世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

中国の不法で無法な夢(1)

2014-10-31 00:00:00 | Weblog

APEC2014は、2/15~18の第1回高級実務者会合を皮切りに、中国で諸会合が開催されている。
その非公式首脳会議は、2014.11.10~11に、北京市中心部より北へ50km程はなれた北京市懐柔区の雁栖湖(ヤンシー湖)で行われる。雁栖湖(ヤンシー湖)は、中国国家観光局によって4A級の、それなりに有名な観光地なのだそうだ。最上位は5A級で、万里の長城や故宮、い和園などであるので、それに次ぐ観光地なのであろう。

なお非公式首脳会議とわざわざ「公式でない」などと断り書きをするのは、参加メンバーに台湾や香港が参加しているためで、公式とすれば、台湾を国家として認める事と看做されて、中国がイチャモンをつけてくるからなのだそうだ。その為国旗や国歌も使用されないと言う。

参加メンバーは、21ヵ国・地域で、Wikipediaによれば、豪州、ブルネイ、カナダ、インドネシア、日本、USA、マレーシア、NZ、フィリピン、シンガポール、タイ、韓国(以上1989年発足時)、台湾、中国、香港(1991年参加)、メキシコ、P.ニューギニア(1993年)、チリ(1994年)、ペルー、ロシア、ベトナム(1998年)で、21エコノミーである。国ではなくエコノミーと言う語が使われるとの事。


中国で開かれる2014年のAPEC(Asia-Pacific Economic Cooperationアジア・太平洋経済協力)のスローガンは「多元、すばらしい、開放、包容」というらしい。
全く現在の中国の有様と、政治的にも社会的にも、間逆なものとなっている。
(http://japanese.china.org.cn/business/txt/2013-10/09/content_30236770.htmより)

先ずは真っ先に思い浮かぶのが、激しい大気汚染である。とてもじゃないが北京市内の迎賓館なんぞでは、大気汚染が激しくて、世界の首脳を迎えることは出来ない。そのため敢えて北京市中心部から50kmもはなれた郊外を、首脳会議の候補地に選んだものである。一年以上前から急ピッチに工事を進めた結果、現在は下図のような景観となっていよう。

もともと水辺の陸地だったところに会議場や宿泊棟を建設し、陸地側を掘削して水を通し、島としたものである。核心島というようだ。



会場計画図。中央やや上に浮かぶ島が、会議場や宿泊棟を整備している「核心島」

『来年、北京でAPECが開催されます~開催予定地訪問~』より。
http://www.clair.or.jp/j/forum/c_mailmagazine/201312_3/4-1.pdf

北京市中心部より50km程はなれた雁栖湖(ヤンシー湖)ではあるが、各国首脳達は多分北京空港に到着するはずであり、直接雁栖湖に案内されるにしても北京市に泊まるにしても、北京の大気汚染は見せられない。その為中国政府は、11/7~12日間を臨時に休日にする処置を取るようだ。
10/19に開催された北京マラソンの様子を見ればわかるように、いずれにせよ、中国政府による大気汚染対策は、一向に進んでいないようだ。



北京市、APEC期間中に大型連休設定-大気汚染対策
Bloomberg2014/10/28 14:26
  10月28日(ブルームバーグ):アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を来月開催する中国の願望は、青空が広がり交通渋滞のない北京市に世界のリーダーを迎えることだ。同市の大気汚染は今月だけですでに少なくとも10日間にわたり危険水準に達しており、同市はAPECの期間中に同市を離れるよう市民らに促している。
北京市政府はAPECの一連の会合に合わせ、11月7-12日休日にすると発表。学校が休みとなるほか、路上の通行車両を制限し、旅行代理店に対しこの期間のパッケージ旅行の割引を働き掛けた。10月初めの国慶節(建国記念日)に続く大型連休となる。
オバマ米大統領や安倍晋三首相、ロシアのプーチン大統領らが訪れる予定の北京市は、こうした措置を通じスモッグを抑制したい考えだ。今月19日に開催された北京マラソンでは大気汚染が世界保健機関(WHO)が定める限界の16倍に達し、多くのランナーが参加を取りやめ、同市の環境汚染の深刻さにあらためて関心が集まった。
原題:Beijing Tells Its Residents to Leave Town Ahead of APECSummit(抜粋)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20141028-00000053-bloom_st-nb


更には11/3~12の10日間は北京市への車の乗り入れを、乗用車のナンバーの奇数、偶数で乗り入れ制限をする事も実施する。これはいつもの恒例事項である。
(http://www.yomiuri.co.jp/eco/20141010-OYT1T50029.html)

それにしても中国は、安倍首相の靖国神社参拝を理由にAPEC2014には招待されない可能性がある、と伝えている。何と馬鹿げた事か、招待されても安倍首相は行かなければよい。習近平は自分を招待したくなかったのではないのかな、といっておけば良いのである。



日本紙が不安視する2014年APEC首脳会議、中国が安倍首相を拒絶する可能性も―中国メディア
配信日時:2014年1月2日 7時20分

2013年12月31日、中国メディアの環球網は、靖国神社参拝を強行した安部晋三首相が来年中国で開催される「APEC2014」に招待されない可能性があると伝えた。

31日、中国メディアの環球網は、靖国神社参拝を強行した安部晋三首相が来年中国で開催される「APEC2014」に招待されない可能性があると伝えた。写真はAPEC開催予定地の雁栖湖。

【そのほかの写真】

中国外務省の秦剛(チン・ガン)報道官は30日、安倍首相について「中国の人民は彼を歓迎せず、中国の指導者も彼と対話することはない」という意志表示を行った。これを受けて、日本の産経新聞は「来年北京で開催されるAPEC首脳会議に、日本の参加は許されるのだろうか」との疑問を掲載した。秦剛報道官は「APECの規定と慣例に従って処理する」とだけ答えている。

中国社会科学院日本研究所副所長の高洪(ガオ・ホン)氏は、「APECは中国にとって周辺国と良好な関係を築くための外交上の重要な機会だ。中国はホスト国として、各国指導者を熱烈歓迎する。だが、日本の安倍首相の場合は、彼が自らの過ちを認め、二度と靖国参拝をしないと誓わない限り、特殊ケースとして扱われ、歓迎されることはないだろう」と予想している。(翻訳・編集/本郷)
http://www.recordchina.co.jp/a81238.html


とは言え本当に招待されなかったとしたら前代未聞の出来事となろうが、これは中国一流のブラフ(bluffはったり、おどかし)であろう。だからこちらにから進んで日中首脳会談なんぞは、希望する必要など更々無いのだ。

しかし中国は明らかに日本を必要としているが、日本は中国は必要としていない

(続く)
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