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続・次世代エコカー・本命は?(19)

2016-04-28 00:00:00 | Weblog

そしてFCVに関しては、BMWは意外とそっけない感じがするものである。何といっても第2次世界大戦ではドイツの戦闘機のエンジンを一手に(?)引き受けていたと言う自負があるので、(FCVに関しても)ちっとやそっとでは頭は下げないつもりのようだ。何といっても「バイエルンのエンジン製作所」なのだ、ことモーターに関しては一家言持っているようだ。

だからトヨタと提携しているうちは、FCVは発売しないと言っているようだ。従ってFCVの発売は、提携関係が終了した2020年になると言っている。



独BMW、FCV投入は2020年以降 大型セダンでデビューの公算
Business | 2015年 10月 30日 04:11 JST
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10月29日、独自動車大手BMWは燃料電池車の市場投入時期について、トヨタ自動車とのFCV開発提携関係終了後2020年以降になるとの見通しを示した。写真は1月22日、ブリュッセルで(2015年 ロイター/Yves Herman)  

[東京 29日 ロイター] - 独自動車大手BMW(BMWG.DE)は燃料電池車(FCV)の市場投入時期について、トヨタ自動車(7203.T)とのFCV開発提携関係終了後2020年以降になるとの見通しを示した。BMW初となるFCVは大型セダンになるとしている。

BMWとトヨタは2013年からFCV技術開発で提携。BMWはトヨタとの提携の下、トヨタが開発した燃料電池(FC)スタックを基に、水素の充填量を増加させるための超低温下での水素圧縮技術などを開発している。

2014年終盤にトヨタが投入したFCV「ミライ」は1回の水素充填で約700キロの走行が可能。BMWは圧縮水素を充填することで、これよりも走行距離が長いFCVの開発を目指している。

BMWはこうした技術の確立にはあと数年かかるとしており、同社の燃料電池部門責任者のメルテン・ユング氏は東京モーターショーでロイターのインタビューに対し、FCV投入は「2020年以降になる」と述べた。

同氏はBMWの技術は大型車に適したものであることから、同社のFCV第1号車は「長距離を走れる大型セダン」になる公算が大きいと指摘。BMWのFCVはトヨタの「ミライ」、およびホンダ(7267.T)の「クラリティ」より大型になると見られている。

ユング氏はFCVをめぐるトヨタとの提携について、両社の顧客層は異なるため共同でFCVを開発する公算は小さいとの見方を示した。
http://jp.reuters.com/article/bmw-to-debut-fcv-in-2020-with-large-seda-idJPKCN0SN2M520151029


BMWは1970年代(★)から水素自動車を研究してきたと言われているが、そうなるとFCVに関しても相当研究を深めているものと思われるが、それにしても先程見たように特許件数は少なすぎる。それとも特許に出していない隠れた技術を沢山持ち合わせているのであろうか。先ずはそんなことはないとは思われるのだが。

(★)平成18年度 欧米における燃料電池自動車の政策動向、技術動向調査報告書
  平成19年3月 財団法人 日本自動車研究所(P30)
(http://www.jari.or.jp/portals/0/jhfc/data/report/2006/pdf/eaa_report_01.pdf)


現在はトヨタの370枚のFCスタックをBMW独自の入れ物に(トヨタが)詰め込み、それを本国に送り返してもらい車両に搭載していると言う。しかし上記の記事のように、そのうちにすべて独自開発のBMW製の燃料電池を開発して、2020年以降に世に出す、と言った考えのようだ。トヨタのFCを載せたBMWでは、沽券にかかわるとでも思っているようだ。

尤もBMWは、上記のpdfによると、水素内燃機関自動車の方に関心があるようだ。Fuel Cellに関しては二の次かもしれない。だからトヨタからFCVの技術を盗もうと提携したものと思われる。


話は飛ぶが、中国戦線では、日本は散々ドイツに痛めつけられた経験があるので、トヨタもあまり深入りしない方がよいようだ。

日本とドイツは当時友好条約を結んでいながら、中国国民党に食い込んでいたドイツ軍事顧問団は、盛んに日本と戦争するように吹き込んていたのである。それと言うのもタングステンなどのレアメタルを得んがための外交政策であった。そうでなければ日本は中国での戦争に、それほど巻き込まれなかった筈である。言っておくが、中国での戦争は、日本が進んで戦争を始めたものではない。このことはよく頭に刻み込んでおいてもらいたい。

これは中国共産党が、日本を中国内戦に引っ張んだ「第2次上海事変」にまつわる話を念頭に、言及したものであるが、ことのついでに、小生のブログ「第2次上海事変(1~2)」(2012.5.28~29)から概要を引用しておこう。

(続く)
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