明と国家の数だけ歴史がある――西尾幹二
★世界大恐慌――渡部昇一
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(2005年5月1日投稿)
東京海上日動火災保険株式会社は、社員や代理店さんたちとその家族がボランティアとして、東南アジアでマングローブの植林をやってきました。植林の広さは過去5年間で3000㌶になります。東京都千代田区の2.6倍の広さです。
保険業界は多くの紙を使い、いろいろな形で炭酸ガスを排出しています。東京海上が5年間で排出する炭酸ガスの量が、3000㌶のマングローブが吸収する量と同じだそうです。5年間で3000㌶の植林をすれば、排出量と吸収量がイコールになり、地球環境や温暖化に対して中立の立場になるとして、行なわれた事業です。
昨年末のインド洋大津波で、マングローブがあったところは、被害がほとんどなかったというニュースがあります。マングローブは根を張って、上部の樹木部分は柔らかく、しなやかです。高さは16メートぐらいあって10メートルの津波を減殺させ、人々の生活を守ることができたと報告されています。
東京海上は、第2期計画として、04年から5年間に南太平洋のフィジーを加えた計6カ国で、2000㌶のマングローブの植林を目指しています。
◆
「防災効果 漢方薬のよう――『海の森』人にも優しく」
東北大学大学院災害制御研究センター長 今村文彦教授
( 企画特集「きょうはみどりの日」2005.04.29 毎日新聞(朝刊))
インド洋大津波では、マングローブの林が被害を最小限に食い止め
た事例が報告された。マングローブは海水による海岸の侵食を防ぎ、
暴風雨なごからも守る防災機能があるが、近年はエビ養殖やエネルギー
源として伐採が進み、海岸線から消滅している。「海の森」といわれる
マングローブが果たす役割について、東北大学大学院工学研究科付属
災害制御研究センター長の今村文彦教授に話を聞いた。
津波のような沿岸災害に対してグリーンベルト(植生帯)はさまざまな効果を発揮する。マングローブは、水はある程度通過するが、大きい漂流物は食い止めてくれるので、流れてくるものによるけがの防止に役立つ。実際、インド洋大津波の際には、マングローブのない地域では膨大な漂流物でけがをした人が多く、体力がない子供が死亡したケースも多かった。また、波の高さ、津波の速度を低下させることにより、背後の津波全体のエネルギーを低減させる効果があることもこれまでの実験で検証されている。特に、津波が到達する速度を遅らせることができるということは、非難する際にも有効だ。
近年、東南アジアではマングローブの人為的な伐採が進み、防災上ぜい弱な地域を作ってしまった。もし、植生を残していたら、今回のような地震・津波が起こっても甚大な災害(特に人的な被害)にならなかったかもしれない。私たちは自ら守ってくれるバリアを壊してしまっていたわけだ。
マングローブの代わりに防波堤をという考えもあるが、コンクリートの防波堤は例えるなら、効き目が強い特効薬のようなものだ。津波が壁の高さを越えなければ100%阻止できるが、越えた時の波の力は大きく、被害は甚大になる。条件が悪いと効果が低減することがある。
一方、マングローブは漢方薬(総合薬)のようなもので、浸水すべてを止めることはできないが、環境にも優しく漂流物を幅広く阻止することができる。また、高さが十分な場合には人命を救うシェルター(高台)となるなど総合的な効果もある。防波堤ではなく、地域の特性にあった植生、例えば東南アジアであればマングローブ、日本では松などを維持し保全することで防災に備えていくことが重要だ。
日本の歴史、伝統、文化を正しく次世代へつなぎたいと願っております。
その願いを実現するために有効と思われる記事を書きためてきました。
本ブログは19年に及ぶ私の記憶データを収納した貯蔵庫(ラヤ)です。
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ユングが唱えた「集合的無意識」を顕在化できるかもしれません。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き本来の日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
( 東京裁判史観とは → https://tinyurl.com/ugz9qah )
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《 注目の論点 》
★2・26事件勃発――渡部昇一
★「マネー」から見直す南北戦争の意味――茂木誠
★満洲国建国――渡部昇一
★マッカーサー証言を教科書に――渡部昇一
★文明と国家の数だけ歴史がある――西尾幹二
★世界大恐慌――渡部昇一
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(2005年5月1日投稿)
東京海上日動火災保険株式会社は、社員や代理店さんたちとその家族がボランティアとして、東南アジアでマングローブの植林をやってきました。植林の広さは過去5年間で3000㌶になります。東京都千代田区の2.6倍の広さです。
保険業界は多くの紙を使い、いろいろな形で炭酸ガスを排出しています。東京海上が5年間で排出する炭酸ガスの量が、3000㌶のマングローブが吸収する量と同じだそうです。5年間で3000㌶の植林をすれば、排出量と吸収量がイコールになり、地球環境や温暖化に対して中立の立場になるとして、行なわれた事業です。
昨年末のインド洋大津波で、マングローブがあったところは、被害がほとんどなかったというニュースがあります。マングローブは根を張って、上部の樹木部分は柔らかく、しなやかです。高さは16メートぐらいあって10メートルの津波を減殺させ、人々の生活を守ることができたと報告されています。
東京海上は、第2期計画として、04年から5年間に南太平洋のフィジーを加えた計6カ国で、2000㌶のマングローブの植林を目指しています。
◆
「防災効果 漢方薬のよう――『海の森』人にも優しく」
東北大学大学院災害制御研究センター長 今村文彦教授
( 企画特集「きょうはみどりの日」2005.04.29 毎日新聞(朝刊))
インド洋大津波では、マングローブの林が被害を最小限に食い止め
た事例が報告された。マングローブは海水による海岸の侵食を防ぎ、
暴風雨なごからも守る防災機能があるが、近年はエビ養殖やエネルギー
源として伐採が進み、海岸線から消滅している。「海の森」といわれる
マングローブが果たす役割について、東北大学大学院工学研究科付属
災害制御研究センター長の今村文彦教授に話を聞いた。
津波のような沿岸災害に対してグリーンベルト(植生帯)はさまざまな効果を発揮する。マングローブは、水はある程度通過するが、大きい漂流物は食い止めてくれるので、流れてくるものによるけがの防止に役立つ。実際、インド洋大津波の際には、マングローブのない地域では膨大な漂流物でけがをした人が多く、体力がない子供が死亡したケースも多かった。また、波の高さ、津波の速度を低下させることにより、背後の津波全体のエネルギーを低減させる効果があることもこれまでの実験で検証されている。特に、津波が到達する速度を遅らせることができるということは、非難する際にも有効だ。
近年、東南アジアではマングローブの人為的な伐採が進み、防災上ぜい弱な地域を作ってしまった。もし、植生を残していたら、今回のような地震・津波が起こっても甚大な災害(特に人的な被害)にならなかったかもしれない。私たちは自ら守ってくれるバリアを壊してしまっていたわけだ。
マングローブの代わりに防波堤をという考えもあるが、コンクリートの防波堤は例えるなら、効き目が強い特効薬のようなものだ。津波が壁の高さを越えなければ100%阻止できるが、越えた時の波の力は大きく、被害は甚大になる。条件が悪いと効果が低減することがある。
一方、マングローブは漢方薬(総合薬)のようなもので、浸水すべてを止めることはできないが、環境にも優しく漂流物を幅広く阻止することができる。また、高さが十分な場合には人命を救うシェルター(高台)となるなど総合的な効果もある。防波堤ではなく、地域の特性にあった植生、例えば東南アジアであればマングローブ、日本では松などを維持し保全することで防災に備えていくことが重要だ。