ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

今週の木曜リハ・・・赤ゴジラ

2010-03-25 15:31:43 | 健康・病気

本日も頑張ってきました。 今日は『花冷え』を通り越して、真冬のような寒さに加えて雨が・・・。気温と天候のせいか病院はガラガラでした。 いつものほのぼのとした雰囲気の中、いつもと同じメニュをーをこなし、たまに聞こえる患者さん同士やスタッフと患者さんとの会話につい、微笑んでしまい力が抜けてしまう・・・(笑)これが幸いしたのか 身体を動かそうとする時に動かそうという意識が強いためか体中に力が入ってしまい、筋肉同士が互いに邪魔をし合ってかえって動きの妨げになっていたのが、少しずつ力加減や息を抜く事がわかるようになってきたような気がします。今日の良かったは・・・①右手の指の動きがこの寒さの中、稼動域がひろがってきた事。特に小指 ②ニューステップでの運動歩数が、先週に比べて同じ運動時間で2倍の歩数になった事。 来週はもう4月・・・。気候も段々と良くなってくると思う、身体も比例して良くなってゆく事を信じて頑張りたい。

さて、お話は変わりますが、目に留まった新聞記事から・・・「今年から大リーグエンゼルスに移籍した『赤ゴジラ』こと、松井秀喜選手は4年前、捕球の際に左手首を骨折し手術した腕の中には今なお、骨を固定しているボルトとプレートが残されている。松井選手は”常に前向きな姿勢で”と心がけてきた。だが、怪我のショックは大きく、すぐには気持ちを切り替えられなかったという。そんな松井選手を救ったのが担当医師の言葉であった。『骨折した箇所は、前よりも強くなるよ』。そのひと言が、逆境のとらえ方を一変させた。怪我をしたからこそ得られるものもあるはず、と。その後、両膝とも手術したが、”前よりも強くなってグランドに戻るんだ”との決意は揺るがなかった(『信念を貫く』)」

この記事を読んで、私も自分の今までの闘病生活を振り返ってみた。病に倒れて8年、色々な人から、色々な言葉をかけられた。良い事も悪い事も、勇気付けられた事も奈落の底に突き落とされた事も・・・。誰でも経験があると思いますが、病気になったり落ち込んでいる時はナーバスになって色々な事が気になってしょうがなくなると思います。そして不思議な事に、相手の人の心の中や気持ちが判ってしまう 私もそうでした・・・。シーツを換えに来た業者の人に『その人はいいのよ、寝たっきりで動けないから。後で看護師がやるから・・・』この言葉は、何とか頑張って病気と闘おうとしていた私を地獄に突き落とすには十分な言葉でした。反面、色々な人のひと言で、心が軽くなったり病気で悩む心やリハビリへの挑戦に躊躇する背中を後押ししてくれた事がありました。今、思えば幸いな事に奈落の底に突き落とされるような言葉より、『あの励ましがあったからこそ、今の自分がある』ということが沢山あります。だからここまでこれたと感謝しています。こんな言葉があります。『丸い卵も切りよで四角、ものも言いよで角が立つ』・・・。私も出来る限り相手を思いやり、『あなたのあの言葉で頑張れた』といわれる励ましの言葉をかけられるようになりたいと思っています。