緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて、京都の世界遺産、仁和寺は来月6日まで、拝観を休止することを決めました。
世界遺産に登録されている京都市右京区の仁和寺は、これまで、消毒液の数を増やしたり手作りのマスクを配るなどして対策を行ったうえで、参拝の人たちを受け入れてきました。
緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて、仁和寺は17日から来月6日まで境内のお堂などの拝観を休止することを決めました。
ただ、通り抜けやお参りに訪れる近隣の住民などのため、境内の参道は開放しているということです。
仁和寺の吉田正裕執行長は、「寺はお祈りの場なのでできる限り開放したいという思いがあったが、緊急事態宣言を受けて拝観停止を決めました。一刻も早い終息を祈り続けたいと思います」と話していました。
NHK