京都・烏丸御池の「新風館」が再開発され、日本初進出の「エースホテル」や、全20店舗の商業施設を含む新生「新風館」として、 2020年4月16日(木)グランドオープンする。
古都・京都の中心地、烏丸御池からほど近い場所に位置する新風館は、京都の人々だけでなく観光者にも愛されてきた複合施設。そんな新風館が生まれ変わり、ミニシアターをはじめとした、関西初出店、新業態含むショップ&レストランなど全20店舗を抱合する複合施設となる。
コンセプトは、以前の「伝統と革新」を継承。“街のランドマーク”となることを目指し、風格のある歴史的街並みを保存しながらも、街の賑わいと魅力を作る建物として運営していく。
新築棟と旧京都中央電話局の既存棟
新生「新風館」は、既存棟と新築棟から構成される。新築棟には、地下1階から地上1階に飲食・物販店を導入し、2階から7階に「エースホテル」を開業。烏丸通に面した既存棟の旧京都中央電話局は、1階を商業施設とし、2階及び3階はホテルの客室に。建物はそのままに、リノベーションを行う。
ファッション・ライフスタイル・グルメを網羅する商業店舗も国内初、関西初を含んだ注目のラインナップ。ビームス(BEAMS)が展開する「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」をはじめ人気セレクトショップも出店する。
<国内初>「メゾン キツネ」ファッション&音楽&カフェを網羅する新店舗
メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)が、ファッションだけでなく、音楽レーベルやカフェなどをともに展開する「メゾン キツネ 京都 新風館」および「カフェ キツネ 京都 新風館」として出店する。コレクションラインを揃える店舗にカフェが併設されるのは国内初となり、総合的にライフスタイルの発信を行っていく。
ミニシアター「アップリンク京都」
東京にて地域に根ざした映画文化を来場者と育むミニシアターとして好評を博す「アップリンク」が関西初上陸を果たす。「アップリンク京都」では、73席、60席、44席、38席のコンパクトな4つのスクリーンで構成される。
各スクリーンには、それぞれコンセプトの異なる内装を採用。また、「アップリンク吉祥寺パルコ」でも好評を得ている、ブルーノート東京にもスピーカーを提供している「田口音響研究所」のスピーカーと、イタリア・フィレンツェに本社と自社工場を置く「パワーソフト社」のパワーアンプを使った独自の音響システムを導入するという。
アジア初進出「エースホテル京都」
世界中にファンを持つ「エースホテル」は、京都出店であり日本初進出、さらにはアジア初進出となる。
「エースホテル」は、現在世界各地で展開しているが、その地域性を取り入れ、ロケーションごとに遊び心のあるユニークなデザインを施している点が最大の特徴。地域コミュニティや周辺企業ともコラボレーションし、各地で新たな文化発信の拠点となっている。また、宿泊者だけでなく、地元の人々も集うことができるようなコミュニティー作り、地域活性化にも貢献している。
「エースホテル京都」のインテリアは、他の「エースホテル」のインテリアも多く手掛ける「コミューン・デザイン」がデザインを担当。「アートや伝統工芸を通した西洋と東洋の交流」をコンセプトに、地元の職人やアーティストとともに空間を作り上げる。