(項 目)
排日教育政策
(事件の内容)
教科書に「日本民族は生来侵略を好む民族である。・・・」(新中華歴史課本高級用第4冊)などの言葉が記され、意図的に反日意識を煽(あお)るものが氾濫した。
また、日本人学童への物理的圧迫として、昭和2年9月だけでも、投石や小刀で脅された事件が156件起こった。
また、支那の児童が日本人経営の学校に入学すれば、漸次(ぜんじ)親日的になるとして、昭和2(1927)年9月にこれを制限する訓令を出し、昭和5(1930)年には遼寧省政府が、満鉄付属地の日本人学校への支那人の入学を取り締まるという密令を出し、さらに支那の学校が「日本人ノ文化機関ヨリ補助ヲ受クルコトヲ禁」ずるという密令を発して、日本と友好関係を結ぶことを妨害した。
(項 目)(件 数)
朝鮮人圧迫 80件
(事件の内容)
暴行虐殺事件など多数発生。
これらの中には、20数名の死者を出す事件があった。
また昭和6(1931)年の万宝山事件は満州事変の大きな要因となった。
※万宝山事件(昭和6年、満州・長春付近の、万宝山で耕作をしていた朝鮮人が中国人に襲撃される事件がおこり、これが殺傷事件として朝鮮に伝わったため、朝鮮在住の中国人への復讐襲撃が行われ多数の死傷者を出した。
これが更に中国に伝わる中で、朝鮮人を煽動(せんどう)したのは日本人だという宣伝がなされることによって反日運動に火を付けた。)報復暴動後の平壌(現北朝鮮首都)西門通の中国人商店街の惨状写真
以上のような反日状況の中で、一部の関東軍軍人が、排日状況を取り締まる事なく、むしろそれを助長させてきた張作霖に敵意を抱いて、昭和3(1928)年に、張作霖を爆殺する事件を起こした。(張作霖と張学良の写真)
これは日本政府の関与しない無謀な行動であったが、張作霖を排除することが排日状況を打開する道だと確信しての行動だと事件の責任者が弁明しているように、満州は日本人居住者にとってはきわめて厳しい環境となっていたのである。
これは張作霖が満州の治安維持と経済回復に努力せず、北京にいて満州を顧(かえり)みなかったことに1つの原因があると言えよう。
満州では事態改善に有効な方策は一向にとられず、張作霖の後継者の張学良が国民党と連合して反日闘争を展開するようになったため、状況はますます悪化し満州は事実上の戦争状態に陥(おちい)ったのである。
そのような中で起こったのが満州事変であった。
言わば満州事変は、満州に平和と秩序を回復することをめざした防衛措置であったのである。
昭和7(1932)年に内田外相が「当時日本の当局者は、機会あるごとに彼(張作霖)に忠告を与え、保境安民の必要を説きたるも顧みられず、その子張学良に至りては・・・・・遂に南方政府に通じて満州より日本を駆逐せんとするの暴挙を行うに至れり。これ昨年(1931年)9月18日の事変を惹起(じゃっき)せる真因(しんいん)なり。」と述べているのは、満州の事情を如実(にょじつ)に物語っている。
※ 南満州鉄道およびその付属地における被害一覧(被害件数1436件)(PDFファイル) http://www.history.gr.jp/~showa/214_01.pdf
このように反日運動、排日暴動の激しさをご理解いただけたことと思う。当然日本としては日本人の生命、財産を守る行動に出ざるを得なかったことは、当然のことである。更に次の説明を読んでほしい。満州での当時の厳しい状況が、簡潔にまとめられている。
』
このように満州事変(柳条湖事件)や支那事変はすべからく、中国共産党による日本への迫害・侵略が大本(おおもと)であった。このことは、よくよく弁えていてほしいものである。
現在日本は、憲法九条のお陰で、自分の国も自分で守れないよな国柄となってしまっている。だから、中国はこれ幸いと、日本をないがしろにしているのである。尖閣諸島問題しかり、日中中間線問題しかり、日本駐在員の不法拘束しかり、領空・領海侵犯しかり、靖国問題しかり、である。
ウクライナを見てみよ、核武装を放棄したお陰でロシアに思うように蹂躙されてしまっているではないか。核を保持しておれば、こんなことはなかったはずだ。
日本も早急に核武装に取りかかる必要がある。核武装と言っても、一足飛びには核を装備できない事は当たり前である。
まずは、「非核三原則」(持たず、作らず、持ち込ませず)の放棄である。まずは米国の核を持ち込ませることである。そうでもしないと、中国・ロシア・北朝鮮と三方から核ミサイルで攻められてしまう。
物事は、極々、実務的に進めることである。
以上見てきたように、所謂(イワユル)日中戦争というものは、すべからく、中国共産党や共産党軍による日本への侵略戦争であった。
・盧溝橋事件
・現地停戦協定違反
・通州事件など
・大山海軍中尉・斎藤一等水兵虐殺事件
・第二次上海事件
・いわゆる南京事件
・柳条湖事件
・満州事変
などは、すべて中国共産党軍による日本への侵略戦争である。
何度でもいうが、このことは、よくよく、弁えておくことである。
だから中国なんぞに、贖罪意識なんぞを持つ必要は、更々ないのである。
「日中戦争真逆の真相」(茂木弘道著)のP212には、村上春樹氏のことが書かれている。
(続く)
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