Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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3人の石切職人

2008-07-18 23:43:41 | 仕事のひとこま
キャリアやCS(顧客満足)、教育を語る上で、よく登場する寓話に、3人の石切職人の話があります。

多分、皆さんの中にもご存知の方もいらっしゃると思います。

それは、社会学者のP・F・ドラッカーの著書『現代の経営』の中で書かれた寓話です。

話は、ある旅人が「何をしているのですか?」と尋ねた石切職人が、

1人目は「飯を食うために働いている」
2人目は「俺の技術を発揮している」
3人目は「すばらしい教会を建てている」

と答える話です。

石を切り出す仕事は、大変な肉体労働でありますでしょうが、

「お給料のために仕方なく仕事をする」

実際、家族を養ったり住宅ローンを払う上では、仕方なくかは人それぞれだけど、労働の対価としてお給料をもらうというのは、ごく当たり前な考えだと思われますが、

「それが、何か?」と言われると、多分「そ、だね」と言って苦笑してしまうだろう。

「自分の技術を発揮するために仕事をする」

確かに、私たちは仕事を通じて、能力を培い、仕事を作品として残すことができます。

しかし、自分の経験や技術を過信して、自己満足な自己実現的な仕事でよいのか?

たった数人の個人の高いパフォーマンスで支えられる組織もあると思いますが、

組織の目標を達成するには、本来、誰もが持ちうる力を発揮して、役割の違う人が助け合っていければ理想的だと思う。

だから、ドラッガーはこの2番目のタイプの人間を最も問題なタイプと位置づけています。

「すばらしい教会を建てる」

人々が集い、祈り、癒されるための教会を作ることは、自分の欲ではなく、誰かのために、誰かの役に立つための仕事。

仕事を通じて誰かの役に立つ。

私の場合、3人目の職人のようでありたいと思いますが、常にこの心のポジションで仕事ができるかというと、なかなかそうもいかないことが多く、

現実的には、1日の中で、3人の石切職人が入れ替わり立ち替りで私の中に現れます。

個人事業主となり、ぶっちゃけ、また開業してまだ間もないので、自分で仕事を決め、報酬の目標を定め、

運に助けられながらも、辛うじて自分の力で仕事を切り開いている実感が持て、そこで手一杯になってしまうことが多い私です。

無論、お客様のことを考えずして手一杯になっている訳ではないとは思うのですが、体の感覚としては「1・2番目の職人」で、毎晩疲れ果てて寝ている感覚。

そんな毎日ですが、3人目の職人の心は、持ち続けたいです。

壁にかけている、自分の仕事上のミッション、サービスポリシー、ライフスタンダードを見直し、そう感じている、月のきれいな夜です。

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