ぶうちゃんのリハビリ日記  自由へ続く道

持ち前の負けず魂で、医師には不可能といわれた一日も早い社会復帰を目指すリハビリ親父の日記です。

イチローという男

2007-07-14 14:46:20 | インポート

シアトルマリナーズのイチローが5年契約を延長した。その額、5年で120億。生きてるうちに使いきれるのかと正直思った。しかし、野球選手としての評価なのだから、やっかむのは止める事にした。そのイチローが”もう、どん底の、真っ只中”と言っていた時期があったそうな。「キャッチボール ICHIRO meets you」という本の中で「1996年前後。バッティングの形が見つからず、99年の4月までスランプだったというから驚く。しかもその間は、続けてパ・リーグの首位打者。『成績は出ていました。でも、もしそこで、成績が出ているから今の自分でいいんだという評価をしてしまっていたら、今の自分はいないですよね。』と語った。」と書いてありました。聞き方によれば『何をくそ生意気な・・・。』と取られがちな言葉でも、実績の伴ったイチロー選手だから言葉に重みも納得性もある。イチロー選手が人一倍柔軟な身体つくりや、試合前にバットを天日に当てて乾燥させている話は有名で、そうゆう努力をたゆまずに続けてきた結果が、5年120億につながったのかなと思う。同じようなことが能の世亜弥の書いた『風姿花伝』に年齢別の稽古の要諦が書かれています。24,25歳・・・。「この時期になると、名人と能比べ(共演)をしても、勝つことがある。世間は実力以上に褒めちぎり、自分も達人とうぬぼれてしまう。このことが一番の身の毒である。」と・・・。人間と生きていく上や、私みたいにリハビリに取り組んだり、また病気と戦っていく中で、良い時もあれば、その逆の時もある。その時々で『一喜一憂』せず、諦めずに地道に続けることが『事を成す』目標を達成する一番の近道ではないかと感じている。あのイチローでさえ『ヒット1本が、どれだけうれしいか』といっているのだから・・・。